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100万人あたりの感染者数・死者数とその増加率、致死率の「伊米独韓日」比較(4/5現在)

2020å¹´04月06æ—¥ | æ–°åž‹ã‚³ãƒ­ãƒŠ
特に東京などの感染拡大傾向について懸念される状況にあり、前回と同じく札幌医大のサイトを利用して、予告していた2週間を待たずに5日目で比較してみました。
(今回から1日あたりの増加も追加)



人口あたりの感染者数の1日あたりの増加数は、3月下旬まで韓国よりも少なく抑えられていましたが、4月に入って韓国より多くなりました。

グラフを見ても、4月に入ってから各国に近い傾きになってきています。
ドイツ、米国とは桁が違い、両国とも4月に入って更に拡大しています。


米独韓は検査数が多くて致死率が低く抑えられているという主張があり、3月中は実際に日本よりも低かったのですが、米国はすでに日本を上回っており、ドイツの増加ペースをみると、早晩日本より高くなりそうです。

一方、日本では感染者数は急増局面に入ってきたものの、死者数の増加はまだ以前と変わらず抑えられており、結果的に致死率は唯一低下しています。


おそらく、感染者数の増加と医療逼迫の状況により、死者数の増加ペースも遅れて上昇してくるものと考えられます。その意味でも緊急事態宣言は必要であり、局面が変わった4月1日に実施して移動による拡散を抑えるべきでした。

東京の増加ペースの頭を潰して(squash)、人の移動を最小限にすることにより、地方への拡散リスクも小さくすることがまだ可能なはずです。


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