先日のことですが、運転支援システムをつけても乗り出し300万円のターボミニバン 「ホンダ・ジェイド RS」に乗る機会あり。

エンジンは1.5リッター直噴ターボで、トランスミッションはCVTのFWDパワートレイン。もともと2.0リッターNAエンジンを置き換えるダウンサイジングターボエンジンですから、それほど期待していたわけではないのですが、アラフィフオヤジのココロを撃ちぬく魅力ありだったのでした。

直噴ターボといっても、1.5リッターですから最高出力は110kWでありまして、それほど刺激的なわけではありません。ただ、突き刺さるような刺激を求める年齢でもなく、そのパワー感が「ちょうどいい」のがひとつ目の理由。

そして、ハイブリッドでも感じたステアリングのしっとり感にプラスして、加速感の違いからでしょうか、シャシー全体のフラットライド感が増していたのが、ターボ「RS」ふたつ目の魅力。

ハイブリッドのジェイドに乗ったときに、シャシーのポテンシャルに対して、燃費を重視しすぎているような感触のパワートレインが、正直言って自分の好みとしては的の外だったのですが、CVTの悪癖を感じさせない味付けで、むしろ「もっとCVT的にすればいいのに」と思ってしまったほどダイレクトフィール。
ジェイド・ハイブリッドで感じたパワートレインのネガが解消され、それでも十二分にシャシーの余裕がビンビンに感じられる乗り味は、反射神経の鈍った自分のようなアラフィフ・ドライバーの肌に合うと思うのです。

4人乗りが基本というパッケージングも、個人的なライフスタイルにおいては問題ありませんし。適度にレッドステッチの入った内装も、車格感を損なうほどではなく、好印象。

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もっとも、先進安全技術のホンダセンシングにおいて、追従クルーズコントロールが30km/h~となっていて渋滞対応できていないのは残念なところで、そこが自動停車・全速域対応になれば、五十路間近オヤジにとっては理想的な一台となりそうなのでした。


というわけで、取材記事は6月20日発売の『ホンダスタイル』誌にて。開発者インタビューに加え、珍しく試乗記なども寄稿しておりますので、お目通しいただければ幸いです……(汗)


精進します。













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