開発・設計とは? わかりやすく解説

開発・設計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 23:56 UTC 版)

五式戦闘機」の記事における「開発・設計」の解説

エンジン換装決定したが、技術的問題胴体幅840mmの三式戦闘機に、直径1218mmのハ112-IIをどう搭載するであった土井によればカウリングエンジン周囲を覆うなどの処置を行うと、この部分の幅は最小でも1280mmになった幸いにも発動機搭載するため機体装備される発動機少々改造設置することができ、また三式戦闘機主翼と胴体接合は、少々重心位置変更には比較容易に対応できる構造でもあった。 単純に空冷エンジン載せる胴体外形において左右に200mm以上の段差ができるが、この部分放置すれば機体外形沿って流れ込む空気渦流生じ大きな空気抵抗となる。この部分胴体滑らかに整形すれば空気抵抗減少するが、機体外板大きく覆うことで重量増加した最終的にこの部分にはドイツから輸入していたFw190A-5の設計参考とされた。カウリング左右後半部分にエンジン排気管集中させ、左右6本ずつの推力式単排気管とし、エンジン排気渦流吹き飛ばす処置が採られた。このため胴体整形大型フィレット(翼と胴体滑らかに接合し空力特性良くするためのつなぎの部分)を設置するなど、最小限済んだ。 また前部では胴体深さ下部向かって若干増しており、エンジンの下に当たる部分には潤滑油ラジエータ(滑油冷却器)を新設空冷に伴い不要となったラジエーター胴体下方から取り外され除去後の機体下部フラット整形された。 設計変更部分はほぼ胴体前部のみということもあり、正式発注からわずか3ヵ月後の12月末には既に設計完了し1945年2月1日または11日には初飛行成功した短期間での開発ながら意外な高性能認められ2月中には五式戦闘機として採用された。首無し放置されていた機体2月時点で約200存在したが、これの改造含め大増産が開始されることとなった。ただし歴史群像編集部 (2011) p.77によれば、あくまで三式戦闘機二型補助と言う位置づけであり、並行生産されていた。しかし1945年7月には三式戦闘機二型生産打ちきられ、生産五式戦闘機一本化されている。 五式戦闘機武装三式戦闘機一型丁または二型変わらず機首20mm機関砲ホ5×2門(弾数200発)、翼内に12.7mm機関砲ホ103×2門(弾数250発)である。 ほか、機首短縮により、若干前方視界向上した

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開発・設計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 02:40 UTC 版)

スペースシャトル」の記事における「開発・設計」の解説

スペースシャトルは、再使用することを目的設計され宇宙船としては初めてのものである。シャトル様々な搭載物を低軌道運びISS国際宇宙ステーション)の人員交代させることができ、軌道船地球周回する人工衛星その他の物体回収し地上持ち帰るともできるように設計された。各軌道船は「100回の飛行もしくは10年間の使用に耐えられるように」との考え設計されたが、後にその期間は延長された。STS宇宙輸送システム)の設計責任者は、マーキュリー計画ジェミニ計画アポロ計画などでも宇宙船の設計担当したマキシム・ファゲット(英語版)である。軌道船大きさ形状決定する際の最も重要な要素となったのは、当時計画されていた商業衛星秘密衛星最大サイズのものを搭載できるようにすることと、極軌道から一周回で離脱するという空軍秘密計画対応できるような飛行範囲持っていることである。衛星宇宙空間配置するための高い搭載能力欲しいという国防総省要求、および再使用できる機器を持つ宇宙船開発することによって宇宙開発予算削減したいというニクソン政権要求双方応えるため、固体燃料補助ロケット使い捨て型の燃料タンク併用という方式選択された。

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開発・設計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 23:25 UTC 版)

SDガンダム GGENERATION」の記事における「開発・設計」の解説

敵を倒して経験値を得ることで、機体レベル上げて別の機体変化させる開発」や2つ異な機体素材として別の機体生産リスト加える「設計」により新し機体作ることができる。

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開発・設計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 04:17 UTC 版)

ボーイング737 クラシック」の記事における「開発・設計」の解説

737-200の成功続きボーイング社キャパシティー航続距離増大考えた。そこで、それ以前737との共通性保持しながら、改良行ってアップグレード行った開発1979年始まり1980年ファーンボロー国際航空ショー発表され1981年3月USエアウェイズサウスウエスト航空それぞれ20機のオプション一緒に10機を発注したエンジンそれまでの低バイパス比JT8Dから高バイパス比CFMインターナショナル製CFM56-3Bシリーズ換装し、燃費大幅に向上させるとともに騒音抑える効果得られている。地上高の低い737に大直径エンジン装備するため、パイロン主翼前方突き出すとともに独特なおむすび型のエンジンカウルが導入されている。 外観上の特徴としてはエンジンの他に、空力面や強度上の面から垂直尾翼デザイン変更され付け根前に伸びていることがあげられる。翼は空気力学に基づく改善変更いくつか組み込み翼端は、9インチ22センチメートル延長され最先端スラット後縁フラップ調整したまた、途中から757767技術導入してグラスコックピット化が図られコックピット4面CRTディスプレイ登場しコンピュータ制御による操縦が可能となっている。このほか、客室内装757スタイルのものに改められている。 基本型1984年登場した-300型で、-200型より胴体が2.64m延長された。1988年登場した-400型は-300型胴体をさらに3.05m延長した胴体延長型、1989年登場した-500型は胴体長さを-200型とほぼ同じにする代わりに航続距離伸ばしたタイプである。本シリーズでは初めから貨物機として製造され機体はなく、貨物型は全て旅客型改修する形で製造されている。中にはコンチネンタル航空などで後付ウイングレット装着した-300型や-400型もある。 マルタ航空 ボーイング 737-300 カンタス航空 737-400 サウスウェスト航空 737-500 なお、日本ボーイング共同開発する予定だったYSXは、-500型をベースとして90程度機体改造開発するものであったが、1997年ボーイングが同クラスマクドネル・ダグラスMD-95ボーイング717として生産することにしたため実質中止となった

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/04 16:08 UTC 版)

XP-67 (航空機)」の記事における「開発・設計」の解説

マクドネル社は1939年創業した航空機メーカーであったが、その翌年1940年には早くもアメリカ陸軍航空隊求めた長距離戦闘機コンペに独自の試作設計案提出した結果的にそれには落選したもののその新進気鋭提出案は審査官注目させ、陸軍からマクドネル社にさらなる研究開発データ提供のための資金援助が行われることとなった。そして1941年陸軍提出した戦闘機モデル案はXP-67として2機の試作発注受けたのである提出され設計案新興メーカーらしい色々なアイディア詰った機体にまとめられていた。胴体とエンジンナセルの断面主翼断面連続するような形状ブレンデッドウィングボディ/一種フィレットによる翼と胴体ナセル接続)としたため機体前部全体的に扁平な形状成していた。主翼層流翼採用しエンジンターボチャージャー付のコンチネンタル・モータース(en:Continental Motors)製XI-1430(en:Continental I-1430)(出力約1,350hp)を2機搭載した。またターボチャージャー排気口はエンジンナセル後端設けられ排気により推力加算される工夫為されていた。固定武装の案は複数あり、12.7mm機関砲6門や20mm機関砲4門もしくは76mm砲1門などもあったが、最終的に37mm機関砲6門を装備することが決定された。なおコックピット与圧式にする予定だったものの試作機には実装されなかった。

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開発・設計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 00:19 UTC 版)

PowerBook 2400c」の記事における「開発・設計」の解説

PowerBook 2400cプロジェクト進めたのは、1996年2月から翌年7月までApple最高経営責任者であったギル・アメリオ自身で、アメリオが日本派遣した技術者チーム東京満員電車体験して小型軽量マシンきっかけ掴んだとされる当時日本IBM日本IBM大和事業所)と共同開発され当時ThinkPad 535製造していた日本IBM藤沢事業所PowerBook 2400c製造された。小さな筐体PowerBook 3400相当のスペック詰め込むため、ThinkPad 535同様にロジックボードマザーボード)を3段構造としている。また、液晶パネルThinkPad 535と同じ東芝製にしたり、IBMハードディスクドライブ採用するなどして、ThinkPadとの共通化コストダウン図られた。なお、ThinkPad 535PowerBook 2400cとの比較対象とされることも多い。 外観Apple本社のデザイナーチームによりデザインされているが、当時Apple日本法人意見汲まれている。 また当時PowerPC G3へのアップグレードカードが販売されていたが、製造していたメーカーは2社ともに倒産し新品でのアップグレード極めて困難になっている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/07 01:33 UTC 版)

A-40 (航空機)」の記事における「開発・設計」の解説

A-40はBe-12後継機として開発1986年初飛行果たした第二次世界大戦後アメリカ合衆国はじめとする航空先進国多くでは大型飛行艇不要であるという結論出されていたが、ソ連では1960年Be-12続いてさらに大型飛行艇開発した。A-40の重量86トンに及び、主翼後方上下搭載した4 基のジェットエンジンによりTu-154などのジェット旅客機と同じ速度飛行した。2基のメインエンジンには、D-30KVPが選ばれた。この大型エンジンのすぐ下には、離水時に使用する補助エンジンとして小型のRD-60K(РД-60К)が搭載された。 A-40は対潜任務第一目的としていた。ラジオ・オケーター・アンテナを備えた照準捜索システムソヴァー」(«Сова»サヴァー:「の意味)を機首レドーム搭載した最大機内武装積載量は6,500 kgで、3発までの対潜魚雷「オルラーン」(«Орлан»アルラーン:「の意味)、または4発から6発の対潜ミサイル「コールシュン」(«Коршун»コールシュン:「の意味)、「ヤーストレプ」(«Ястреб»ヤーストリェプ:「の意味)、「オリョール」(«Орел»アリョール:「の意味)を搭載主翼下面には空対艦ミサイルKh-35(Х-35)を搭載できた。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 12:25 UTC 版)

M230機関砲」の記事における「開発・設計」の解説

AH-64 アパッチ攻撃ヘリコプター向けの装備として開発開始されAH-64とともに1984年から部隊配備開始された。 M230は、AH-64ヘリコプター武装サブシステム一部として機首ターレット搭載されている。また、特殊部隊用のMH-60L ブラックホークにも搭載できる。この機関砲625発/分(±25)の発射レートでの給弾を行うために2kWの電気モーターを必要とし、能動的コックオフ防止機構を持つ。 M230弾薬規格は30x113mmBであり、M788/M789/M79の各種30mm弾を使用している。これは、NATOデファクトスタンダード1つであるが、有名なGAU-8 アヴェンジャー採用している30x173mm弾よりも初速弾頭重量ともに低いものである

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