しばらく映画館に通ってなくテレビも持ってないので、公開前日まで存在を知らなかったくらいだが、これがなかなかどうして近年稀に見る出来だった。
さて、そんな想いとは裏腹に観客動員数が伸びてない(はてなーが好みそうな作品なのにブクマも少ない)ようなので、なるたけネタバレを伏せた上でここに私見を残すことにした。
葛藤したり両親が反対したりすることなく、冒頭の10分くらいで主人公の日羽はフラを始めることを決心する。
上記のようなありきたりな展開に陥りがちな経緯があったにもかかわらず、そうならなかったのがよかった。(尺の都合もあろうが。)
ただ、やはり相応の年月が経ってることがなせる業だとも思った。これが5年前であれば、難しかったかもしれない。
話を途端につまらなくする要因の1つが(絵に描いたような凡庸な)悪役の存在だと思ってる。
そららを主人公サイドがやっつけてメデタシメダタシ……というエンドが大嫌いなもんで。
日羽たちが叱責されるシーンはあるのだが、もっともな理由あってのことなので、不快には感じなかった。
不幸な出来事がありました――といわれても、よほどの説得力をもって描かれない限り、どうにも感情移入しかねる。
そこへいくと史実はやはり強い。多くの人達が実体験してまだ記憶に新しいのであればなおのこと、だ。
ある意味ではチートだともいえるが、この物語を紡ぐにはこの史実が必然だったのだから、まあしょうがない。
鈴懸さんやタクシーの運ちゃんの(何気ない)セリフには感じ入るところがあった。当たり前のように来る明日に感謝。
ここは人によるだろうが、日羽たち5人それぞれの境遇を自分に重ねることができた。
1人だけできずに自信をなくしたり、ホームシックになったり、親に反対されたりなどを見て高校時代〜卒業後に東京へ出てきたころを思い出した。
そんなときに支えになってくれたのは、劇中のようにやはり周りの人たちだった。
電車の乗り換えで小一時間ほどしか滞在したことはないのだが、いわきの自然や道、街並みの再現性が素晴らしかった。
実写よりも色鮮やかに描けたり春夏秋冬を一作で出したりできる、このへんはアニメーションの真骨頂だろう。
迎えたエンドロールで流れる主題歌とスクリーンに映し出される数々の画の調和が実に見事だった。
舞台となったハワイアンズをご存知の人であれば、ことさら感動するのではないだとうか。
最後になるが、(ライブシーンはともかく)ストーリーに派手さはない。地味だという感想も散見された。
だが、それがいい。アラフォーという齢がそうさせるのか、昔よりも地に足のついた作品を好むようになった。
うまく踊れないのであれば、できることは1つ、ひたすら反復練習するだけだ。学問にもダンスにも近道はないのだ。
(書いてて気づいたが、このあたりのスポ根要素は「ウマ娘」にも通ずるところがあるかも。)
ダンスシーンがゴミすぎてスタッフの無駄遣い感半端ない映画だったわ そもそもCGアニメーションとフラダンスっていうゆっくりした動きのダンスは全くかみ合ってない。 10点中3点くら...
昨日みてきたけど、頑張ってる女の子が成長して、些細なことだけど何かを成し遂げるみたいな話。 中高生向けに人生とは何かを問うような教育アニメとしては、いい感じの作品でした...
実写のフラガールも評価高かったよな なんでフラダンス関係の作品は評価が高くなるのか
〜ないのがいい っていきなり二つ出てきてる時点で お前にはレビューするセンスがない お前に注目されるぐらいなのだから映画も大したことがないのだろう
丁寧にアク抜きした映画だったな。NHKあたりが放映しても安心して薦められる。 … これは昔(といっても2006年か)の実写映画「フラガール」を令和設定で作り直した「フラガール2」...
今年ってシン・エヴァやってんだぞ FGOソロモンもやった 頑張ったのかもしれないが今年ってのが運悪かったな
こういう映画は国外じゃ流行らねぇから、あんまり作ってると業界の体力そのものが落ちるんだよな・・・ 作りすぎると実写邦画みたいになっちゃう。 かといって作るなともいえんし。
メインビジュアルでポッピンQ思い出して身構えてしまった
最近努力ができるような輝いてる人に対して嫉妬心が強くなったから見るのキツいかも ガワがアニメの女の子だとしても 最近のラブライブとかアイマス見てそう思ったもん
この記事とはてブを観て気になったので行ってみたけど、正直全く全然刺さらなかった。 記事に書かれているとおり、吉田玲子脚本だったので期待はしていたのだが…。 私は映画.comと...