米国株(30日):S&P500とダウが最高値、生活必需品が高い
5月30日(ブルームバーグ):30日の米国株 相場は上昇。主な株価指数は最高値を更新した。
公益事業株や生活必需品株が買いを集めた。この日発表された経済統計からは、景気回復が平たんではないことが示された。
公益事業株や生活必需品株が買いを集めた。この日発表された経済統計からは、景気回復が平たんではないことが示された。
小売り最大手ウォルマート・ストアーズを中心に、業績が景気の変動にあまり左右されない銘柄が値上がりした。
USスチールは下落。この日は商品関連株が売られた。
S&P500種株価指数 は前日比0.2%高の1923.57。
ダウ工業株30種平均は18.43ドル(0.1%)上げて16717.17ドルと、13日に付けたこれまでの最高値を上回った。
パイオニア・インベストメンツの投資ストラテジスト、サム・ウォードウェル氏は電話インタビューで、「年内の相場見通しは引き続き建設的だ」と述べ、「相場の方向性について確信がないのではなく、どのようなルートでそこにたどり着くのか分からないだけだ」と続けた。
ボラティリティ指数
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX )はこの日、1.5%下げて11.40。
ブルームバーグがまとめたデータによると、同指数が12を下回ったのは5日連続、2007年2月以来の最長となった。
6億ドル以上の資産を運用するヘニオン・アンド・ウォルシュ・アセット・マネジメント(ニュージャージー州)のケビン・マーン社長は「ボラティリティーはなく、投資家はさらに投資するべきか、資金を引き揚げるべきかを見極めるため、次の材料を待っている」と述べた。
S&P500種産業別10指数のうち8指数が上昇。
ウォルマートは1%上昇した。原油と銅相場の下落を背景に商品関連株が下落。
USスチールは4.6%下げた。
小型株やインターネット株に始まった売りは広範な銘柄に拡大し、S&P500種は4月に2カ月ぶりの低水準をつけた。
それ以来、同指数は5.9%値を戻している。5月は月間ベース で2.1%高と、4カ月連続のプラス、年初来では4.1%の上昇となっている。
米個人消費支出、消費者マインド指数
この日発表された4月の個人消費支出は予想外に減少。
前月はほぼ5年ぶりの大幅な伸びを示した。
4月の所得は伸びが減速した。
5月の米トムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は前月から低下、予想を下回った。
一方、5月のシカゴ地区製造業景況指数(季節調整済み)は65.5と、前月の63から上昇した。
同指数は50が製造業活動の拡大と縮小の境目を示す。これで13カ月連続 で拡大を示した。
金融政策当局者は4月の会合後に発表した声明で「経済活動は今冬に悪天候の影響もあり急減速していたが、このところ上向いてきたことが示唆された」と指摘した。
金融当局による刺激策の影響で、S&P500種は2009年3月につけた弱気相場での安値から184%値を戻した。
衣料品小売りのエクスプレスは7.5%安。
同社が示した今年の1株当たり利益見通しは74-90セントと、従来予想の最大1.23ドルから下方修正された。
同社の第1四半期利益は1株当たり6セントに減少、予想を下回った。
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USスチールは下落。この日は商品関連株が売られた。
S&P500種株価指数 は前日比0.2%高の1923.57。
ダウ工業株30種平均は18.43ドル(0.1%)上げて16717.17ドルと、13日に付けたこれまでの最高値を上回った。
パイオニア・インベストメンツの投資ストラテジスト、サム・ウォードウェル氏は電話インタビューで、「年内の相場見通しは引き続き建設的だ」と述べ、「相場の方向性について確信がないのではなく、どのようなルートでそこにたどり着くのか分からないだけだ」と続けた。
ボラティリティ指数
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX )はこの日、1.5%下げて11.40。
ブルームバーグがまとめたデータによると、同指数が12を下回ったのは5日連続、2007年2月以来の最長となった。
6億ドル以上の資産を運用するヘニオン・アンド・ウォルシュ・アセット・マネジメント(ニュージャージー州)のケビン・マーン社長は「ボラティリティーはなく、投資家はさらに投資するべきか、資金を引き揚げるべきかを見極めるため、次の材料を待っている」と述べた。
S&P500種産業別10指数のうち8指数が上昇。
ウォルマートは1%上昇した。原油と銅相場の下落を背景に商品関連株が下落。
USスチールは4.6%下げた。
小型株やインターネット株に始まった売りは広範な銘柄に拡大し、S&P500種は4月に2カ月ぶりの低水準をつけた。
それ以来、同指数は5.9%値を戻している。5月は月間ベース で2.1%高と、4カ月連続のプラス、年初来では4.1%の上昇となっている。
米個人消費支出、消費者マインド指数
この日発表された4月の個人消費支出は予想外に減少。
前月はほぼ5年ぶりの大幅な伸びを示した。
4月の所得は伸びが減速した。
5月の米トムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は前月から低下、予想を下回った。
一方、5月のシカゴ地区製造業景況指数(季節調整済み)は65.5と、前月の63から上昇した。
同指数は50が製造業活動の拡大と縮小の境目を示す。これで13カ月連続 で拡大を示した。
金融政策当局者は4月の会合後に発表した声明で「経済活動は今冬に悪天候の影響もあり急減速していたが、このところ上向いてきたことが示唆された」と指摘した。
金融当局による刺激策の影響で、S&P500種は2009年3月につけた弱気相場での安値から184%値を戻した。
衣料品小売りのエクスプレスは7.5%安。
同社が示した今年の1株当たり利益見通しは74-90セントと、従来予想の最大1.23ドルから下方修正された。
同社の第1四半期利益は1株当たり6セントに減少、予想を下回った。
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