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米国株:上昇、CPI統計で-決算材料にコムキャスト高い

7月22日(ブルームバーグ):22日の米国株 は上昇。S&P500種株価指数は最高値に2ポイントと迫った。
米消費者物価の伸びに加速が見られなかったほか、予想を上回る四半期決算が好感された。
栄養補助食品メーカーのハーバライフは2004年の上場開始以来の大幅高
。ヘッジファンドマネジャーのビル・アックマン氏は同社が詐欺を働いていると主張しているが、投資家の受け止め方は異なるようだ。米ケーブルテレビ(CATV)事業最大手のコムキャストも高い。同社の四半期利益は予想を上回った。インターネットサービス利用者からの収入が拡大した。

S&P500種株価指数は前日比0.5%高の1983.53。
ダウ工業株30種平均は61.81ドル(0.4%)上げて17113.54ドル。 
 
USバンク・ウェルス・マネジメント(ミネアポリス)のチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は、「株式相場のトレンドは上昇方向に定められているようだ」と述べ、「企業利益が引き続き増加するのであれば、さらに小幅上昇の余地はありそうだ。インフレ統計も株にとっては支援材料だった。米国経済の成長ペースが速過ぎず、遅過ぎないことを示している」と続けた。


米消費者物価指数

米労働省が発表した6月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.3%上昇した。ガソリンが大幅に値上がりした。ただガソリン価格は6月25日をピークにその後、低下してきた。

物価の上昇が引き続き抑制されれば、米金融当局は来年に入っても低金利を維持する可能性がある。
また全米不動産業者協会(NAR)が発表した6月の中古住宅販売件数(季節調整済み、年換算)は8カ月ぶりの高水準となった。
S&P500種は7月3日に最高値 の1985.44で引けた。S&P500種の株価収益率(PER、実績ベース)は18.3倍と、ここ4年で最も高い水準に迫っている。
ブルームバーグによるアナリスト予想によると、S&P500種採用企業の第2四半期利益は6.2%増、売上高は3.3%増となっている。

ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種採用銘柄で四半期決算を発表した企業のうち、利益がアナリスト予想を上回ったのは約76%だった。売上高が予想を上回ったのは67%となっている。
S&P500種産業別10指数 のうち、この日は8指数が上昇した。特にヘルスケアやテクノロジー銘柄が上げた。


コムキャストが高い

コムキャストは1.5%高。同社第2四半期の売上高は前年同期比3.5%増の168億ドル。アナリスト予想では約170億ドルだった。

マクドナルドは1.3%安。同社の第2四半期利益はアナリスト予想を下回った。米市場が不振だった。

ハーバライフは25%高。前日はアックマン氏がエンロン事件に似た不正がハーバライフで行われていることを暴露すると発言したことが嫌気され、11%下げた。
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