月が変わって10月最初の金剛登山。
今日は12時から17時までの間だけ時間があったので、少し登ってきた。
さっきまで雨降ってましたと言わんばかりの、雨上がりで滑りやすそうなコンディション。
歩きにくそうで滴で濡れそうなルートや、狭いルートや、水越や奈良側などもやめて、
登りは大阪側「カトラ谷ルート」から。
カトラ谷を登り出す前の長いスパンのルートで、
おばさんがひとりで一生懸命写真を撮っている。
「何を撮ってらっしゃるんですか?」と尋ねてみたら、
「これは何々・・で、お正月のときによく何々するものですよ。
けど、若い人は知らないでしょうね・・」(若くないんですが)
で、それが何という名前の花?実?だったか、帰ってきたらすっかり忘れてしまった。
正月の・・って聞いたとき、「羽子板の羽のようですね」って
思いついて言ったのだけは覚えているのだが。。
登りのカトラ谷ルートでは誰ひとりとも会わず。
山頂13時半の気温は16℃と低めであったが、
国見城趾広場のベンチに座っていると、日差しがぽかぽか暖かい。
さすがにもうプヨはいないのでゆっくり落ち着ける。
このところの登山では、山頂滞在に時間をかけないことが続いていたので、
久しぶりにベンチでのんびりボケーッと過ごしていたら眠ってしまいそうになった。
広場の奥の背もたれのあるベンチだったから快適すぎた。
登山者ウォッチングをしてみる。
今日は登山者が少なめ。
記念写真を撮っていたり、撮ってもらっているのを眺めるのも楽しい。
いろんな思いで山頂まで登りきったんだなぁと想像を巡らせてしまう。
弁当を広げて美味しそうに食べている夫婦。
「隣の畑は青い」じゃないけど、他人の弁当は美味そうに見えるのは自分だけか?
あんなおかず、入れてもらったことない、ええな~おいしそ~。
とつい卑しくなってしまう。
さらにボケ~と過ごしていたら、耳を疑うことが!
なんと、一匹の蝉が鳴き出したのだ。
この時期に?最後の力をふり絞るような鳴き声。
あれはアブラゼミの声のようでした。
さて、下山ルートがなかなか決められず、ああでもない、こうでもないと
優柔不断の迷いモードに。
今日は千早本道を直滑降するのも消化試合みたいで面白くないなぁと思い、
セト経由の黒栂谷ルートにしようかなと下山を始めたものの、
急に気が変わって「わさび谷ルート」から下山することにした。
「わさび谷ルート」は下山に使うとアスレチックのようで楽しい。
ステージ変化が豊富なのだ。
それに、季節によって大きく表情を変えるのも特徴。
だから好きなルートのひとつだ。
今日は雨上がりで湿っていることもあって、いつもより余計に神経を使う。
千早本道や伏見峠ルートのような足下の心配をしなくてよい
ひたすら足を動かすことだけに専念するルートとは違い、
まるでライン取りの難しいスキーの難コースのように、足を置き方や接地ポイントを
忙しく頭で情報処理しながら下山しないといけないので、楽できないし気も抜けない。
ただし難所が無いルートなので、気を抜けないと言っても危険を伴うわけではない。
今日は登りより下山のほうが楽しかった。
※来週末は地元の祭り(だんじり)があるので山に行けません。
せっかくの「もみじ祭り」なのに残念でたまりません。
今年は春の「さくら祭り」にも参加できなかったのに、まさかです。
その他の画像は以下より。
おばさんが一生懸命撮影されていた実。
おばさまが写されていた実は、調べてみましたら、多分「ツクバネ」だと思います。
さくら祭りに続き、もみじ祭りに参加できず、本当に残念ですね。
来年は、ご参加できますように…。