踊る小児科医のblog

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インフルエンザは下火、ウイルス性胃腸炎が増加

2009å¹´12月30æ—¥ | æ–°åž‹ã‚¤ãƒ³ãƒ•ãƒ«ã‚¨ãƒ³ã‚¶


 インフルエンザは11月中旬にいったん減少し、11月最終週をピークに急上昇した後、減少傾向が続き、冬休みに入って一段落の状態です。7月から12月中旬までに全国で1400万人以上が感染し、その8割の1100万人は未成年だという推計も発表されましたが、未成年の人口は2300万人程度ですので、疑い例や不顕性感染を含めると、すでに子どもの過半数は感染したものと推測されます。乳幼児や大人を含めて、まだ感染していない人の総数は多いため、3学期に入って小さな山がみられるかもしれません。12月末現在、ウイルス定点で検出されているインフルエンザウイルスはほぼ全てA/H1N1(いわゆる新型)ですが、今後A香港型などの季節性が流行してくるかどうか注意が必要です。

 ほかの感染症は目立ちませんが、インフルエンザが下火になるのと入れ替わりに、この時期に毎年見られるウイルス性胃腸炎(ノロまたはロタウイルス)や咳がひどくなるタイプ(RSウイルスなど)が増えてきているようです。

 一部の保育園などでおたふくかぜが流行しているとの情報もありますが、水ぼうそうやおたふくかぜのワクチンは個人防衛ためのもので、流行は野放し状態にあると言えます。(米国では両ワクチンとも公費で接種されています)

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