あの晴れわたる空より高く
チュアブルソフト (2014-09-26)


評価、☆☆☆★+

すげぇ科学的に難しかった

よくこんなん書いたな、と思う

名のあるライターがどんどんこの業界からいなくなっている中で、こんな尖ったシナリオ書けるのはかなり得難いと思う

科学的解説が、世界観を作っていたから、それだけでも良かったし楽しめた、しかし、それが上手くエンタメ要素に繋がりきれなかったのがとても残念

そして、青春系で、ヒロイン可愛くて、やってることにも引き込まれる、しかし、個別ルートでは、ロケット飛ばさないのがとても残念だった

マックスファイブでは、ロケット飛ばして初の敗北、そしてそこから…、リベンジ!という流れなんだが、個別だと勝つには勝つが、所謂、種目別?的な感じで、イマイチ爽快感の波に乗り切れない、どうも主人公とヒロインが、科学的に勝った!みたいな感じで、夢と青春と爽やか要素が足りなかったなー、残念…

個別で、主人公が関わってない分野の結果が振るわないというのは、個人的には好きな構成だけど、トゥルールートでは、全種目制覇のところが見れなかったのは残念だったなー、全部の分野やりたり!のところから主人公が全ての分野に関わるところを軽くでも見たかったし、フォーシーズンズでビャッコが無双するもの見たかった、ハーレム的なものw

最後に宇宙へロケット飛ばしたのは飛ばしたんだけど、もう一歩何かほしかった、羨むほどの青春の熱さとか、思わず涙してしまうようなチームワークとか、キャラのメンタル面など、青春要素がもっとガンガンと響かせてほしかったなー、心情模写が多くはなかったから心に響くところが少なかったのかなー、理屈じゃない部分が。
そこんとこの差で、去年のころげてより一歩負けるかなー

しかし、ジャンルの特異性や、作品としての完成度的にも特に粗もなかったし、十分楽しめる良い作品だった

新約 とある魔術の禁書目録 (11) (電撃文庫)
鎌池和馬
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014-10-10)
売り上げランキング: 1


あらすじ
待望の最新刊は、新ヒロイン・食蜂操祈が登場!
「そういえば初めて『あの人』と出会ったのも、あの交差点だったかしら」
食蜂操祈が初めて上条当麻と遭遇したのは、数多の魔道書を司る白いシスターが魔術の世界から逃げ出し空から振ってくる、ずっと前のことだった。
今でも、食蜂操祈は覚えている。ツンツン頭の少年との想い出を。
はじめは、新手のナンパかと思った。
ある時は、水着を見られた。
ある時は、バッグで頭をぶん殴った。
ある時は、間接キスを経験させられた。
そして、最後に――。
命を救われた。
それは、彼女の人生の中でも、一、二を争う『幸せな時代』。精神系最強の能力者『心理掌握(メンタルアウト)』の、大切な『記憶』だった。
食蜂操祈の過去を紐解く物語が、今始まる。

感想、

な、なんて切ないんだ!

そして、どんだけのヒロイン力を発揮してるんだよ!

なんだこのヒロイン力は!


人気爆アゲ中のヒロインに一巻丸々出番を与えて内容がこれとかヤバすぎるやろw

ていうか、上条さんのモテレベルが神の域に達している気がする

結局、上条さんを巡った話じゃねぇかw

食蜂と雲川と敵の三人の上条さんへの想いによる一冊だった

今回は凄かったな、最近、あらすじ詐欺っぽいような巻が続いて、発売前のあらすじで楽しみになって読んでみると、そっちかーと期待してる方向とは違う方向に進むもんだからあらすじ詐欺的な感じをうけていたけど(まあ、こちらがシンプルに安い展開を期待しすぎなんだけどw)、今回はこちらが期待してしまう安い展開を越えた上で捻ってきたもんだから楽しめたは

過去回想始まって、なんか普通に美琴と上条みたいなやり取りでなかよくなる食峰と上条にニヤニヤしてたら、食峰の記憶が書き換えられている!、でなんだってーと驚きと、そんで出てきた雲川のキャラクター性が上条絡むとどんだけみんな乙女なんだよ!とツッコミ満載なやり取りが続いて、しかも上条との過去が嘘だと自暴自棄になってしまうレベルで愛してしまっている食峰が魅力的過ぎるww

しかも、敵も結局、上条さんに固執してた故の食峰への敵対だったわけで…
そんでもって、上条の記憶喪失以外に、食峰の事は記憶することができない設定とか、どんだけ設定満載かつ、ヒロイン力高すぎるわww

ぜひ、そこはなんとか上条さんの主人公パワーで食峰のことは思い出してほしいわ、とあるっぽくない切ないヒロインだわw
逆に存在感が出てしまったわww

旧約とあるがメインがインデックスで真ヒロインが美琴だとすると、新約はメインが美琴で真ヒロインが食峰って感じになってる気がするわ

食峰にはこれからもスポットライトが当たる事を祈る

普通、本筋がほとんど動かない巻は好きじゃないんだが、今回みたいなのだったら全然OKだわw

まあ、パッケージシティと構成は同じだったなw

オティヌスが日常にいるのも笑ったw

新約 とある魔術の禁書目録 (10) (電撃文庫)
鎌池和馬
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014-05-10)
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あらすじ
魔神オティヌスを救うため、全世界を敵にまわした上条当麻。今まで頼もしい味方だった、指折りの権力者、超能力者、魔術師、それらすべてが“強敵”として上条に襲いかかってくる。この闘いは、上条の人生の中でも生存確率がもっとも低く、もっとも絶望的だと思われた。…つまり、上条が帰った世界は、まるで『あの地獄』と同じ光景だったのだ。だが彼は屈しない。今度は一人ではなかったから。オティヌスを全世界から救う方法。それは『魔神オティヌスの無力化』だった。魔神から人に戻るためには、デンマークの古城にある『ミミルの泉』から魔神の片目を取り出す必要がある。さあ、目的は決まった。上条は戦う。たった一人の少女の命と笑顔を守るために

感想、

結局は、上条さん通常運転って感じなわけだけどw

金髪碧眼の美少女と逃避行、今までの仲間が敵になって襲ってくる、という謳い文句だったけど、

感想としては、読む前のあらすじほど、興奮はしなかったけど、久々のキャラとか多かったんで面白かったかね?てとこ

一通が肉体的に強くなっていたも、上条ちゃんには勝てないのねって初戦で始まった割には敵強すぎてどうにもならんかった…

信頼されすぎて本気だったしなw

美琴がどんどんヒロイン化していくのが安心できていいわw

今回はハグまで行ったので?w次のステップに進んでもいいのでは?w

魔神だって普通の女の子なんだ!といって助ける上条さんはカッコよかったけどな

まあ、結局は説得とかだったが残念、かつての敵を倒しまくってって流れを期待していただけに…

ラストのオティヌスとのやり取りは良かったが、まさか、準レギュラーポジションに落ち着くとは思わなかったw


ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (6) (電撃文庫)
宇野朴人
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014-10-10)
売り上げランキング: 90


感想、

あらすじ
カトヴァーナ帝国軍が真っ二つに! ヤトリが離脱した騎士団の未来は……!?
軍事クーデターが起こり、カトヴァーナ帝国内でイグセム派とレミオン派が激突する。
それはイクタたちにも影響を及ぼし、イグセム家のヤトリは父のもとに戻るべく、騎士団を離脱。
またレミオン家のトルウェイは、父と対峙することを決意。
そしてイクタは、父バダ・サンクレイの残した独立部隊「旭日連隊」を率いて、内戦を収めようと立ち上がる。
激しく揺れる帝国で、それぞれの想いを胸に戦場を走る少年少女たち。彼らの未来に希望はあるのか…?
本格ファンタジー戦記、待望の6巻!


感想、

当分帝国内部の話になるとは思っていて、その通りになったものの、話としては結構進んでくれたのはよかった、この巻読むまでは次は設定に使われるかなーとか思ってたからそうならなくて結果的には良かった気はする、ただあくまで本番は次からっぽいが…

今回一番盛り上がったのは、三つ巴の舌戦が良かったかなと、イクタも頑張ったし、そこが一番面白かった
というか、他はほとんどイクタ出てきてないし…

能力ある上に動かせる兵力を持ってしまったから、イクタ最強になってしまったしな、次は無双するだろうから中々出番少なくなりそうだよなーバランス崩れそうだし

今回はほとんどトルウェイの話に帰結するかな

成長したトルウェイはかなり怖い存在になりそうだな

というか、仲間達が頼もしすぎてヤバかったな、歴戦の英雄たるなんか渋い大人達が出てきたと思ったら、次々と打倒していったのが驚いた

マシューの成長具合もハンパないし、マシューとトルウェイも頭周り過ぎてイクタ必要ないレベルになってしまうんじゃ、とかイクタとヤトリが一つ頭が抜けていたのに並んだ印象がある

トルウェイなんとか精神力の未熟さで抑えられていたスペックが今回覚醒したことによりかなりの存在になりそう、というか、イクゼムとレミオンを結びつけるために二人をくっ付けるとか安い展開にならないことを祈るな

問題はヤトリの内面なんだろうな、今回で一応、内面が揺さぶられたが一人で何かを変えられるタイプではないからやはりイクタの男の見せ所なんだろうな

行政側での唯一の敵となりそうなトリスナイとの戦いだし次は忙しくなりそうだな

絵が変わって結構ギャップありすぎて違和感だけど、挿絵が増えたのは良いことだな



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