昨日はもったいぶって終わったカーボン矢の話、
実は、すでに昨日の段階で試射は終わっていました。
で、この話は昨日の話。
カーボン君の試射
レンタルカーボン君を携え、早く放課後が来ないかなあと、
一日中、そわそわしていただいさん。
仕事がおわり、道場へ。
あれれ?なんで道場開いてんの?
道場に入ってみると、1年生が数人、
卒業式の後の懇親会の準備をしていました。
あ、そうか。あさっては卒業式だ。
毎年、卒業式が終わった後、3年生の弓道部員を囲んで、
道場で、簡単な懇親会をやります。
……私は呼ばれたことがありませんが……。
ま、そう言う部活。『雪駄が揃うまで』の残留放射能。
それは良いとして、カーボン矢を触らせると、
みんな「かる~い!」と絶賛です。
さて、肩慣らしに12射ほどジュラ矢を引きます。
調整したばかりのカケの調子もまずまずです。
(カケの調整については、また別の記事で……)
13射目からカーボン矢を試します。
つがえると、まあ、ホントに軽い。
指揮棒を載せているような感覚。
わかりずらい表現ですが、これが元ブラス顧問の習性。
打起しから大三、そして会へ、
軽いのでこぼれてしまいそう。
「ギャン!」
カエル弦の弦音が響きます。
おお~っ!
矢は信じられないような速さで、安土に突き刺さります。
残念ながら的の12時方向20センチ上です。
次のカーボン矢を引きます。少し弓手を押さえます。
「ぱしゅ!」
今度はみごと中黒を捉えました。
弦音とほぼ同時に的中音がする感覚です。
噂通り、すばらしい矢飛です。
例えるなら矢筋にそって絹糸が引くような印象。
その後二手を引き、合計6射。
的中位置は以下の通り。
たった6射では、まだまだわかりませんが、
どうもコントロールが難しい。
私がへたくそなのでしょうが、ねらいがつけにくい。
ちょっとした体配のずれで、的を外れます。
軽いということはそれだけ繊細なねらいが必要なのかな?
試射二日目
さて、日付が変わって2月28日。
今日は集中的にカーボン矢を試しましょう。
一手引いては矢取に行き、また一手と、
カーボン矢だけを引くのは、とても時間がかかります。
寒い日なのに、気が付けばうっすら汗が……
今日の矢所は以下の通り。
どうなんでしょう?微妙な矢所です。
二日間で合計16射。まだまだ矢数が少ないので何とも言えません。
中間報告
確実に言えることは次の2点です。
・矢勢は出る!(当たり前か)
・外れても中っても矢飛が綺麗!(芸術的とも言える)
確証はありませんが、感じたのは次の2点。
・普段よりねらいを下に押さえないと、上に飛ぶ。
・私の場合、普段のジュラ矢の方が中るような気がする。
う~ん、期待した分、少し意外な感触にとまどっています。
ちなみに、二日間で他のジュラ矢と合わせて120射引いていて、
筋肉痛で不調だったところでのモニタリングですので、
カーボン矢が悪いというよりは、私が下手なんです。
もうしばらく貸して頂けるので、
毎日少しずつカーボン矢に慣れて、
レンタル君の良さを見つけてみたいと思います。
- 2006/02/28(火) 22:17:04|
- 日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:11
前のと、この記事、食い入りように、真剣に読みました。
かめこがカーボン矢を作った時の、ドキドキ感を、思い出しちゃいました。
「飛ぶよ。」と、さんざん言われて、期待したけど、最初は、前の矢の方が、アタル感じでした。
それにしても、矢のお試しというのは、すごいね。
- 2006/02/28(火) 23:15:19 |
- URL |
- かめこ #-
- [ 編集]
バシュっていう矢飛びの音は、両ちゃん先生もです。
20kくらいの弓を引いてらっしゃるから、
矢勢が良いのはカーボンのおかげか弓のおかげかわかりませんが、
的が可哀想なくらいの勢いです。
見ていると、いつも使っている竹矢でも
カーボンでも先生の場合は的中に変化はないみたい。
- 2006/02/28(火) 23:24:12 |
- URL |
- ninokimi #mQop/nM.
- [ 編集]
>おっさん殿
たしか弓具屋の若旦那は
25gとか言っていたけれど、
ちゃんと計ってみますね。
まあ、ほんと、そりゃあ軽いですわ。
不安になるくらい。
>かめこさん
そうそう、カーボンのシャフトの元祖は、アーチェリーでしたね。
「飛ぶ!」のは事実ですね。
でも「中る」とは限らない。
普通のセダンは乗りやすいが、
スポーツカーは扱いにくい、
そんな違いでしょうか?
- 2006/02/28(火) 23:26:22 |
- URL |
- だいさん #-
- [ 編集]
いつも分単位ですれ違い。
そんなことに感動している場合ではありませんが……
うまい人は例え矢が12000円のジュラ矢ターキーでも、
弓が「実技」でも中てられるのですね。
うーん、だんだんジュラ矢でいいかな~なんて思い始めた私。
黒鷲ジュラ矢を2セットという手も。
矢が4セットあったら楽だよなあ。
これなら1日の射込みで矢取1回ですぜ!
- 2006/02/28(火) 23:34:16 |
- URL |
- だいさん #-
- [ 編集]
アーチェリーの国体予選は、50メートルと30メートルでした。(当時)
でも、女子で70メートル先に的、という試合もあります。(当時)
かめこは、特に非力で、弓が軽いので、カーボン矢でないと、届きもしません。
だから、30メートル位までなら、アルミ矢の方が安定するけど、カーボン矢作らないと、先に進めなかったです。
和弓は、距離飛ばす。という、性質のものでは、無いんですよね。
- 2006/03/01(水) 10:45:25 |
- URL |
- かめこ #-
- [ 編集]
色々ありまして……。
カーボン矢にポイントは、ちらりと頭をかすめましたが、
レンタル矢で試すわけにも行かず、
かといってそのチューニングで買っちゃうわけにもいかず……です。
やってみたくてうずうずしているのですが……
- 2006/03/01(水) 21:45:18 |
- URL |
- だいさん #-
- [ 編集]
かめこさんの洋弓の体験は非常に参考になります。
近的競技(28m)ならば、かめこ理論ではジュラ矢に軍配ということですね。
むーん、やっぱりジュラ矢か……
- 2006/03/01(水) 21:49:46 |
- URL |
- だいさん #-
- [ 編集]