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米国株:S&P500種やダウ平均が最高値、ギリシャ支援延長で

(ブルームバーグ):20日の米国株は上昇。主要株価指数は最高値を更新した。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)はギリシャ支援の4カ月延長で合意。
S&P500種株価指数は前日比0.6%上げて2110.30と、最高値。ダウ工業株30種平均も154.67ドル(0.9%)高い18140.44ドルで最高値を更新した。小型株で構成されるラッセル2000指数も最高値を記録。ナスダック総合指数は0.6%上昇した。
マックイーン・ボール・アンド・アソシエイツ(ペンシルベニア州ベスレヘム)の最高投資責任者(CIO)、ビル・シュルツ氏は「週末に入り、これまで市場を覆ってきた不透明感が解消された」と述べ、「成長や企業利益という点で一つの障害がなくなった」と続けた。

この日はダウ平均が年初来で初めて最高値を更新して引けた。前回の最高値は昨年12月26日だった。S&P500種は先週、年初来で初めて最高値で取引を終了した。
ダウ平均が最高値で引けたのは2014年が38営業日、2013年は52日。それ以前に最高値を記録したのは2007年10月だった。


週間ベース

16日がプレジデンツデーの祝日で1日取引が少なかった今週のS&P500種は週間ベースで0.6%上昇した。年初来では2.5%高。ブルームバーグが調査する先進国24市場のうち3市場を除いて、米国株のパフォーマンスは下回っている。

ユーログループはギリシャが一定の条件達成を確約することを前提に、同国への融資継続で合意に達した。
マークイット・エコノミクスが発表した2月の製造業購買担当者指数(PMI)速報値は54.3と、前月の53.9から上昇した。

アナリストは原油安やドル上昇を背景に、S&P500種採用企業の利益見通しを引き下げている。アナリストは昨年第4四半期利益の増加を見込んでいるが、今四半期は減益になると予想している。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、S&P500種企業の88%以上がこれまでに第4四半期決算を発表し、このうち74%で利益が予想を上回り、56%で売上高が予想を上回った。

S&P500種産業別10指数のうち9指数が上昇。ヘルスケア関連株や工業株が堅調だった。
ボラティリティが低下
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は6.5%低下して14.30。前週は15%低下した。   
税務ソフト大手のインテュイットは6.2%上昇。四半期決算は損失が予想ほど悪くなかったほか、売上高が予想を上回った。

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