大谷翔平選手の活躍で沸く米大リーグで、日本人初の監督を目指す指導者がいる。三好貴士さん(46)。米独立リーグや大リーグのマイナーリーグで監督を務めてきたが、2024年は新たな挑戦に臨んだ。もう一つの野球大国、ドミニカ共和国での指導。夢に向けての必要な決断だった。
ドミニカ共和国へ 46歳の決意
6年間契約したツインズを離れ、レッズへの移籍を決めた。新たな挑戦をスタートさせた理由をこう語る。「これまでと環境が違うし、住むだけでも大変。自分にとって一番苦しい状況だと思って選びました」
レッズの本拠地は中西部オハイオ州のシンシナティ。それがなぜ、カリブ海に浮かぶ国で指導することになるのか。レッズは他球団同様、傘下に2軍相当の3Aから2A、1Aなどレベルごとにチームを抱える。その最下層のルーキーリーグの一つがドミニカ共和国にあるのだ。
ドミニカ共和国は貧富の差が激しく、街のインフラも十分に整備されているとは言い難い。衛生環境も決して良いとは言えなかった。「僕らが当たり前だと思っていることは、当たり前ではない」。そんな現実を目の当たりにした。
一方で…
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