ただ待つだけで良いのか、合併問題

2004/06/05 (Sat)
4日の読売朝刊は、山形県市長村の財政の実態を報道している。無論、ご覧になった方も多いことだろうが、地方交付税の削減によって山形県下の多くの市町村が「赤字管理団体」に陥り歳入不足で予算編成が困難になる予想だ。
他の町が合併を急いでいる裏には「合併特例債」の活用のみならず地方交付税の削減を視野に入れ、行政のスリム化を考慮した改革なのである。すなわち人口の少ない市町村ほど行政コストが割高であり市民サービスの質が低いのである。
米沢市の税収は約130億、職員の人件費がこれまた約130億(特別職含む)、市税はすべて市 職員の給料に消えてしまい、国からの交付税がなければ肝心の市民サービスに使う金はゼロ円だということになる。
したがって、今後交付税が減らされれば、市民への増税あるいは職員のリストラ・給料減額となるわけだが、行政マンが自ら身を削った話など聞いた試しが無い。
ということは「市民への増税か」「何もやれない行政」しか選択の方法はないことになってしまう。
安部市長よ、米沢市が合併をせず独自の道を歩むのも選択肢の1つと言うのなら、職員の大幅削減か給与の減額をはっきり表示する覚悟が必要なのではあるまいか。市民への増税だけは勘弁してもらいたいものである。
ことは急を要する重大な問題だ。時世はまさしく風雲急を告げているこの時期に、「経済性より業務が適正に出来れば良いのだ」と特定業者オンリーに随意契約して、税金を無駄遣いし続ける事に何の疑問も持たない担当部・市長、助役を、市民として黙認することは出来ない。
市町村の破滅はもう目前に追っているというのに「まだ期は熟していない」とトボケた市長の答弁。これでは米沢市民はたまったものでない。「最低の選択をした」として安部市長を罷免するべく、火の手はソチコチで上がりはじめている。大火になるのは確実だと断定していいのではないか。
安部市長よ、現実に目を向けよ!
謎めいた微笑などは確実に、市民によって乾いた笑いとされるだろう。

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