踊る小児科医のblog

青森県八戸市 くば小児科クリニック 感染症 予防接種 禁煙 核燃・原発

「赤ちゃん教室」のご案内(2006年版)

2006å¹´01月31æ—¥ | ã“ども・小児科
♪♪ 赤ちゃん教室 のご案内 ♪♪

 生まれてまだ間もない赤ちゃんを前にして、いろいろと疑問に思ったり不安に感じたりすることもあるかと思います。そんな方のために、小児科医の立場から、お伝えしておきたい最低限の知識と育児についての考え方をお話ししたいと思います。時間は40分程度で、そのあとにご質問やご相談にも応じます。お父さんや祖父母の方の参加も大歓迎です。当院に受診されたことがない方は、かかりつけの小児科医を探す下見のつもりで参加していただいて結構です(受診手続きは必要ありません)。

 日時 2006年1月21日(土) いずれも午後3時より
    2006年3月18日(土)
    2006年5月20日(土)
    2006年7月15日(土)
    2006年9月9日(土)
    2006年11月25日(土)
    2007年1月20日(土)
    2007年3月17日(土)
 場所 くば小児科クリニック1F待合室
 対象 生後0,1,2,3か月頃までの赤ちゃんのご両親、祖父母
   (赤ちゃんを連れてご参加下さい)
 料金 無料
 ※母子手帳をご持参下さい。そのほかに準備していただくものは特にありませんが、
  オムツなどは各自ご用意下さい。

内容(予定)
具合が悪い? なぜ泣くの? どんなときに受診すればいいの?
健診と予防接種の受け方  事故や突然死を防ぐ
赤ちゃんのお肌、アレルギー、スキンケア
心配ごと何でも質問コーナー
その他
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おっぱいとミルク、げっぷ、嘔吐、ウンチ
鼻づまり、ゼコゼコする、いきむ
育児が楽しい?つらい?  思い通りにいかない
毎日が大発見  ひとりで悩まないで

当日の参加もご自由ですが、できましたら前日までに電話でご連絡下さい。
TEL 32-1198 くば小児科クリニック

1~2月の診療日、急病診療所、各種教室、相談外来の予定

2006å¹´01月30æ—¥ | ã“ども・小児科
 1月は4日から通常通りの診療で、2月まで臨時休診はありません。2月7日午後に1時間半ほど診療を中断します。急病診療所当番は1月8日(日) 昼、29日(日) 昼、2月は11日(祝) 昼、25日(土) 夜の各2回です。

 赤ちゃん教室は1月21日(土)、その次は3月18日(土)。「育児相談・子どもの心相談」「禁煙・卒煙外来」は、水曜・土曜午後、平日夕方なども可能です(初回のみ無料-禁煙外来で薬を処方する場合は実費=別紙案内参照)。

 メール予約システムをご利用下さい。([email protected] 宛)

院内版感染症情報~2006年第04週(1/23~1/29)

2006å¹´01月29æ—¥ | ã“ども・小児科
☆ 八戸でもインフルエンザが流行期に

 今年のインフルエンザは、八戸地域では11月下旬に初めて検出され、当院では12月中旬より散見されはじめていましたが、年が明けて新学期が始まってから週毎に患者数が倍々に増加していき、第4週には流行開始の目安となる「定点医療機関あたり10名」を突破しました。(当院も感染症流行サーベイランスの定点に指定されていて毎週県に報告しています)

 例年の傾向から推測すると、2月中旬がピークとなり、3月初めまでは流行が残るものと思われます。現在流行中のウイルスはA型がメインです。

 その他には、11月頃から続いているウイルス性胃腸炎が依然として流行しています。2~3月にかけて、より重症となるロタウイルスによる嘔吐下痢症が増えてくるはずです。

 年末から、水ぼうそうが保育園を中心に流行していて、おたふくかぜも局地的な流行が残っているようです。例年この時期に多くなる溶連菌感染症は、今シーズンは少なめの印象です。麻疹・風疹はゼロが続いています。

麻疹は2月中旬~下旬まで、風疹は3月末までに接種を!

2006å¹´01月28æ—¥ | ã“ども・小児科
 前号(10月・11月合併号)に書いたことの続きですが、八戸市からおかしな通知が行っているようですので、以下のことを確認して下さい。

 4月から制度がかわって、麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)を1歳と小学校入学前の5~6歳(幼稚園年長相当)の2回接種することになりますが、4月以降は公費で麻疹ワクチン、風疹ワクチンを単独で接種することができなくなります。(←国の間違った政策その1)

 しかし、1歳になったらすぐに麻疹ワクチンを接種する必要があることはこれまでもこれからも変わりありません。よって、

1)H17年2月生まれの子は、2月中旬までは誕生日が来たらすぐに麻疹接種。2月末生まれの子は、4月から保育園に入る場合はすぐに接種して、4週間後の3月末までに風疹を接種した方がいいでしょう。(もしできなかった場合には、4月以降に自費で接種することになってしまいますが)

2)H17年2月下旬生まれで保育園に入る予定のない子と、H17年3月生まれの子は、仕方がないので4月まで麻疹接種を見合わせて、4月になったらすぐにMRワクチンを接種するようにして下さい。

3)これまで麻疹ワクチンは接種したけれども風疹は未接種の場合は、3月末までに必ず風疹ワクチンを接種するようにして下さい。

 なお、新しい制度で「2歳~5歳」の子はMRワクチンを公費で接種することができなくなりますので、必ず1歳代に1回すませるようにして下さい(その2)。また、現在出ている施行令では、MRワクチンの2回目を接種できるのはMR1回目を接種した子だけで、これまで麻疹と風疹の単独ワクチンを接種した子には接種することができません。(その3)

 しかし、この点については厚労省も、委員会の委員を務めている予防接種専門家も、近いうちに必ず見直すと明言しているため、現在1歳になっている子はそれを理由に4月まで待つ必要はありません。

おたふくかぜで難聴になることをご存じですか

2006å¹´01月27æ—¥ | ã“ども・小児科
 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の合併症としては髄膜炎の頻度が高いことが知られていますが、これは軽い場合は自然に治り、検査したり入院が必要な場合でも通常は後遺症は残しません。成人の精巣炎による不妊は、実は非常に稀なものです。

 しかし、従来おたふくかぜ患者の2万人に1人程度と考えられていた難聴が、最近の調査では数百人に1人という報告もあり、小児科医の中でも難聴を防ぐためにおたふくかぜを積極的に予防しなくてはいけないという認識が高まっています。

 おたふくかぜによる難聴は重症で、多くは片側(まれに両側)の聴力が完全に失われてしまいます。残念ながら、現在のところ有効な治療法もありません。もしおたふくかぜに罹ったら、耳もとで指を軽くこすり合わせてみて、聞こえ方に違いがないかどうか家庭でチェックしてみて下さい。

 諸外国ではMMRワクチン(麻疹・風疹・おたふくかぜ)の2回接種を行っている国が多く、おたふくかぜは過去の病気になりつつあるのですが、わが国では来年からMRワクチンが導入されるものの、おたふくワクチンは任意接種(全額自費)のままで接種率が低いため、保育園などを中心に常に流行が繰り返されています。

 厚生労働省の予防接種検討委員会でも、次に定期接種(無料)に組み込むべきワクチンとして検討はしていますが、すぐに実現するものでもなさそうです。ある程度お金のかかるワクチンではありますが、できるだけ接種していただきたいと考えています。

一冊の本が買えない

2006å¹´01月25æ—¥ | ART / CULTURE
ライブドアやインフルエンザ流行など、話題は山積していますが、そういった流れとは全く関係のないお話。
日曜日恒例の駅伝観戦+運動が終わったあと、特に目的なく近所の本屋さんまでお散歩(というほど遠くない)。
自宅には買ったけど読まずに置かれている本が山のようにあって、本棚も既に飽和状態にあり、今年は新しい本や書類を増やさない(来たり買ったりしたらそれ以上処分する)ことを目標にしているので、今回は自分で条件をつけて制限してみました。

その条件とは、
もし買うとしても1冊だけ。できれば文庫か新書。小説の場合は短編集ではなく長編で、何巻もあるものではなく1冊もの。厚すぎるのは避ける。ハードカバーの場合は、すぐに買って読む必要があるものか、ちゃんと読みきれるか(読まないうちに文庫版が出てしまうことが何度もあったので)を勘案すること。いずれにせよ、人生の残された時間とお金と本棚のスペースを消費(浪費?)してまで買う価値のある本かどうかを考慮して、他の本とも比較しながら、たった1冊だけを広い本屋の書棚から探し出す。。

ついでに、子どもの頃から今まで読まずにきた古典的名作の数々も選択肢に入れる。

といった条件で探してみたのですが、1冊を選ぶというのがこれほど難しいとは。(…別に買わなくてもいいのですが)
以下のようなタイトル(その他にも数冊あったけど忘れた)が最終リストに残ったのですが、結局1時間も歩き回ったあげく1冊も買うことができず、カルテ書きに使うペンを2本買って帰ったのでした。なんだか、こっちの方が時間の無駄だったのかもしれません。。

『エンド・ゲーム』(恩田陸)
『ことばおじさんの気になることば』(NHK)
『五重塔 斎藤孝の音読破4』(幸田露伴・斎藤孝)
『うつくしい子ども』(石田衣良)
『国家の品格』(藤原正彦)

『国家の品格』があれば、パラパラと中を確かめてから買おうかという気持ちはあったのですが、置いてなかったために上記のような逡巡を続けたわけでした。

何が言いたいかというと、若いうちならともかく、死ぬまでにあと何冊読めるか(※)を考えると、これからは読むべき本も絞っていかないと、読むだけで何もしないまま一生を終えてしまうかもしれないということ。厳選読書。

※月3冊×30年とすると36×30で1080冊。月2冊×20年だと480冊。月1冊×10年だと120冊。

BSE問題にみる日本人の非科学的なリスク感覚

2006å¹´01月22æ—¥ | ç¦ç…™ãƒ»é˜²ç…™
アメリカからの輸入牛肉再開1か月にして「危険部位が除去されていない」牛肉が国内に持ち込まれたとして輸入中止になったという問題。
アメリカの管理体制のお粗末さとか、小泉内閣の対米言いなり路線の帰結とか、それはそれでいずれもその通りだと思います。
ただし、今回のことで鬼の首を取ったようにマスコミもブログ界も大騒ぎをしているのをみると、正直言って「何だかな~」と白けた気分になります。

要するに、世の中にはありとあらゆるリスクが溢れているわけですが、その中で政治・行政が優先的に対処しなくてはいけないのは、簡単にいえば次の2つ。(例えば感染症の場合)
1)罹患した場合に重症度が高いもの
2)流行した場合に頻度の高いもの


この図は私のおおよその感覚でにわか仕立てに作ったもので、何ら定量的な評価はできていない感覚的なものですが、この2つを座標軸にとってみて、左下から右上に向かって緊急性と重要性が増すわけです。これでみると国内で優先的に対策をとらなくてはいけないのは『新型インフルエンザ(パンデミック)、タバコ、自殺、インフルエンザ、交通事故、麻疹』などであり、BSEは国内において1例も発生しておらず、通常の牛肉摂取において急激に大規模な感染が起こる可能性は極めて低いことから、未然に予防しなくてはいけないものであることは確かにせよ、リスク管理の概念からすれば上記『』内の疾患・問題に比べれば優先順位はずっと下に位置するわけです。
この図は日本国内を想定して書いたものですから、当然国によって変わってきます。トップがAIDSだったりマラリアだったりするでしょう。

簡単に書けば、日本人が「ものすごく危険だ」と考えているアメリカ産の牛肉をアメリカ人や米国在住の日本人は日常的に食べているわけですが、米国内でも牛肉摂取によるBSEは1例も発生していない(確認していませんがそのはず)。その一方で、日本人の多くが「大人が吸うのは当たり前」だと思っているタバコによって、喫煙者が毎年11万人以上、受動喫煙で2万人以上が現在進行形で死亡している。
日米のBSE対策の違いにより、これこれの疾病発現率が変わったというエビデンスは当然のことながら一つもない。
米国産牛を現在の米国の基準で食するよりも、ファミレスのナンセンス分煙で受動喫煙を蒙る方がずっと危険なのは明らかなわけです。

こういったバランス感覚をマスコミが持ってくれればいいのですが、、期待は全然していません。(米国産牛が約束を破って何の対策もなく輸入解禁されるのが良いと言っているわけではないので、念のため)


アスベスト新法における肺がん患者の認定基準~受動喫煙の救済は?

2006å¹´01月21æ—¥ | ç¦ç…™ãƒ»é˜²ç…™
ここでも何度かとりあげてきたアスベスト問題(と喫煙の関係)。私は呼吸器内科医ではないので専門的な所見や診断についてはコメントできませんが、注目されてきた肺がんの認定基準がまとまって新法の提出が閣議決定されたようです。
アスベスト新法で救済対象、肺がん患者の基準まとめる
アスベスト:肺がん患者に吸引認定基準 環境省と厚労省
アスベスト:救済新法案決定 国民世論が後押し

ポイントは、アスベスト(石綿)吸引のはっきりしない肺がん患者。
(ここでは喫煙や受動喫煙の有無については触れられていないようです)

・アスベスト(石綿)吸引の確認に関わらず、
 胸部レントゲンで明らかな胸膜プラーク+肺の線維化(軽度でも)
 →アスベスト新法の救済対象とする

記事によると、
・アスベストに関連する肺がんの患者数は中皮腫の1~2倍のはずだが、現在は中皮腫のほぼ半分にとどまっている
・アスベスト吸引で、肺がんの発生リスクを2倍、または5倍ほど高まる
とのことです

ところで、表題の受動喫煙との関係について。
以前、アスベストで肺がんは5倍、本人の喫煙で10倍、両者合わさると50倍になるというデータを紹介しました。
受動喫煙によって、肺がんのリスクは同様に2倍程度に高まります。
(もちろんこれらの数字は暴露の度合いによって変わってきます)
どちらも本人の意志に関わらず暴露を余儀なくされて、健康被害(死亡)が生じている。
アスベストによる肺がん患者は現在数百人レベルで、これから増加が見込まれるわけですが、受動喫煙では肺がんを含めた全ての喫煙関連死で毎年2万人もの人が「現在進行形で」亡くなっています。

アスベストについては「疑わしきは救済」して、受動喫煙死は全て国もJTも何の責任もなく放置する。この2つを比較して考えた時に、論理的な整合性がどこにあるのでしょうか。

当ブログ内の関連記事
「アスベストと健康障害」講演会(青森市) [ こども・小児科 ] / 2005年08月27日
アスベストで肺がんは5倍、タバコで10倍、両者で50倍 [ 禁煙・防煙 ] / 2005年08月01日
アスベスト禍報道と受動喫煙被害の深刻さ [ 禁煙・防煙 ] / 2005年07月04日
アスベスト 広がる被害 遅れた対策 [ NEWS / TOPICS ] / 2004年12月23日

ハリー・ポッター三本責めからやっと解放

2006å¹´01月17æ—¥ | ART / CULTURE
お正月三が日で片づけるつもりが、2週間もかかってしまいました。別に苦行だとか面白くないのに無理矢理読んだというわけではありません。

ハリー・ポッターは現在原作が第6巻、日本語訳が5巻「不死鳥の騎士団」、映画は4巻「炎のゴブレット」まで進んでいるわけですが、何がなんだか混乱したまま私は3巻「アズカバンの囚人」まで、映画は2巻「秘密の部屋」までしかみていないことに気がつきました(ちなみに1巻は「賢者の石」)。

昨年の秋頃になってやっと4巻「炎のゴブレット」(これも上下巻で長い)を読み終わり、お正月に映画を観る前に、年末にWOWOWで放映された3巻「アズカバンの囚人」(ナゼか家族で私ひとり観ていなかった)のビデオを見始め、同時に5巻「不死鳥の騎士団」(これまた上下巻でやたらと長い)を読み始めるという暴挙に出たのでした。

この時点で「5」を読みながら「3」の映画を観て、なおかつ新作「4」の映画もみるという3本立て同時進行に突入。「4」を元日に観て、「3」の映画はエアロバイクをしながら3回くらいに分けて見おわり、「5」を15日の夜に読み終わったという、話が前後しまくり脳味噌ハリポタ漬け混乱状態の日々にやっと終わりを告げたわけです。(それぞれの感想などは全て省略)

これであと1年はハリポタから解放される、と思ったら、
第6巻「謎のプリンス」5/17発売予定(静山社)
そして、
映画ハリー・ポッターのオーディションに多数の応募者(ロイター)
とのニュースが。。

しかし、次回作映画「5」の公開がいつになるのか書いてませんが、新キャラクター「ルーナ」に13-16歳の少女を募集するのはいいけど、主人公3人組などは16歳というには大人になりすぎているのではないか…。途中で交代するという話も小耳に挟んだような気もするのですが、イメージが強烈につきすぎているので、いまさら別の役者のハリーやハーマイオニーを観るのもキツイ。いずれにせよしんどいところです。(あと3作もある)

今年のウォーキング・ランニング大会 2006

2006å¹´01月16æ—¥ | SPORTS
気分が晴れないときには、なるべく楽しいことを考えて目標にして暮らそうということで、今年のウォーキングとランニングの予定を調べてみました(歩くのはともかく走るのが楽しいのか?という自問はあるわけですが)。
「未定」となっているのは今年と同じ週をあてはめてみたものですので、必ず主催者発表でお確かめ下さい。八甲田ウォークは3日とも平日なので今年は無理ですね。青森出発だと往復16kmのコースもありますが、2回も吹雪の笠松峠(昨年はそうだった)を越えるかと思うと、ちょっとしたチャレンジです。八戸からも往復コースを設定してくれたら、来年また挑戦したい、かな。
ここにあげたもの以外にも多数のウォーキング・マラソン大会が開催されているので、ちょこちょとと参加できればと思ってます。(なかなか何もないと独りで歩いたり走ったりし続けるのは難しいものですから)

3/29~31 八甲田ウォーク
http://www.atca.info/goldline/walk/
5/3(水)太素ウォーク(未定)
http://www.towada.or.jp/harumatsuri/taiso.walk_1.htm
7/23(日) 十和田湖ウォーク(未定)
http://www.mtc21.org/
青葉湖ウォーク(未定)
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/koho/oshirase/news_17_062.html

5/14(日) 八戸うみねこマラソン
http://www.daily-tohoku.co.jp/index.htm
9/17(日) 田沢湖マラソン
http://www.town.tazawako.akita.jp/26_marathon/
10/1(日) 弘前白神アップルマラソン(未定)
http://www.toonippo.co.jp/

東北マーチングリーグ
http://www.knt.co.jp/TML/
縄文の杜・あおもりツーデーマーチ
開催期日 平成18年 6月3日(土)・4日(日)
瑠璃色ロマン 神秘田沢湖ツーデーマーチ
開催期日 平成18年 7月1日(土)・2日(日)
イーハトーブの里ツーデーマーチ
開催期日 平成18年 8月19日(土)・20日(日)
津軽路ロマン 国際スリーデーマーチ
開催期日 平成18年 10月7日(土)・8日(日)・9日(月:体育の日)

RUNNET
http://www.runnet.jp/top/

ブログとTV、視聴者と番組が「つながるテレビ@ヒューマン」

2006å¹´01月13æ—¥ | NEWS / TOPICS
別件でNHKのHPをみてみたら、
「つながるテレビ@ヒューマン」総合テレビ 毎週土曜日 夜10:58~12:00 生放送
という新しい番組が始まるのを知りました。
「つながるブログ@ヒューマン」、画像投稿、ブログで関心を集めているキーワードで抽出して投票を行うなど、「人と人とのつながり」をメインに、今後のTVとネットの融合を見据えた新たな取り組みと言えそうです。(NHK改革の流れの中で生まれてきたのかもしれません)
土曜夜11時台といえば、これまでもいろんな若者向けの番組がありました。
ブログという流行語をつまみ食いした人気情報番組みたいものにはならないだろうと思いますが、すこし期待しながら明日の第1回をみてみたいと思います。
(できれば普通のメディアには乗っかってこないような、タブーを廃した番組を期待したい--NHKには無理か?)
とりあえずは、「つながるブログ@ヒューマン」をRSSリーダーに登録。。

ついでながら、“13日の金曜日”スタートの有吉佐和子原作『出雲の阿国』も期待できそうです。原作を買って読もうかと思ったのですが、他に読むべき本が溜まっているので、今回はTVをみて面白かったら読むことにしよう。(安易だが)

※「きざし↑」のデータはkizasi.jpを利用しています、とのこと。世の中いろいろ進歩し、新しくなっているみたい。とてもついてはいけませんが。。

鷹の巣展望台から見下ろす島守の雪景色

2006å¹´01月12æ—¥ | ã»ã®ã¼ã®
昨日(11日)、南郷の島守にある保育所で子どもの感染症の話をさせていただいたいのですが、是川から島守に抜ける峠にある鷹の巣展望台を過ぎた車窓から見下ろす島守盆地の雪景色に思わず息を飲みました。(ここまで書いて画像がないのは何とも残念ですが、タクシーで移動中だったしデジカメを持ち合わせていませんでした)

この道はいままで数回通ったことがありましたが、あまり気に留めたことはなく、この展望台に立ち寄ったこともありませんでした。普段は上記リンクのようなのどかな田園風景なのですが、春から初夏にかけて朝もやがかかると幻想的な光景になるのだそうです。田園空間博物館(青森県)や田園空間博物館 島守盆地地区(農林水産省)に朝もやの画像が掲載されています。

田園空間博物館”南郷朝もやの里”

島守といえば、実はまだ世増ダムに行ったことがなかったので、次回の青葉湖ウォークには是非参加してみたいと思っています。

もちろん、全国的に雪害で大変な状況になっていることは承知しています。雪景色がどうのなんて言っている場合じゃない、と。
八戸でも先週41cmのドカ雪がありました。
当地では幸いその後降り積もることはなく、低温が続いて道にへばりついて凍った雪が溶けず運転しにくいという状態で(特にゆりの木通りがひどい)、南郷への道もどうかとちょっと心配でしたが、ここ一両日は気温は上がらなくても日中の日差しがそれなりにあり、だいぶ溶けて走りやすくなったようです。
しかし、それはそれとして、この島守盆地の雪景色の美しさの価値を減ずるものでもない。

ちなみに(その1)、南郷区という言葉が何となく嫌いなので、ただ「南郷」とだけ呼ばせてもらいます。
ちなみに(その2)、今回あちこちリンクしていたら、こんなものを発見。
たばこ神社
南郷でのタバコの話題については、また後日書いてみたいと思います。

司馬・大石・仲間が紡ぎ出す「功名が辻」の千代に期待

2006å¹´01月11æ—¥ | ART / CULTURE
今年の大河ドラマ、司馬遼太郎原作の「功名が辻」が8日に始まりましたが、
「功名が辻」低調スタート 関東地区で視聴率19.8%
で昨年の「義経」を下回り、ヒット番組の目安とされる20%を切ったのは2001年の「北条時宗」の19.6%(関東地区)以来だとのことです。

今回は「山内一豊(やまのうちかずとよ、と昔は読んだ)の妻」という、一見すると戦前教育への回帰につながると誤解されかねないテーマなわけですが、最近司馬遼太郎を少しずつ読み始めていたところでもあり、昨年末に原作を買って読み終え、NHK出版のガイドブック「山内一豊と千代」も購入して事前に知識を得ていました。

もちろん、今回の制作意図は反フェミニズムでも保守反動でもなく、戦国時代を生き抜くサラリーマン夫婦出世物語という枠組のようで、確かに原作や伝えられる話をみても、内助の功と言うよりは千代が主役のドラマと考えた方がいいのでしょう。

第一話は、原作にもない少女時代のいわば「つくり話」なわけですが、これは1年間多数の人物が動き回るドラマである以上仕方のない部分だったのかもしれません。(しかし、いかにも嘘くさいのだが)

視聴率は、仲間由紀恵人気を持ってしてもこのくらいかもしれません。「利家とまつ」以来続いていた「トレンディ大河」と比べると、信長、秀吉、家康もいずれも登場時の年齢よりも相当年喰っているし(最初ちょっと違和感があるけど、話が進んでくればはまってくるでしょう)、脇役も武田鉄矢とか前田吟という渋さ。
「山内一豊の妻」という言葉も今の若者は知らない人が多いのかもしれないし、「功名が辻」というタイトルも、まあ、わかりにくい。

また、西田敏行は吉宗、秀忠、家康と使いまわしすぎだし(秀吉もやったか)、秀吉(香川)が忍びの者に、石田三成(江守)が今川義元になるなど、戦国時代を短い間隔で取り上げすぎじゃないかというこれは構造的な問題もある。(そうでないと大河を永遠に続けることは不可能)

いずれにせよ、次回以降に期待。原作は面白いし、何しろ戦いが多い。桶狭間は別として、主要な戦場に常に出陣して目立った武功がほとんどない一豊という人物、伊達政宗とは全く対照的な大名だったのでしょう。(そういえば原作には正宗は登場しません)

『3歳まで育児手当、6歳児まで医療費無料』の実現に期待

2006å¹´01月05æ—¥ | ã“ども・小児科
本日付けの「少子化対策:6歳児まで医療費無料検討」との報道ですが、他紙ではまだ取り上げられていないようです。

・3歳までの子どもを持つ保護者を対象とする育児手当制度を新設
・6歳児までの医療費を全額無料化する方向で検討に入った
・育児手当は月額1万5000円を軸に調整
・児童手当制度を参考に所得制限を設ける意向
・育児手当制度に年5400億円、乳幼児医療の全額助成に同3000億円
 計8400億円の財源が必要
・07年度からの導入を目指す

これがもし実現すれば、子どもを保育園に預けながら小児科にも頻繁に通院しているような若い夫婦にはかなりの負担減となるはずで期待したいと思います。猪口担当相が「思い切った対策が必要」と言っていた目玉の一つを表に出してきたのだと思いますが、私たちがずっと取り組んでいた就学前までの小児医療無料化の運動も影響を与えたはずです。しかし、乳幼児医療全額助成が年3000億円程度の予算で可能なのであれば、削るところを削れば今まで既に実現出来たはずなのに。。

政府の対策が後手後手に回っているのは否めませんが、一日も早い実現を望みたいと思います。

少子化対策で重要なのは、「夫婦で1.5人分(例えば交代で半休)」の労働力と収入で経済的に成り立ち、時間と気持ちのゆとりを持って子育てを楽しめる環境づくり、子どもが病気の時に病児保育に預けるのではなく、お母さんまたはお父さんが仕事を休める社会環境づくりであり、今回出てきた政策はそういったものと組合わさってはじめて効果を発揮するはずです。

さらに、日本の場合教育費の負担も影響が大きく、年功序列・終身雇用の保障がなくなったいま、子どもが高校大学と進学する時期(親は中高年にさしかかっている)への将来不安が二人目・三人目の子どもを持つことを思いとどまらせている現状があります。

結局、現在の小泉政権の“小さな政府”という方向性では少子化は進むばかりであり、抜本的な対策には子育て支援や社会保障などの「切り捨て」ではなく「手厚い給付」へという方向転換が必要だということを政府自ら示していると言えるでしょう。

ちなみに、“小さな政府”とカッコ付きで書いたのは、今の“改革”は言葉の意味とは全くかけ離れたものだからです。本来なら、
 ・大きな政府=高負担・高給付
 ・小さな政府=低負担・低給付
日本は今まで中負担・中給付の国だったわけですが、これを小さな政府にして、公的サービスを民間に移して自己責任の社会にするのなら、当然のことながら減税するのが筋です(低負担・低給付)。あのブッシュのアメリカだって減税してます-その政策の是非はともかくとして。

今の「小泉改革」は、それとは正反対に、増税や各種負担増と公的サービスの切り捨てを同時に進めている。つまり、
 ・小泉流“小さな政府”=高負担・低給付
の社会をつくろうとしていて、現にそういう国になってきているわけです。

箱根駅伝2006~“感動”よりも選手の命を守れ

2006å¹´01月04æ—¥ | SPORTS
お正月の風物詩にもなっている箱根駅伝を今年はじめて観戦しました(といっても全部ではないし両日ともゴールの時には半分寝てましたが…)。

2日間にわたる長丁場であり、今まで外出などしていてちゃんと見たことがなかったのですが、今回気になったのは、やはり復路8区の「あの場面」。

某地方紙は下記のように無責任な“感動”の再生産を書き散らかしていますが、難波選手やアンデルセン選手のような状態は生命が危機にさらされている境界線上にあり、今回たまたま回復したからといって、安易に「感動」とか「気力」などと讃えるべきではありません。スポーツ医学に裏打ちされていない精神主義や“美談”の陰で、どれほど多くのアスリートが選手生命を縮め、そして実際に命を奪われてきたか。。

また、たとえ肉体的に回復したとしても、精神的なトラウマから次が走れなくなることもあるかもしれません。

もしこれが普通のハーフマラソンだとしたら、まだ残り5キロもあるあの時点では、即座に棄権させたはずです(まともな指導者や大会役員なら)。それを無理に走らせたのは、駅伝、それも“箱根駅伝”という特殊な競技と、それを取り巻く二重三重の社会的・商業的なプレッシャーがあったためではないでしょうか。

まして、往路で優勝し、その時点でもトップを走っていた状況で棄権させるのは勇気がいることかもしれませんが、私たちは選手の命を守るその勇気をこそ讃えるべきであって、どちらに転ぶかわからないような「賭け」やその結果としての「感動」を賞賛すべきではありません。

そのような問題意識の欠如した低級な言説はマスコミの犯罪とすら言って過言ではないのですが、この新聞社はこの件に限らずいつものことなので、申し入れしたりする気力もなくしています。(ネット上の記事は消えてしまうので全文引用して保存しておきます)

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天鐘(2006/01/04掲載)
 新春恒例の箱根駅伝。亜細亜大学が大逆転で初の総合優勝をしたが、復路8区のあの場面も印象的だった▼順天堂大学キャプテンの難波祐樹選手だ。先頭を走っていたのが、足元がふらつき始めた。監督の差し出した水を飲むと足がとまり、よろけて歩きだす。フラフラなのにまた必死に走り始め、後続の選手に追いつかれ抜かれながらも中継地点にたどり着き、崩れ落ちた▼フラフラの走りといえばロサンゼルス五輪の女子マラソン、スイスのアンデルセン選手が忘れられない。猛暑の中で熱中症となって意識は朦朧(もうろう)、まるで操り人形のような足取りで競技場へ入ってきた。助けようとする関係者の腕を拒否して、歩いてはしゃがみ、また歩いてゴールに倒れこんだ▼日本人でも同じような経験をした人がいる。十一年前のユニバーシアード福岡大会女子マラソンの鯉川なつえ選手だ。トップを独走していたが、あと三キロの地点でおかしくなる。右へ左へとコースをはずれそうになり、はては逆走も。脱水症でついに力尽きてしまった▼かつて、倒れた選手を役員が抱え起こしてゴールさせたために一度優勝とされながら後で失格となった“事件”が五輪であった。が、助けた人の気持ちが分からないでもない。意識を失うほど死力を尽くして戦うアスリートには、誰もが感動する▼それを象徴するのが昨今のスポーツ番組の高視聴率であろう。一九五三年のきょうは、箱根駅伝がNHKラジオで初めて実況中継された日だ。
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参考:
箱根駅伝批判(1)(2)(3) 成田好三(萬晩報)
箱根駅伝が抱える問題(Wikipedia)