レポートの続きがずいぶん遅れました。すみません。
2018/2/11(日) 2日目伊豆西海岸を南下夜中に、強い雨が降った。しかし、明け方には止んで、快晴となった。午前9時近くになってようやく出発。駿河湾沿いの県道を、石廊崎目指して南下する。天気晴朗なれど風が強く、車が揺れる。駿河湾は荒れていて、白波が立っている。富士山は、霞がかっていて見えない。いや、霞ではなく、波しぶきで霞んでいるのだな。
県道沿いの駐車場から、駿河湾の西の彼方に目をやると、薄っすらと静岡の町並みが見える。松風閣らしき建物も海岸にへばりついて見える。その南側には焼津の町並みが見える。静岡・焼津の海は穏やかで、のんびりしているが、西伊豆の海は荒々しく、激しい。同じ静岡県とは思えない。
奥石廊崎から石廊崎へ奥石廊崎、ユウスゲ公園に立ち寄る。高台の公園に登る道は、強風で危険を感じるほど。前を歩いていたカップルは、突風で転んでしまった。公園からは駿河湾と太平洋が丸く見渡せる絶景だ。だが、風が異様に強い。これまでの人生で経験したことのないほどの強風。踏ん張っていないと、飛ばされてしまう。風上に顔を向けると、風圧で息ができず、身の危険を感じる程。早々に退散。
午前10時過ぎ、石廊崎港の駐車場へ到着。受付の陽気なオバチャンに500円の駐車料金を支払って、石廊崎灯台へ徒歩で向かう。オバチャン、「今日は風が強いから、飛ばされないようにね。回収できないから。」……回収できないって……ガクブル。
15分ほど坂道を登ると、石廊崎灯台へ。そしてさらにほんの少し歩くと、石室神社へ出る。石室神社は、岬の突端の崖にへばりつくようにある。「よくもまあ、こんな場所に!」と声をあげたくなるような場所。当然、県下最南端の神社ということになる。さらに神社から50mほど先には熊野神社があり、そこが岬の突端。
太平洋に鉾先を突き出したような地形。断崖絶壁!なるほど「回収できないから。」は本当だわ。崖の上から覗き込む海の色は、これまで見たことがないような群青色で、それが見られただけでも来た甲斐がある。ただ、ここも風が強く、気を許すと飛ばされそうだ。
早々に石室神社に戻り、「勝守」と掘られた縁起の良い根付を買った。石室神社の神様:イワレノミコトは航海・交通の神様とか。旅の安全を願う。
河津七滝時刻は正午を過ぎ、再び車上の人となる。次の目的地は、河津七滝(ななだる)。地図の上では石廊崎からほど近いように見えるが、実際は小一時間かかる。伊豆は、観光地と観光地の時間距離が長い。
午後1時、河津ループ橋の下にある町営駐車場に到着。七滝観光では、通常の観光客は、駐車場付近の2,3の滝を見て帰るらしい。足に自信がある人は、乗合バスで修善寺方面へ1区間だけ乗って、そこから坂道を下りながらすべての滝を見る。往復で全行程歩くと一時間以上かかり、しかもアップダウンが激しいらしい。
当初、私達も、バスで七滝の上まで行こうと考えていた。が、なんと次のバスが来るまで四〇分。さらに、ほんの少しトイレに行っている間に、バスのりばにはバス待ちの行列ができていた。
地図を眺めていたカミさん、「これさあ、窯滝(最上流の滝)まで行っても、大したことないんじゃないの?」……こういう時、カミさんは豪傑である。スタスタと遊歩道めざしてあるき始めた。七滝遊歩道は、よく整備されていて歩きやすい。
河津川の水は清冽で、七滝一つ一つの姿も、個性があって楽しい。途中、みごとな柱状節理が見られ、ここが火山地帯であることを思い起こしてくれる。窯滝まで登っておりて約四〇分。アップダウンも、ゆっくり登って降りれば、それほどきつくはない。カミさんの言うとおり、大したことなかった。
七滝めぐりの最後は、駐車場からほど近い大滝へ。急坂を下った先には、落差30mもある立派な滝が姿を現す。大滝の滝壺近くには露天風呂があり、オバチャンたちが水着を着て入浴していた。羨ましい限りだ。豪快な風景を堪能したあとは、再び30m以上の高低差の坂道を登らなくてはならない。これがきつい。ゼイゼイハアハアなのだ。実は、七滝の遊歩道のなかで、一番きついのは大滝遊歩道なのだ。だから、ガイドマップでは、大滝は最後に見るようにアドバイスされている。先に大滝に行くと、他の滝に行く気力・体力がなくなるからだ。確かにその通り。
遅い昼食は、駐車場隣接の「だるま茶屋」で名物わさびそばをいただく。生わさびをすって、とろろと食するそばは、まあまあ。ただ、麺は乾麺を茹でたものらしく風味がない。更に、提供までずいぶん待たされた。ここでも人手不足はかなり深刻なのだな。
わさびソフトと東京ラスク
15時、河津七滝をあとにして、帰路につく。なんとなく、昼食が中途半端だったので、途中、道の駅天城越えで、名物わさびソフトとわさびコロッケを食する。わさびソフトは、すったばかりの生わさびがついてくる。濃厚なソフトにぴりっと辛いわさびが、思いのほか合う。わさびコロッケも、刻みわさびの風味がさわやかで美味しい。これは、リピート確実だな。
これだけ食っても、まだなんとなくお腹が空いている意地汚い夫婦は、東京ラスクに立ち寄る。天城峠を修善寺側に下ってすぐのところに、東京ラスクの工場併設売店がある。ここでは、なんと無料でコーヒーとジュースが飲める。ただし、コーヒーの味は……。
東京ラスクの存在は、少し前から知っていた。サービスエリアなどで売っていて、気になってはいたのだが、今回がはじめての購入。帰ってからプレーンラスクを食べたが、これは美味い。サクサクなのにじゅわっとする。ラスクといえば、ガトーフェスタハラダが有名だが、それよりも美味いかもしれない。
畑毛温泉富士見館函南まで戻ってきたところで、休憩を兼ねて、畑毛温泉富士見館に立ち寄る。富士見館は旅館だが、立ち寄り湯も受け入れてくれる(500円)。富士見館に到着したのは17時半。この時間帯は(17時から18時の間)は清掃タイムで入浴できない。ところが、受付のオバチャンは「準備終わったから、どうぞどうぞ」と、快く案内してくれた。
脱衣所も浴室も、それほど広くはない。全体に施設が古く、鄙びた温泉だ。温度が違う3つの浴槽が特色。一番湯温が低い浴槽は、はじめは寒いが、そのうちじんわり温かく感じるようになる。なかなか快適。低温浴槽から高温浴槽へと2回転して風呂から上がったら、ポカポカ。
ご機嫌で風呂場の外に出ると、カミさんが睨みつけてきた。「いつまで入ってんのよ!」え?だって1時間後って言ったじゃん。まだ50分しか経っていないよ。聞くと、カミさん、20分くらいで早々に出てきたようだ。子連れのお客さんが、ギャアギャア騒いで落ち着かなかったらしい。「もう、こういう温泉はやめて!」はい、リサーチ不足でした。カミさんは、いわゆるスーパー銭湯型の整備された温泉施設が好きらしい。私は、富士見館のような鄙びた感じの温泉、好きなんだけどなあ。
旅の最後にカミさんの機嫌を損ねてしまい、なんとなくしょんぼりな私。帰りは、カミさんのご機嫌を伺いつつ、国道1号をゆっくり帰ってきた。自宅到着は20時40分。夕方までガッツリ観光しても、この時間に帰れるのが伊豆の良いところ。今度は、東伊豆の観光地に挑戦だな。
<終わり>
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- 2018/03/10(土) 00:10:48|
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久しぶりのブログ投稿。伊豆へ車中泊の旅に出かけたので、そのレポートです。
2018/2/10(土) 1日目
ゲートウェイ函南
平成30年の冬は寒かった。温かい静岡県でも雪が降り、川や池には氷が張った。こんな厳冬の車中泊の旅は、暖かな伊豆で決まりだ。
週間天気予報では雨だったが、きれいに晴れた。国道1号バイパスをのんびり東へ。最初の目的地は、昨年5月にオープンしたばかりの道の駅ゲートウェイ函南。出発が遅かったせいで、到着は13時過ぎになってしまった。
道の駅が旅の最初の目的地というのは、解せないかもしれないが、我々夫婦は道の駅が大好き。道の駅めぐりだけで十分楽しい。ゲートウェイ函南は、まだ国土交通省のHPにも載っていない(当時)道の駅だから、ワクワクする。
すでに行ってきた人から「広いよー」と言われていたが、実際、行ってみるとそれほど広くはない。茶色を基調としたおしゃれなロの字型の建物に、レストランや物産館などが入る。二階は展望台になっていて富士山がきれいに見える。
遅い昼食は、道の駅の寿司屋:伊豆創作寿司「いず寿司」で、いず寿司盛り(並1580円)をいただく。野菜の創作お寿司と海鮮寿司の組み合わせ。菜の花寿司が美味しかったが、海鮮は焼津・清水に軍配かな?まあ、道の駅で食べられる寿司としては適正なお値段・適正な品質だと思う。
ここの道の駅は、レストランもお土産品も、地元の食材・物産を中心に展開してあり、品質・センスともに良い。ちなみに、丹那牛乳を使ったソフトクリーム(400円)は、濃厚でクリーミーでおすすめだ。
土肥金山
この時点で午後2時をまわっていて、まだ伊豆の入り口。同じ県内だからと、のんびりしすぎた。急いで次の目的地である土肥金山を目指す。
土肥金山は、私は9年ぶり2度め。坑内の展示は、ロボット坑夫のディスプレイや音声解説がリニューアルされていた。カミさんは初めての訪問だが、岩盤に現れた金鉱脈あとなどを、興味津々で見学していた。資料館の展示も、博物館並に充実していて楽しい。中でも、ギネス認定の250kgの金塊は、見ているだけで金運アップしそうだ。実際に触れるから、ちょっとうれしい。
駐車場に戻ったところで雨が降り出した。時刻も16時半をまわり、今日の観光はここまで。あとは車中泊予定地の道の駅松崎三聖苑を目指すのみ。海岸線を松崎に向けて南下する。曇り空で、駿河湾の絶景も冴えない。本当なら、このあたりで駿河湾に沈む夕日を眺められたのにな。風も出始めた。天気予報では、今夜は荒れるらしい。
道の駅松崎三聖苑
道の駅松崎三聖苑には17時過ぎに到着。すでにあたりは薄暗い。ここの道の駅には、温泉施設のかじかの湯が併設されていて、車中泊にもってこい。駐車場は西側と東側の2カ所に分かれているが、東側駐車場の方が道路からすこし奥まっていて静か。すでにキャンピングカーや車中泊仕様ワゴン車などが10台程停まっていた。
(写真は翌朝の様子です。)
さっそく、かじかの湯へ。小ぶりの古い公民館のような建物で、受付にはふたりのお爺ちゃんが暇そうに座っている。お爺ちゃんたちに愛想を振りまきつつ、町外者料金500円を払って入湯。脱衣所は狭く10畳ほど。ロッカーは100円(リターン方式ではない)だから、ここの温泉は実質600円だな。施設は古いが、掃除が行き届いている。
(これも翌朝の写真です。)
内湯は狭い。湯船は10畳くらいか。カランは5カ所しかない。先客が数名いたが、すぐに出てしまい、貸し切り状態になった。いやはや、贅沢である。湯が熱いと聞いていたが、それほどでもない。確かに、瀬戸谷ゆらくや相良子生まれ温泉よりは若干高めの湯温だが、心地よい熱さ。お湯は無色透明で、とにかくきれい。なかなか出会えない新鮮なお湯だ。
ところで、ここの露天風呂はちょっと変わっていて、階段を上がった二階にある。4人も入ればいっぱいになってしまう小さな岩風呂で、高い塀に囲まれて景色には風情がない。だが、こちらも貸し切り状態で、本当に贅沢、贅沢。
夕食は、近くのマックスバリューで調達した。豪勢なマグロ3種刺身盛りと新鮮なキンメの刺し身が、タイムセール半額であわせて800円。やっすい!これをつまみに、車の中でカミさんと小宴会。あっという間に出来上がって、20時にはぐっすりおやすみなさい。
(続く)
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- 2018/02/20(火) 00:09:55|
- 車中泊と旅
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川根路の紅葉が見頃だと聞き、日帰りで出かけました。
出発が午前10時を回っていたので、混雑が予想される寸又峡は諦めて、長島ダムへ。
綺麗に晴れ渡りましたが、真冬並みの寒波が到来し、北風ピーピュー吹いて寒い、寒い!
ぐるっと回って40分くらいかな?ウォーキングとしては少し物足りない。
なかなかの迫力
放水で虹が出ていました。
長島ダム駅側から。放水量は少なめなのですが、すごいしぶきです。
長島ダム名物、しぶき橋。なんどかチャレンジしましたが、私達夫婦は、びしょ濡れになるのを恐れて、渡れませんでした。
のんびりと、井川アプト式鉄道が行きます。
お目当ての紅葉は、地元の方の話では「今年はダメ」なのだそうです。それでも、きれいでしたよ。
なんだか、巨人が塀の外から覗き込んでいるような……
ダム公園をぐるりと回って約7000歩。まあ、遠出したときのウォーキングは、これくらいで収めておくほうがいいですな。
帰りに、家山の「山関」さんで、抹茶ソフトをいただきました。
いわゆる混ぜ込みタイプではなく、抹茶がふりかけてあるタイプ。これで300円ってのは、とても良心的。ソフトクリーム自体も、濃いめです。美味しいお茶までごちそうになりました。
大井川を下ったあとは、体を温めようと、「伊太和里の湯」に立ち寄って帰りました。ここ、ぬるめで、泉質もぬるっとしていてだいさん好み。入湯料510円は安いぞー。レストランも充実しているようです。
思いつきで出かけた地元日帰りウォーキングですが、なかなか楽しめました。
- 2017/11/21(火) 23:41:08|
- ウォーキング
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まずはざっくりレビュー NEX-5R
思いがけず、程度の良いNEX-5Rが手に入って、有頂天なだいさん。
まずは、ざっくりとレビュー。
最初の感想は、「持ちやすい!」の一言。重さは、スマホやコンデジより重いけれど、グリップしやすいので軽く感じる。
各種ボタンや液晶タッチメニューは、直感的に操作できて概ね良好。
自由に機能を割り当てられるファンクションキーが、思いの外便利。私は、スマイルシャッター機能を割り当てた。スマイルシャッターについては、後ほど。
ボディカラーはシルバーだが、本当はホワイトが欲しかった。ただ、ホワイトはなんとなく女子カメラのイメージがあるので、やっぱりシルバーで良かったかもしれない。
シルバーは塗装が剥げやすいのが難点。大事に使わねば。
USB充電はいらなかった
USB充電は、予備バッテリーを2個購入してからはあまり使わなくなった。
長期の旅行に出ても、バッテリー3個をとっかえひっかえ充電していけば、USB充電を使う場面はおそらくない。
正直言って、あまりこだわる必要がなかったポイント。
Wi-Fi接続は便利!
Wi-Fi接続は、とても便利。SDカードやUSBケーブルを抜き差ししするわずらわしさがなく、「放ったらかし」で済んでしまうことがとても良い。
実際の取り込み状況はこんな感じ。
撮影から帰ったら、カメラのボタンを2回ピッピッと押して「パソコン接続」を選ぶ。
あとは放ったらかし。その間、手を洗ったり着替えたりしているうちに、気がつけばパソコンへの転送が終了。
なお、読み取りが終わったら、カメラの電源は自動的に切れる。
……と、便利この上ないのだが、ただ、最初の設定がやや難しい。
1 カメラとパソコンの接続には、SONYのフリーソフト:PlayMemories Homeをパソコンにインストールする。
2 ソフトを起動させたら、最初の1回目だけはUSBケーブルでカメラとパソコンを繋義、必要な初期設定を行う。
3 カメラの方は、自宅のWi-Fiのアクセスポイントを登録しておく。
ところが、だいさんは、ここでつまずく。
カメラは、アクセスポイントまで繋がるものの、パソコンにはつながらない。
おそらくはネットワーク上の問題なのだろうが、私にはその知識は皆無で、いろいろ調べてもちんぷんかんぷん。
悪戦苦闘の2日間が過ぎ、諦めかけたときに、無線LANルーターの設定をAUTO からブリッジモードに変えたらあっさり認識した。
最近、パソコン関係でつまずくのは、決まってネットワークがらみ。そろそろ、ネットワークの勉強をちゃんとしたほうが良いのかもしれない。
なお、スマホとの接続は、SONYのフリーアプリ:PlayMemories Mobileをスマホにインストールするだけで、あっという間につながった。
Wi-Fi接続の難点
便利この上ないWi-Fi接続なのだが、難点と言えば、転送速度が遅いことと、たまにカメラの認識に失敗すること。
枚数が三桁にいくと、転送に15分以上かかる。カメラの認識も、2回に1回は失敗する。
ただ、総合的な便利さからすると、小さな問題。
「ほったらかし」がとても楽でいい。(続く)
- 2017/11/20(月) 23:41:37|
- 日記
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中古のNEX-5Rは弾数が少ないSONYのHPなどで情報を探していると、NEX-5Rが捜査線上に浮上してきた。
カメラの基本性能は、現行モデルとほぼ同じ。Wi-Fi、自撮り、USB充電がついていて、中古の相場は2万円台後半から3万円台前半。
おお、射程距離。
ただ、問題が一つ。弾数が少ないのだ。
特にヤフオクでは、ボディだけの販売ばかりで、ズームレンズキットは少ない。しかも、程度が悪く、やや高め。
NEX-5R、地元で見つかる
諦めかけていた時に、「カメラのキタムラ」の「ネット中古」で、なんとNEX-5Rの在庫を発見。
全国に数台あり、しかもほとんど2万円台後半の価格設定。
量販店のネット中古だから、高いに決まっている!と、思い込んでいたから、今までチェックもしなかった。
さらにラッキーなことに、その中の1台は地元・静岡の店舗にあるという。
価格は27,900円(税込み)。状態は「B(並品)」。5段階あるランクのうちの真ん中。
「全体に傷、こすれがあります」とあるが、ネットの写真では、それほどひどい傷は見られない。
これは実機を見に行くしかない。ネット中古品で実物を手にとって見られるというのは奇跡に近い。
実機検分実際に店舗に行き、実機検分。
現物を見せてもらうと、並品とは思えない程度の良さ。確かに、多少傷はあるが致命傷ではない。
ボディ下部もほとんど傷はなく、前のオーナーは丁寧に使っていたようだ。
液晶画面にはやや深めの擦過傷があるものの、SONYのカメラで有名な液晶画面の「まだらハゲ」は出ていない。
よく見ると、前のオーナーが貼ったフィルムがそのままで、傷はそのフィルムについたものだった。
箱も含めて、付属品は全て揃っている。
しかも、中古品なのに6ヶ月保証までついてくる。
こんな好条件あるんだろうか。ヤフオクでは、コイツより傷だらけで状態の悪いブツが、これより高い金額で売られている中古は山ほどある。
カメラのキタムラの良心を見た感じがする。これは買うしかない。
こうして、思いがけずアッサリと、あこがれのミラーレスが手に入った。(続く)
- 2017/11/19(日) 23:13:19|
- 日記
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コンデジ、iPhoneに負ける
iPhoneのカメラ機能はすごい。もはやコンデジ(コンパクトデジカメ)を超えたらしい。
あるネットの記事で読んだが、某量販カメラ店の店員が、安価なコンデジを買いに来た客に「3万円以内のデジカメでしたら、お客様のiPhoneのほうがきれいに撮れますよ。」と言ったという。
商売っ気がないその店員も店員だが、プロの販売員の目からもiPhoneは特別らしい。
私も、iPhoneのカメラの凄さは体験している。先日、カミさんのiPhone6sと、私のコンデジ(コンパクトデジカメ)で同じ被写体を撮ったら、明らかにiPhoneのほうがきれいに撮れていた。
ジョブズ、恐るべし。なるほど、インスタ蝿がブンブン飛ぶわけだ。
iPhoneに勝つためには、もはや本格的な一眼レフカメラで撮るしかない。
逃げちゃだめだ!
だが、一眼レフは大きいし、そもそも高くて買えない。
コンパクトで比較的安価かつ高画質とくれば、最近流行りのミラーレス一眼だ。
「一眼」……私も30年前は、OLYMPUSの名機OM-40を使っていたから、「一眼」と聞くとワクワクする。
早速、ミラーレス一眼の相場を調べる。が、どのメーカーも安くて4万円。完全に、予算オーバーだ。そりゃそうだな。比較的安価とは言え、機能的には一眼レフに近いわけだから、むしろ4~5万円代で買えることを喜ばねばならない。
が、金が無い。
しょぼくれた私は、Facebookで愚痴った。
すると某センパイが「だったら、中古はどうよ?」と、PENTAXの
エヴァンゲリオンモデルを紹介してくれた。
ネタ振りだとはわかっていたが、そのカメラのエヴァンゲリオンカラーと「逃げちゃだめだ!」の追い打ちコメントが妙に印象に残り、中古なら買えるかもしれないと思えてきた。ありがとうセンパイ。
欲しい機能
さて、ネット上の番付記事をいくつかながめているうちに、SONYが比較的安価で性能も良いらしいことがわかってきた。同時に、自分の「欲しい機能」もわかってきた。
私の場合は、「Wi-Fi接続」は必須。旅先で撮った写真を、その場でスマホと連携してSNSに投稿できたら便利だ。
また、「自撮り機能」も外せない。夫婦二人の旅では、「夫婦で自撮り」が冷蔵庫の中で凍りついた愛を温め直すのに役立つのだ。誰だ、ラブラブとかはやし立てるやつは。
あとは「本体USB充電」ができたらいい。車での移動中に、車内で補充充電ができると助かる。
画質については、各社とも高画質ではあるが、SONYならば撮像素子に一眼レフと同じAPS-Cを採用しているから間違いないだろう。
こうして、SONYの中古ミラーレスを探し始めただいさんであった。(続く)
- 2017/11/18(土) 00:24:32|
- 日記
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マイクロバスはガスの中
展望台に戻ったのは午前9時40分。ありゃ、意外と早く登れたの。
ちょうどマイクロバスが来たところだった。すでに団体客が、バス停に並んでいる。慌ててチケット(往復800円)を買いバスに乗り込むと、補助席まで使って残り数名、といった盛況ぶりだった。
定刻通り10時にバスは出た。しかし、走り出してものの数分で、ガスが発生してきた。視界はわずか5mほどしかない。
林道は舗装してあるとは言え狭く、林道を歩く登山者と出会うと、バスは停車してやり過ごさなければならない。少し怖い。
20分ほどで、萬岳荘に着いた。
トレッキングもガスの中
萬岳荘は、比較的新しい山小屋。素泊まりで3000円だそうだ。丸太小屋風の雰囲気のよい山小屋は、霧に包まれて幻想的だ。
荷物を整えていると、とうとう雨が降ってきた。山の天気は変わりやすい、と言うが本当にその通りで、ザッと降ったかと思うと、サッと止む。止んでも、ガスが濃いので太陽は見えない。
富士見台高原まで、霧の中を進む。雨は降っていないが、やや風があり寒い。萬岳荘から最初の15分ほどは、つづら折れの階段が整備された急な上り坂。熊笹の中をゆっくりと登っていく。今日は、霧に包まれて熊笹の原野もよく見えない。
登り始めてしばらく行くと、70代後半と思しきお婆様が、家族に囲まれて座り込んでいた。「あと少しで山小屋だ」と皆で励ましているが、お婆様は「もう少し休ませてくれ」と動かない。みれば普段着にカッパを着た程度の軽装。今日の天気でのトレッキングは、お婆様にはきつかっただろう。
稜線に出ると、途端に風が強くなる。小雨も降り出した。神崎小屋も霧の中だ。寒い。持ってきた防寒着をすべて着込む。
ここから富士見台高原まで、なだらかな上り坂の稜線を15分。比較的歩きやすいが、ところどころガレた場所もあるので注意して歩く。
出会う人々は、ほとんど完璧な登山スタイル。ゴアテックス素材のカラフルな雨具は快適そう。
他方、だいさん夫婦の装備は、完全に平地でのウォーキングスタイル。防寒着の上に、撥水性のウィンドブレーカー、そして簡易リュック。いずれも山メーカーのものではない。正直、ちょっと恥ずかしい。
それでも上(いや、下?)はいるもので、まるで渋谷の交差点からやってきたような、真っ白なダウンのコートとシャネルのバックをぶら下げたお嬢様方とすれ違った。さすがにパンプスは履いていなかったけれど。
富士見高原トレッキングコースは、普段着で登っても全く問題はない。だいさん夫婦も、一昨年の夏に来たときは、チノパン、Tシャツで登った。
しかし、今回の天気は、簡易なものでよいので山装備があったほうが良かった。わずか1時間とは言え、強風、霧、雨、低温にさらされて、結構体力を消耗した。山をなめてはいけない。
30分ほどで富士見台高原に到着。
すると、急に大粒の雨が降ってきた。これは早めに戻らないと大変なことになりそう。証拠写真を他の登山客の方に撮ってもらい、いそいそと下山する。下りは30分もかからずあっという間に萬岳荘に戻ってこれた。
そして土砂降りのヘブンスそのはら萬岳荘についたとたんに土砂降りの雨が降ってきた。幸い、我々はあまり濡れずに済んだ。
ラッキーなことに、ヘブンスそのはらに向かうバスがちょうど停車していた。そのままバスに乗り込み、ヘブンスへ戻った。バスの暖房が嬉しかった。
ヘブンスの展望台に着くと、先程の土砂降りの雨が追いかけてきた。雨雲レーダーを確認すると、この土砂降りもあと10分ほどらしい。しばらく休憩所で雨止みを待つことにした。
気の短い人たちは、土砂降りの中、リフトで帰っていく。良くしたもので、リフト乗り場では簡易カッパを300円で売っている。カッパは飛ぶように売れている。あと10分待てば、止むのになあ。
10分を待たずして土砂降りの雨は止んだ。だいさん夫婦はほとんどぬれずにセンターハウスまで戻ってこれた。日頃の行いが良いらしい。
しかし、トレッキングで汗をかいた体は、リフトの風に当たって、芯まで冷え切ってしまった。時計を見るとちょうど12時。なんでも良いから温かい食べ物が欲しい。
センターハウスのラーメン900円は、許せない価格との味だが、今日は許す。何の工夫もない人口調味料ラーメンがこれほど美味いとは。
帰路午後1時半、ヘブンスそのはらを出発。冷えた体を温めたいので、途中、豊根村の「ゆーらんど豊根」に立ち寄ることにした。
グーグル先生の言いつけどおり、国道153号を南下し、根羽村から津具高原を経由しゆーらんど豊根に向かう。途中、東の空に虹が出ていた。
午後3時、ゆーらんど豊根着。ゆーらんど豊根はこれで2回め。それほど広い温泉ではないが、ぬるっとした泉質と、低めの湯温がだいさんのお気に入り。打たせ湯の圧力も、だいさん好みである。
露天風呂には、アヒル隊長(アヒルのお風呂おもちゃ)たちが大勢で湯船を管理している(笑)。脱衣所がロッカー形式で鍵が掛けられるのも良い
午後4時、ゆーらんど出発。あとはひたすら帰るだけ。
グーグル先生は、浜松市内の国道1号線の渋滞を察知して、三遠南信自動車道の浜松いなさインターをおりたら見知らぬ道を行けという。その指示に素直に従ったのが、トラブルの始まり。
午後6時、腹をすかせたカミさんが、「レストランはないのか?」と、ゴネ始める。あいにく、グーグル先生が指し示す北部遠州の県道沿いにはめぼしい店はない。カミさんは、機嫌をそこねて口をきいてくれなくなった。
しかたなく、家の近くの和食屋で、海鮮丼を奮発したら機嫌が戻った。どうでもいいことだが、静岡のサカナはやはり旨い。
今回学んだこと:腹をすかせた女は、怖い。
どういう、旅のオチだ?
平成29年11月3日(金)~11月4日(土)
総走行距離 約350km
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- 2017/11/10(金) 00:33:18|
- 車中泊と旅
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富士見台高原ロープウェイ早朝5時、観光バスのエンジン音と、バスガイドの案内の声で目が覚めた。まだ周囲は真っ暗だ。
昨夜は、意外と暖かった。外気温は8度で、車中泊では寒かろうと思い、普段使っている羽毛布団を持ち込んだが、かえって暑いくらいだった。冬の車中泊は未経験なので、寝具の調整が難しい。
すでに小型車用駐車場は満車で、観光バス駐車場もかなり混雑していた。ロープウエイ乗り場には、長蛇の列ができていた。
「まずい、出遅れた!」
慌てて顔を洗い歯を磨き、トレッキングの準備をして、午前5時30分、ロープウエイ乗り場に行くと、なぜか行列は解消していた。ロープウエイの輸送能力というものは、なかなかのものなのだな。
ところで、このロープウェイの正式名称は「富士見台高原ロープウェイ」という。標高800mの麓の駅から標高1400mの高原駅まで、標高差600m、約2500mの距離を15分で結ぶ。結構、長い距離を行く。
ロープウエイからは、周囲の山々が一望できる。まだあたりは薄暗く、おそらく最盛期であろう紅葉は、あまりよく見えない。
頂上駅へ着いて、ようやく周囲が明るくなった。カラ松が柔らかな黄色に色づいていて美しい。
雲海は……気温は6度。それほど寒くはない。用心して、フリースやらダウンコートやら準備してきたが、全部リュックにしまいこんだ。
センターハウスからペアリフトを乗り継いで、標高1600mの展望台に向かう。すでにおりてくる人がいるということは、今日の雲海はハズレだな。
展望台は、多くの観光客で溢れかえっていた。
予想通り、雲海はほんのわずかしか出現していなかった。ご来光も、雲間に隠れて残念の一言。
それでも、周囲の山並みの紅葉は素晴らしく、それだけでも来た甲斐があった。
団体様は次の予定があるようで、あっという間に展望台からいなくなった。静かになった展望台で、だいさん夫婦は、展望台近くに停まっていたネスカフェのキッチンカーで、カフェラテを購入。
一杯500円。普段ならネスカフェに500円は絶対払わないが、山の上なら許せる。意外と、うまかった。
今日のもう一つの目的地は、富士見台高原だ。展望台から専用マイクロバスに乗って、山小屋:萬岳荘まで行き、そこから約30分のトレッキング。以前、夏に来た時は、ぐるりと視界がひらけてとても気持ちのよい場所だった。
午前10時のマイクロバス出発まで、まだ2時間もある。このまま展望台で、ぼーっとするのも悪くないが、だんだん体も冷えてきた。一旦、センターハウスまで戻って、イワナの森を散策することにした。
イワナの森イワナの森は、センターハウス南側の森に広がる湿地帯。初春には水芭蕉が咲き、渓流にはイワナの姿も見られる。木道でめぐる約40分の散歩。
カラ松の落ち葉が雪のように舞い散る中、のんびり散策する。
木道の散歩道は、明るい森林の中を通って、小さな湖の畔を巡り、渓流が流れる湿地帯へと進む。
途中の池には、一本の枯れ木が佇んでいる。なんとなくジブリの背景画のようだ。
団体客は、ここまで来ないようで、いつ来ても静かで落ち着ける場所だ。
林道トレッキングでラマーズ法!?センターハウスまで戻ってきて、午前9時。バスが出るまでまだ1時間ほどある。ペアリフトで展望台まで戻っても良いが、せっかく時間もあるから、林道トレッキングコースから展望台を目指すことにした。ガイドブックによれば約50分で展望台に着くらしい。
私達の先に、80歳くらいのお婆様を含めた家族が登っていく。さらにその後方を、3歳位の女の子を連れた若い夫婦が登っていく。
彼女らが登れるのなら、自分たちは楽勝、楽勝!などと軽口をたたきながら、快調に登っていっただいさん夫妻。ところが、やがて傾斜がきつくなってくると、次第に口数が減っていった。
ゼイゼイ、ハアハア、昨日の井伊谷城といい、今日のこの林道といい、問題なのは脚力よりも心肺能力のほうらしい。
余りに肺と心臓がくるしいので、呼吸法を変えてみた。
「ヒッ、ヒッ、フーッ!」
そう、ラマーズ法だ。ま、腹回りは妊娠7ヶ月くらいだからな。
このリズムに歩調を合わせると、意外と軽快に登っていけることがわかった。
不思議な事に、上半身の苦しさが抜けていった。呼吸法って大事なんだなあ。
(続く)
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- 2017/11/09(木) 00:14:16|
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昼神温泉「ゆったり~な昼神」
午後4時頃に浜松引佐インターから三遠南信自動車道に乗る。無料区間を抜けたら、国道151号をひたすら北上し、約2時間で昼神温泉へ到着。
途中、Googleナビ先生が、やたらと狭いショートカット路を行かせるものだから、怖くて怖くて。最近のGoogleナビは、マニアックな抜け道を勧めてくるので、注意が必要だ。
さて、今夜の車中泊地であるヘブンスそのはら駐車場は、もう少し先だ。ヘブンスは山の中にあるから、昼神温泉でお風呂と夕食、そして明日の朝食の買い出しを済ませておかねばならない。
今夜の立ち寄り湯は、「ゆったり~な昼神」。比較的広く新しい設備だ。公営の温泉浴場でプールまで併設している。駐車場は9割方埋まっていたが、風呂場はそれほど混んでいなかった。湯温はやや低めで、暑がりのだいさんにはちょうどよい。泉質がぬるっとしていて気持ちが良い。ただ、露天風呂は壁で囲われていてロケーションはイマイチ。まあ入浴料600円だから文句はない。
温泉レストランは楽しい
夕食は、温泉施設併設のレストランで済ます。我が家の車中泊では、このパターンが結構多い。この手のレストランが、美味くないのは分かっている。しかし、たまに地場産品を使った郷土料理をぶっこんでくることがあって気が抜けない。
今回も、なぜか「ジンギスカン定食 900円」がぶっこまれていた。聞けば、昼神温泉からほど近い飯田市遠山地区はマトンの生産で有名で、実は長野県は北海道に次ぐマトンの産地だそうだ。知らなかった。
でもね、900円でジンギスカン定食が食えるの?きっと、消しゴムより硬い肉が出てくるに違いない!違いない!違いな……美味いやないの。肉が柔らかいのよ。豚でもない牛でもない、不思議な旨味があるのよ。小鉢の漬物も味が良い。味噌汁も美味しい。
ある種毒味的な面白さが、「温泉レストラン」にはある。「道の駅レストラン」もしかり。「不味い田舎のレストラン」めぐりは楽しい。
ヘブンスそのはらで車中泊
温泉を出たあと、近くのコンビニで朝食を買い、ヘブンスそのはらの駐車場へ向かう。温泉からわずか10分ほどの距離で、午後8時には駐車場に到着。すでに数台の車中泊組が停まっている。
車中泊で大切なことは、一にトイレ、二に水平な場所だ。
特にカミさんと一緒に車中泊するときは、トイレがから離れすぎず近すぎない場所に停車することが望ましい。夜中にトイレに行く時、遠すぎると怖いし、近すぎると他のお客の気配が気になる。
地面の水平は、意外と難しい。車中泊ポイントに到着後、駐車場内をぐるぐる回って、最も平坦な場所を確保する。
午後8時、車中泊のセッティングも慣れたもので、あっという間に完了。まだまだ夜は長いが、午後9時には就寝した。というのも、明日は、5時起きなのだ。早朝ゴンドラでヘブンスそのはら展望台に登り、雲海を見学するのだ。(続く)
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- 2017/11/08(水) 11:32:38|
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はじめの口上
もうすぐ、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」が終わる。
史実にのっとっていないだの史上最低人気の大河だの、言われ放題の「直虎」だが、だいさん家では毎週楽しく夫婦で見ている。
「所詮、大河はファンタジーだ。俺は見ないよ。」と、以前同僚だった日本史の大先生は言っていたが、今回の大河はファンタジーを飛び越えて、もはや「月9」だと思ってだいさん夫婦は見ている。
それはともかく、井伊谷は史跡と田園が広がる良いところのようだし、大河ドラマ館が閉まる前に、静岡ケンミンとしては行っておかねばなるまい。龍潭寺の庭園も久しぶりに拝んでみたい。
だが、せっかくの3連休、県内観光だけではもったいないから、少し足を伸ばして長野と岐阜の県境にあるヘブンスそのはらまで行くことにした。
この時期、雲海と紅葉が見事だと言うから、車中泊で早朝運行のゴンドラツアーに参加しようと思う。
大河ドラマ館前日まで泊まりの出張で、いささか疲れ気味のだいさん。今回はゆっくりと午前10時の出発。しかも、高速道路は使わず、一般道をのんびりと気賀を目指す。
11月なのにポカポカ陽気。いやむしろ暑いくらいで、車のエアコン入れてしまった。気賀の大河ドラマ館に着いたのはちょうど12時。第1駐車場へすんなり入れた。
大河ドラマ館は、入場陵600円。カミさんいわく「ホームページの焼き直し」だそうだ。まあ、大河ドラマ館なんて、そんなものだろう。
私は、それなりに楽しめたけどね。貫地谷しほりのサイン見られたし。
隣接する気賀関所の物産館は、地元限定のお菓子が充実している。出世城モナカなどはなかなか貴重である。
広場では、地元名産のみかんと柿が格安で売っていた。200円でスーパーのものより新鮮で量が多く、何と言っても美味しい(試食あり)。普段、みかんと柿を食べ慣れている静岡ケンミンが言うからホントだ。みかんと柿は、北遠州だ!
ここの物産館、総じて価格設定が安め。みたらし団子、2本で150円、甘酒一杯50円。
はあ?50円?
この甘酒50円が美味いのだ。しょうがと酒粕と甘さのバランスが絶妙!50円って、安すぎだろう。この陽気で投げ売りだったんだろうなあ。暖かい日でも、美味しい甘酒だった。
龍潭寺
大河ドラマ館から、車を数分北上させると、龍潭寺につく。門前の駐車場は満車。しかし、すぐ近くの臨時駐車場に難なく停められた。
山門をくぐると、クランク状の小さな階段を登って本堂に出る。本堂は周囲の建物と架け橋でつないでいる。なるほど、大河ドラマの龍潭寺のセットは、本物の雰囲気をうまくデフォルメして伝えているなあ。
観光客は多かったが、不快なほど混んでいるわけではなく、なんとなく流れにしたがって順路をめぐる。ぐるっと本堂を回って、裏に出ると小堀遠州の庭がある。
だいさん夫婦は、縁側にちょこんと座って解説放送を聞いた。あそこが亀だ、あそこが鶴だと説明されても、なんとなくわかったようなわからないような……知識はなくとも、きれいな庭を見るのは楽しい。今度は、人が少ない時期にゆっくり見に来よう。そして、庭のことちょっと勉強してから……
井伊谷城龍潭寺から数百メートルで井伊谷城。ドラマではものすごい高所にあるイメージだが、標高110mの小山だ。頂上の本丸までは、カラー舗装の登城路が整備されている。
ただ、標高110mとはいえ、かなりの急坂。登り口に置いてある杖を借りて登る。
ほお、杖って効果あるんだなあ。足への負担が随分減る。
するとカミさんから「あんた、杖をついて歩くほどの年齢じゃないでしょ!」とたしなめられた。でも、便利なんだからしょうがないじゃないか。ウォーキングポール、買おうかしら。
運動不足のだいさん夫妻は、ゼイゼイ、ハアハア。スズメバチもブンブン飛んでいて、気が抜けない。
時間にして、わずか10分ほどの”登山”だが、登頂後はしばし無言の2人。
本丸の展望台からは、のどかな井伊谷の風景が見渡せる。いい場所だね、井伊谷って。山と谷と川と海(湖)がバランスよく配置されている。
ちなみに、ドラマに出てくる城のロケ地は、浜松市の山間部にある高根城。まだ行ったことはないが、中世の城郭をうまく再現しているようで、いつか訪れてみたい。
最近、中世の城郭にほんの少し興味が出始めただいさん。
さて、このあとはヘブンスそのはらの近くにある昼神温泉を目指す。(続く)
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- 2017/11/07(火) 00:08:49|
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