米国株:反発、ハイテク株に買いが戻る-グーグルなどが上昇
4月8日(ブルームバーグ):米株式相場は反発。グーグルやフェイスブックなどハイテク株に買いが戻った。
ナスダック100指数は前日までの3営業日に2011年以降で最大の下げとなっていた。
ナスダック100指数は前日までの3営業日に2011年以降で最大の下げとなっていた。
ヤフーやeベイも高い。前日はハイテク株が広範に売られ、S&P500種株価指数は年初からの上げを失った。
この日の通常取引終了後の決算発表を控え、アルコアは上昇した。
大型ハイテク株で構成するナスダック100指数は0.9%上昇。S&P500種株価指数は前日比0.4%高の1851.96で終了。
ダウ工業株30種平均は10.27ドル(0.1%)上げて16256.14ドルで終えた。小型株で構成するラッセル2000指数は4日ぶりに上げ、0.7%高。
ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルッシニ氏は「バイオとハイテク銘柄は高いバリュエーション(株価評価)で取引されていたが、ついに重力に屈した。これら多くの成長株は10-20%下げたが、通常はそれぐらい下げると底をつける」と述べた。
代表的な株価指数が最高値を付ける中、ハイテク株のバリュエーションが急上昇したところに売りが出た。
ナスダック100指数 は2009年3月に付けた安値から今年3月5日に付けた13年ぶり高値まで、257%上昇した。
同期間のS&P500種の上昇率は177%。S&P500種は終値ベースでの最高値を4月2日に付けた。
資金流出
ブルームバーグがまとめたデータによれば、過去5営業日にハイテク株に連動する上場投資信託(ETF)から13億ドルの資金が流出した。
これはセクター別で最高額。
ブルームバーグのデータによると、52週高値からの下落率が20%を超えたのは、アマゾン・ドット・コムやホール・フーズなど43銘柄となった。
ベスポーク・インベストメント・グループによると、直近高値からの下落率は平均で9%となっている。
3月以降、米国株の上昇をけん引しているのは業績と経済成長の関連性が最も弱い銘柄だ。
S&P500種のセクター別では通信サービス株や公益事業株、生活必需品が上昇。一方、情報技術(IT)株や素材株が下落している。
前日は株価がさらに下落するとの懸念から、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX )は12%と、3月13日以来の大幅な上昇となった。
VIXはS&P500種のオプションのコストを反映し、80%の確率で相場と反対方法に動く。
この日のVIXは4日ぶりに低下し、4.4%低下の14.89。
シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニアテクニカルストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「過熱した相場は単に行き過ぎ、調整の時だったのだろう。長いスパンで見れば、S&P500種は5四半期連続で上昇している。まだ大丈夫だ。少し横にそれても問題ない」と述べた。
アルコア
アルコアは午後4時38分現在、1.9%高。1-3月(第1四半期)利益はアナリストの予想を上回った。
米国内での供給上の制約による恩恵を受けた。
S&P500種の構成銘柄の中ではJPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴが今週、決算を発表する。
アナリストの調査によると、同指数構成銘柄の増益率は1%と予想されている。
1月時点の予想では6.6%だった。現在の増収率予想は2.9%。
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株式海外ETF銘柄|生活必需品銘柄株
この日の通常取引終了後の決算発表を控え、アルコアは上昇した。
大型ハイテク株で構成するナスダック100指数は0.9%上昇。S&P500種株価指数は前日比0.4%高の1851.96で終了。
ダウ工業株30種平均は10.27ドル(0.1%)上げて16256.14ドルで終えた。小型株で構成するラッセル2000指数は4日ぶりに上げ、0.7%高。
ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルッシニ氏は「バイオとハイテク銘柄は高いバリュエーション(株価評価)で取引されていたが、ついに重力に屈した。これら多くの成長株は10-20%下げたが、通常はそれぐらい下げると底をつける」と述べた。
代表的な株価指数が最高値を付ける中、ハイテク株のバリュエーションが急上昇したところに売りが出た。
ナスダック100指数 は2009年3月に付けた安値から今年3月5日に付けた13年ぶり高値まで、257%上昇した。
同期間のS&P500種の上昇率は177%。S&P500種は終値ベースでの最高値を4月2日に付けた。
資金流出
ブルームバーグがまとめたデータによれば、過去5営業日にハイテク株に連動する上場投資信託(ETF)から13億ドルの資金が流出した。
これはセクター別で最高額。
ブルームバーグのデータによると、52週高値からの下落率が20%を超えたのは、アマゾン・ドット・コムやホール・フーズなど43銘柄となった。
ベスポーク・インベストメント・グループによると、直近高値からの下落率は平均で9%となっている。
3月以降、米国株の上昇をけん引しているのは業績と経済成長の関連性が最も弱い銘柄だ。
S&P500種のセクター別では通信サービス株や公益事業株、生活必需品が上昇。一方、情報技術(IT)株や素材株が下落している。
前日は株価がさらに下落するとの懸念から、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX )は12%と、3月13日以来の大幅な上昇となった。
VIXはS&P500種のオプションのコストを反映し、80%の確率で相場と反対方法に動く。
この日のVIXは4日ぶりに低下し、4.4%低下の14.89。
シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニアテクニカルストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「過熱した相場は単に行き過ぎ、調整の時だったのだろう。長いスパンで見れば、S&P500種は5四半期連続で上昇している。まだ大丈夫だ。少し横にそれても問題ない」と述べた。
アルコア
アルコアは午後4時38分現在、1.9%高。1-3月(第1四半期)利益はアナリストの予想を上回った。
米国内での供給上の制約による恩恵を受けた。
S&P500種の構成銘柄の中ではJPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴが今週、決算を発表する。
アナリストの調査によると、同指数構成銘柄の増益率は1%と予想されている。
1月時点の予想では6.6%だった。現在の増収率予想は2.9%。
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