米国株:上昇、過去最高値更新-ISMが製造業指数を訂正
6月2日(ブルームバーグ):米国株相場は上昇。
S&P500種 株価指数は一時の下げから反転し、過去最高値となった。
この日は米供給管理協会(ISM)が5月の製造業総合景況指数を2度にわたり訂正したことが相場に影響した。
S&P500種 株価指数は一時の下げから反転し、過去最高値となった。
この日は米供給管理協会(ISM)が5月の製造業総合景況指数を2度にわたり訂正したことが相場に影響した。
ブロードコムは上昇。携帯電話向けベースバンド事業について選択肢を検討していると発表した。
アメリカン・リアルティ・キャピタル(ARC)ヘルスケア・トラストも高い。
ヘルスケア不動産投資信託(REIT)のベンタスが買収で合意したことが手掛かり。
一方でダウ・ジョーンズ・インターネット総合指数は下落。
グルーポンやリンクトインの下げが目立った。
S&P500種 株価指数は前週末比0.1%高の1924.97。
一時0.4%安まで下げる場面もあった。
ダウ工業株30種平均は26.46ドル(0.2%)上げて16743.63ドルと、こちらも過去最高値を更新した。
ウィリアムズ・キャピタル・グループのプリンシパル兼株式トレーダー責任者、スティーブン・カール氏は「ISMの訂正で相場の方向性はやや改善した」とし、「今後はISM製造業景況指数の改善が見込まれる。今回は全体的には大きく重要な変化はなかったが、市場では確実に反応が見られた」と続けた。
ISM製造業景況指数
ISMは5月の製造業総合景況指数について当初53.2と、前月の54.9から低下したと発表。
だがその後いったん56に訂正し、さらに55.4に再訂正した。
ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は55.5だった。
同指数で50は活動の拡大と縮小の境目を示す。
米国外の製造業指数は強弱まちまちな内容だった。
ユーロ圏の5月の製造業景気指数(改定値)は速報値から下方修正。
フランスで活動が縮小した。中国の製造業活動を測る指標は5カ月ぶりの高水準を記録した。
S&P500種は5月を過去最高値で終えた。
同月発表された米実質国内総生産(GDP)改定値は速報値から下方修正され、3年ぶりにマイナス成長となったが、株式相場には響かなかった。
金融当局の刺激策も寄与し、S&P500種は09年3月の安値から最大184%上昇 した。
今週発表が予定されている経済指標には製造業受注や国内自動車販売、雇用統計などがある。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX )は1.6%上昇し11.58。同指数は5月23日に11.36と、13年3月以来の水準に下げていた。
欧州にも注目
今週は欧州にも市場の目が向いている。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はデフレの脅威に直面しており、景気と物価を押し上げるための一連の措置を準備している。
ドラギ総裁らECB当局者はマイナスの預金金利や銀行向けの条件付き流動性供給といったあらゆる選択肢が6月5日の政策委員会の議題になることを示唆している。
ブルームバーグ・ニュースが調査したエコノミスト50人のうち44人は、ECBが主要国中銀で初めてマイナス金利を導入すると予想している。
ARCヘルスケアは9.7%高の10.91ドル。
ベンタスはARCヘルスケアを現金および株式交換を通じ、26億ドルで買収することで合意した。
ベンタスは2.8%下げて64.93ドルと、S&P500種で2番目に大きな下落率となった。
ブロードコムは9.3%高の34.84ドル。
同社は携帯電話向けベースバンド事業の選択肢検討で、助言役としてJPモルガン・チェースを起用した。
ベースバンド・チップは携帯端末をセルラー網に接続するのに利用され、この市場では米クアルコムが最大のシェアを占める。
プロテクティブ生命は12%高と急伸し、58.51ドル。第一生命保険が、プロテクティブ生命を約5000億円で買収する方向で最終調整していることが2日分かった。
事情に詳しい4人の関係者が明らかにした。
<PR>
お金持ちが知っているお金を引き寄せる3つのルール|老後資金の運用には投資信託がおすすめ
アメリカン・リアルティ・キャピタル(ARC)ヘルスケア・トラストも高い。
ヘルスケア不動産投資信託(REIT)のベンタスが買収で合意したことが手掛かり。
一方でダウ・ジョーンズ・インターネット総合指数は下落。
グルーポンやリンクトインの下げが目立った。
S&P500種 株価指数は前週末比0.1%高の1924.97。
一時0.4%安まで下げる場面もあった。
ダウ工業株30種平均は26.46ドル(0.2%)上げて16743.63ドルと、こちらも過去最高値を更新した。
ウィリアムズ・キャピタル・グループのプリンシパル兼株式トレーダー責任者、スティーブン・カール氏は「ISMの訂正で相場の方向性はやや改善した」とし、「今後はISM製造業景況指数の改善が見込まれる。今回は全体的には大きく重要な変化はなかったが、市場では確実に反応が見られた」と続けた。
ISM製造業景況指数
ISMは5月の製造業総合景況指数について当初53.2と、前月の54.9から低下したと発表。
だがその後いったん56に訂正し、さらに55.4に再訂正した。
ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は55.5だった。
同指数で50は活動の拡大と縮小の境目を示す。
米国外の製造業指数は強弱まちまちな内容だった。
ユーロ圏の5月の製造業景気指数(改定値)は速報値から下方修正。
フランスで活動が縮小した。中国の製造業活動を測る指標は5カ月ぶりの高水準を記録した。
S&P500種は5月を過去最高値で終えた。
同月発表された米実質国内総生産(GDP)改定値は速報値から下方修正され、3年ぶりにマイナス成長となったが、株式相場には響かなかった。
金融当局の刺激策も寄与し、S&P500種は09年3月の安値から最大184%上昇 した。
今週発表が予定されている経済指標には製造業受注や国内自動車販売、雇用統計などがある。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX )は1.6%上昇し11.58。同指数は5月23日に11.36と、13年3月以来の水準に下げていた。
欧州にも注目
今週は欧州にも市場の目が向いている。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はデフレの脅威に直面しており、景気と物価を押し上げるための一連の措置を準備している。
ドラギ総裁らECB当局者はマイナスの預金金利や銀行向けの条件付き流動性供給といったあらゆる選択肢が6月5日の政策委員会の議題になることを示唆している。
ブルームバーグ・ニュースが調査したエコノミスト50人のうち44人は、ECBが主要国中銀で初めてマイナス金利を導入すると予想している。
ARCヘルスケアは9.7%高の10.91ドル。
ベンタスはARCヘルスケアを現金および株式交換を通じ、26億ドルで買収することで合意した。
ベンタスは2.8%下げて64.93ドルと、S&P500種で2番目に大きな下落率となった。
ブロードコムは9.3%高の34.84ドル。
同社は携帯電話向けベースバンド事業の選択肢検討で、助言役としてJPモルガン・チェースを起用した。
ベースバンド・チップは携帯端末をセルラー網に接続するのに利用され、この市場では米クアルコムが最大のシェアを占める。
プロテクティブ生命は12%高と急伸し、58.51ドル。第一生命保険が、プロテクティブ生命を約5000億円で買収する方向で最終調整していることが2日分かった。
事情に詳しい4人の関係者が明らかにした。
<PR>
お金持ちが知っているお金を引き寄せる3つのルール|老後資金の運用には投資信託がおすすめ