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メダカのさんぽ

メダカとカメの飼育、ワゴンRとWISHで車中泊、日々のウォーキングで楽しい毎日。

こんなキーワードで……

自分一人でバカウケしてしまった。
今日のアクセス解析のキーワード……

「尻を叩かれました」

どうしたらこのキーワードで来られるの?
だからそう言うブログではないってば!
  1. 2006/02/28(火) 22:44:25|
  2. 戯れ言
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入賞したらカーボン矢……の話 その2

昨日はもったいぶって終わったカーボン矢の話、
実は、すでに昨日の段階で試射は終わっていました。

で、この話は昨日の話。

カーボン君の試射

レンタルカーボン君を携え、早く放課後が来ないかなあと、
一日中、そわそわしていただいさん。

仕事がおわり、道場へ。
あれれ?なんで道場開いてんの?

道場に入ってみると、1年生が数人、
卒業式の後の懇親会の準備をしていました。
あ、そうか。あさっては卒業式だ。
毎年、卒業式が終わった後、3年生の弓道部員を囲んで、
道場で、簡単な懇親会をやります。

……私は呼ばれたことがありませんが……。
ま、そう言う部活。『雪駄が揃うまで』の残留放射能。

それは良いとして、カーボン矢を触らせると、
みんな「かる~い!」と絶賛です。

さて、肩慣らしに12射ほどジュラ矢を引きます。
調整したばかりのカケの調子もまずまずです。
(カケの調整については、また別の記事で……)

13射目からカーボン矢を試します。
つがえると、まあ、ホントに軽い。
指揮棒を載せているような感覚。
わかりずらい表現ですが、これが元ブラス顧問の習性。

打起しから大三、そして会へ、
軽いのでこぼれてしまいそう。

「ギャン!」

カエル弦の弦音が響きます。

おお~っ!

矢は信じられないような速さで、安土に突き刺さります。
残念ながら的の12時方向20センチ上です。

次のカーボン矢を引きます。少し弓手を押さえます。

「ぱしゅ!」

今度はみごと中黒を捉えました。
弦音とほぼ同時に的中音がする感覚です。

噂通り、すばらしい矢飛です。
例えるなら矢筋にそって絹糸が引くような印象。

その後二手を引き、合計6射。
的中位置は以下の通り。

試射結果


たった6射では、まだまだわかりませんが、
どうもコントロールが難しい。
私がへたくそなのでしょうが、ねらいがつけにくい。
ちょっとした体配のずれで、的を外れます。
軽いということはそれだけ繊細なねらいが必要なのかな?

試射二日目

さて、日付が変わって2月28日。
今日は集中的にカーボン矢を試しましょう。
一手引いては矢取に行き、また一手と、
カーボン矢だけを引くのは、とても時間がかかります。
寒い日なのに、気が付けばうっすら汗が……

今日の矢所は以下の通り。

試射2


どうなんでしょう?微妙な矢所です。
二日間で合計16射。まだまだ矢数が少ないので何とも言えません。


中間報告

確実に言えることは次の2点です。

 ・矢勢は出る!(当たり前か)
 ・外れても中っても矢飛が綺麗!(芸術的とも言える)
 
確証はありませんが、感じたのは次の2点。
 
 ・普段よりねらいを下に押さえないと、上に飛ぶ。
 ・私の場合、普段のジュラ矢の方が中るような気がする。

う~ん、期待した分、少し意外な感触にとまどっています。

ちなみに、二日間で他のジュラ矢と合わせて120射引いていて、
筋肉痛で不調だったところでのモニタリングですので、
カーボン矢が悪いというよりは、私が下手なんです。

もうしばらく貸して頂けるので、
毎日少しずつカーボン矢に慣れて、
レンタル君の良さを見つけてみたいと思います。



  1. 2006/02/28(火) 22:17:04|
  2. 日記
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入賞したらカーボン矢……の話 その1

カーボン矢はどうした!

研修会の記事も書かねばならないのですが、
「カーボン矢の話はどうした!」と言う声も
どこからか聞こえて来そうですので、
今日はちょっと脱線して、矢の話。

「入賞したらカーボン矢を買うっ!」と宣言して、
実際に入賞しちゃった土曜日の大会終了後、
だいさんは、気分的にも財布的にも盛り上がっていました。
大会があった県庁所在地の街には、
達人高校弓道部出入りの弓具屋さんがお店を構えています。
なので、道場から一直線で弓具屋さんへ。

ミズノSSTについて

……若旦那さん、ミズノのカーボン矢って置いてます?
「ありますよ、まだ羽根や板付は付いていませんが。」
ごそごそと、カーボン矢を出してくる若旦那さん。
その手には、茶色い、いかにも飛びそうな細いシャフトが。
持たせて頂くと、噂通り、軽い!

……これ、評判はいかがですか?
「う~ん、良いという人もいれば、悪いという人もいるし……」
言葉を濁す若旦那さん。この方、嘘がつけません。
「出始めの頃は、結構売れたんですよ。
でも、今は一段落したってかんじですね。
見て頂くとわかるのですが、シャフト面がでこぼこしているでしょ。
これはカーボン繊維を撚って作るからなんです。
なので、表面の処理がどうもいまひとつで……。
実際に買われた方では、軽すぎて良くないという方もいれば、
女性の方は、よく飛んで中るようになったという方もいます。
まだ出始めたばかりの商品ですので、評価は定まっていません。」

う~ん、買う気満々だったのに、萎えて来ちゃった。

……ところでお値段は?
「普通のジュラ矢の8000円増しと言ったところです。」
……羽根は、まさか七面鳥ともいかないでしょう。
「お値段的には黒鷲が丈夫でお安くて良いのですが、
当然、色は黒しかありません。磯鷲の尾羽根なら結構丈夫ですよ。
在庫がありますので、お勉強しますよ。」

お勉強してくださるのは有り難いのですが、
カーボン矢の評価が定まっていないことに、逡巡するだいさん。

試作品カーボン矢のレンタル

すると、若旦那はひょこっと見慣れぬシャフトを出してきました。黒に近い濃いグレーで、こちらも驚くほど軽い!
「これは○○社のカーボンシャフトで、
試験的にメーカーからいただいた物です。
もうすぐ販売が開始されると思うのですが、
良かったら、使ってみますか?長さは前の矢と同じで良いですね。」

……えーっつ、いいのぉ?
あっという間に、私の矢尺に合わせてカットし、
板付をつけて、一手、貸してくださいました。
「それを使って様子を見てください。」
……結構、私、ガンガン引きますよ。
「いいですよ。気になさらないでください。
生徒さんにも貸してあげてくださいね。」
ああ、若旦那、あなたはなんて太っ腹なんだ!

こうして、カーボン矢購入作戦は、一時延期。
はてさて、次は実際にレンタルカーボン君を引いてみるのだが、
今日は、ここまで。

続く
  1. 2006/02/27(月) 23:59:00|
  2. 日記
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M教士六段の実技講習 その1 カケ論

平成17年度の勤労者弓道大会教職員予選大会ではもう一つの目玉として、
関東の某強豪校の監督であるM教士6段先生の講演+実技講習がありました。
講演の内容は、部活マネジメントの話が中心でした。
実技講習では、射法八節の基本を、妻手手の内を中心に展開されました。
妻手の話が中心と言うことで、カケについての技術論を、
じっさいに生徒の弦枕を調整しながら教えてくださいました。

M師匠のカケへのこだわり  


M師匠はご自分の四ツかけを惜しげもなく見せてくださいました。
見た感じでは普通の四ツカケですが、特注品なのだそうです。
台革が柔らかめに作ってあるのだそうです。

台革が柔らかいのは、手首の自由度を確保するためです。

弦枕も見せて頂きました。
何と1ミリ!びっくりするぐらい浅い!
「弦の分だけ溝があれば、(ちゃんと取りかけていれば)暴発はしません。」
ちょっと、ビビるだいさん。

 

弦枕の調整


M師匠は、転任して新しい弓道部の顧問になると、
必ず、全部員のカケをチェックします。
そして全員の弦枕を調整します。
基本的には、弦枕の補強と、溝の調整です。
弦枕の両側の裾を押し下げ、弦が当たる部分を狭くして、
離れに鋭さを持たせる工夫です。
全体に浅めに調整するのですが、調整と同時に、
妻手の取懸けと打起し引き分け指導も行います。

弦枕の調整手順は以下の通りです。

【用意する物】
・松脂(クスネ)
・蝋(普通のろうそく)
・ミニアイロン(量販店で900円ぐらい)
・コテ(クスネをすくい取れるもの)

【調整手順】
その1:アイロンの上で、松脂を金属の容器ごと暖めます。
弽(かけ)修理講習

その2:コテでマッチの頭ぐらいの松脂をすくい取り弦枕の上に載せます。

その3:アイロンで弦枕の上部から包皮にかけて松脂をのばします。
アイロンを掛ける

その4:図のように、弦枕をアイロンで押して、富士山型に近づけます。
弦枕調整


その5:最後に蝋を弦枕周辺全体に塗って、アイロンを軽く当てて完成です。

 

 

 

弦枕調整とその効果の実証


ちょうど近隣の高校生が顧問の先生のお供で来ていたので、
彼女に実際に引いてもらって、効果の検証です。

まず、調整前のカケで引いてもらいます。
すこし押し引きが強く、妻手が曲がっています。
妻手の人差し指が矢のしたに潜り込んでいて、
矢勢が出ず、掃き矢となりました。

M師匠がちゃちゃっと調整。

取懸け指導と打起し指導を加えて、もう一度引いてもらいます。
遙かに射形が良くなっています。別人のよう。
中りはしませんでしたが、矢勢が出て、的近くに飛びました。
感想を聞くと、「全く違います!」と明るい表情でした。

離れが軽くなったことで、矢勢が出て、素直に矢が飛んだようです。

さっそく、自分のカケも調整してみよう!

「でも、カケを一つつぶすつもりでやってみてくださいね。」
ひえ~。
おののいている私を見て、別の先生が、
「カケは、10個ぐらい買わないと……」
はあ、そういうものですか。

一馬力で養っているオトーサンには厳しい世界です。





 

 

 

 

  1. 2006/02/26(日) 18:28:22|
  2. 弓道
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記事の訂正!

昨日アップした記事。
うっかりしていて、写真を貼付するのを忘れました。
直しておきましたので、ご覧ください。

なお、講習会記事は、現在鋭意制作中。
今夕方まで、待ってください!
  1. 2006/02/26(日) 15:15:53|
  2. 日記
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はじめての弓道公式戦デビュー

行ってきました勤労者大会教職員予選&研修会。
良い天気でした。春の空は杉花粉で煙っていました。

車で小一時間かけて県庁所在地の道場へ到着。
すでに大先輩達が着物に着替えてストレッチなどしています。

今日の日程は、午前中が勤労者弓道大会教職員予選会。
午後は、関東の強豪K高校のM先生(教6)による指導者研修会です。

開会式が始まり、まわりを見渡すと、着物・竹弓・竹矢ばかり。
道着・カーボン弓・ジュラ矢の私は完全に浮いてます。

M先生矢渡

M先生の矢渡が、厳かに行われ、いよいよ試合開始です。

参加人数は、たったの18人。少ないです。部内大会より少ない。
でも、参加者には、元国体監督、現・元インターハイ監督、
弓道本の執筆者など、我が県高校弓道界の重鎮が、ぞろぞろ。
……来るトコ間違えたか?

さて、矢振りのあと、立ち順が発表され、私は2立目の二的。
ああ、公式戦デビューだ。坐射だ。(あたりまえ)
緊張というより、なんだろう、このワクワク感。
今日は四ツ矢二回、各自8射の上位から、10名までが入賞。
9位までが県大会へ参加できます。

一立目の先生方は、おおむね羽分け。
入賞ラインは、予想通り羽分けか

さて、自分の立ち順です。
競技の間合いでいいというので、どんどこ立っちゃいます。
1射目。胴作りも、手の内も、縦線も比較的良い感じでしたが、
わずかに9時方向に的をかすって外れ。
良い感覚でしたので、これで自信を持ちました。
2射目は的中。3射目は、的2時方向にわずかにそれます。
4射目は的中で、なんとか羽分けで1立目を終えました。

2立目。
気温が上がり、手に汗をかき始めたので、
「天弓」のパウダーを大目につけます。
それでも汗が出るので、直前まで握り革は握らずにおきます。
これが大当たりで、綺麗に手の内が決まります。
結果は、○×○×。
何とか目標の羽分けはキープできました。

試合結果

結果は、ご覧の通り。
羽分けが6人。5中が2人。優勝決定は6中者2名で行われました。
……なんとか10位以内に滑り込みました!

優勝者には大きなカップが贈られます。いいな~。
入賞者には図書券が賞品として配られました。わ~い。
賞品の図書カード

公式戦デビューとしては、まずまずです。

振り返ってみれば緊張することなく、普段通りの射ができました。
しかし、同時に課題も見えてきました。
他の高段者の先生方の射を見て感じたことは、
自分の体配が雑であると言うこと。皆さん、丁寧に引いています。
それに、皆さん会が長い!私の倍以上保っている。
早気気味克服と体配の美の追究は、永遠の課題です。

県大会は4月初旬。
事務局の先生が、県大会への出場の意志を確認して回ります。
このとき、段位と年齢を聞かれるのですが、私が、一番若かった!
おまけに、無段者は私だけでした。およよ。審査うけなきゃ。

さて、すべての日程が終わったあと、約束通り、弓具屋さんへ直行!
しかし、お目当てのカーボン矢は注文しませんでした。
それは、何故かって?
その続きは、また後で……

追伸:午後の研修会の内容については、別記事でUPしますね。
実は『弓具の達人!』に、とてもふさわしい内容だったのです。
こうご期待!
  1. 2006/02/25(土) 23:59:25|
  2. 日記
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『雪駄がそろうまで』その11

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  1. 2006/02/25(土) 00:59:54|
  2. 日記

10年経ったら……

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  1. 2006/02/24(金) 21:34:18|
  2. 日記

今日のキーワード

アナライザのサーチワードを見ていたら、
おもしろいのがありました。

 「弓道 フェチ」

 いやあ、それほどでも~。

  1. 2006/02/23(木) 22:43:29|
  2. 日記
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湿気た手の内は抵抗になる!

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  1. 2006/02/23(木) 22:10:32|
  2. 日記

週末はドキドキ。

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  1. 2006/02/22(水) 22:40:31|
  2. 日記

下手な奴ほど師匠を選ぶ。

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  1. 2006/02/21(火) 23:19:46|
  2. 日記

課題は、どんどんさかのぼる

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  1. 2006/02/20(月) 22:32:16|
  2. 日記

安土専用トンボ「六式試作整地機 通称:仮蜻蛉(かとんぼ)」

久しぶりに『弓具の達人!』らしい弓具ネタです。
(最近、顧問の愚痴と稽古記録ばっかりだったもんなあ)

安土専用トンボを作る

昨年末に安土の切り返しを行った達人高校弓道部。
そのときに安土斜面の整形で威力を発揮したのが、
お隣のグランドで練習をしている野球部からかりたトンボでした。
そう、タッちゃんやカズヤくんが明青学園のグランドで掛けていた
あのT字型をした道具です。(ああ、南ちゃん……)

しかし、平地をならすために作られたトンボはサイズが大きく、
また、45度に切り立った安土をならすには、
いささか取り回しが大変でした。

そこで、一回り小さくしたトンボを作ることにしました。
名付けて、安土専用トンボ「六式試作整地機 通称:仮蜻蛉(かとんぼ)」

材料はその辺にあるもの

さて今回は試作品ということで、
自宅の倉庫に転がっていた木っ端を使います。
設計図もなにもありません。
ちょうど良い木がいくつかあったので、
「現物合わせ」でどんどん作っていきます。
材料


上の写真が材料を切り出したものです。
横板(安土に接する部分)、柄、ともに60センチぐらい。

柄と横板の接合

柄と横板両方に切れ込みを入れて、ノミで掻き取ります。
横板の接合


さらに補強を入れます。接合は木工用ネジです。
横板を補強


感動の二枚羽根!

横板を接合したら、今度はスペーサーを切り出し、
もう一枚を接合します。
つまり、このトンボは二枚羽根です。
二枚羽根


ちなみにスペーサーには15度の角度がついており、
横から見ると二枚の刃はハの字型になっています。
ハの字です


こうすることで、安土下部の整形には一枚目の羽根が、
上部の整形時には二枚目の羽根が安土をとらえ、ならしていきます。
一枚目の羽根がならしそこねた安土も、二枚目が整えてくれます。
そう、男性用ひげ剃りと同じ発想です。

これで完成で良いのですが、
柄の部分が四角く太いため、握りにくいということに気づきました。
また、二枚羽根にしたことでヘッド部が異様に重くなり、
これでは蚊トンボというより、大王ヤンマです(おお、王蟲よ!)
仕方なく、持ちやすいように取っ手をつけることにしました。

取っ手を”とって”つける

ホームセンターに急いで出向いて、
30ミリの丸棒を買ってきました。買ったのはこれだけ。400円。
それを他の端材と組み合わせて、取っ手をまさに”とって”つけて完成。
仮蜻蛉完成


おお、なかなかりりしい。
相当な重量ですが、取っ手が付いているので、
重さはそれほど気にはなりません。
しかし、軽いに越したことはないので、
二機目は軽量化に重点をおいて作ってみたいと思います。

二枚羽根の効果については、まだ安土にあてていないので、
正直、未知数です。明日、さっそく試してみます!

ここまで作業時間はおよそ四時間ほど。
久しぶりの工作、楽しかったです!
  1. 2006/02/19(日) 22:31:02|
  2. 弓道
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『雪駄がそろうまで その10』

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  1. 2006/02/19(日) 02:44:46|
  2. 日記

達人高校弓道部から皆さんにご相談。

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  1. 2006/02/18(土) 18:43:30|
  2. 日記

「かえる弦」を試す!

カエルの歌が……

好評を博しています「弦レポ」。
「龍鳴」「弓神」に続く3本目は、「かえる弦」です。

お値段は1本630円と、「響」と「弓神」の間。
微妙。

かわいいパッケージ

かえるくん


「かえるくん」の特徴は、そのかわいいパッケージ。
『鳥獣戯画』から採ったレトロでキュートなもの。
この「かえるくん」は、弓を持っていないので、的前審判ですね。
実際の『鳥獣戯画』では、ウサギとカエルが弓引いてます。
(このさい、動物たちの体配には触れないでおこう)

金髪のジェニー

パッケージを開けると、几帳面なほど丁寧に巻かれた茶色い弦が、
中仕掛け用の”おぐす”とセットで入っています。
この”おぐす”がイカしてます。

金髪のジェニー


なぜか金髪(!)
うむむ、これは下手にその辺に落としてはおけんぞ。
カミサンにいらぬ詮索をされる。

私は、この”おぐす”に「ジェニー」と名付けました。

……冗談はさておき、どうやらこのジェニー、
まんま合成繊維をカットしたものらしいです。
(残念ながら、合成繊維の種類まではわかりません。)
試しにハサミで数本切ってみましたところ、
なかなか切れなくて難儀しました。さすが合成繊維。

弦輪部分は加工しやすい

月輪


「弓神」では苦労した弦輪ですが、
「かえる弦」の月輪は、そのまま「直心」の本ハズに合いました。
やや緩めですが、薄紫が上品です。

日の輪


日の輪は、ちょっと触ると相当硬そうですが、
ほんのすこしぐにゅぐにゅするだけで、柔らかくなってくれます。
これが気持ちいいくらいの適度な柔らかさ。
弦輪作りも楽勝です。ただ、最初は少しだけ伸びます。
2度ほど弦輪の調整の後、ちょうど良いキュウハに落ち着きました。

弦音は好みが別れるか

さて、引き心地はどんなものでしょう。
弦の作りは、一見すると硬質な印象がありますが、
引き心地は「響」ほど硬く突っ張った感じはなく、
かといって「龍鳴」ほどの粘り(伸び?)はありません。
「弓神」に近い印象があります。癖が無く、引きやすいです。

実際に矢を放ってみると「ギャン!」という何とも特徴的な弦音です。

まさにカエルの鳴き声。

矢勢は、「弓神」よりも勝るようです。

意外と丈夫なジェニー

今回、発見だったのはジェニー(しつこい)です。
中仕掛けに合成繊維を使ったのは初めてですが、
いったんできあがった中仕掛けはかなり丈夫で、
麻のような崩れやほつれもなく、適度な弾性もあり良い感じです。
他の弦でも切れた弦の合成繊維部分を使って
丈夫な中仕掛けをつくってもいいかもしれませんね。
また、弦の色とジェニーが同化して、
見分けがつかない所もおもしろいです。

ただし、中仕掛け作製時に、木工用ボンドでは着きにくいです。

で、評価は?
現時点ではまだ60射ぐらいしか引いていませんので、
正確な評価は保留しますが、
弦輪の作りやすさや引きやすさ、矢勢もあるので、良い感触です。

しばらくは「弓神」「かえる」をメインに、
「響」をサブで使っていきます。
  1. 2006/02/17(金) 23:55:07|
  2. 弓道
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縦線がダメダメ。

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  1. 2006/02/17(金) 21:30:19|
  2. 日記

言い訳はダメよ!

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  1. 2006/02/16(木) 23:13:38|
  2. 日記

インターハイへの道 その1

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  1. 2006/02/15(水) 22:51:55|
  2. 日記

アクセス解析とキーワード

最近、こんな狭いジャンルのブログにも、
コンスタントに1日100人を越えるお客様がいらしてくださいます。
で、時々、アクセス解析機能のサーチワードを確認するのですが、
これが結構おもしろいんです。

皆さんいろいろなキーワードでこちらにたどり着かれています。

最近、多かったのは、「弓道画像」でした。
私も弓道関係の画像をネットで探した経験がありますが、
意外と少なく、ずいぶん苦労しました。
以前、記事の予告で、「画像もアップするよ」と言っておきながら、
なかなか時間が無くて手が出せないでいます。済みません。

次に多いのは「弓道 握り皮の作り方」です。
やはり、みなさん握り皮には悩まれているのでしょう。

三番目は、単刀直入に「弓道 ブログ」。
最近は「ブログ 弓具の達人」と、直接ご指名で検索してくれる
お客様も増えてきました。感謝感激あめあられです。

おもしろいキーワードとしては、以下のキーワードがツボでした。

「弓道場 防寒対策 画像」
おー、わかるわかる。冬の道場の寒さは半端じゃあないですから。
でも、すみません、達人高校弓道部は暖かい地方にあるので、
暖房や防寒シートは無くても支障ありません。
なので、参考にはなりませんです。はい。

「弓道 矢 再利用」
な、何に再利用を考えておられるのでしょうか?
バーベキューの串とか。いやいや、トマトの支柱とか。
軽くて丈夫なジュラ矢の篦。何か良い再利用方法があったら、
教えてください。

「弓具ゼッケン」
このキーワードで、よくぞ、このブログへたどり着かれました。
でも、気持ちわかるな~。無くしちゃうのよね、大会用ゼッケン。
備品係の先輩に怒られたりしてね。

「設計図 弓道場」
いやー、さすがに設計図までは置いてませんよ。
これから学校におねだりして弓道場作ってもらうのかな?
実は、外巻藁場については、現在、設計中!こうご期待。

「弓道 仕事 審判」
うーん、これも何となく身につまされます。
勝手な想像ですが、初めて的前審判をまかされた副顧問の先生が、
ドキドキしながら情報を集めている……そんな姿が目に浮かびます。
大丈夫、弓道の的前審判では、
中りがわからなかったら”?”を出して良いことになってますから。
あとから、ゆっくり確認に的の所まで行ってください。
どこぞの球技みたいに、
「おいっつ、ヘボ審判、今の判定おかしーじゃねーか!」と
生徒に囲まれることは絶対ありませんから

と、まあ、お客様をちゃかしてばかりでは怒られますね。
これからも、いろんなキーワードでたどり着かれるお客様を、
大切にしていきたいと思います。

頑張って更新していきます!応援よろしくお願いします!
(最近、アクセスは伸びてるのに、ランキングが……)
  1. 2006/02/14(火) 21:17:17|
  2. 日記
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『雪駄が揃うまで その9』

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  1. 2006/02/13(月) 20:57:18|
  2. 日記

RGOM79-GOM=量産型ゴム弓「ごむ」

ゴム弓の量産

達人高校弓道部の常備されているゴム弓は2本しかありません。
最近、ゴム弓稽古に励む子もちらほら見えるようになり、
道場常備のゴム弓を増やすことにしました

まあ、本来は自前で購入するのが当たり前なのですがね……。

作り方は「道具の達人!」ぼうやだからさ……「シャア専用ゴム弓」始動!で紹介した通りですが、
一部、改良を加えました。

まずは、L字金具と握り革を巻きます

L字金具

前回のゴム弓自作では、やや長手のL字金具でしたが、
短い物でも、充分弓返りすることがわかりましたので、
そちらを使うことにします。
3ミリ×8ミリのタッピングネジをねじ込みますが、
檜棒はすぐに割れてしまうので、
2.5ミリの下穴をバイスで開けてからネジで止めます。

量産型ゴム弓

握り革を巻きました。
赤は女子用。黒は男子用です。当てゴムの大きさを変えています。

ゴムの止め方

飴ゴムの止め方

今回は、弓具店でゴム弓用の換えゴムを購入しました。
飴ゴムのチューブが二重になっているものです。
1本950円もしました。材料代と手間を考えれば、
既製品を買った方が安い!?
ゴム弓用のゴムは、やはり自転車のタイヤよりも伸びがよく、
張力も自然で引きやすいです。うーん、餅は餅屋と言うことか。
ゴムをリングに通して折り返し、針金でぐるぐる巻いて止めます。
こんな止め方で外れないかと心配しますが、意外と丈夫です。

ゴムをL字金具に止めて完成です

ゴム弓完成

女子用に比べて、男子用は少し長めにしています。
今回は塗装せずに白木のまま使うことにしました。
最初はザク色にしようか、ジム色にしようか迷いましたが、
今の高校生にどこまで通じるか不安だったのでやめました。
……というのは冗談で、白木のほうが、練習時に手あかがついて、
時が経つにつれ、良い感じの色になってくるのではと思ったからです。

このゴム弓が、手あかで真っ黒になることを夢見て、
明日、そっと道場に置いておきます。
  1. 2006/02/12(日) 21:20:14|
  2. 弓道
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弓を持たない日のだいさんは・・・

暇です。息子らのスポ少の練習試合に付き添いで来てるのですが、試合の間隔が開いていて暇です。普段は顧問の立場から「保護者の方も試合見に来て下さいね!」と言っているのに、逆の立場だとモゾモゾしてしまう。だめなだいさんパパです。あ、この記事初めて携帯からのUPです!字数制限がつらい!
  1. 2006/02/12(日) 11:45:11|
  2. 日記
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だいさんのビデオ批評会

ビデオ撮影は、自分の気が付かない射癖を
容赦なく白日の下にさらしてくれます。
普段、偉そうなこと言っている顧問の私も例外ではありません。
なので、ビデオの前に立ったときは、ものすごく緊張しました。

批評会の時も、緊張です。ガクガク……ブルブル……。
それを察してか、現役部員はすーっつとテレビの前から消えました。
おお、君らも、場の空気が読めるようになったか。(苦笑)

機動隊くんと弓子さんと三人で、
かぶりつきでモニターを見つめます。
ブラウン管の中では、挙動の不審な太めの弓人がもぞもぞ。
「あー、足踏み位置ずれてますねー。」
「胴作りで、弓が右側に入りすぎですよ。」
「あごが上がってきています。会、3秒。早っつ!」
その他、諸々……満身創痍。

全体に動作が早く、落ち着きがありません。
自分ではゆっくり丁寧に引いているつもりでも、
実際はあわててばたばた引いているように見えます。
……もっとゆっくりでいいんだ。

家へ帰ってから、もう一度、ビデオを見直してみました。
今度は、スロー再生やコマ送り拡大再生機能など、
およそ今まで使ったことのない機能をフルに使って、
細かいところまで自己診断をしました。

たった2分の映像ですが、あれこれメモしながら繰り返し見ていたら、
あっという間に1時間が過ぎていました。

ちょっと長くなりますが、記録もかねて気づいたことを列挙します。
【入場・足踏み】
・すり足が早く、勢いがつきすぎ。体が揺れる。
・的を見てしまっている。
・足踏みのあと、足下をみて確認している。
【胴作り】
・肘が張っていない。
【弓構え】
・弓が妻手側に寄りすぎている。
・妻手肘に対し、弓手肘が張っていない。円相になっていない
・矢つがえがばたばたしている。
・取懸け時に妻手手首が曲がっている。
・弦調べが早い。
・物見が早い。物見が甘い。
【打起し】
・ぎくしゃくしながら打起している。
・上がるにつれて、微妙に矢を引いている。
・上がるにつれて物見が深くなる。
・右肘(妻手肘)がすでに開いてしまっている。
・円相の左右のバランスがわるい。
【大三】
・的方向に入れ込みすぎ。
・首が退く。あごが上がる。胴が退く。さらに物見が甘くなる。
・妻手が開きすぎ。
【引き分け】
・弓手側前方向に胴体がねじれている。
・押し引きしながら引いている。
・弓手に意識が行き過ぎ。
・手の内がベタ押し気味。
・妻手が引きすぎ。
【会】
・会は3秒。やや短い。
・弓手が微妙に揺れている。
【離れ・残心(残身)】
・離れの瞬間に弓手小指根元が弓から離れている。
・残心(残身)が短い。
【退場】
・正面にしっかり向きなおって退場する。
【全体】
・動作が早い。

全体にもっとスムーズな体配を心がけなくては。
とにかく、横方向縦方向のバランスと、
落ち着いた動作が必要なようです。
また、最近、矢尺がとれている割りに矢勢がでなくなったり、
弓手が伸びようとしても伸びきれなかったりした原因は、
どうやら右肘(妻手肘)が開きすぎ、引きすぎていたためのようです。
弓ってのは、引けばよいってものでもないのですね。

今度は、上半身だけのアップや、
手の内や離れだけのアップを狙って撮影してみようかな。

あ~、こんな時間(ただいま午前0時)なのに、
無性に弓が引きたくなってきた!自分の射形を矯正したい!

  1. 2006/02/12(日) 00:31:36|
  2. 日記
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ビデオ撮影会開催!

こんなタイトルだと、違うご趣味の方々が来てしまいそうです。

ええ、確かに、女子高生はいますとも。
さらにはイケメンの男子高校生もいますとも。

でも、くれぐれも、萌えないでください。
残念ながら当ブログには、そう言う色っぽさはみじんもありません。

さて、本年度の大会もすべて終了し、
ちょっとのんびり気分の達人高校弓道部。
久しぶりの休日練習なので、普段はできない練習をしようと、
ビデオで射形を確認することとしました。

近隣強豪校にはビデオ班があって、
大会ではいつもカメラを回していますが、
貧乏な達人高校弓道部にはテレビすらありません。
なので、我が家にあるビデオカメラと、
古い21型テレビをうんこらしょと持ち込んでの撮影です。

撮影は道場を貸し切り状態にして、
一人一手持って入り、順番に引いていきます。
その間、他の部員は練習ができないので
日だまりで的紙貼りをさせておきました。

しかし、何で的張りってあんなに盛り上がるんでしょうかね。
男女仲良く、ワイワイやってましたよ。

撮影は20人で50分もかかりました。意外と時間を食いますね。

撮影終了後は、自由練習の傍らで批評会です。
今日はたまたま、OBの機動隊くん(既出)と
元部長:弓子さんが来てくれましたので、
かなりグレードアップした批評会となりました。

20人すべての射を見ていて感じるのは、
射形以前の基本的な部分がおろそかになっていることです。
たとえば歩き方とか、胴作りの時の手の位置、弦調べなど、
「おまえ、それ、4月当初に教えただろ!?」
と言う内容でダメだしされます。

結局、最初の胴作りや取りかけの時点でバランスが崩れているので、
打起しも大三も引き分けも、すべて崩れていく……
そんなパターンの部員が多かったです。
また、重心が定まらない(退いたり、懸かったり……)子も多く、
他校からは比較的綺麗だと称される達人高校弓道部も、
たいしたこと無かったなあと、苦笑するOB&顧問でした。

この練習は、ずいぶん刺激になったようで、
その後の自由練習の時には、互いに見取りながら、
必死になって射形の研究をしていました。
「無くて七癖」と言われるように、身に付いた癖は、
すぐには直るものではないけれど、
常に直そうとする意識が大切だと思います。

がんばれ、ひよっこ達!次回は、妻手側から撮影するで~!

【だいさん本日の稽古記録】
撮影係&評論家に徹していたので、引いたのは二手のみ。
○× ×○
もちろん、私もビデオの前に立ちましたよ。
そして、機動隊くんと弓子さんのダメだしを
蜂巣状態になるまで喰らいました。

して、その成果は?

長くなるので、別記事でアップします!
  1. 2006/02/11(土) 22:47:13|
  2. 日記
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師匠指導日なのに……で、出遅れた……

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  1. 2006/02/10(金) 23:59:21|
  2. 日記

矢数記録の効果、さっそく現る!

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  1. 2006/02/09(木) 21:13:50|
  2. 日記

独り稽古

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  1. 2006/02/08(水) 22:42:56|
  2. 日記

『雪駄がそろうまで その8』

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  1. 2006/02/07(火) 21:49:08|
  2. 日記
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