はてなキーワード: スーパーはくととは
恋山形も最初からピンクだったわけではなく、当初は特に特色も味わいもない地方の過疎駅だった。来いと言われて行っても何もない。
ところが開業してしばらくたった2013年、名前に恋が付く4駅(恋山形駅、母恋駅、恋し浜駅、恋ヶ窪駅)による連携企画「恋駅プロジェクト」というのが立ち上がった。
そこで「恋駅きっぷ」という、4つの駅の入場券を集めると1つの絵が完成する特殊きっぷを売った。
https://news.mynavi.jp/article/20130115-a030/
これが完売。「バレンタインのプレゼントに」という無理なマーケティングがなされていたが、たぶんこのきっぷ買った奴は恋を叶えたいわけではなく特殊なきっぷが好きな切符鉄だろう。あるいは切符鉄の彼氏や夫を持つ女が買ったかもしれない。
ともあれ、それなりに反響もあり、話題になったことに気を良くして、智頭急行は恋山形を「恋が叶う駅」として大々的に売り出すこととし、駅舎をあのピンクに塗った。
そして、途中下車して記念写真取る人のためにわざわざ5分停車させた。
さらに恋の駅を盛り上げるべく、ハート型の絵馬掛けモニュメント、記念撮影スポットを作り、ピンクに塗った「恋ロード」という道をつくり、カップルで鳴らせる鐘や、恋ポスト(手紙を入れるとハートの消印がついて届く)など
徹底的にハートとピンクにこだわったアクティビティを加え、恋人の聖地的な方向を狙って年々進化させてきて今に至っている。
要は、地元の年寄り(たぶん。違ったらごめん)が1980年代清里的センスによって「若者」「恋」「乙女ちっく」といったイメージを散りばめた結果爆誕したというか錬成されたのがあの駅である。
今回の件では、あたかも萌えキャラに合わせて萌え萌えピンクに塗ったかのような誤解があるようだけれど、宮本えりおは智頭急行全体のキャラなので言ってみりゃおまけでそこにいるだけなのだ。
っていうか、本来はドル箱であるスーパーはくとの車掌って設定のえりお、僻地でバイトさせられた挙げ句に気持ち悪いとまで言われとんだ風評被害である。
まあ、その成立からして完全に「ダサピンク」案件であり正直微妙ではあるものの、10年以上にわたるこのような努力と工夫の結果、週末には人も来るし、イベントともなるとそれなりに観光客で賑わう駅になったので、一応の成功をおさめているとも言える。
もちろん、わざわざ恋を実らせるために訪れるカップルなんてのはレアで、訪れるのは「過疎地の特殊な駅」という一種色物っぽい位置づけの駅に興味を惹かれた鉄オタと好事家、集客効果としても、鉄道むすめとか駅メモとか鉄オタ兼萌えオタをターゲットにしたイベントがやっぱり強いんじゃないかな。あのへんの人たちはどんなに過疎な場所でも頑張って行くから。
絵馬掛けモニュメントにぶらさがってる絵馬の内容は現実の異性との恋を祈るものではなく、電車と2次元キャラ、あとはペットへの愛が綴られたものがほとんどらしい。
恋山形駅に行ったことのある鉄オタが、呂布カルマ氏のポストで話題の恋山形駅を解説します。
鳥取県智頭町にある智頭急行線の駅です。山間の小集落にある駅で、普通列車しか止まりません。
兵庫県の上郡駅と、鳥取県の智頭駅を結ぶ路線です。関西や岡山(瀬戸内側)と、鳥取(日本海側)を短絡する目的で開通し、特急スーパーはくと(京都・大阪~鳥取・倉吉)や、特急スーパーいなば(岡山~鳥取)のルートとなっています。特急からの潤沢な収入により、田舎の路線としては珍しく黒字です(※ただし、コロナ禍のときは赤字に転落した)。
一方、都市間を短く結ぶという目的のため、人の多い地域を結びながらグネグネ進んでいくのではなく、山々を貫いてなるべく直線になるように路線が作られています。そのため、沿線の人口は少なく、周りに数えるほどしか家がないような駅もあります。
その場の勢いみたいな感じです。そもそもこの駅がある場所の地名は「山形」で、「恋」なんてワードは全く出てきません。もともと、駅名は山形県の同名駅と区別するために旧国名を冠した「因幡山形」となる予定でしたが、地元からの要望により、「来い山形」とかけて「恋」を付けたとされています。
駅の近くには小さな集落がありますが、谷底にある集落に対し、駅はそこより少し上の木々に囲まれた位置にあるので、色のわりにそこまで目立ちません。
観光客に来てもらうための策なのでしょう。前述のとおり、特急列車の利用は多い一方、沿線人口に乏しいことから普通列車の利用はわずかしかありません。特急の止まらない小さな駅にも立ち寄ってもらおうという観光振興策として、駅の装飾が行われているものと推測されます。普通列車の中には、あえてこの駅で長めの停車時間を取っているものもあります。
写真を見てインパクトのある駅だと思った方も多いでしょう。「それだけでこの駅に行こうと思うか?」と思う人も多いかもしれませんが、訪問しようと思う人が少しでもいれば、それだけでこの駅の利用者数は普段の何倍にも膨れ上がるのです。
→ 嵯峨野線(山陰線)は、京都駅から梅小路京都西の間(梅小路公園横付近から京都駅まで)に単線区間があることにより、嵯峨野線の需要が大きいにも関わらず増発が困難である。また、車両の増結は他の駅の改修も要することから非現実的である。
→ 京都駅東側(京都芸大崇仁キャンパスの南側付近)で地下化した場合、河原町通のアンダーパスと交差する可能性があり、かつ東福寺駅の北側で地下化した場合は鴨川と交差することから東福寺駅の地下化も必要となるため、費用が高額になりすぎる。また、北陸新幹線新大阪延伸を考慮し地下を使うことは避けた方が現実的である。
→ 現行の奈良線の系統はすべて嵯峨野線へ直通(現行通り6本/時)。その上て、需要に応じて嵯峨野線(京都折り返し・最大8両)を適宜追加することで本数調整を実施。
→ ちゃんとした計算はしていないが、阪和線をモデルケースとして計算すると現行より輸送量が増加するのでは?(詳細な計算は未了)
→ 奈良線側は、現状京都芸大崇仁キャンパスの南側付近に多少の空き地があることからそれを活用する。嵯峨野線側は、京都鉄博のSL線を拝借した上で工事を実施する。よって、支障なし。(京都鉄博SLユーザーはごめんなさい)