しゅつ‐りょく【出力】
出力
出力
単位時間にする仕事量のこと。エンジンなどの回転式の動力発生装置の場合、トルクと回転数の積に比例する。すなわち、トルクをT(Nm)、1秒間の回転数をN(r/s)とすると、出力は2π×T×N(Nm/s)、すなわち2πTN(W)となる。これを1000で割りkWで表すことが多い。また、回転数をrpm(毎分の回転数)として使う場合は、前述のNの代わりにN/60を用いればよい。1馬力(ps)は735.5W、すなわち0.7355kWに相当する。
参照 トルク馬力
【スペル】ps
バイクの能力、いわゆる出力を表す言葉。バイクの世界では最高出力○○ps(または△△kW)という形式で見ることが多い。トルクが力自体を表すのに対して、馬力は仕事率(時間あたりでどのくらい仕事ができるか)を表す。具体的には75kgのものを1m移動(仕事量75kg-m)するときに、1秒で行なえば1ps、2秒かかったら0.5psという基準がある。
わかりやすくするためにひとつたとえ話をしよう。とあるお店で大量に倉庫から商品を出したのだが、箱を開けてみてびっくり。なんと色違いのものを出してしまったのだ。そこで呼ばれたバイトのA君とB君。これらの商品を倉庫に戻しつつ、正しい商品を持ってくることを言い渡されたのであった。A君は力持ちなので1つ5kgの段ボールを一度に4箱持てるのだが、小柄なB君はがんばっても2箱が限界。それでもとりあえず仕事がスタートした。1時間後、A君が20往復、B君はなんと40往復することができた。二人の仕事量は、A君が5kg×4箱×20往復=400、B君が5kg×2箱×40往復=400。ここでいう400という数字が馬力にあたる。つまり、A君とB君は力の差があっても馬力は一緒ということ。ちなみにこの場合トルクにあたるのはそれぞれが持てる段ボールの重さ、20kgと10kgになる。馬力が仕事量を意味するということを漠然とでもご理解いただけただろうか?
わかったところでさらにもう一つ。馬力を表す「ps」という単位だが、諸外国では「hp」という単位が使われていることがある。しかも「hp」=「ps」ではないので把握しにくい。そこで、世界共通の単位「kW」に統一することになった。そのためカタログでは「kW」と「ps」が併記されており、1ps=0.7355kWで計算できる。しかし日本国内におけるユーザーの認識では依然としてpsの方が把握しやすいようである。
【関連用語】最高出力/最大トルク トルク
出力
出力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/17 14:49 UTC 版)
中脳が頭頚部の筋肉を直接制御するのに対し、間脳は自律神経やホルモン等を介して内臓全体を制御する。
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「出力」の例文・使い方・用例・文例
- それがステープル出力時の性能を向上させました
- それがすべての可展面DXFデータを出力します
- 増幅器は出力不足だった。
- 制御出力の設定
- この機械は信号を出力しなかった。
- そのモーターでは出力が足りません。
- あなたはその帳票を出力することができます。
- あなたはその帳票を出力できます。
- それはなぜ出力されたのでしょうか?
- それはまだ出力されていない。
- 供給時制御出力補正
- 出力しない
- 出力の増加
- ディスプレイはモニタともいい、コンピュータなどの機器から出力される静止画または動画の映像信号を表示する機器である。
- 我々の解釈では、表2に示された出力データは表1のデータの容認できる変異形と言える。
- ディスクと出力紙をかばんに詰めて下さい。
- 1平方メートルの太陽光発電パネルの出力は約1ワットであり、今のところ大規模に太陽電力を利用するのは困難である。
- (電算機などの)入力[出力]装置.
- ラジオの出力が弱かった.
- ロケットを地上から打ち上げるには,1 分以内に出力ゼロから最大に達しうる性能が必要である.
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