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【イ・ボヨン、チョ・スンウ「神様がくれた14日間」観了!!感想、レビュー】



この作品は2014年の作品で全16話。

この年代近辺のイ・ボヨンの作品は
「いとしのソヨン」「君の声が聞こえる」と見てきて
次に「いとしのソヨン」と共演したイ・サンユンとの共演作「耳打ち」を
見始めていたのだけど。
これが、どうも暗くて主演の二人は良かったけど
サブキャストのイ・サンユンの妻役が
どうにもこうにも苦手で。
この人がしゃべるたびに、シリアスなドラマが台無しになっていくのが
耐えられなくなって、U-NEXTで有料作品だったので
ポイントがそろそろもったいなくて、やめてしまって。

その合間にもう1つイ・ボヨンのこのドラマ「神様がくれた14日間」を見つけ
なんと!共演があのチョ・スンウだと知って見始めたら
断然こっちのほうが面白くて
一気観してしまった作品でした。
前置きが長いーー;


<あらすじ>
テレビ局に務める放送作家のキム・スヒョン(イ・ボヨン)は
元検事で弁護士のハン・ジフン(キム・テウ)と
娘のセピョル(キム・ユビン)と3人暮らし。

スヒョンの番組で連続殺人事件を扱ったときに
生本番中に犯人から
スヒョンの娘を誘拐したと電話が入り
セピョルが殺されてしまうところから始まる。
49日がたっても絶望のドンそこにいたスヒョンは川で身を投げようとする。

元刑事で探偵のキ・ドンチャン(チョ・スンウ)は
ヤクザの女に手を出してしまったことで
親分に怒りをかい、川に身を投げられようとしていた。

同じ時間。
同じ場所。


そして、二人は川底から奇跡的に助かり
陸にあがると、
そこは、それぞれ事件が起きる前
14日間前にタイムリープしていたのだ。

どうにか娘が殺されないように
できる限りのことを回避しようとするスヒョン。
しかし、誰もそんな話は信じてくれず。
ただ唯一一緒にタイムリープしたドンチャンこそが
分かってくれるに違いないと協力を申し出るスヒョン。
最初は犬猿していたドンチャンが、しだいにスヒョンとともに
14日後に起きる出来事に立ち向かっていくようになる。

ドンチャンは、刑事時代とても強く
誰にも負けたことがなく
検挙率も高い有能な刑事だった。
ところが、ある事件をキッカケに刑事をやめている。


そんな二人を取り巻く警察、夫、家政婦、仲のいい後輩。
近所のセピョルの友だちと
その祖母。誰を信じて良いのか悪いのか。
話が展開していく中で、二人以外はみんな敵にも見えてくる。

14日後の事件当日。
セピョルの死は回避できるのか。
ドンチャンの兄は死刑囚として、その14日後には死刑執行がなされていたが
その背景はどうなっていくのか。


<感想>
これが、ただ単に14日間で娘セピョルの誘拐殺人事件だけにとどまらず
セピョルが大ファンのロック歌手テオ(ノ・ミヌ)や
政治家。
夫が検事時代に担当した事件と
ドンチャンの兄が関係していたり
色んな関係性がだんだん明らかになっていくという
とても複雑な関係性が描かれていて
一本の糸をほどいていくだけじゃないので
ものすごく見応えがあった。


当初、セピョルを誘拐した犯人と思われた人物が捕まり
これで穏やかにあとは過ごせる。と思うと
今度は、共犯者の線や
全然別の線が出てきたりと、まああ、巧妙な構成に
ホントに息つく間もないくらいに
とってもスリリング。

また、何度も逮捕されるドンチャンとスヒョン。
そのたんびに、一緒に行動している二人は
もはや世間から言わせたら
不倫の末に常識を逸脱した二人の行動にしか見えないのが面白い。
それを、本人たちの目線になると
もう必死!に戦おうとしているのが、すっごく分かるし共感できるところが
世間とのズレであろうが、なんだろうが
娘の命のためには、なりふり構わず!っていうのが
イ・ボヨンとチョ・スンウの演技力が、ホントにすごい。

この時、まだ2014年で
チョ・スンウは、ドラマにはあまり出ていなかったらしいけど
こういう明るいやんちゃキャラを最初の頃は演じてたんだな~って
分かって、
むしろ「秘密の森」や「ライフ」のほうが、この頃のイメージを
覆すようなキャラだったんだと実感。
なので、今放送中の「シーシュポス」のキャラのほうが
このドンチャンのキャラに近いので
チョ・スンウの演技力の高さを改めて圧倒される作品だった。


ノ・ミヌは初めてこのドラマで見たんだけど。
名前だけは綾瀬はるかと噂になったりしてて知ってたので
どんな俳優さんなんだろ、と気になってた。
すっごくうまかったし、このカリスマ性のある天才ロッカー歌手の役
とてもよく合ってた。


最後の落とし所が不満だという声も多かったこの作品。


なるほど。。。
そういうことだったのか。。。。

と、まさかのどんでん返しというか。
まさかの真実が、そこにはあって。

逆に、私は
ハッとさせられたので、そういう結末で
意外すぎたので残念という気持ちにはならなかったかな。。


泥だらけで格闘奮闘する母親、スヒョンを演じたイ・ボヨンが
体当たりの演技で
すっごく良かったし
チョ・スンウのあらたな面も見れて良かったし
夢中で見ることが出来たドラマにまた出会えて
ホントに良かった。


「神様がくれた14日間」(4,5)



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