この記事は第395回の今週のオススメ記事に選ばれました! よりニコニコできるような記事に編集していきましょう。 |
杉谷拳士(すぎや けんし、1991年2月4日-)とは、チキンハム大学体育学部東京都出身の芸人元プロ野球選手(内野手・外野手)である。
OB | |
---|---|
杉谷拳士 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 東京都練馬区 |
生年月日 | 1991年2月4日 |
身長 体重 |
173cm 75kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投両打 |
守備位置 | 一塁手、二塁手、 三塁手、外野手 |
プロ入り | 2008年ドラフト6位 |
引退 | 2022年 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
父親の杉谷満は北海道出身で、フェザー級日本王座を獲得し世界王座に挑んだこともある元プロボクサー。「拳士」という野球選手というよりボクサーのような名前なのはおそらくそのせい。
兄を追って入学した帝京高校では、1年生から遊撃手でレギュラーを獲得。1年夏の甲子園(2006年)では、あの伝説の帝京対智弁和歌山戦(詳細はWikipediaの当該項目参照)に出場。4回表にタイムリー二塁打を、9回表には逆転の2点タイムリー安打を打つなど活躍。しかし9回裏、味方の投手が誰もいなくなってしまったために急遽投手としてマウンドに上がるが、1球で死球を与えて降板。結局その走者がサヨナラのランナーとなったため、1球でその試合の敗戦投手となってしまった。遊撃手なのにカワイソス
2年秋からは両打ちへ転向し主将に就任。高校通算で甲子園へは3回出場、本塁打は25本。
同学年には高島祥平(元中日。前出の智弁和歌山戦で先発)、1学年上に中村晃(ソフトバンク)と大田阿斗里(元DeNA)、1学年下に原口文仁(阪神)、2学年下に山崎康晃(DeNA)らがいた。
高校卒業後は社会人野球の強豪チームへの進路が決まっていたが、プロへの道を諦めきれずに「(帝京高の先輩でもある森本)稀哲さんの姿などを見ていて、どうしても日本ハムに入りたかった」と日本ハムのプロテストを受験し、見事合格。
2008年のドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズに6位で指名され入団。背番号61。
2009年(1年目)から二軍で打率.269と、高卒ルーキーとしてはかなり優秀な数字を記録した。
2010年は二軍でチーム最多の104試合に出場。イースタンリーグ新記録となる133安打を積み上げ、リーグ3位の打率.313をマークした。2日間だけ一軍登録もされるが、出場機会はなし。
2011年、6月に田中賢介の故障離脱により一軍昇格すると、6月29日の千葉ロッテマリーンズ戦でいきなり2番・セカンドでプロ初出場・初スタメン。7月2日の埼玉西武ライオンズ戦では3打数2安打2盗塁の活躍で、初のお立ち台にも上がった。さらにはフレッシュオールスターゲームに1番・サードで先発出場すると9回表に犠牲フライを打ち、秋山翔吾(西武)らとともに優秀選手賞を受賞。その後は打率が伸び悩み控えに回ったが、シーズン終盤には再び2番でスタメン起用されるなど、閉幕まで一軍に帯同。最終的には50試合で打率.185に終わったが、7盗塁をマークし足でもアピールした。この年も二軍では打率.336をマークしており、二軍レベルは完全に卒業済み。
2012年は田中賢介の復帰でまた開幕二軍となったが、6月に一軍昇格すると、6月26日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で小谷野栄一の負傷により途中出場し、川井貴志からプロ入り初本塁打を放った。田中賢介の負傷後は主に二塁で西川遥輝と併用され、相手の先発が左のときに出場。58試合で打率.235、2本塁打12打点という成績だった。
2013年は開幕一軍入り。二塁に西川遥輝が定着したため、糸井嘉男の抜けた右翼のレギュラー候補として序盤はスタメン起用されたが、打率1割台と低迷、一軍と二軍を往復することになった。結局55試合で打率.199に終わる。
2014年も開幕一軍入りは果たし、自身最多の87試合に出場したが、打率が伸び悩み.203に終わる。
オフには『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!スペシャル』の「リアル野球BAN」にて、帝京高校の先輩・とんねるず石橋貴明率いる「石橋JAPAN」に初めて参加する(詳細は後述)。
2015年は大ブレイク。交流戦終了時点で、規定打席未到達ながら打率.322、6盗塁、さらに一時は交流戦で首位打者に立つなど飛躍を見せた。最終的に規定打席に満たなかったが、自己キャリアハイの打率.295をマーク。
オフに背番号が2に昇格。また2年連続で「リアル野球BAN」に石橋JAPANの一員として出演した(後述)。
2016年は開幕を一軍で迎えたが、右手を負傷し2ヶ月戦線離脱。6月7日に一軍に昇格して以降は途中出場がメインとなった。打率は2015年には及ばないものの、パ・リーグ5位タイとなる犠打を記録するなどチームに貢献。クライマックスシリーズファイナルの第5戦では、3点ビハインドの3回、セカンドの守備にて早い打球をダイビングキャッチする好守をみせると、その裏にはタイムリーを放つなどチームにリズムを呼び込む活躍を見せた。見事チームは勝利し、日本シリーズ出場を決めた。
2017年は開幕二軍、4月8日に一軍登録されたが、左ふくらはぎの負傷で二軍落ちした。5月19日に一軍に復帰し、中田翔の先制タイムリーをアシストした。石井一成の台頭もあり、35試合の出場で打率.147、3打点に留まった。10月には結婚を発表。
2018年は岸孝之(楽天)から先頭打者本塁打を打つなど、70試合に出場し、打率.231、3本塁打、9打点を記録。契約更改では二塁手のレギュラーを獲るために野生化する計画があることを明かした。
2019年は5月23日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でまさかの史上19人目の左右両打席本塁打を達成。フェルナンド・セギノールをなぞらえて「スギノール」と名乗ったが、ホームランを打った2打席ともベンチからのハイタッチはなかった。83試合に出場して、自己最多の4本塁打、最多タイの12打点を記録するも、打率を.209と落とし、三振も前年比80%増の36と、粗さが見え隠れした。
シーズン終了後、FA権を行使せず残留を決め、新たに1年契約を結んだ。なお来季にヘッド兼打撃コーチとして入閣する小笠原道大が97~06年までつけていた背番号2について、「自分の番号にしたい。はいつくばってでも認めてもらえるように努力します」と決意。ちなみに2009年~2011年に同僚だったダルビッシュ有からは「俺なら問答無用に返すけどな」、吉村浩GMからも「背番号、どうする?」といじられたとか。
2020年は1月に離婚していたことを報道陣に明かした。6月27日の楽天戦では松井裕樹からシーズン初ホームランを右越えに記録した際は石橋貴明がTwitterで称賛。パーソナル パ・リーグTVの動画では「副業なのに…」「スギノール来日」というコメントが投稿された。解説からは「まさか届くとは思わなかった」と言われた。
レギュラーシーズンが120試合に短縮された中で、最多の88試合出場で打率.221、2本塁打、11打点、4盗塁。しかも三振を2つ減らし、出塁率を2年ぶりの3割台に乗せ、犠打に至ってはチーム最多の14個を記録。堅実性を増してチームに貢献した。
9月10日に海外FA権を取得。その際には「世界に視野が開けた今、ニッポンハムグループの皆さんは頭を抱えておられることだと思います。しかし、スギヤ・ケンシはスギヤ・ケンシでしかありません。ナンバーワンよりオンリーワン。そういう気持ちを伝えたい」とわけわからん所信表明したが、11月30日に鎌ヶ谷のファーム施設で会見を行い、海外FA権を行使せず残留することを表明。年俸3500万円(推定)で1年契約を結んだ。
ただ、コーチの矢野謙次は「行使しろ!」と後押し、鶴岡慎也は「チームのために行使してくれよ」と懇願、さらに栗山監督からは「海外は合うかもしれないね。無類の明るさは、人間にとっていちばん大事な要素だから」とチーム内からは流出歓迎(?)なムードもあったとか。
2021年は開幕を一軍で迎えたが、ノーヒットと結果を出せないまま4月21日に二軍に降格した。5月1日の西武戦では未だシーズン無安打のまま9回裏満塁という場面で打席に立ち、ベンチから「バット振るな!」という雰囲気を感じて押し出し四球を選んでお立ち台に上がった。5月7日の楽天戦では近藤健介から「今日はバットを振ってもいいですよ」と言われて打席に立ち、涌井秀章から第2打席でシーズン初ホームランを記録。第3打席ではスクイズを記録し、2試合連続でお立ち台に上がった。ただその後も6月末、9月初めと計3回も出場選手登録を抹消される。9安打や打率.117などで2017年を下回る自己ワーストを記録。ふがいないシーズンとなった。11月1日には、海外FA権を行使せず残留。20%にあたる700万円減の年俸2800万円で単年契約を結んだ。
2022年より指揮を執る新庄剛志監督へは「新庄さんをテレビで、小さい頃からファイターズでプレーする姿を見ていたし、そういう方の元でプレーできるのは喜びでもあり、ワクワクしている。ただ、新庄さんに比べたら、僕なんかはちっぽけな存在。エンターテインメントも必要とは思いますけど、まずは自分の成績を残して、チームを勝たせることだけを意識したい。バント、バスター、エンドラン、細かいところを全部見直してやってきて、少しでも力になりたい気持ちの方が強い」と野球選手らしいコメントをした。51試合の出場で打率.165、3打点だった。
球界を沸かせた「きつねダンス」は、公開から4カ月で400万回もの再生を記録している。
リアル野球BANで共演した縁のあるヤクルト(山田哲人・村上宗隆)、オリックス(杉本裕太郎)が対戦する日本シリーズの第5戦が終わった10月27日に「杉谷拳士が電撃引退」の報が流れ、野球ファンに衝撃を与えた。
10月28日、札幌市内の球団事務所で会見を行い、現役引退を発表した。
「テストで入って今日まで14年間、ファイターズでお世話になりました。今日新たに引退会見という言葉は使いたくありません。『前進会見』ということで、これからの人生を前進していきます。今まで14年間、お世話になりました。
プロ野球選手・杉谷拳士は終わりですけれども、今後に向けて人生まだまだ出発したばかりですし、そういった意味でも、どんどん前進して、いつしか北海道のみならず全国の野球ファンの皆様に恩返しできるように、たくさん力をつけて、勉強していきたい。栗山監督からも『前に進みなさい』、『拳士は拳士らしくやりなさい』という話をしてもらっていましたし、そういった意味でも前進という言葉を使いました。」
通算出場試合777試合には「あまり意識していなかったが、今後の自分にとってラッキーな数字だなと思いますし、自分が前進していく上でいい区切りだったのかなと思います」と前向きに取っていた。
会見終了後には、前年11月の監督退任会見で乱入された栗山英樹が「お疲れさん」と花束を持ってサプライズで登場。高校時代から熱い眼差しで見つめてくれた恩師の姿に、エンターテイナーの目からはこらえていた大粒の涙があふれ出した。栗山は愛弟子に「お前、いつも俺に言ってるだろう、『泣くな』って!大丈夫か?!泣くなケンシ!」と激励し、報道陣には「これからも杉谷拳士が頑張ると思うので、いろいろ力を貸してください」と呼びかけた。
11月5日の日本代表強化試合が現役最後の試合となるが、練習中には西武ドームのウグイス嬢が駆け付け、最後の弄りを展開。スタメンを外れ7回に代打で登場し、ライトフライに終わった。試合終了後には日本ハムと侍ジャパンの選手たちから胴上げされて現役生活を終えた。
日本プロ野球の長い歴史でも屈指の盛り上げ役だった杉谷拳士。選手生活14年間で通算打率.212、16本塁打、104打点、50盗塁。
北海道日本ハムファイターズのファンにとどまらず、様々な人たちを笑顔にさせ、数字では表しきれない史上最強のエンターテイナーが、自らの手で幕を引いた。
2015年正月に放送された「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」のリアル野球BANに石橋JAPANのメンバーとして出演。
普段弄られてる中田翔に「俺がお前をオモチャにしてやるよ!」「センパイの土下座する姿、初めて見ましたよ。いい気持ちだ!!」などと挑発した。なお石橋貴明は「流石.204」と弄っていたが、正しくは.203である。
2016年正月の放送でも2年連続で出演した中田を挑発。5回裏に石橋に「何があっても右で打て」と言われた直後に、年下の山田哲人から「杉谷、左で打てや」と挑発され、「やってやろうじゃねえかこの野郎!」と左打席に入る。
タイムをとって石橋に確認をとり「右で打て」と言われて右打席に入ろうとしたが、再び山田の「左で打てよ」と挑発を受け、「先頭出なくちゃいけないんだから2回目の挑発乗らないからな!…やってやろうじゃねえかよ!」と左打席に入ってしまうなど、ゴルゴ松本の影が薄くなるほどの芸人ぶりを披露した。
その直後に左打席でヒットで結果を残し、その次の打席ではサヨナラ三塁打で結果を残したが、延長戦では最終打者となってしまった。
2017年正月の放送では、中田狩りの秘密兵器として特注の「黄金バット」を引っ提げて登場する。4回裏で満を持して打席に入り、「中田翔出て来い!俺はこの日のためを一年間待ってたんだよ!アンタのその金髪を狩るために!!」とまたしても挑発する。
その結果、打球はセンター方向に勢いよく飛んでいくが、石橋が思いつきで設置した新しい「FINE PLAY!」、通称陽岱鋼ゾーンに吸い込まれてしまい、杉谷はジンオウガの如き悲鳴をあげることしかできなかった。チームメイトだったのに。
その後、3点ビハインドの6回裏2アウト、再び黄金バットを手に打席へ。タイムリーツーベースを放ち、そこからゴルゴ松本のタイムリー、石橋貴明のサヨナラ打へと繋ぐ口火を切った。
なお試合中、侍ジャパンチームが投じた反則である140kmのストレートを鋭く弾き返し打球はレフトへ。結果ファインプレーによってアウトになるものの、辛口な中田が「アイツ、フツーに打ちよった」と感嘆の声を上げる場面もみられた。
2018年は出なかった上に、元帝京高校の先輩・中村晃(福岡ソフトバンクホークス)に「杉谷先輩のおかげでチャラいイメージがついてしまったから覆すために出場した」と言われてしまった。
2019年、2年ぶりに登場。相手がタイトルホルダー、表彰と紹介されていく中、石橋から「打率.231、唯一のレギュラーはここ」と弄られる。
初打席では赤いバットを後ろに持ち、「いよお~~~ 初日の出」とゴルゴの影が薄くなるネタを展開した。第2打席ではレインボーバットを引っ提げてスリーベースを記録。第3打席では右打席に入ろうとしたが、山田哲人から「どっち立ってんねん。左で打てや」と挑発された後は「…やってやろうじゃねえかよ!半端ないとこ見せてやるよ。」と2016年を思い出させる展開で左打席に入り、見事にツーベースを記録。
最初の試合では番組史上初のコールド負けだったが、再試合ではサヨナラ打を記録し(その後侍オールスターズの土下座により延長に入ったがリードを守り切り)、石橋JAPANの勝利。MVPを受賞した。
柳田悠岐からは「あいつ野球辞めても仕事あるやろな」と言われた。また相手を弄る際はゴルゴ松本と組むことが多かった。
2020年、引き続き登場。令和初の両打席ホームランと勝ち誇るものの、すぐにそこ(5月)がピークと弄られる。
また「オフシーズンの三冠王」というキャプションも付けられた。初打席では令和の令と人文字を作り、謹賀新年バットを引っ提げて打席に入った(結果は遊ゴロ)。
第3打席では山田哲人から「わかってるやろ? 左で打てよ」といつものように挑発され、「スギノールって言葉知らねえのか」と返し、サングラス(スカウター?)をして左打席に入った(なおセギノールはサングラスをしていない)。打球がほとんど見えなかったようだが、見事レフトにヒットとなり、チーム帝京の初打点を記録。第4打席でもフェンス直撃のヒットを打ちつつも「入ってないですか?」とビデオ判定を要求したり、第5打席でダブルプレーに当たるなど、様々な面で笑いに貢献した。
最終回の第7打席で再び山田哲人に打席を変えろと挑発され、サングラスをつけて左打席に入る。1球投じられたところで「(サングラスを)外していいですか?」と言って審判に預けるも、山田哲人に「つけろや」と煽られた結果、杉谷は再びサングラスをつけて臨むことに。「これで打てなかったら戦力外」と石橋貴明はぼやいていたが、一二塁間を抜けるヒットとなり、ゴルゴのサヨナラへと繋げた。
2021年は3年連続の登場。「打率.221、ホームラン2本、全てこの背番号(2)通り」と石橋から弄られる。20歳の村上宗隆が打席に入る際にゴルゴとともに「好きな飲物は?」と問いかけ、村上が「ウーロン茶」と答えると、「ヤクルトだろぉ!」とツッコミ。鈴木誠也が打席に入る際はゴルゴと共に「セイヤセイヤ鈴木」と踊り、4年ぶりに共演する中田から「あいつイキイキしとんな」と言われた。中田が打席に入る際は容赦なく挑発を浴びせた。
初打席では賀正と書いた赤いバットを引っ提げて打席に入ったが、ライトへのダブルプレーとなり2年連続で凡退した。第2打席では鬼滅の刃の主人公、竈門炭治郎カラーのバットで登場。中田から鼻かんだティッシュを杉谷の部屋に捨てられていたことを明かし「ゴミの呼吸!」と叫んで打席に入ったが、セカンドゴロに終わり2打席連続で凡退。
第3打席前には鈴木誠也から「次のバッターヘボい」という理由で原口文仁が敬遠され、ソーシャルディスタンス打法で右打席に入る。しかし村上(10歳年下)から山田哲人直伝の「左で打てや」と挑発を受け、左打席に入り直してシングルヒットを放ち、チーム帝京に追加点をもたらした。第5打席の3回裏、満塁のシーンでカーブを強振するとボールはスタンドイン。出演6回目にして初めてホームランを記録した(しかも満塁ホームラン)。第6打席では左打席に入り「魂の呼吸 弐ノ型 左アッパー」と元ボクサーの父・満を意識した打法で二塁打。再試合の3回裏にはこの日2本目のホームランを記録。シーズン2本記録したホームランを、リアル野球盤1試合で並んだ。
第10打席では村上から再び「左で打ってもらっていいですか?」とにこやかに要望されるも「右で2本ホームランを打っているから、今日は右で打たせてくれ」と拒否。だが山田哲人直伝の『真顔の沈黙』に耐えかねて「左で行きまぁす!」とお約束の展開で左打席に入り、シングルヒットでゴルゴにつなげた。
終わってみれば10打席7安打(2本塁打)を記録したが、再試合では侍オールスターズが勝利したため、MVPはならなかった。だが球界きってのエンターテイナーは、オフ最大の舞台で大活躍を見せた。
ポジションは主に二塁手だが、捕手以外を守れる。ただ高校時代の守備位置である遊撃は二軍時代、さらに一軍でも12年に1試合だけ守備についているが、守備力はお察しください。2014年以降は外野での出場が増えたが、17年以降はバランスよく内外野を堅守している。
スイッチヒッターだが、2014年は左打席での打率が.160に終わるなど左打席が苦手と言われ、前述の「リアル野球BAN」でも散々それで煽られている(ただし、2015年は左打席で打率.300、その年唯一のホームランも記録している)。
本人はレギュラー獲得に情熱を燃やしているが、チームにしてみればどこにおいてもそこそこ活躍するので「ベンチに置いとくことで安心感をもたらすタイプの選手」と言われてしまうことも多い。
稲田直人の跡を継ぐ声だし担当で、鎌ヶ谷観戦者からはもれなく「杉谷うるせえw」と言われるほど。岩本勉からは「うるさ杉谷」とサブいあだ名を頂戴した。チームメイトで先天性の難聴障害を持つ石井裕也が杉谷と同じ車で移動する際にあまりにもうるさいので、喋り出した瞬間に補聴器のスイッチを切ったらしい。
しかしその明るい性格と元気な姿から、可愛がられる傾向にある。
中でもチームの1年先輩・中田翔は「世話役」として杉谷をいじる可愛がっている。トークショーで「(レギュラーを獲ったら)フェラーリをプレゼントする」と宣言したり、後述の「リアル野球BAN」でも杉谷が先輩に対して失礼な発言が多い中、杉谷の活躍に「アイツほんまいらんことするな…」と言いつつ若干嬉しそうな表情を浮かべるなど、いい形で先輩後輩な成り立っているといえる。
さらにはチームメイトの大嶋匠には『TV取材中にカメラの前を横切る』、二軍時代から仲の良いヤクルト山田哲人には「ヒダリデウテヤ」にも乗っかり後日インタビューにも『片言で全然気持ちが入ってなかった』とダメ出しをするなど、チームや年齢を超えて好かれるタイプである。
山本一徳、村田和哉と共にチキンハム大学体育学部に所属していた。チキンハムだぜ!
2015年から敵地・西武ドーム(現:メットライフドーム)のウグイス嬢から打撃練習中に、
「ご案内いたします。先日、今シーズン1号を見せました杉谷選手が打撃練習を行っております。
大きな打球がスタンドに入ることがございます。まれに入らない場合がございますが、みなさま、すべての打球にご注意ください」
とご褒美口撃を受けている(もっともこれは自分から「一言二言添えていただきたい」と持ちかけたらしく、そのウグイス嬢が真相をインタビューで語っている)。
プロ野球珍プレー・好プレー大賞2018では杉谷を差し置いてウグイス嬢が大賞を受賞した。
前出のとおり、2019年5月23日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、田中和基(楽天)以来となる史上19人目の左右両打席本塁打を達成。フェルナンド・セギノールをなぞらえて「スギノール」と名乗ったが、ホームランを打った2打席ともベンチからのハイタッチはなく、サイレントトリートメントならぬ、史上初(知らんけど)の「サイレント無視」で祝福(?)された。さらに鶴岡慎也に抱きつくも困惑の表情をされて、挙げ句には試合後のヒーローインタビュー中なのにベンチは無人。そんな仕打ちを受けた杉谷は「サイレント、サイレントでただの無視じゃないかな、と思います」としょげていた。
2020年は目をぱっちり開けて国歌を全力で歌う姿がYouTubeに公開される。その横では真顔でいる矢野謙次コーチと、笑いをこらえる清宮幸太郎の姿も映っている。これについてはオーストラリアに遠征した際、オーストラリア人が国歌を歌うのに対し、日本に帰国してから全く歌わなくなった自分自身を改める目的があり、矢野謙次コーチと金子誠コーチも背中を押している。後に清宮も9月から国歌を歌うようになっている。
石橋貴明とは2015年に上記のリアル野球BANで共演したのを機に知り合うが、2020年には彼が歌う応援歌が新たに製作された。石橋もYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」を持ち、今週の杉谷を投稿している。
当時スポーツキャスターの栗山英樹(現監督)は高校時代から杉谷に注目していたという。
2011年の春季キャンプ、「報道ステーション」内のスポーツコーナー「規格外」にて栗山が「ぜひ紹介したい選手がいます」と杉谷をフィーチャー、「大声を上げて打つ」という元気抜群のプレースタイルを絶賛した。
その年のオフ、杉谷と栗山は「選手と監督」として再会するのであった。
現役時の栗山とは「俊足・巧打・両打ち・内外野をこなせるユーティリティープレイヤー」と共通点の多い杉谷に、栗山は自身を重ねているのか(どうかはしらんけど)、監督就任後初のマンツーマン指導や「お前と一緒にやるのは、運命的なものを感じるよ」との発言からも、将来を期待されているのがわかる。
杉谷自身も「栗山監督、見てて下さい! 男・杉谷、いきます!」を有言実行し、チームに欠かせないユーティリティープレイヤーとなった。
2021年11月1日、栗山の監督退任会見で終了間際に登場。「ちょ~っと待った~!」と、ねるとん紅鯨団を思わせる掛け声とともに参上すると、「監督、元気出してくださいよ!間に合ってよかった!」と大きな花束を手渡した。これには栗山も「刑事みたいだったよ、ケンシ。『太陽にほえろ!』とかイメージしたの?最高だよ!」と、ためていた涙を引っ込めて爆笑(元ネタを知っていたかは不明)。最後には栗山が杉谷の肩に手を乗せて「後輩たちをよろしくお願いします」と頭を下げた。
球団 | レス | No | プレイヤー |
---|---|---|---|
日本ハム(左打者) | 応援歌のピコカキコ一覧#327 | 9364 | |
日本ハム(右打者) | 応援歌のピコカキコ一覧#925 | 11666 | |
メドレー | 応援歌のピコカキコ一覧#1508 | 18806 |
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011年 | 日本ハム | 50 | 110 | 92 | 9 | 17 | 3 | 1 | 0 | 7 | 7 | 11 | 0 | 5 | 2 | 21 | 1 | .185 | .242 |
2012年 | 58 | 133 | 115 | 11 | 27 | 3 | 1 | 2 | 12 | 4 | 8 | 2 | 7 | 1 | 18 | 1 | .235 | .280 | |
2013年 | 55 | 165 | 141 | 11 | 28 | 5 | 1 | 0 | 8 | 0 | 11 | 0 | 12 | 1 | 24 | 2 | .199 | .266 | |
2014年 | 87 | 146 | 123 | 21 | 25 | 4 | 2 | 2 | 9 | 11 | 1 | 0 | 8 | 4 | 19 | 1 | .203 | .274 | |
2015年 | 84 | 192 | 166 | 25 | 49 | 5 | 2 | 1 | 12 | 8 | 9 | 1 | 9 | 7 | 28 | 1 | .295 | .355 | |
2016年 | 62 | 138 | 104 | 11 | 25 | 5 | 1 | 0 | 9 | 4 | 23 | 0 | 11 | 0 | 23 | 1 | .240 | .313 | |
2017年 | 35 | 85 | 75 | 5 | 11 | 2 | 1 | 0 | 3 | 1 | 5 | 0 | 5 | 0 | 20 | 1 | .147 | .200 | |
2018年 | 70 | 130 | 104 | 17 | 24 | 4 | 0 | 3 | 9 | 4 | 6 | 2 | 12 | 6 | 20 | 2 | .231 | .339 | |
2019年 | 83 | 157 | 134 | 15 | 28 | 4 | 1 | 4 | 12 | 5 | 6 | 1 | 13 | 3 | 36 | 2 | .209 | .291 | |
2020年 | 88 | 161 | 131 | 28 | 29 | 8 | 1 | 2 | 11 | 4 | 14 | 0 | 12 | 4 | 32 | 2 | .221 | .306 | |
2021年 | 54 | 93 | 77 | 10 | 9 | 2 | 1 | 2 | 9 | 2 | 2 | 0 | 10 | 4 | 27 | 2 | .117 | 253 | |
2022年 | 51 | 109 | 97 | 9 | 16 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 | 0 | 8 | 0 | 21 | 0 | .165 | .229 | |
NPB:12年 | 777 | 1619 | 1359 | 172 | 288 | 47 | 12 | 16 | 104 | 50 | 110 | 6 | 112 | 32 | 289 | 16 | .212 | .299 |
機構 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 一塁手 | 46 | 178 | 12 | 1 | 13 | .993 |
二塁手 | 138 | 173 | 213 | 10 | 31 | .973 | |
三塁手 | 30 | 10 | 21 | 3 | 1 | .912 | |
遊撃手 | 1 | 1 | 2 | 1 | 0 | .750 | |
外野手 | 446 | 456 | 8 | 6 | 1 | .987 |
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最終更新:2024/12/23(月) 15:00
最終更新:2024/12/23(月) 15:00
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