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山は無数!思い立ったが吉日、未だ見ぬ山へ!

モンベル 『リチャージャブル パワーヘッドランプ』 

20210909-1.jpg
montbell「リチャージャブル パワーヘッドランプ」

時代はリチャージャブル

だんだんと日が短くなってきた今日この頃。
ヘッドランプ、通称ヘッデンは壊れない限りはそうそう買い換える道具ではないが
個性的なものについ惹かれては買い増しで大小さまざま4、5種類は持っているかな。
しかし、ここいちばん重要な山行に持っていくのは最強の1台だけ。
山登りを初めて10年以上になるが、初めて購入したのが2008年で
ブラックダイヤモンドの「ジーニックスIQ」 である。
これはまだ手元に持っていてライト部分はバリバリ元気ながらも
ヘッドバンドのゴムが経年劣化して伸び切ったので引退してもらっている。
バンドを交換すれば済む話ではあるが。。。
バッテリー部分が頭の後ろにあるので重量が分散されライト部分の重さでうなだれにくい。
むしろライト部分が軽すぎて安定感が無くて落ち着きがない。
そもそもこれを最初に買ったせいで?ってモノや人のせいにしてはダメだが
周囲のバンドとは別に中央部分にもバンドがあるヘッドギア的な構造だったため
ヘッデン=頭にしか乗せないものという固定観念に囚われることになった。
その結果、夜の移動などで車内や駐車地での暗闇でゴソゴソするために
別途、LEDネックライトも併せて準備する必要があった。
LEDネックライトの記事を見て購入された方が多数いらっしゃって・・・
あんときの猪木はまだ未熟者で申し訳なかった。。
初代の中央にもバンドがあるタイプのヘッデンは頭にしか乗せれないのだった。
しかも帽子などをかぶってない肌に直接ヘッデンを着ける落ち着かなさときたら。。(≧∇≦)
一方、一般的なヘッデンはヘッドバンドだけなので首にかけておける。
つまり車中泊仮眠や小屋泊消灯後などにネックライトとしても活躍する。
メインヘッデンを新調したのはそんなこんなで初代の購入から10年後のことである。
初代ヘッデンがまったく壊れないもんだから次に購入したのも同じメーカーの「ストーム」にした。
電圧の関係で乾電池3本という中途半端なモデルが多い中で4本仕様だった。
昔から充電式のニッケル水素電池「エネループ」を多用してきたので
予備を持っておくにしても偶数本だと余りが出ないので世代管理がしやすい。
しかしさらに時代が変わって乾電池を使用するのは家の中にあるリモコンや置き掛け時計くらいのもので
外に持ち出す道具でそれが必要になるのはヘッデンくらいになってしまった。
すっかり使わなくなったGPS専用機は単三形、ヘッデンは単四形でサイズが異なるばかりか
ニッケル水素電池というのは屋外ではほぼ充電が不可能なのだ。
しかも容量は少なくそこそこ高価な上、繰り返し充電回数に達していないのに充電不能になったり。
一本づつの世代管理(いつ購入した個体なのか)なんてもはややってられないし残量もわからない。
ましてや使い捨てのボタン電池(リチウムコイン電池)を使うモデルなんてもっと最悪だ。
電池の調達は困るわ小さいのに高価だわ使い終わってからの処分にも困るではないか。
近年はなんでもかんでもリチウムイオン電池になってきている。
モバイルバッテリーさえ持っておけばあらゆるものを充電できるし。
ご多分に漏れずヘッデンすらももはやリチウムイオン電池式のほうが便利なのだ。
しかもリチウムイオン電池のほうがサイズ比にしても大容量であることが多く、
乾電池式よりもはるかに長時間の連続点灯ができる。

ヘッデンのメーカーですぐに思いつくのはやはりブラックダイヤモンド、そしてペツル。
調べてみたらブラックダイヤモンドはまだ乾電池式が主流な感じ。
一方、ペツルは「コア」という独自のリチャージャブルバッテリーを
同社の多数のモデルで共用できるような方式を展開している。
しかも乾電池も使用できるというハイブリッド仕様だ。
選ぶのを迷ってしまうほど多種類で、餅は餅屋と考えると当然食指はペツルに向くことになる。
ペツルだとアクティブシリーズの「アクティック コア」が欲しいかな。
リチャージャブルバッテリー「コア」(1250mAh)付きであるが税込8360円と高額だった。
はたまた軽量重視でわずか35gという超軽量モデル「ビンディ」も良い。
けどこれってアタマというよりどちらかというとネック専用な感じなのに税込5720円もする。
予算は税込5千円以下が希望。
好日山荘はちょっと遠いし、会社帰りならモンベルが便利だなってことで
モンベルが充電式を出していないかどうか調べてみたらあるではないか。
商品名が「リチャージャブル パワーヘッドランプ」ってそのまんまやん。。
もうちょい短い名前にしてくれないと文字数多すぎて困るなぁ。(^^ゞ

ちょっとここで充電式ヘッデンに求める条件をまとめてみた。

 ・信頼できるメーカーであること(モンベルは何でも屋だけど)
 ・安価であること(モンベルはそこそこ良いものが安い)
 ・軽量であること(リチャー・・・は84g)
 ・ネックライトとしても使えること(OK)
 ・充電式であること(なんと1800mAhの大容量)
 ・点灯パターンがなるべくシンプルであること(OK)
  ※ブラックダイヤモンド「ストーム」は点灯パターンが多すぎて操作が覚えれない。

点灯パターンはシンプルな4種類だけ
 ・電球色サイドライト・・72時間点灯
 ・白色メインライト(LOW)・・36時間点灯
 ・白色メインライト(HIGH)・・15時間点灯
 ・白色メインライト(点滅)

誤動作防止のために最初はダブルクリックをしないと点かない。
モバイルバッテリーで充電可(microUSB端子)
電池残量インジケータ付き
自分で量ってみた重量84g(ストームは118g)
明るさ:最大200ルーメン
防水性:IPX6(滝のような雨の中でもOK)
価格:税込4290円

他に書くことなかったかな?
とにかく軽いから良いわ~。
ということでこれからはこれを低山から遠征まであらゆるシーンで多用していこうと思う。
ペツルも現物を目の当たりにしたら買ってしまうかも~(^^ゞ
20210909-2.jpg
ブラックダイヤモンド「ストーム」(上)とモンベル「リチャージャブル パワーヘッドランプ」(下)
写真の「ストーム」は既に旧モデルとなってしまった。

20210909-4.jpg
ブラックダイヤモンド「ストーム」(右)は単4形電池4本仕様なので大きく重くて多機能すぎる。
作りはブラックダイヤモンドのほうがバンドひとつ比べてもわかる明らかに細部にこだわりを感じる上質感だ。
さすが餅は餅屋。

20210909-3.jpg
サイドライトの電球色を点灯させてみた。
暗闇の手元周辺では十分な明るさだ。

20210909-5.jpg
電池残量インジケータが付いている。
緑色点灯→赤色点灯→赤色点滅→消灯という4段階だ。
[ 2021/09/09 21:46 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(8)
私が今使っているヘッドライトは、モンベルのものですが、単4乾電池×3個で、電球色の小さなライト→白色ライトLow→白色ライトHigh→白色ライト点滅 の4パターンに切り換わります。機種名とかも知らずに使ってますが、この小さなヘッドライトにはずいぶん助けられました。
私は普段、比良山系をホームグランドにして歩いていますが、積雪期になると比良は、1mぐらいの積雪に、武奈ヶ岳~北稜~釣瓶岳~イクワタ峠の稜線は北西の季節風によって吹きだまった雪庇が2m以上の深さになります。イン谷口から武奈ヶ岳までは、多くの人のトレースがあり、朝7:40に比良駅を出発して午後1:00には武奈ヶ岳山頂に辿り着けます。しかし、そこから、北稜を踏破して、下山予定の畑の集落まで到達するには、山中で日没を迎え、下山が夜の8:00や9:00になったことは、1度や2度ではありませんでした。そんな時、モンベルのヘッドライトの有難さが身に沁みます。いつも予備の乾電池は多目にザックに入れているのですが、ヘッドライトを点けてみると消えかけていて、慌てて乾電池を入れ替えた時、ちゃんと点くまでがドキドキです。なにしろ命がけですから(笑)。通い慣れた道とは言え、雪が降ると風景が一変します。いつもの目印が雪で埋もれていたり、全然別の景色に見えたり、ドキドキ、ハラハラの連続です。でも、ヘッドライトの明かりが一つ足元を照らしてくれているだけで、安心感が全然違います。
充電式のヘッドライトは便利そうですが、一つ、不安があります。私は、下山した時、バスが無ければタクシーを呼び、最寄りの駅までタクシーで行くのですが、朝100%充電したスマホが、山中の余りの寒さに電池が消耗し、下山した時には1%に目減りしていたことがありました。同様のことはデジカメでも起こります。もし、それがヘッドライトでも起こるとしたら、ちょっと不安です。どうなんでしょうか。
[ 2021/09/10 20:30 ] [ 編集 ]
さっそくコメントありがとうございます。
冬場は日が暮れるのが早いのでこれからが活躍の多いシーズンになりますね。
なるほど低温に関しては各社スペック表示がありません。
モバイルバッテリーやリチャージャブルバッテリーで使われてリチウムイオン電池は、エネループのようなニッケル水素電池や使い捨てアルカリ乾電池に比べて低温耐性があります。
最近のスマホやデジカメ(モデルにもよる)は低温にも強くなってきているもののarajinさんのように命綱となるようなシーンでは心配ですね。
ヘッデンを使用開始するであろう数十分前にポケットに入れるなどで体温で温めておくのは効果的です。
ペツルにはティカという名の300ルーメンのモデルで税込み4180円の廉価モデルがあります。
このモデルはリチャージャブルバッテリー「コア」(別売)と単四形電池3本のどちらでも使えるハイブリッドモデルです。
予備に単四形電池を持っておいて普段の運用はリチャージャブルバッテリーのほうで行うというのもアリですね。
ペツルは過去、愛用者の知人が突然の故障が多いと聞いたことがありますのでヘッデン自体の予備(今お持ちのを)もあったほうが良いでしょうね。
金剛山でも日没後にヘッデンを頼りに歩く場合、照射する光の強さにもよりますが、通いなたルートでも分岐をうっかり通り過ぎてしまったりすることは多々ありました。
真っ暗闇では明るければ明るいほど安心感が高まりますね。
[ 2021/09/10 21:12 ] [ 編集 ]
今回、キバラーさん紹介の
「リチャ―ジブル・パワーヘッドランプ」ほぼ、ベストアイテムですね。
山ラン(山頂無線)山小屋(消灯時)トイレや他の登山者より早立ち
(わりと多い!)

私が使用している GENTOS 単三1本仕様 LED ヘッデンでは
白色ライト➝ HIGH & LOW  白色ライト➝ 点滅。仕様のみの為、
気を使いまくり・・・・^^);

「リチャージブル・・・」の電球色サイドライトは使えそうです。

モバイルバッテリーのUSBケーブル充電もFBですが
予備の単三エネループ(低温にも強い)も問題なく使用しています。

PS
日曜日&時々祝日、金剛山系(大日岳 1094m 他)から
キバラーさんのコールサイン連呼するかもしれません
電波をキャッチ出来た時は応答お願いします。
[ 2021/09/11 11:06 ] [ 編集 ]
読んでいて、そう言えば長い事見たことないなぁ
一度点検してみようと取り出したら普通に点灯しました。
私のは10年以上前のモンベル製ですが単3 1本の安物です
勿論予備の電池も一緒に入れていますが・・・
いつの電池か・・・相当前のような?記憶がないくらい・・・
早速予備だけ新品に変えました。
今まで使ったのは2回だけで最後に使ったのが?7~8年くらい前で
早立ちの時でした、夜間は記憶に有りません。
老人ですので出来るだけ早く下山するよう心がけています。
[ 2021/09/11 14:06 ] [ 編集 ]
JH3JFFさんは私などよりもずっと暗闇での活躍の場が多かったことでしょうからそれなりの工夫やバックアップ等されてたのでしょうね。
明るすぎるライトだけというのは場所によっては迷惑かけますよね。
暗闇を歩くのは明るければ明るいほど安心感がありますし。
最近では集中光だけでなく拡散モードがあったりと奥が深いです。
何にせよ必需品であることには変わりありませんのでこれからも追求していきます。
[ 2021/09/11 16:37 ] [ 編集 ]
遠征フットワークの軽い段平さんは多用される装備かと思いましたが何か別のものがあるのでしょうか。
スマホのライトで事足りるとか。
明るくなってからのスタートで、明るいうちの下山を徹底されてらっしゃるのですね。
p.s.
塩見小屋の一件がめちゃ気になります。(^^)
[ 2021/09/11 16:41 ] [ 編集 ]
LEDネックライト、はいはい、アレですね!
きっと全国に存在するであろうキバラーさん信者のうち
何百名もの信者が購入されたことででしょう~
はいもちろん私もその一名です(^^)
しかしライト1コでこれだけ文章書けるってやはり
キバラーさんすごい!単にネタにするだけでなく、商品の
長短を詳細かつロジカルに説明されてて、いや、もうね
私すでにコレ買うつもりになってますもん(^^;)
しっかりヤラれてます、はい。
[ 2021/09/15 10:09 ] [ 編集 ]
スロトレさんにもLEDネックライトを買わせてしまいましたか。
あのときに「ヘッデンを首にかけたらええやん」って気づいていたら。。。
私なんか自信満々に記事書きながら、黒、水色、白と3つも買ってしまっていました。
ボタン電池が無くなったら使わなくなる(ボタン電池は高いので)ようなシロモノでしった。
しかし、今度のこれは長い付き合いになりそうです。
電池の持ちと充電の手軽さが最高です。
励みになるコメントありがとうございます。
[ 2021/09/15 20:37 ] [ 編集 ]
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