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山は無数!思い立ったが吉日、未だ見ぬ山へ!

金剛山 第289回 (2012.12.23) 

※この記事は公開後、都合によりに画像を差し替えました
20121223-21.jpg

久しぶりに金剛山でたっぷり歩いた。
妙見谷は少し荒れていて危険度もアップしていた。


【ルート】
 登り:サンマイ谷
   まつまさ駐車場(9:00)-車道-林道取付き(9:30)-林道終点(9:55)-清井山(10:50)-金剛山頂(11:40)
 下山:妙見谷ルート
   金剛山頂(15:30)-車道(17:05)-まつまさ駐車場(17:20)


【今日の狙いどころと結果】
 ・サンマイ谷から登る →達成
 ・妙見谷ルートで下山して妙見の滝の高さを測る →達成


※参考:前回の妙見谷ルート

9時ちょうどにまつまさ駐車場をスタート。
バス路線でもある車道へ出てひたすら下って行く。
日曜日のゴールデンタイムともあって観光バスをはじめ次から次へと車が登ってくる。
歩道なんてない道を、車が通過するときには時には避難しながら一列になって進む。
車で通るときはさっさと通り過ぎる区間であるだけになかなか歩く機会は無いので
それなりに新鮮ではあった。
道すがらちょこんとある地蔵などには気づいたこともなかった。
そんなこんなで約30分かかって取付きの舗装林道入口まで下りてきた。
ようやく山の中へと入って行ける。やれやれ。。
車一台が通れる程度の幅の舗装林道をさらに少し下っていく。
なんとこんなところに民家が1,2軒あったりする。
橋を渡ってから林道は登り基調となり、さらにさらに林道を道なりに詰めて行く。
どこまで林道が続くのかと思うくらい延々と舗装林道。
まわりはもちろん鬱蒼と暗い植林地帯である。
ようやく林道の終点が迫る開けたところに出てきたら、本線と左へ伸びる支線に別れていた。
支線だとすぐに稜線に出て何らかの登山道と合流しそうだった。
本線のほうへと進むとすぐに詰め終わって、平成16年頃に整備された堰堤が2つあった。
堰堤が作られた頃に山抜けをしたのだろうか、新たに植林された杉の低木地帯になっていた。
その堰堤の左を踏み跡がずっと続いているのでそれに従って歩いて行く。
難なくサンマイ谷を上流へと詰めていくとテーピングがあちこちにある分岐にさしかかる。
しばし休憩しながらどっちに進むかを思案する。
左に行くほうが踏み跡明瞭で平和で無難そうであったが、右へと進む方向は少しばかりワイルド。
それでも赤テープがあって歩いた人がいるようなのでワイルドなほうへと行くことに。
一部倒木のある所をクリアするのにしゃがんでくぐり抜けたりしたのでまぁそれなりに汚れた。
一般登山道だと裾が汚れる程度なのでスパッツ(ゲイター)で対策すれば済む話であるが、
バリエーションなところを行くにはそれなりの覚悟はいる。
右俣を延々と詰め上がったところで右から続いてきている林道の終点で合流。
この林道はカトラ谷ルートへの取付きから枝分かれしてきている林道である。
ここから稜線に上がって踏み跡と合流した後は800mピークである清井山へと進む。
さすがにここからは明るく快適な植林歩きである。
清井山で少し休憩した後、一旦下る。
しばらく緩やかに登ったかと思うと今度は高低差100mはありそうな急な登りとなる。
そして道なりに、左から坊領ルートが合流してくるのを横目に、
元電波塔のあった跡の脇を抜けて青崩道に合流。
あとはセトを経由して山頂へ。
セトからは約30分のラストスパートの登りである。
山頂11時40分到着。気温は0℃でけっこう寒い。
記念写真を撮って回数捺印を済ませたら売店へと飛び込む。
売店はオール持ち込みは不可なので、パンを持ってきたがカップ麺を注文する。
店内は禁煙化が進んでいるので空気がクリーンで良い。
これまではタバコ臭が頭痛を引き起こすので売店に入るのは極力敬遠していた。
15時半の茶話会終了までの間、いろんな方と出会った。
私の金剛山歩きにずいぶん影響を与えてくださった先人で金剛山系大先輩の奈良の爺々さんご一行。
mixiでよく名前を目にするm.tさん親子。
金剛山公式ページの管理人でライブカメラの設置や葛木神社の自動おみくじ機設置など
ハードウェアのプロフェッショナルのまっくんさん。
幼少の頃から親に連れられて金剛山回数登山をされていて、30代後半?なのに
登山回数1260回のれおさん
今日のサンマイ谷のルートが気になると言っておられたのがれおさんで、
今回、われわれが登った後で同じルートを追いかけるように登ってこられた。
近畿百名山、関西百名山、日本百名山などなどすべて登り尽くしてもなお
金剛山中心に登ってらっしゃり山や花のことはなんでも詳しい我らが大先輩のkosiziさん
春に咲く花「マンサク」がもう咲いていたとか。
初のアルプスが今年で、いきなり西穂高ピークを踏まれた20代の残月さん
その他、おなじみの中村さん、ミカさん、売店のみーさん
茶話会が終わって外に出てみるとまさかの気温急降下で山頂が真っ白に。
雪もちらほらで非常に寒い。(> <)
あろうことか今日に限って防寒着はフリース1枚、ヘッデンは持参無しの軽装。(^^ゞ
15時30分、下山開始。
メンバーは3名増えて7人。
みーさん、残月さん、kosiziさん、れおさん、中村さん、ミカさん、そして自分。
妙見の滝の高さを測りたいというのも今日の登山の目的であったが、
この時間であるからして、登りでも時間がかかる妙見谷を薄暗いどんよりした中を
下山で使うとなると下山完了までに日没は避けられない。
それでも金剛山ベテランのみなさん揃いでワイワイ言いながら付いてきてくださった。
暗闇迫る妙見谷ルートは上部が伐採等で荒れていた。
登り慣れたルートではあるが、下山となると過去1,2回の経験しかない。
登りでは何ともないところでも、下山となると危険なところがあった。
いつもなら沢の中を行くところでも、巻き道の高所トラバースで一箇所だけ
高度感のある箇所があるが、あそこは何度歩いても怖い。
ようやく妙見の滝に着いた時にはかなり暗くなってきていた。
妙見の滝が落差15mということになっているが誰もが15mも無いと言う。
そこで最新鋭のレーザー距離計のピタゴラスの定理を使った三角測法にて
高さを測ってみたところ、なんど計測しても滝の落ち口からの高さは11m。
落ち口の奥には少し滑(ナメ)になっているようで、そこからが滝だとすると12mであった。
いよいよ暗くなってきたので下山を急ぐ。
横飛びの滝の上にあるアルミはしごの難所は以前より危険度がアップしていた。
そんなかんやで長い林道を歩いているときには真っ暗闇に。
それでもなんとか肉眼で少しの明るさをたよりにヘッデンなしで全員下山完了。
車道に着いたときには17時5分であった。
冬至から2日目の今日なので日没が早いのなんの。
今日は丸一日どっぷり金剛山で、有意義な一日を過ごせた。
お付き合いいただいたみなさんありがとうございました。

その他の画像は以下より。 20121223-1.jpg
地形図+GPS軌跡

20121223-2.jpg
山と高原地図 for iPhone+GPS軌跡

20121223-3.jpg
右は金剛山への車道 左がサンマイ谷への林道取付き

20121223-4.jpg

20121223-5.jpg

20121223-6.jpg
サンマイ谷

20121223-7.jpg
どこまでも舗装林道が続く

20121223-8.jpg
舗装林道支線との分岐付近。この先で林道は終わる。

20121223-9.jpg

20121223-10.jpg

20121223-11.jpg

20121223-12.jpg
今回は右側のワイルドなほうへと進んだ。

20121223-13.jpg

20121223-14.jpg
清井山ピーク(標高800m)

20121223-15.jpg

20121223-17.jpg
売店にいる間に気温急降下で真っ白に。

20121223-18.jpg
妙見谷ルートを下る。

20121223-19.jpg

20121223-20.jpg


気になっていたサンマイ谷を探索して来て下さり、ありがとうございました。私も一緒に歩きたかった所ですが、仕事だったので仕方がないです、今度またチャレンジして来ます!p(^^)q

今年も残す所わずかになりましたが、馴染深い皆様方と楽しくお話ができる時間を頂き、嬉しかったです。
金剛山で山友の輪が広がるって素敵で幸せだなぁ。今後ともヨロシクお願いします~^^

妙見谷の下山はワイルドで新鮮でした!登りとは全然違う感覚で、緊張しまくり!面白かったです!ありがとうございました。o(^o^)o
[ 2012/12/24 17:38 ] [ 編集 ]
昨日は久し振りにご一緒出来有難うございました。何時も登りばかりで妙見谷の下りも久し振りで足元が濡れていてチョット緊張しました。又の機会も宜しくお願いいたします。
[ 2012/12/24 20:26 ] [ 編集 ]
今日はお久しぶりでした?
 妙見谷を下られたとは
  私は怖くてできません・・・・

サンマイ谷の件ですが
1969年版日地 では口末谷の表記 記載無し
1967年仲西版は記載無し
1989年仲西根来版では尾根を黒破線
1997年版では黒破線 尾根から清井山に向かってます。
1998年版では黒破線 沢を直進しています。
1999年版では黒破線 沢を直進しています。
2000年版では黒破線 沢を直進しています。
2001年版では黒破線 沢を直進しています
2002年版は記載無し
平成4年発行 ちはや園地・ダイヤモンドトレール では尾根・沢 沢は黒破線 尾根は黒線 2つのコースを記載
2005年発行ダイヤモンドトレールでは記載なし
以上です。
[ 2012/12/24 21:06 ] [ 編集 ]
昨日はいろいろお世話になりありがとうございました。
サンマイ谷は未踏だったので楽しかったです。
予想通り植林ばかりでしたが新鮮でした。
kosiziさんにまた新たなルートを教えてもらいましたよ。
れおさん紹介していただきありがとうございました。
妙見谷下山の経験はありましたが緊張感をともなうところがありました。
暗闇がどんどん迫ってきて不安だったでしょうが、
そこはほやはりホームグラウンドだけあって余裕もありましたね。
だれもヘッデンを取り出さなかった事がそれを証明していますね。
年内、まだご一緒できるチャンスがあるので楽しみです。
[ 2012/12/24 21:36 ] [ 編集 ]
昨日は下山は突然なことで緊張を伴うところにお連れして申し訳ありません。
私も緊張するシーンがありましたよ。
でもさすがはkosiziさん、安全なルート取りは経験からよくご存知でした。
今日も登ってらっしゃったのですね!
またご一緒してください。
帰りの車の中で教えていただいた沢、また登ってみたいと思います。
良いお年を!でしたね。
[ 2012/12/24 21:36 ] [ 編集 ]
今日も登ってらっしゃたのですね。
単独で金剛山を歩いているときにいつも意外なところでお会いして
軽い立ち話だけでしたが、昨日はゆっくりお茶をご一緒できてよかったです。
サンマイ谷の件、たくさん調べていただいてありがとうございます。
とても参考になりました。
2001年までは黒破線があったのですね。
最後の方はどっちを行こうか選択を迷うほど進めそうな分岐や歩きやすそうな尾根がありました。
なかなか新鮮でかつ歩きやすかったです。
妙見谷の薄暗い中の下山は緊張感を強いられる場面もありました。
今度お会いしたときは金剛山の怖い話をじっくり聞かせていただきたいです。
またよろしくおねがいいたします!
[ 2012/12/24 21:37 ] [ 編集 ]
金剛山まだまだ知らないルートがたくさんある中で、今回行った事がないルートだったので、ワクワクしてました♪
誰にも会わずで、のんびりと登れて楽しかったです(^0^)
さすがに犬が近くに寄ってきた時は焦りましたが・・・。
下山もワイルドなルートで面白かったです☆★
一日金剛山を満喫出来ました!!
ありがとうございました☆
[ 2012/12/25 14:54 ] [ 編集 ]
私は、二股の分岐で左行って、最後は適当な尾根を這い上がったら清井山に着きました。一回だけの冒険でした。
サンマイ谷のサンマイは「三昧」? 仏教の境地のことですかね?
でも、比良のサンマイ谷は「三舞」です。三舞谷を通る地図にはないルートがあるそうです。こっちのサンマイ谷に、今、興味津々です。
[ 2012/12/25 20:59 ] [ 編集 ]
左もかなり気になったんですよね。
しかしながら大阪側ルートでたくさんの人に歩かれているルートほどの個性はありませんねぇ。
サンマイ=火葬場っていう意味で、昔は墓地なんかがあるエリアもあったとか。
書きたくなかった。。。
[ 2012/12/25 21:32 ] [ 編集 ]
今ちらっと 千早赤坂村で発行されているの小字地図を見たのですが
あそこサンマイ谷でないです・・・・
三昧谷は別の所

今回いかれた所は三昧谷とは別に三昧尾が近くにあり 金剛山に近い側は三ツ谷になっています。

なお千早赤坂村小字地図は 千早赤坂村史上巻下巻を買うとおまけでついてきます。わたしは これでビンボーになりました。ちゃんちゃん

そうそう河内長野市図書館で閲覧できるかもしれません
以上混乱をかえりみない爆弾発言でした。
[ 2012/12/26 00:37 ] [ 編集 ]
まっくんさん~

マジですかぁ ^^:
ヤマコーにはサンマイ谷って。。。
[ 2012/12/26 01:08 ] [ 編集 ]
一昨日はありがとうございました。

サンマイ谷(えっ、違うのですか?)ご一緒できなかったのが残念でしたが、売店でお会いでき、妙見谷を下山できてよかったです。

妙見谷、縮んでしまったのでしょうか(笑)

次回はご一緒させてください!
[ 2012/12/26 12:26 ] [ 編集 ]
え!そうなんですか!
千早赤坂村史、そんなにお高い本なのですね。
香楠荘に売ってるとかだったかな。
本当のサンマイ谷はどこに当たるのか気になるところです。
[ 2012/12/26 20:09 ] [ 編集 ]
こりゃ一本取られましたね。。
[ 2012/12/26 20:09 ] [ 編集 ]
先日はお会いできて嬉しかったです。
金剛山大先輩じゃないですか。
またいろいろ山談義させてください。
妙見谷という足場の悪いコンディションで
確実で確かな足取りはさすがだと思いました。
ぜひまたご一緒してください。
[ 2012/12/26 20:10 ] [ 編集 ]
それにしても金剛山にはたくさんのルートがありますね。
まだまだ、知らないルートばかりです。
ヤマレコの記録を見ていると、そろそろ金剛山も雪景色で
私も年が明けたら行ってみようと思っています。

そうそう、ここ数年であちこち禁煙化が進んでいますよね。
吸う方には申し訳ないがいいことだと思います。
実は私は今ではやめていますが、数年前までは結構ヘビースモーカーだったのです。

[ 2012/12/26 22:11 ] [ 編集 ]
こんばんは。
ルートといいますか、むりやりルートです。(^^ゞ
基本的にどこでも歩ける所を探せば登れる感じなのですが、
それだと山が荒れてしまいますので、
踏み跡があればルートと勝手に呼んでいます。
orisさんがタバコを吸う姿が想像できないです。
いまはずいぶん健康に安全に気をつけてらっしゃる感じですね。
来年もよろしくお願いいたします。
[ 2012/12/26 22:31 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2012/12/26 23:31 ] [ 編集 ]
十分分かっていない時かってに名前がついてしまって 混乱を避けるため 元の名前に戻せに所が多々あります。
 カトラ谷がいい例です。

登山本道の入り口 林道妙見谷線という名前がついています。
そして 水船が置かれた風呂の谷です。
[ 2012/12/26 23:51 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2012/12/26 23:54 ] [ 編集 ]
いろいろ情報ありがとうございます。
山域の名前は時代とともに変化していってるように思ってました。
ツツジオ谷と筒城谷など。
気にするとキリがないですね。

[ 2012/12/27 21:18 ] [ 編集 ]
新情報、その他、ありがとうございました。
もういちど地図を確認してみます。
[ 2012/12/27 21:19 ] [ 編集 ]
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