(このエントリーの初投稿日時は2013年9月11日午後5時半)
[写真]やや緊張した面持ちで「3幹3国」に向かう、大畠章宏幹事長、2013年9月10日(火)、NHKニュースから。
「3幹3国」が2013年9月10日(火)朝スタートしました。
これは、自民党と公明党の幹事長、国会対策委員長が野党時代も含めてやっていた「2幹2国」(にかんにこく)の拡大版で、野党を代表して民主党を含めた「3幹3国」となります。火曜日の朝、同じ時間帯に政府は閣議をやっていますが、国会における閣議が「3幹3国」ということで、臨時国会以降定例化します。
初の3幹3国は、議会制度視察中の国対委員長は参加しませんでしたが、憲法7条の天皇の国事行為である「第185臨時国会は2013年10月15日(火曜日)に召集する」との政府の方針を、石破茂自民党幹事長が、大畠章宏民主党幹事長に伝達しました。日本維新の会、みんなの党、共産党、生活の党の野党4党にさきがけて、民主党に伝達したことは大いに評価します。
記念すべき、初の3幹3国は、1時間45分にわたり、石破さんと公明党の井上義久幹事長が次々の大畠さんに民主党の方針をただす、自公ペースになったようです。
今後は、与党から伝達された方針を、大畠幹事長が、他の野党さんにどのように伝えるか、あるいは、野党をまとめて大畠さんが3幹3国に臨むか。
いろいろありますが、やはり第45期衆議院で、3党合意を実現し、一体改革を実現したのはどの党か。それを自民党と公明党が理解していれば、少なくとも2015年10月までは、3幹3国を続けるのは当然の報いです。
あるいは、民主党幹事長が情報を独占し、他の野党に伝えないということもできるでしょう。
野党第1党の力をいかして、日本維新の会、みんなの党を崩壊に追い込み、小選挙区で勝てる議員は民主党に個人として入党させるという「民由合併方式」しか、野党再編はありえません。自公という巨像とたたかうのは3年後。それまでにしっかりと、維新の会、共産党、生活の党の息の根を止めていきましょう(みんなの党は参院18議席)。