銀のプロゲーマー (集英社スーパーダッシュ文庫 お 3-10)
岡崎 裕信
集英社 (2012-06-22)
売り上げランキング: 11348

ハイスコアガール2巻のついでに、ゲーマーモノってことで何となく目についたので買ってみた


ゲームプレイの内容よりプレイする気持ちに焦点を当てた作品で、あるあるネタは薄いのだが
それ抜きにしてもゲームシーンが退屈&キャラクター達も楽しそうにしてないんでイマイチ…
キャラの掘り下げもなしにいきなりネトゲのβテスト話とかやられても退屈すぎて何コレ状態…

序盤の主人公は特にゲーム好きって感じもしなく才能なし努力なしなくせに舞い上がり、
チートで天才を倒し調子に乗るという横暴っぷりにイライラした


が!

その全てを捨てて全てを逆転させる魔王プレイが始まってからが本番だったな~

浮ついて退屈だった序盤の話にも意味がでてくるし、地に足付けて考え行動した結果ダメージを受ける主人公は痛々しいけど、痛みを受け入れる姿には心打たれるものがあった

ゼロレクイエムみたいなものかねw

効率厨vsチート厨のバトルの果てに本当のゲームの楽しさに気付くという流れは、
ネトゲをやった事がある身としては思うところがあったw

勝敗や損得にこだわらず単純にゲームを楽しむ気持ちは天才も凡人も等しく持っているものなわけで、強いヤツがゲームをつまらなくするという理不尽さをうまく中和できてたなと

でも最後の説教シーンは作者のトラウマ反映しすぎだろ、あとがき読んだらまんまで笑ったwww

銀華に憧れるキッカケのシーンとか好きだったけど仲良くなる過程が雑なのが勿体なかったな~



テーマとしては1巻で完結しちゃってる感があるけど続き出るのかね?

唯一の才能であるマインスイーパー「反応速度と操作精度の両立」の能力を開花させてく方向でいけそうだし、ゲームの楽しさを取り戻す話だったんでここから本番って気もするが…
俺TUEEEと金稼ぎを否定してる作品なだけにプロになるのも微妙だしな

何とも言えないとこ、それなりに面白かったんで続くなら読むとは思う


テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌


















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