回答(5件)
いい質問ですね。この文、確かにパッと見ると分かりにくいですよね。丁寧に説明しますね。 まず、この文には「仮定法過去完了」と「比較級」が組み合わさっています。 "could not have been" の部分は「〜であることはできなかっただろう」という意味です。仮定法過去完了で、過去の事実に反する仮定を表しています。 "a happier time" は「もっと幸せな時」という比較級です。 つまり、直訳すると「もっと幸せな時であることはできなかっただろう」となります。 これを自然な日本語にすると「これ以上幸せな時はありえなかった」、つまり「最高に幸せな時だった」という意味になるんです。 別の言い方をすれば、「これより幸せな時は存在し得なかった」→「この時が最も幸せだった」ということですね。 もう少し砕けた言い方だと「最高に幸せな時だった」「これ以上の幸せはなかった」という感じです。 似た表現として、 "It could not have been better" (これ以上良いことはありえなかった→最高だった) "I could not have been happier" (私はこれ以上幸せになれなかった→最高に幸せだった) みたいな使い方もあります。 英語では、否定形+比較級で「最上級」の意味を表すことがよくあるんです。ちょっと回りくどい言い方に聞こえますが、こういう表現は結構使われます。 分かりにくかったらまた聞いてくださいね。
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could not have been +比較級「これ以上~であったことはないだろう」という仮定法のcouldの用法です。could自体には過去の意味はありません。have beenで過去を表します。そして、比較級が「これ以上」という意味を表します。「これ以上、幸せな時はあり得なかったことでしょう➡これ以上、幸せだった時があり得ただろうか➡このうえなく、幸せな時だった」となります。 amebaブログ内❝『分詞構文は動名詞だった!&ミルミル解決、英語の疑問』(320 blogs) ❞に解説がありますので、お送りいたします。 問:【With profits on the rise, shareholders couldn't be happier. 「利益が増加中で、株主たちはこれ以上ないほど満足している」という文と訳に出会いました。 この英文はcouldn't と否定になっているのになぜ、このような訳になるのでしょうか?】 答:まず、確認したいことは、このcouldは「仮定法の過去(~できるだろう、~あり得るだろう)」であり、過去を指す意味はない、という点です。例。 ・I’m really hungry. I "could" eat anything. 「僕は腹ペコだよ。何でも食べられるだろうよ」 また、お尋ねの文は、「仮定法+比較級による仮定法独特の表現」となります。意味は「株主たちは(何かあるとしても)今以上により嬉しくはなれないだろ➡どんなに満足していることか➡株主たちはこの上なく満足している」という意味になります。 辞書のcouldの説明の最後のあたりに、couldn't do(be)+比較級「こんなに~なことがあろうか➡この上なく~だ」という説明があります。 ・I couldn't agree with you more. 「これ以上君に賛成できないだろう➡こんなに賛成できるこることがあるだろうか➡まったく同感だ」 ・ I couldn't be happier. 「これ以上幸せになれないだろう➡こんなに幸せになることはあり得るだろうか➡この上なく幸せだ」 なお、「過去」のことに言及する場合は、couldn't have done(been)+比較級「こんなに~なことはなかっただろう➡こんなに~なことがあっただろうか➡この上なく~だった」 ・The timing couldn't have been worse. 「タイミングがこれ以上悪いことはあり得なかっただろう➡こんなにタイミングが悪いことはあっただろうか➡タイミングは最悪だった」 ・The timing couldn't have been better. 「タイミングがこれ以上いいことはあり得なかっただろう➡こんなにタイミングがいいことはあっただろうか➡タイミングは最良だった」 となります。 以上、ご参考に。お疲れ様。
時間の表現で出て来る主語 It で 対応する訳語は日本語には有りません. It is a happier time. もっと幸せな時間である。 It can be a happier time. もっと幸せな時である可能性はある。 It can't be a happier time. もっと幸せな時である可能性はない。 ⇒ もっと幸せな時はありえない。 ⇒ これ以上幸せな時はありえない。 "助動詞 have 過去分詞" で 現在から過去への推量を表す. It could not have been a happier time. もっと幸せな時である可能性はなかった。 ⇒ もっと幸せな時だったのは ありえない。 ⇒ これ以上幸せな時はありえなかった。
could (not) have been この部分で仮定法になっています。つまり、It was a happy time.という「現実」があるけれども、その現実とは異なる事を仮定してるんですね。 その仮定の世界においても、現実の幸福な世界より、(どんなことがあったとしても)「より幸せになんかなり得なかった」とこの文は言っています。 したがいまして、「これ以上幸せな時はありえなかった。」という訳が出てくるんですね。
Could not がポイントとなる部分で、それ以上幸せな時間を持つことができない=最高 みたいな感じです。 最高のレベルなので、これ以上幸せ にはなれないんですね、