米沢の花火大会[通りすがり氏へ]

2024/08/23 (Fri)
米沢の花火大会[通りすがり氏へ]過日、当ブログの「通りすがり氏」のコメントを読んだと言う方から電話が入った。内容は「一部の利権者の金儲けが目に余る」と、貴殿とほぼ同じ意見であった。
当会は、不正な「公金支出」を「住民監査」や「住民訴訟」で炙り出し、是正しようと活動しているが、残念ながら「公金支出」に関わらない事業には手が出せない。
しかし、貴殿や電話の主以外にも黒い噂を耳にするので少し調べてみたら、主催は「米沢四季のまつり委員会」として、企画は「米沢商工会議所」「米沢商工会議所青年部」「米沢青年会議所」「米沢観光コンベンション協会」「米沢観光コンベンション協会青年部」の面々だ。
この中で「米沢青年会議所」以外は、本市より相当な額の公金支出があるので、適正な資金管理をしなければ問題となる。
ネットに、全国で唯一!?“戦国”がテーマの「よねざわ戦国花火大会」[クリック]とあったので覗いてみると、冒頭「プラットヨネザワ株式会社が参画する」との説明があった。するとプラットヨネザワ㈱が企画のメンバーに加わって「よねざわ戦国花火大会」を計画したということだろうが、タイトルが示すように「花火大会」がメーンのイベントである。
それにしては、記事の文中に「見どころ①:有料席から約150メートル先にあがる4号玉はまさに圧巻!」とあるのは気になる。
4号玉とは、直径12cmで5,000~7,000円の代物であり「まさに圧巻!」といえるものだろうか?
世界一の四尺玉(直径120cm)で有名な花火大会「片貝まつり」[クリック]は、個人や企業が色々な想いを込めて花火を奉納するが、その7~8割が尺玉(直径30cmで50,000~70,000円)花火である。
このように花火大会と言えば尺玉~2尺玉をイメージするであろうが、4号玉(直径12cm)が目玉の「よねざわ戦国花火大会」では「金を集めるのが目的のショボい花火大会」との評価を得ないか心配である。

米沢城二の丸

2024/08/10 (Sat)
米沢城二の丸
現在「NHK米沢中継所」のある場所は「米沢城二の丸」の跡地である。
二十数年前、「小説・上杉鷹山」の著者「童門冬二氏」が当地を訪れ「由緒ある米沢城二の丸跡に、鉄塔や張り巡らされた鉄線は似つかわしくない」との指摘を受けた「米沢史蹟保存会」は、当時の安部市長に「NHK米沢中継所」の移転を願い出た。
しかし、市当局の熱意が薄いと感じた保存会は、安倍晋三首相の側近である代議士秘書に協力を要請したところ、玉庭出身と言うこともあり、彼の力添えを得ることによって話は進展した。しかし、その後は市当局の不作為によりこの話は塩漬け状態となった。
そこで、保存会は「芳賀道也議員」にNHKとの交渉を依頼したところ「2024年に、現在の中継所を取り壊し、更地にして米沢市に変換する」との確証が得られ、7/30には元ニッセキハウス前に完成した電波塔の披露が行われ、今月より現在の中継所の撤去工事が始まるとの説明があった。
当保存会では「NHK跡地整備推進協議会」を立ち上げて、行政・市民協働で歴史的価値のある「米沢城二の丸」跡地を観光振興に活用したいと思うので、訪問各位の意見を願う次第。

花火大会

2024/08/05 (Mon)
花火大会8/3に日本三大花火大会と称される「長岡まつり大花火大会」見物をバスツアーで出かけた。2日間にわたり開催される当花火大会は観覧客は100万人を超え、費用は約13億円で、収入もそれに近い額だという。 小生は今回で3回目の観覧客だが毎回感動を覚え、大曲や片貝・赤川より好きな花火大会だ。
そこで気になるのが費用の点だ。2023年の非公式データがあったので参考にされたい。
花火打上事業費 2億 5123万円
花火1発の値段:10号玉¥65,400・20号玉¥691,200・30号玉¥1,620,000
会場設営事業費 3億 8755万円
安全対策事業費 1億 6999万円
交通対策事業費 5218万円
観覧席販売事業費 9642万円
寄附懇請事業費 1089万円
受入態勢強化事業費 2551万円
活動費総額 9億 9377万円
主催は「長岡花火財団」となっているが、受入態勢強化事業費(2551万円)と寄附懇請事業費(1089万円)は何に使っているのかイマイチはっきりしないとの声もある。
米沢市では10/12に「米沢四季のまつり委員会」主催の「よねざわ戦国花火大会」が開催されるが、8/3通りすがり氏より「久しぶりに読みにきたのですが、花火大会にツッコミ入らないんですね(失笑 大好きな利権の匂いがプンプンしますよ。」とのコメントがあった。
コメントの真意は測りかねるが「当会が、利権の匂いがプンプンする米沢の花火を取り上げないことが失笑に値する」と言いたいのであろうか?
事業を行えば利権が発生するのは当たり前だが、それが問題だと主張したいのだろうか?
通りすがり氏には、もう少し具体的なコメントを期待する。


木版画家・川瀬巴水

2024/08/01 (Thu)
木版画家・川瀬巴水
川瀬巴水(はすい)は大正から昭和にかけて活躍した木版画家である。7/11~8/25山形美術館で展示会が開催されているので、7/27鑑賞に出かけると、土曜日と言うこともあってか、会場はかなりの入場者で賑わっていた。 展示数は約180点で、叙情的な巴水の世界へと引き込まれる。
本県には幾多の美術館が存在し、興味をそそる展示企画の場合は鑑賞に出かけるが、その時は「米沢でも良い企画が組めないものか」との思いが湧き上がる。 米沢市には美術館はないが博物館で芸術作品を展示することは可能なので、市と博物館連携で計画すべしと進言する。
上杉謙信公の生誕は1530年、没は1578年である。今年は上杉謙信公の頭巾が全国的に話題となり、それの修復作業が6年後に終わると聞くので、市を挙げて「謙信公生誕500年」の企画を今から進めるべきと思う。
伊達政宗公生誕450年に、仙台市は大々的なイベントを企画して多くの観光客の動員に繋がったとき、中川市長は「皆、仙台市で持っていったので米沢市には何もないから何もやらない」と公言したことは議会でも問題となり、付け刃の 「シンポジウム」でお茶を濁した過去がある。
観光振興事業は観光課が担うべきだが、現在の職員体制では「観光衰退」は望めても「観光振興」は望めない。そこで近藤洋介市長に期待したいが、就任8ヶ月を見る限り、それも望めない。
訪問諸兄よ、「滅び行く上杉の城下町」を、指を咥えて見ている時ではない。

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