便利マシンやあほロボットを作る回路師のブログ

お久しぶりです．
大分寒くなりましたね．朝起きるのが辛いですが，温かいものがおいしいです．

先月，引きこもり機妹の動画を公開して，最近は次作について構想していて
今度は沢山の引きこもり機でめちゃくちゃやったら楽しそうだなとか考えていますｗ

今年の1月に引きこもり機2ndをプライズとして商品化しましたが，初代の商品化もやってみたいですし，去年販売しようとしたiPhoneケースも量産の一歩手前のモップアップ制作までやって止まってしまいました．

我が家には3Dプリンタがあるので大抵のものは作れますが，3Dプリンタは速度が遅いため量産に向きません．
そんなわけで自宅で色んなものが量産ができる体制を作ろうと考えています．

そこでレーザ加工機を購入しようと思ったのですが，木材やプラスチックをカットできる出力のものは非常に高価で場所も取りますし手が出せません．

なので自作します．

3週間くらいまえから制作を進めていて，メカの設計，材料の購入，ソフトウェアの制作が終わりました．


―――メカはこんな感じ―――
サイズは690×500mm
ワークエリアは600×400mmくらいで結構でかいものも加工できます．
材質はカットなら木材，アクリル，髪，プラスチック，布
彫刻なら上記に加えてガラス，金属などなどなんでもいけるようにする予定です．


X軸，Y軸の移動はステップモータで，ステップモータの制御はArudinoとCNCシールドを使います．PCから送られてきたデータにしたがって動きます（数値制御）．
背面のレーザ管からでたレーザを鏡で反射させワークのところまでもっていきます．
ワークは焼けて切断されます．


煙や灰は排気口からでます．そのままだと部屋が臭くなるので，ホースで外に出します．ご近所のことを配慮するなら途中で備長炭などのフィルターを通して消臭します．


回路の放熱口は今後電装が具体的になったら設計する予定です．

―――ソフトはこんな感じ―――
基本的に自分が使いやすければそれでいいのですが，
今回初めての本格的なGUIアプリケーションの制作ということで，こだわりにこだわって2週間かけて作りました．



―――材料はこんな感じ―――
◆電光
・フォーカスレンズ
・レーザーチューブ
・反射鏡ミラー
・CNCシールド
・レーザトランス
・冷却水ポンプ
・ステップモータ
・プーリーベルト
・緊急停止ボタン
・プッシュボタン*2
・ACプラグ
・ACコード

◆機械
・各種ベアリング
・各種丸棒
・蝶番
・バネ
・各種ネジ
・各種ナット

◆ケース
・鋼板
・ABS板
・ガラス板
・ゴム足

全部で送料も含めて8万くらいです．
安全のため，鋼材でケースを作る予定ですが，ケースが15kgと一番重く，値段も高いです．

とりあえず作ることができても，安定性や安全面の検証に時間がかかると思われます．
その辺も上手くいったら個人向け家庭向けの安いカッティングレーザ加工機として販売できたら楽しそうだなとも思っています．

「おにぃちゃんの！バカ！バカ！バカ！バカ！バカ！バカ！」
が編集で頭から離れません．どうも回路師です．

前々から作っていた全自動引きこもり機いもうとEditioinの本編が完成したのでお披露目します．
全力でスイッチをONするとOFFするロボットが駄々こねてきた


今回は引きこもり機と人間の喧嘩，とくに兄妹喧嘩にフォーカスを当ててみました．
イヤイヤ期の子供みたいにとにかく駄々っ子でニートな妹と
ちょっと強引だけど妹のために必死になる兄の闘いです．

とにかく熱い，レンダリング中に何度ＰＣが熱暴走して落ちたことか．
実際，炎系のエフェクトの合成ってFullHDの動画素材を何枚も重ねてブラーとか使うんでやばいんです（笑）

映像的にはこれまでの動画より進化したのはその炎の部分ですね．
初代はエフェクト無し


二号機は火花と煙のみでした


とにかく燃えるのって凄いかっこいいな！ていう浪漫を実現しました．


マシンですが，アニマトロニクス的な感じで眉とか口とかモータで物理的に動かしています．上唇，下唇，耳左右，眉，スイッチ，スイッチ押すアーム，蓋を開けるアームで8個くらいサーボモータが入っています．



顔に鉄板が埋め込んであって，各パーツがマグネットになっていて貼り換えられます．


ボイスは秘密結社はみはみのひかり。さんにお願いしました．
秘密結社はみはみ
http://secret-hamihami.wix.com/hamihami

実は妹の原画も書いてくださったのですが，とにかくパワフルかつ可愛い声が出せる方で，この人しかいない！と思ってお願いしました．適役でしたね！！
ボイスもちゃんとマシンにスピーカがついていて再生されるようになっています．

最近話題のIoTおもちゃとしても使えそうですね．
メールとか通知が届いたら「You got a mail~!><」みたいにしゃべって動いてくれたりして，それくらいは働いてくれたいいなって思っています（笑）

引きこもり機の顔を作りました．
今回は機械的に表情を変えるアニマトロニクスみたいなことをするのですが，
つかかったりして動かすのが難しく，何度か作り直しているところです．

アニマトロニクス（参考）


まずは髪の毛


色を塗って



装着


動きます


次は顔
ホワイトボードから


鉄板を切り出して


あらかじめ作っておいた顔板に挿し込みます


各パーツの色を塗って乾かしておきます


目となるパーツの背面にマグネットを貼り付けると


先ほどの鉄板によって顔に貼りつくという仕組みです
なので手でいろいろなものに交換できます


目や口も色を塗って乾かしておきます


１００均で金属のなんか変なのを買ってきて


鉄の棒を切り出します


これをリニアガイドとして，顔の裏側に口の可動部を作ります
シンプルなリンク機構です



上唇と下唇の両方が別々のモータで動きます


最後に眉の組立て
こちらもシンプルなリンク機構です





いちおう動きましたが，軸と樹脂を接着剤で固定していて，
いつか必ず剥がれるので，使っているうちに壊れると思われます．
2mmの軸を使っていますが，Dカットもキー溝も入れられないので固定方法を考え中です．


CAD上で動く機構でも，実際に動くものを作るのは難しいものです．

作っているものの回路が完成しました．



モータや音声の再生など，プログラムも組んで一通り動作の確認もしました．


前方にスイッチ，多数のサーボモータともう察しのついている方はいると思いますが
僕が作っているのは『全自動引きこもり機の新型機』です．


懐かしの一号機と比べるとやや小さめのサイズですが，
一号機がスイッチONOFFのサーボ２個だったのに対して，今回のはサーボ8個，音声メディア再生可能と遥かにハイスペックです．


安定して動作させるのがちょっと難しそうと思ってましたが，動いたので安心しています．
モータにノイズキラーコンデンサをつけたりと，いつもより念入りにノイズ対策などをしています．


ちょっとスピーカの音が小さいので，後からオーディオアンプを作りたいと思っていたり
メカがガシガシ動くのですが上手くいくのかわからなかったりとまだまだ心配な点は沢山あります．

全然更新のないというか，更新する気の無いブログですが
大学院を修了したのでご報告します．

うちの大学は学部が多いので，人が多くて学部卒業生が3,410人，大学院修了生が2,161人でした．
ごった返しています．




学位記です．


夜には立食パーティー形式で，卒業祝賀会がありました．
運営スタッフだったので少々不安もありましたが，先生や友達と話して楽しい時間を過ごせました．



波乱に満ちた2年間だっただけに，こうやって卒業できたのが誇らしいです．いままでの人生で間違いなく一番凹んで，泣いて，喋って，笑いました．ありがとうございました．