踊る小児科医のblog

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タバコは10年寿命を縮める=残りの人生が6分の5になり、1日に4時間も失う

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このグラフは歴史的に最も重要なデータで、小学生の喫煙防止授業でも紹介してます。
英国男性医師が自分たちの寿命を調査していったら、1960年代には既にはっきりとした差が出てきた。
これを見て、欧米の医師はタバコを吸わなくなった。(まだゼロではないが)
日本人の医師はその後も延々と吸い続けた。21世紀になってやっと減り始めた。。

10年も寿命を縮めるというのはとんでもない差で、非喫煙者の80歳と喫煙者の70歳の累積死亡率がほぼ同じになっている。(非喫煙者の90歳と喫煙者の80歳も同様)

これを「20歳で吸い始めて、本当なら80歳まで生きられたはずの人が70歳で死亡したとしたら?」という算数の問題にしてみると、

残りの人生が50/60=5/6になる。
1日24時間が20時間になり、夜8時で終わる。
1年12ヶ月が10ヶ月になり、10月末で終わる。
毎日4時間、毎年2ヶ月も失い続ける。
それが10年という年月。

運が良くて6/7としても、20時34分、11月9日で大差ない。
さらに運が良くて90歳まで生きられる人は4%しかいないが、それぞれ21時、11月15日になるだけ。

喫煙者はタバコを吸うことは「個人の自由」だと言う。
しかし、それはニコチン依存症という病気です。

「喫煙はそれ自体が病気(ニコチン依存症+喫煙関連疾患)で、喫煙者は積極的治療を要する患者であり、禁煙は最も確実かつ短期間に大量の疾病や死亡を劇的に減らすことのできる方法である」

「タバコを吸う自由」ではなく「タバコから自由になる(タバコフリー)」ことがポイント。

タバコをめぐる様々な「神話」は全部ウソ。
ストレス解消神話も、タバコ税で社会に貢献も、喫煙率減少なのに肺癌増加も、なにもかもタバコ会社が意図的に流布したウソだらけ。
タバコはウソのかたまり。

青森県保険医協会理事会は前会長の立候補に対するスタンスを会員・県民に明らかにすべき

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世の中の人の「反核燃・脱原発派」に対して抱いているイメージ、すなわち、「原発ゼロによる経済的損失や雇用喪失や地域経済に対する影響も考えずにただ『感情的に』ハンタイを叫んでいる『無責任な』人たち」という(原発推進派による)レッテルを、具体的な経済政策とメッセージで払拭しようとせずに、自ら「反核燃・社共統一候補」という「レッテル」を貼って立候補を表明して、それから広く県民の声を集めると言われても、負け戦でもいいから内向きの自己満足のための選挙戦だと表明しているようなもの。

順番が逆だった。立候補表明なんてもっと後でも構わないから、県内のあらゆる人たちの声を集めるべきだった。貴重な候補をマイナスからのスタートで食い潰した。

しかし、青森県保険医協会の理事会は一体全体何してたのか、どうするつもりなのか、会員や県民に明らかにする義務がある。
(私は2011年3月に抗議辞任してるので全く関与してませんが)

※この抗議辞任の経緯は会に対して正式に書面で提出したにも関わらず有耶無耶にされたので、必要ならいつでも公表することは可能です。

12/6『タバコフリーで最短命県返上を 受動喫煙ゼロと喫煙率低下で健康寿命アップ』無煙の日シンポ

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第8回「無煙のまちづくりの日」記念シンポジウム
『タバコフリーで最短命県返上を - 2 
 受動喫煙ゼロと喫煙率低下で健康寿命アップ』

◆日 時 2014年12月6日(土)17:00~19:30
◆会 場 青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」(青森駅前)学習交流室1
◆参 加 無 料

特別講演
17:00 「受動喫煙防止条例にむけた山形県での取り組みの現状」  
     山形県立新庄病院 大竹修一先生 (座長 久芳康朗氏)

シンポジウム
「青森県で受動喫煙ゼロを実現するために」(座長 山崎照光氏)
18:00 「青森県内40市町村における喫煙対策の現状」
     ナルミ医院 鳴海 晃 氏(懇談会代表世話人)
18:15 「青森県の現状と取組」
     青森県健康福祉部保険医療政策推進監 大西基喜氏
18:30 「飲食店の全面禁煙化を加速するために 禁煙店ネットワークの提案」
     くば小児科クリニック 久芳康朗氏(懇談会代表世話人)
18:45 総合討論 (座長 山崎照光氏・久芳康朗氏)
19:15 閉会
19:30 懇親会 同会場にて 実費2000円程度(当日受付可)

○ 無煙のまちづくりの日とは
子どもたちをタバコの害から守るため、全国初の屋外タバコ自販機撤去条例を制定し、県内で最も早くから小中学校の敷地内禁煙や喫煙防止教育を実施するなど、世界に誇れる取り組みを続けてきた深浦町の故・平沢敬義町長の業績を称え、その遺志を継いで無煙社会をつくっていくために、命日である12月8日を『無煙のまちづくりの日』に制定しました。青森県タバコ問題懇談会では、毎年『無煙のまちづくりの日』にあわせて、県内のタバコ規制対策状況の発表などの活動を行っていきます。

主催:青森県タバコ問題懇談会
青森市松原1-2-12 青森県保険医協会内
電話 017-722-5483 FAX 774-1326