はてなキーワード: 白子とは
同席したのは、祇園の舞妓さんはじめ6人。当時、関西の料亭では食通のお客がくると肝や白子を出すところが多かったのです。「政」でもフグ調理師免許を持つ板場さんが刺身と一緒に肝を出したのです。
京都府フグ取り扱い条例では、フグの有毒部分である卵巣、肝臓、胃、腸などを提供してはならないと規制しています。たとえ客から注文されても条例のみならず法律の食品衛生法からも違法でした。
しかし、板場さんは注文を断り切れず3人に提供したのです。ここでもし、三津五郎さんが1人前しか食べなかったなら命拾いしていたかもわかりません。三津五郎さんは「うまい、うまい」とフグ肝を4人前も食べたのです。
ふく毒には致死量があります。よく言われるのは1万マウスユニットです。
ハツカネズミ1万匹を殺す毒量で人間は死亡するというものです。この時、一人前しか食べなかった他の二人は影響がなかったのです。その後、ホテルに戻ったのが夜の11時ごろ、部屋にいた妻に美味しいふく料理を食べた。特に肝は美味しかった。まるで身体がふわふわ飛んでいるようだと上機嫌で話したそうです。ところが夜中に容態が急変、立ち上がることができない、水を飲むコップも持てなかったそうです。ただちにホテル駐在の医師の診断を受け、フグ中毒の疑いで救急搬送されました。しかし、すでに手遅れで早朝に死去されました。
飲食店で食って「ふぐ中毒」って、免許持った料理人が調理してんじゃないの?
包丁で刺したり切ったりしないように捌くんだろうけど、たまに失敗するって事?
なんだか怖い話だな。
少し書いてあったわ。
ふぐの調理は危険です
ふぐの有毒部位は種類によって異なるため、ふぐの種類鑑別の知識は、ふぐを調理する上でとても重要です。外見が似かよったふぐも多く、なかには筋肉に毒を持つものもあります。
例えば、食べられる種類のサバフグやコモンフグには、それぞれ、外見がそっくりで猛毒のドクサバフグ、コモンダマシがあり、内臓はもちろん筋肉や皮も有毒で、過去に事故を起こしたことがあります。
そのほかにも外見が似ていて間違えやすいふぐがあり、下表のとおり有毒な部位が異なるため、ふぐの種類鑑別ができなければ危険です。
このように、ふぐには種類鑑別の難しさや毒力の季節による変動、個体差などがあり、食用にするためには専門的な知識と技術が必要です。素人が生半可な知識でふぐを調理したことにより、過去に多くのふぐ中毒がおきています。