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図書館女子嘱託職員の解雇問題」は「地位保全訴訟」に発展するか? ②

kage

2008/04/07 (Mon)

 問題の骨子は「教育長の統率能力の可否」にあるようだ。
リーダー資質の乏しい者がリーダーになった不幸が丸見えする典型だといえよう。

 安部市長は当選以来、なぜか大学教授がお好きなようである。市の組織図にもない「参与」なる職に2人の大学教授を招き、問題の「教育長」にも大学教授を就任させている。
  よそ目には大学教授の地位を市政の盾にしているように見えないこともない。文字通り安部市長は「アカデミック・ハラスメント」を地で行なっているように見受けられる。  この手法は市長自身の責任逃れに都合のよい布陣だともいえよう。

 昨年の選挙時には、あの7日間だけの農水大臣と伯父の後藤県会議員両者の策によって大量得票を得た事実が遠藤シンパによって語られているのだ。
  後のない遠藤武彦にとっては、せめて地元からの票をなんとかしなければならないという宿命があった。
投票日の数日前になって「投票は安部三十郎に」と遠藤宅の密会に召集されたシンパの語りである。

  急遽遠藤宅を訪れたが、その場には後藤県議がいた。創価学会本部から「学会票をとりまとめる役」の顔利きも顔をそろえて米沢の票をまとめることで合議していたという。
  これではフェアな選挙戦を夢見て展開していた野村候補に部のあるわけがなかった。 遠藤は自らの子分である野村を捨てたのだ。
  そんな密約で市長となった安部三十郎に市政を担当させようとした遠藤代議士が目指すものとは?次期総選挙の働き手として野村より現職安部を選択したというわけである。
  かくして安部は再び市長の座を射止めた裏面には、地方の2人の権威者による策謀ともいうべき動きによるものである。

 そこで安部三十郎市長の自信過剰な市政が展開されることになる。当該問題もアカデミック・ハラスメントが要因となっている。

[問題の争点]
 はじめに採用時点で「嘱託の任用は1年更新であるが、任用の最長は5年間である」。同時に「仕事の内容は専門的ではない」と告げた上で採用すべきことであった。
 本人の認識では「前任者が7年間も任用されていたこと、毎年更新があるとは承知していたが本人の勤務状態に暇疵がない以上任用されるもの」と理解しての雇用であった。
 市長部局の内規によって「嘱託職員の任用は最長5年間」が問題となっていた。
 教育長はこの問題では「1年間の任用を認めた上で、次年度からについては次期がきたら考えることにする」として女性職員に期待させる返答をしている。
 したがって女性職員は生活態度を変えることなく図書館に勤務するものと考えていた。
 ところが突然、教育長から任用の延期を認められずに解雇通告」がなされた。
 そこで女性職員は所属する「おきたまユニオン」に助けを求めたものである。
 教育委員会はユニオンが求める解雇撤回をめぐる団体交渉を受ける結果となった。

[教育長の行動]
 結論として市長と相談した結果、市長の返答は「ノー」であった。 市長部局との整合性から「通算した任用期間を5年としていることから要求には、応じられない」とユニオン側の要求を蹴ってきたのだ。

[ユニオン側の追求]
 教育長は当該嘱託職員にむかって「1年間の任用を認める返事を出しながら、市長が「ノー」といったからと言ってあっさりと翻意するのは統括能力に問題があるではないか。と教育長を追求する。

[教育長のコメント]
 今回は私の話を聞いて、まげて再任用を認めてもらえないかと 市長に申しました。が、市長の判断は 「仕事に専門性を認めることができない」と結論として「市全体のルールに混乱をもたらすことはできない」私としても市長部局との整合性を守る必要がある。

[ユニオン側]
  解雇の直接的原因は市長の発言によって、教育長自身の意見を翻意したのであるから「市長自身が団交に出席されたい」との申し出を断っているのだ。

  まず、教育長の態度は「あいまい」である。統括責任者とした部下の職員に約束したことであり、その約束は統率責任者として守るべきものである。
 教育長が決断した人事に口ばしを入れたのが安部市長である。安部市長の一大欠点は「人の話を聞く耳」をもたないことにある。
 
 退職年限を数年も残して役所を去る部長級の多さはいったいどうしたことか。藩の家老職が殿にケツを捲くって役所を後にするのである。これは珍事であり、あるべきことではない。
 家老は言う「バカ殿とこれ以上仕事はできないよッ!」
家老だけではない。鳴り物入りで参与の席についた福島大学の某教授「精神的に問題があるのではないか。 一体、何を考えているのかわからない市長だ」と自らの講演で述べて米沢を去っていったという事実すら確認されている。

 父親からの精神面でのDNAが確かな形で息子安三十郎に繋がっているのではあるまいかと案じる事情通もいて、市政の将来は必ずしも安泰ではないようだ。

 来年放映の大河ドラマには、ことのほか市長さんはご満悦のようだが、同じ規模で、「女性嘱託職員解雇問題」が全国に広がりを見せてゆくであろうから、米沢市政の恥部が知れわたることになって行く。

 わが市長に精神的な疑義を感じているのは老生のみならず、心ある市民たちの多くであろうから。

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kage


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