新約 とある魔術の禁書目録 (7) (電撃文庫)
鎌池和馬
アスキー・メディアワークス (2013-05-10)
売り上げランキング: 7


あらすじ

上条当麻が目覚めた場所は『暗闇の密室』だった。彼をそこに送り込んだのは、多角スパイ・土御門元春。この学園都市に、再び敵性魔術師が潜入し、持ち込んだ霊装で学園の壊滅を狙っているらしい。
 霊装による大規模術式発動阻止の『使命』を受けた上条は、残り数時間という緊急事態の中、急いで『暗闇の密室』から抜け出した!!
 ――のだが、目の前に広がったのは、名門お嬢様女子校の更衣室で……。
 今回も爽快に不幸が炸裂する上条。ド変態の烙印を押され、凶暴な女学生たちから追われる中、必死で『学舎の園』内で霊装探索を行う。
 途中で御坂美琴にも発見され、ついにチェックメイトかと思われたその瞬間……“幸運”にも、救いの手がさしのべられた。
 食蜂操祈。
 常盤台中学、第五位の超能力者『心理掌握』の少女。
 この出会いは、偶然の産物か、それとも『何者か』による必然の産物か――。
 科学と魔術が交差するとき、物語は始まる!
(電撃公式より)




感想、

上条さんがお嬢様学園に!操祈と関わってしまうの!

と、もうあらすじからして期待度大だった今回

てっきり常盤台に乗り込むのかと思ったら、違う学園で肩透かしくらったところに食蜂登場で歓喜

もう可愛いキャラでればとりあえず上条さんと絡ませて惚れさせてほしいっていう思考が働くわw

その一番候補が食蜂だったわけだがw(ちなみに時点は佐天と固法w)

それでどう関係していくのかと思えば、食蜂は上条を知っている&信頼度が最初からMAXな状態

操った少女との間接的なやり取りだから食蜂の姿は見てないから大覇聖祭に会ってる所に繋がらないみたいだが、大覇聖祭に初めましてと自己紹介してるのにもかかわらず知ってるってことは上条さんが記憶を失う前に会ってるとかかな?

そうなると、現在、電撃大王で連載中の食蜂の過去話に出てきたりするのかなー?

そちらも楽しみになってきたw


食蜂のターンかと思ったら土御門のターンだった

土御門の話とか、無能力者でもあり超能力者でもあり魔術師でもある土御門が主役になると、行動の幅が広いから話のジャンルがまた変わるね

作者が自分の全てのアイディアをとあるの作中で成そうとしてるような感じだよね、このキャラの多さと空気の変化は

普通、他の作品ならあまりに空気感や世界観が違うと次作や他の作品のためにとっておくかもしれない展開を、視点を変えて平気でやってしまっているような印象


前の巻でようやく訳も分からず振り回されるのを脱したかと思われた上条さんは、今回は魔術側ではなく学園都市側に振舞わされるのであった

というか、土御門は暴走すると駄目なタイプだったか…

旧約の後期辺りから動かすキャラが変わってとても話が回りくどくなったよね、海外ドラマみたいな感じ

前置き長い上にヤマ場で盛り上げてくれないので、新約が嫌いな人がいるってもの理解できる、上条さんが空気になったら私が読むのを止める時のような気がする

そして、今回もそうなんだけど、今回のはあまり本筋に関係あるようには思えないんだよな~、この巻の楽しみは上条と食蜂との関係性が見れたのだけかな~

しかし、サービスってレベルなだけでその後どうなったのかとか投げっぱなしだし

今回の話は正直イマイチ

擬似ヒーローの相殺だったけど、浜面と一通を巻き込んだフレメアの話の応用だけど、とても後付くさい上に、一巻で消費するなら大してテーマでもないんだろうし、前の巻までの話ともリンクしてないし、新しいことをやるための伏線かただ書きたかっただけなのか…

まあ、この作者ならあとでこの設定生かして何か発展展開はりそうだけど、それがないなら特に本筋進展してないし、この巻読まずに次読んでも理解できそうなレベル

木原が何かやってますよってレベルなだけか

上条さんの説教が聞けてるだけ新約の序盤よりマシかもしれないが、それでもイマイチな話だった


テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌


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