2025-05-22

毒親育ちがうっかり子どもを持つ人生を選んだ話

結婚もしないし、ましてや子どもなんて絶対に産まない!と決意してた。が、あっさり結婚出産して、いまは母親として生きている。

結婚するに至った話はこっち。毒親育ちについても軽く書いてる。

https://anond.hatelabo.jp/20221022014901

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毒親育ちで子を持った善し悪しを残しておきたい。同世代には毒親()育ちが多そうなので誰かのためになれば幸い。

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子どもはまだ2歳半だし、一人っ子予定な母親ですがご愛嬌

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【子を持った経緯】

夫が子ども有り派だった。見事に説得され丸めまれた。

といいつつ、結局は「普通」の幸せにうっかり憧れてしまった。

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【子を持ってよかったこと】
① 両親と適切な距離を取れるようになった

・まず、最低限の生活だけで忙しく、“親の機嫌”という余計なことを考える時間がなくなった。

・とにかくやることが多くて時間が足りないので、両親の機嫌取りの優先順位が下がり、いつの間にか放置できるようになった。

・親がブチ切れたり、病んだりしても、またやってんな〜と適当に流せるようになった。(子を持つまでは毎回悩まされて不眠や体調不良になってた。)

未来のことを考えるようになった

・変えられない過去について思い悩んで生きてきたが、子どもに関連する全ては「未来」のことなので、今は常に先のことを考えるようになった。

・週末はどこへ行こう、夏になったら、3歳になったら、、、楽しみなことを計画するのは楽しいね。

③ 無条件に人に必要とされる

子ども不思議もので、私なんぞを必要としてくれる。のが嬉しくて、申し訳なくて、できる限りのことをさせていただきます精神から逆にポジティブになった。

子育て本で過去自分が救われた

自称マトモに育てられてないので、とりあえず一般的な親を知るため育児本を読み漁った。出るわ出るわ悪い例に私の親かな?事例。生きづらいのは私のせいじゃなかったんだと号泣

・『子ども幸せになることば』『高学歴親という病』の2冊は気づきが多かった。読んでなかったら、子ども無意識にやってしまうところだったよ。危ない。

・『毒になる親』は序盤で苦しくなってリタイアした。過去と向き合うことは保留ということで。

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【子を持って辛いこと】
① 辛い過去を思い出す

・覚えてることはもちろん、ついさっきまでスッカリ忘れていた嫌な記憶がふと蘇る。子育てしてると突然キッカケが現れる。子どもがいなきゃ、これはなかった。

② 我が子が羨ましい

・両親の仲が良好な環境で育つの羨ましい。まあ未来分からんけど。

・他にもたくさん、私が得られなかった色々をこの先得ていくのかと思うとね。

③ 親の援助がある人と比べてしまい悲しい

金銭面も人手面も、両親を頼れない。義両親も同じく。周りで家の頭金を出してもらったとか、近所に住んでいて育児手伝ってくれるとか聞くと惨めになっちゃう。

・頼れるのは己だけ。熱が出ようが、動けなかろうが、気合でやるのみ。まじでしんどい行政とか福祉とか、いろ〜んな頼れそうな先は全部、条件的に使えそうにない。

④ 夫は「子どもの父」になった

・変わらず仲は良いし、育児も5:5くらいでやっており、状況は最高。

・ただ、お互いがお互いのことを優先順位No.1から、今は子どもNo.1になったことで、気軽に甘えたり、頼れなくなった。自分のことは自分で、当たり前なんだけどね。

・要は寂しい。そんな自分キモイ。もちろん母親としてクソな感情なので誰にも言わん。

⑤ 家が落ち着け場所でなくなった

子どもといると、常に「母親」として正解の言動ができているか?ともう1人の私が監視している。しんど。

・精一杯やってるつもりだった育児について夫から子ども自身をしっかり見てあげてほしい」と言われて死。やはりマトモに育ってない私は、頑張っても無理なのかもしれない。自己肯定感を失った。

・今は通勤電車がゆいいつの落ち着け場所。誰でもない私でボケーッと過ごせる。

子ども嫌いだが、子どもまみれの場所へ行かねばならん

ホント子ども嫌い。うるさいし自由だし、何をしても許されると思ってる。泣けば願いが叶うと思ってる。全部私になかったものだ。そう、嫉妬です。

・この感情はもれなく我が子にも適用される。我が子だけは超可愛い〜♡にはならんかった。

動物園とか子どもプレイランドとか行くわけですが、もう子子子子子で死にそう。子なし人生選択すれば、こんなこと来なくてすんだのにね。

小学生くらいまでの子特に嫉妬するので、我が子が早く中学生くらいにならんかな、と思いながら育児してる。

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総評

まあまあ楽しい

辛く大変なことのほうが多いけど、人生は長いのでこういう暇つぶしもあっていいのかと。

子どもへ。幸せにできるか分からんけど、楽しいこといっぱいして美味しいものたくさん食べようね。

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