※この記事は公開後、都合によりに画像を差し替えました
久しぶりに金剛山でたっぷり歩いた。
妙見谷は少し荒れていて危険度もアップしていた。【ルート】
登り:サンマイ谷
まつまさ駐車場(9:00)-車道-林道取付き(9:30)-林道終点(9:55)-清井山(10:50)-金剛山頂(11:40)
下山:妙見谷ルート
金剛山頂(15:30)-車道(17:05)-まつまさ駐車場(17:20)【今日の狙いどころと結果】
・サンマイ谷から登る →達成
・妙見谷ルートで下山して妙見の滝の高さを測る →達成※参考:
前回の妙見谷ルート9時ちょうどにまつまさ駐車場をスタート。
バス路線でもある車道へ出てひたすら下って行く。
日曜日のゴールデンタイムともあって観光バスをはじめ次から次へと車が登ってくる。
歩道なんてない道を、車が通過するときには時には避難しながら一列になって進む。
車で通るときはさっさと通り過ぎる区間であるだけになかなか歩く機会は無いので
それなりに新鮮ではあった。
道すがらちょこんとある地蔵などには気づいたこともなかった。
そんなこんなで約30分かかって取付きの舗装林道入口まで下りてきた。
ようやく山の中へと入って行ける。やれやれ。。
車一台が通れる程度の幅の舗装林道をさらに少し下っていく。
なんとこんなところに民家が1,2軒あったりする。
橋を渡ってから林道は登り基調となり、さらにさらに林道を道なりに詰めて行く。
どこまで林道が続くのかと思うくらい延々と舗装林道。
まわりはもちろん鬱蒼と暗い植林地帯である。
ようやく林道の終点が迫る開けたところに出てきたら、本線と左へ伸びる支線に別れていた。
支線だとすぐに稜線に出て何らかの登山道と合流しそうだった。
本線のほうへと進むとすぐに詰め終わって、平成16年頃に整備された堰堤が2つあった。
堰堤が作られた頃に山抜けをしたのだろうか、新たに植林された杉の低木地帯になっていた。
その堰堤の左を踏み跡がずっと続いているのでそれに従って歩いて行く。
難なくサンマイ谷を上流へと詰めていくとテーピングがあちこちにある分岐にさしかかる。
しばし休憩しながらどっちに進むかを思案する。
左に行くほうが踏み跡明瞭で平和で無難そうであったが、右へと進む方向は少しばかりワイルド。
それでも赤テープがあって歩いた人がいるようなのでワイルドなほうへと行くことに。
一部倒木のある所をクリアするのにしゃがんでくぐり抜けたりしたのでまぁそれなりに汚れた。
一般登山道だと裾が汚れる程度なのでスパッツ(ゲイター)で対策すれば済む話であるが、
バリエーションなところを行くにはそれなりの覚悟はいる。
右俣を延々と詰め上がったところで右から続いてきている林道の終点で合流。
この林道はカトラ谷ルートへの取付きから枝分かれしてきている林道である。
ここから稜線に上がって踏み跡と合流した後は800mピークである清井山へと進む。
さすがにここからは明るく快適な植林歩きである。
清井山で少し休憩した後、一旦下る。
しばらく緩やかに登ったかと思うと今度は高低差100mはありそうな急な登りとなる。
そして道なりに、左から坊領ルートが合流してくるのを横目に、
元電波塔のあった跡の脇を抜けて青崩道に合流。
あとはセトを経由して山頂へ。
セトからは約30分のラストスパートの登りである。
山頂11時40分到着。気温は0℃でけっこう寒い。
記念写真を撮って回数捺印を済ませたら売店へと飛び込む。
売店はオール持ち込みは不可なので、パンを持ってきたがカップ麺を注文する。
店内は禁煙化が進んでいるので空気がクリーンで良い。
これまではタバコ臭が頭痛を引き起こすので売店に入るのは極力敬遠していた。
15時半の茶話会終了までの間、いろんな方と出会った。
私の金剛山歩きにずいぶん影響を与えてくださった先人で金剛山系大先輩の
奈良の爺々さんご一行。
mixiでよく名前を目にするm.tさん親子。
金剛山公式ページの管理人でライブカメラの設置や葛木神社の自動おみくじ機設置など
ハードウェアのプロフェッショナルのまっくんさん。
幼少の頃から親に連れられて金剛山回数登山をされていて、30代後半?なのに
登山回数1260回の
れおさん。
今日のサンマイ谷のルートが気になると言っておられたのがれおさんで、
今回、われわれが登った後で同じルートを追いかけるように登ってこられた。
近畿百名山、関西百名山、日本百名山などなどすべて登り尽くしてもなお
金剛山中心に登ってらっしゃり山や花のことはなんでも詳しい我らが大先輩の
kosiziさん。
春に咲く花「マンサク」がもう咲いていたとか。
初のアルプスが今年で、いきなり西穂高ピークを踏まれた20代の
残月さん。
その他、おなじみの中村さん、ミカさん、売店のみーさん
茶話会が終わって外に出てみるとまさかの気温急降下で山頂が真っ白に。
雪もちらほらで非常に寒い。(> <)
あろうことか今日に限って防寒着はフリース1枚、ヘッデンは持参無しの軽装。(^^ゞ
15時30分、下山開始。
メンバーは3名増えて7人。
みーさん、残月さん、kosiziさん、れおさん、中村さん、ミカさん、そして自分。
妙見の滝の高さを測りたいというのも今日の登山の目的であったが、
この時間であるからして、登りでも時間がかかる妙見谷を薄暗いどんよりした中を
下山で使うとなると下山完了までに日没は避けられない。
それでも金剛山ベテランのみなさん揃いでワイワイ言いながら付いてきてくださった。
暗闇迫る妙見谷ルートは上部が伐採等で荒れていた。
登り慣れたルートではあるが、下山となると過去1,2回の経験しかない。
登りでは何ともないところでも、下山となると危険なところがあった。
いつもなら沢の中を行くところでも、巻き道の高所トラバースで一箇所だけ
高度感のある箇所があるが、あそこは何度歩いても怖い。
ようやく妙見の滝に着いた時にはかなり暗くなってきていた。
妙見の滝が落差15mということになっているが誰もが15mも無いと言う。
そこで最新鋭のレーザー距離計のピタゴラスの定理を使った三角測法にて
高さを測ってみたところ、なんど計測しても滝の落ち口からの高さは11m。
落ち口の奥には少し滑(ナメ)になっているようで、そこからが滝だとすると12mであった。
いよいよ暗くなってきたので下山を急ぐ。
横飛びの滝の上にあるアルミはしごの難所は以前より危険度がアップしていた。
そんなかんやで長い林道を歩いているときには真っ暗闇に。
それでもなんとか肉眼で少しの明るさをたよりにヘッデンなしで全員下山完了。
車道に着いたときには17時5分であった。
冬至から2日目の今日なので日没が早いのなんの。
今日は丸一日どっぷり金剛山で、有意義な一日を過ごせた。
お付き合いいただいたみなさんありがとうございました。
その他の画像は以下より。
地形図+GPS軌跡
山と高原地図 for iPhone+GPS軌跡
右は金剛山への車道 左がサンマイ谷への林道取付き
サンマイ谷
どこまでも舗装林道が続く
舗装林道支線との分岐付近。この先で林道は終わる。
今回は右側のワイルドなほうへと進んだ。
清井山ピーク(標高800m)
売店にいる間に気温急降下で真っ白に。
妙見谷ルートを下る。
今年も残す所わずかになりましたが、馴染深い皆様方と楽しくお話ができる時間を頂き、嬉しかったです。
金剛山で山友の輪が広がるって素敵で幸せだなぁ。今後ともヨロシクお願いします~^^
妙見谷の下山はワイルドで新鮮でした!登りとは全然違う感覚で、緊張しまくり!面白かったです!ありがとうございました。o(^o^)o