【金沢】称名寺市民の森

【金沢】称名寺市民の森

<称名寺百観音>
 称名寺の再建に尽力した出版会社、博文館オーナーの大橋新太郎氏は、北条実時の660年忌を記念して、金沢山に西国三十三番、稲荷山に坂東三十三番、日向山に秩父三十四番の観音像を奉配、金沢山山頂に八角観音堂を寄進しました。

oohashi.jpg

 「百番観世音霊場登口」(昭和十年十月)
 「百番観音並観音堂建設之碑」(昭和十年十月)

DSCN0962_20241213211728d04.jpg

DSCN0964.jpg

DSCN0963_20241213211729731.jpg

 かつては山道沿いに配されていた観音像は、現在は「観音通り」に札所ごとに集められています。

DSCN1016_20241213211957745.jpg

DSCN1018_202412132120002e4.jpg

「奉納大乗妙典六十六部日本廻國一石一字供養塔」
 登口に正徳4(1714)年の六十六部供養塔があります。日向山頂からの移設です。

DSCN1013_2024121321241235a.jpg

「海中出現観世音(菩薩)」(昭和十年十月建立)
  八角観音堂からの移設と思われます。

DSCN1019_202412132124136f4.jpg

「慈母観音像」「弘法大師像」(観音広場)

DSCN1021_202412132124176ac.jpg

DSCN1023_202412132124191a7.jpg

 観音広場まで、称名寺金堂から150m、この先、八角堂広場まで130mです。
DSCN1022_2024121322023190d.jpg

 進みます。
DSCN1024_2024121322023496a.jpg

 進みます。
DSCN1025_20241213220234bc0.jpg

 途中「台の広場」への分岐があります。
DSCN1026_2024121322023626e.jpg

<富士権現社>
 金沢山の山頂に到着です。富士権現社が祀られています。富士権現社は新編武蔵風土記稿に記載があり、大橋氏は、既存の富士権現社に社殿を寄進しています。社殿は火災で焼失し、現在は石祠のみとなっています。

「金沢文庫案内」(京浜湘南電気鉄道 昭和15年)
 「西に富士権現の社殿があり、中央に観音八角堂がたてられていゐます。何れも大橋翁の寄進であります。」 との記載があり、富士権現社の鳥居と社殿の写真も掲載されています。

bunkoannaikannon.jpg

fujigongen.jpg

 現在の富士権現社

DSCN1027_20241213220239247.jpg

DSCN1028_202412132202386a0.jpg

<八角堂と八角堂広場>
 観音八角堂に、長浜観音が祀られていました(現在は金堂に安置)。

DSCN1033_20241213221112bfe.jpg

DSCN1029_20241213221115e22.jpg

 八景島、夏島、野島への眺望が開けています。
DSCN1030_202412132211151d9.jpg

<稲荷山休憩所>
 金沢山から稲荷山へは、急峻な崖地に架かる桟道を渡って行きます。
DSCN1034_20241213221250bb7.jpg

 稲荷山休憩所に出ました。眺望は望めません。
DSCN1036_202412132212532ae.jpg

DSCN1035_202412132212530e5.jpg

<北条実時の墓>
 稲荷山休憩所から100mで「北條實時公御廟」に到着です。ここは日向山に当たります。

DSCN1036_20241213221428eb5.jpg

DSCN1038_20241213221430822.jpg

DSCN1039_20241213221432f64.jpg

DSCN1040_2024121322143523a.jpg

(説明板)
「〔金沢北条一門の墓〕 北条実時の墓
 北条実時(一二二四~一二七六)は、鎌倉幕府の第二代執権であった義時の孫で、貞応三年に実泰の子として生まれました。
 実時は、引付衆や評定衆など幕府の要職を歴任し、文永三年(一二七五)には越訴奉行をつとめています。
 政治面で活躍する一方、広範な分野の学問にも力をつくし、文武ともにすぐれた知識人で、現在の称名寺がある地に別業を開き、金沢文庫の礎を築きました。
 墓地内中央の宝篋印塔は、実時の墓と伝えられ、さらに左右の五輪塔は一門の墓といわれています。
 また、江戸時代この墓地を修理したときは、素焼きの壺の類が出土したといいます。
  平成七年三月三一日 横浜市教育委員会」

DSCN1042_20241213221435273.jpg

 中央の宝篋印塔が実時の墓と伝えられ、左右の五輪塔は一門の墓といわれています。

DSCN1043.jpg

DSCN1044_20241213221543fd3.jpg

DSCN1045_20241213221544fef.jpg

<先代一門次郎入道墓>
 見当たりませんでした。

<日向山通り>
 日向通りを進んでいくと、眺望の開けた場所に出ました。

DSCN1050_20241213221730bf5.jpg

DSCN1051_20241213221732efd.jpg

 福浦〜八景島の眺望が望めます。
DSCN1052_202412132217332ce.jpg

DSCN1053_2024121322173477d.jpg

<帰着>

DSCN1055_20241213221736985.jpg
関連記事

テーマ : 神社・仏閣巡り - ジャンル : 旅行

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カウンター
プロフィール

ほっと湯Web

Author:ほっと湯Web

最新記事
月別アーカイブ
カレンダー
02 | 2025/03 | 04
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
検索フォーム
リンク
カテゴリ
タグリスト

全記事タイトル表示

全ての記事を表示する

Japanese→English
English
♥. ♠. ♣Alice
QRコード
QR