昨日・11月23日は『いちじょうさん』(〝いちじょこさん〟とも)と四万十市民に親しまれる祭り・一條大祭の日。紅星は毎年繰り出して祭りを堪能させてもらっているが、今年も稚児行列や幡多神楽などをカメラに収めさせてもらった。
一條神社前で某ブロガーさんとバッタリ逢い、「あんた、最近ツイッターまとめばっかりでブログの記事書いとらんやんか」などと会話を交わした事もあり、「今日撮った写真で何か書いてみようかなぁ・・・」などと思いつつ、帰宅してふと何気なく携帯を見た途端、それまでの祭りの平和な余韻が瞬時に吹き飛び、戦慄が走った。
『北朝鮮が韓国砲撃 数十人死傷』・・・!!
かの国のどこまで愚かなる事か!?今までも数々の挑発行為、「瀬戸際外交」なるチキンレースを繰り返してきたが、今回の「軍事行動」は目に余る!
「韓・朝開戦なのか・・・っ!?」と暗澹たる気持ちで胸が塞がれつつ床に就いた紅星であったが、韓国側は応戦しつつも反撃に留めており、これが即、開戦とはならなかったようだ。
〝義憤〟に駆られる衝動も巻き起こりもしたが、このような時こそ冷静になる事が肝要と思い直し、今はまず情報の入手に努めようと考えているところである。
さて、一夜明け、やはり全国紙・地方紙の一面は揃ってこのニュースを大々的に報じており、社説でも各新聞社が、それぞれの見地から論陣を張っている。
紅星的には各社説に色々賛否があるところだが、今回は幾つかの社説を論評なしで掲載し、ひとまず筆を置きたい。
《全国紙》
【朝日新聞 社説】
北朝鮮の砲撃―連携し、暴走を許すな
常軌をあまりに逸した、北朝鮮による軍事行動である。
きのう、朝鮮半島西側の黄海に浮かぶ韓国領の大延坪島周辺に、北朝鮮から数十発の砲撃がいきなり加えられた。韓国軍が応戦した。
民家に着弾して炎が上がる映像が世界に流れた。韓国兵や民間人に死傷者が出た。退避命令を受けた島民は防空壕(ぼうくうごう)や韓国本土に逃げた。韓国軍は最高レベルの警戒態勢に入っている。
北朝鮮の砲撃は明らかに朝鮮戦争の休戦協定に反する。国連安全保障理事会などで、国際社会が連携して対応を急ぐべきだ。まず大切なのは、事態をこれ以上に悪化させないことだ。
南北双方に自制を強く求める。
朝鮮半島は1953年の休戦以降も南北間に政治・軍事的に不安定な状態が続き、衝突も起こってきた。
たとえば陸上では、68年に北朝鮮ゲリラが韓国大統領府(青瓦台)襲撃を図り、韓国軍と激しい交戦があった。軍事境界線を挟んで南北間の銃撃もたびたびあった。
休戦ラインがはっきりしている陸上と違い、黄海上はさらに不安定だ。
休戦後、米軍主体の国連軍が海上に北方限界線(NLL)を引き、事実上の境界線として機能してきた。北朝鮮は認めておらず、独自のラインを南側に食い込ませて引いている。
この海域では、ワタリガニ漁が盛んな夏場、北朝鮮漁船がNLLを南に越えるなどし、それを機に南北艦艇が銃撃・砲撃戦をしてもきた。
だが今回は、民間人が多く住む島への軍事攻撃である。到底、許されるものではない。
韓国軍は現場海域で軍事演習をしていた。北朝鮮軍は「南朝鮮が軍事的挑発をし、断固とした軍事的措置を講じた」と報道し、軍事演習に対する行動だったことを主張している。
過剰で身勝手な反応である。
現場近くでは今春、韓国軍の哨戒艦が沈没した。米韓などの国際調査団は北朝鮮製の魚雷による攻撃だと鑑定した。また、北朝鮮は新たな核兵器開発に直結するウラン濃縮施設の存在を公表したばかりだ。
北朝鮮では今年、健康不安にある独裁者・金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男、正恩(ジョンウン)氏が後継者として選ばれた。もしも、今回の砲撃が後継体制の基盤固めや三男の権威付け、首脳部に対する軍部の「忠誠心競争」の結果だとすれば、あまりに独りよがりで危険である。
韓国は人的な被害も出てつらい立場にある。だが、新たな挑発を北朝鮮に起こさせないために、現在の抑制的な姿勢を続けてほしい。日米をはじめ、世界がそれを支持するだろう。北朝鮮に最も影響力を持つ中国も、これまで以上に強い態度で、理不尽な行動を止めさせるよう動くべきだ。
【産経抄】11月24日
2010.11.24 03:04
米国の専門家に最新ウラン濃縮施設を“公開”するなど北朝鮮の様子がおかしいと思っていたら、いきなり韓国の島に砲撃してきた。今年は、朝鮮戦争勃発(ぼっぱつ)60周年に当たるが、記念の一発とすれば金正日、正恩親子は狂っているとしかいいようがない。
▼北朝鮮は、どこかの新聞がかつて(今も?)ほめそやした人民の人民による人民のための社会主義国家ではない。金家の金家による金家のための世襲国家であり、金家を守る軍人が幅をきかす軍事国家でもある。
▼世襲ゆえに代替わりの時期になると、軍や秘密警察の功名争いが激しくなり、大韓航空機爆破や日本人拉致など常識では考えられない事件を引き起こしてきた。狂気の沙汰(さた)の砲撃も太った若殿を言祝(ことほ)ぐ襲名披露のつもりだろうが、殺された人間はたまったものではない。
▼さて、日本である。自衛隊の最高指揮官である首相は、報告を受けるやただちに防衛相らを緊急招集し安全保障会議を開くのかと思ったらさにあらず。夕方、記者団のインタビューに応じたが、目をしばたたかせ、不安な表情を隠せなかった。
▼こんな事態になっても民主党は、高校無償化の対象に北朝鮮の影響下にある朝鮮学校を含めようとしている。国民の税金が朝鮮学校の懐を潤せば、愚行を繰り返す北朝鮮を利するだけなのをなぜわからぬ。
▼首相が今すぐやるべきは、日米韓の結束を確認し、北朝鮮に厳しく対処する覚悟を固めることだ。官房長官が「暴力装置」とののしった自衛隊の増強も欠かせない。きのうの小紙社会面(東京版)には、「こんなに駄目だとは思わなかった」と菅政権を嘆く会社員のコメントが載っていたが、駄目首相が意地をみせるのは今しかない。
【毎日新聞 社説】
社説:南北の砲撃戦 北朝鮮の暴走許されぬ
常軌を逸した暴挙である。北朝鮮が南部の海岸に配備した火砲を用いて韓国領の延坪島(ヨンピョンド)を砲撃した。相当数の死傷者が出ている。
この島は対岸が北朝鮮であり韓国軍が駐屯するが、1600人以上の民間人も暮らしている。北朝鮮からの砲撃は、明らかな休戦協定違反、軍事的挑発であり、人道に反する行為だ。韓国軍が砲撃で応戦したのは不可避なことだった。
韓国の李明博(イミョンバク)大統領は衝突拡大を防ぐよう指示した。韓国と連合軍を構成する在韓米軍も即応態勢にあると見られ、極度の状況悪化は考えにくいが、何より北朝鮮が挑発を繰り返さないことが重要だ。中国も北朝鮮に自制を求めるべきだろう。
それにしても、起きたことは戦争そのものだ。島のあちこちに着弾があり、民家や森林が炎と黒い煙に包まれた。住民は防空壕(ごう)に避難した。法的には朝鮮戦争が終わっておらず、休戦協定はあるが南北の軍事衝突が繰り返されている。
北朝鮮は自らの安全保障のために米国と平和協定を結びたい。米国をその交渉に応じさせる狙いで、意図的に危険を演出する側面がある。
砲撃戦が起きた海域は近年、その現場になってきた。南北双方に多数の死傷者を出した99年と02年の海上交戦も、まだ記憶に新しい韓国哨戒艦「天安」の沈没事件も、この付近で起きている。
この海域には米韓が海上の軍事境界線と見なす北方限界線(NLL)があり、北朝鮮も長年にわたり事実上これを尊重してきた。だが90年代後半から自らに有利な境界線を主張し、韓国軍艦艇に攻撃を繰り返しているという経緯だ。それでも韓国領の島を砲撃したことはなかった。
今回、韓国軍は陸海空の合同演習の一環として、黄海の南側に向けて射撃訓練をしていたという。
しかし北朝鮮は「朝鮮人民軍最高司令部」名義の発表で、韓国軍が「わが方の領海」に砲撃を加えたため「断固たる軍事的措置をとった」とし、今後も同じ方針で臨むと宣言した。北朝鮮の主張する「領海」はNLLの南側に広がっており、いつ衝突が起きても不思議でないという話になる。
最近の北朝鮮の動向には従来のレベルを超えた危険な兆候が見える。韓国の島への砲撃もそうだが、核爆弾の製造に使えるウラン濃縮用の施設を米国人科学者に見せつけたことも、単に米国の気を引き、交渉に引きずり込む狙いにしては過剰な側面がありはしないか。
金正日(キムジョンイル)総書記の焦りを示すのか、後継者の「手柄」作りなのか、真相は不明だが、危険への備えは万全にしたい。まずは日米韓の連携にぬかりがないか、点検を急ぐことだ。
南北砲撃戦 北朝鮮の暴挙を強く非難する(11月24日付・読売社説)
民間人の住む島を突然砲撃するとは、重大な武力挑発である。断じて許せない。
戦争再発につながりかねない言語道断の暴挙であり、朝鮮戦争休戦協定への明白な違反だ。強く非難する。
23日の白昼、朝鮮半島の西側、黄海に浮かぶ韓国の延坪(ヨンピョン)島(ド)を、北朝鮮軍が砲撃した。韓国側の発表によると、少なくとも韓国軍兵士2人が死亡したほか、数か所から黒煙が立ち上り、住民は防空壕(ごう)や本土への避難を強いられた。
延坪島付近は、海上の軍事境界線をめぐっての合意がないため、これまで南北の艦船が幾度も衝突し、交戦してきた緊張の海域だ。しかし、朝鮮戦争の休戦以来、約2000人の住民がいる島が砲撃されたことはなかった。
北朝鮮は最高司令部の声明で、韓国軍が北朝鮮領海内に砲撃してきたために「断固たる軍事的措置を取った」と、砲撃を正当化した。韓国軍はこの日、付近海域で軍事演習を行っていた。
だが、北朝鮮がどんな言い訳をしようとも、民間人を狙った行為は、許されるものではない。責任の所在を明らかにし、責任者を処罰してしかるべきだ。
韓国軍が反撃し、戦火はひとまずやんだが、北朝鮮の出方は不透明だ。一触即発の危機は続いていると見なければなるまい。
付近の海域では、3月に韓国の海軍哨戒艦が魚雷攻撃で撃沈されている。ましてや今回は、北朝鮮軍による歴然たる砲撃だ。報復を求める声があがるにせよ、韓国は、ここは強く自制し、冷静に対処してもらいたい。
北朝鮮で、3代世襲が本格化している中で、今回の砲撃事件は起きた。金正日総書記の後継者の金正恩氏が、党軍事委員会副委員長に就任したばかりである。
この権力移行期に好戦的な行動を繰り返すのは、軍部の支持を得て権力基盤を固める狙いがあるのだろう。核兵器を持ち、好戦的な姿勢を強める北朝鮮に、国際社会は警戒を怠るべきではない。
北朝鮮はこのところ、軽水炉の建設、ウラン濃縮活動の公開、3回目の核実験の準備と見られる動きなどによって、国際社会の注意をひくのに腐心している。
米朝協議の実現が狙いだろうが、米国の特別代表が韓国、日本、中国を訪れ、今後の対応を協議している最中に起きた砲撃事件は、逆の結果をもたらすだろう。
日米韓は、北朝鮮の軍事的な挑発を断固阻止するために、連携を一層強化する必要がある。
(2010年11月24日01時16分 読売新聞)
《地方紙》
【北海道新聞 社説】
南北砲撃戦 半島の緊張を高めるな(11月24日)
韓国と北朝鮮との間で軍事衝突が起きた。
韓国西方の延坪島(ヨンピョンド)と、十数キロ離れた北朝鮮沿岸との間で、双方の軍が断続的に砲撃を交わした。
韓国側では一般住民と兵士に死傷者が出た。人々は漁船で島を脱出したり、防空壕(ごう)に逃げ込んだりしたという。極めて深刻な事態である。
島は首都ソウルから百数十キロしか離れておらず、韓国が黄海上の軍事境界線としている北方限界線(NLL)の間近にある。
周辺ではこれまでも南北艦艇の銃撃戦が繰り返されてきたが、民間被害を伴う陸地への砲撃は1953年の朝鮮戦争休戦以来初めてという。
韓国大統領府は「明白な武力挑発だ」とする声明を発表し、「民間人にまで無差別砲撃を行ったことは決して容認できない」と抗議した。
韓国の主張は当然だ。北による砲撃は言語道断の暴挙である。
ワタリガニなどの漁業基地となっている延坪島には千数百人が暮らす。北からの砲弾で街が炎上し、山火事も起きた。
北は軍事的挑発をただちにやめるべきだ。韓国や米軍も応戦を控え、冷静に対処する必要がある。交戦がさらに拡大することは万が一にもあってはならない。
砲撃理由について、朝鮮人民軍最高司令部は、韓国がこの日黄海で行った定例の軍事演習に対する「断固とした軍事的措置」と表明した。
北側は事前に演習中止を求め「韓国軍が射撃を行えば黙っていない」とする通知文を送っていたという。
演習に実弾で対抗するとは、常軌を逸していると言わざるを得ない。
延坪島に近いNLL周辺海域は「海の火薬庫」とも呼ばれる。
北側はNLLを「無効」とし、より南方に独自の軍事境界線を主張しているためだ。同海域では今年3月にも北の魚雷攻撃が原因とみられる韓国哨戒艦の沈没事件が起きた。
北朝鮮は極度の経済難に加え、金正日(キムジョンイル)総書記が健康不安を抱えて、三男正恩(ジョンウン)氏への権力継承作業を急ぐという不安定な状態にある。
このため米国などから体制保障や経済支援を得ようと挑発行為をエスカレートさせているとみられる。ウラン濃縮施設を米側に公開したり、3度目の核実験の兆候を見せているのもそうした狙いからだろう。
このような事情が今回の軍事行動の背景になっている可能性がある。
韓国側は国連安保理への提起を検討するとしている。北に対して国際社会は結束を保ち、慎重かつ強い姿勢で対応すべきだ。
日本政府も情報収集に努め、米国や韓国と連携しながら事態の拡大を防がなければならない。
【高知新聞 社説】
【南北砲撃戦】無益な挑発は即刻やめよ 2010年11月24日08時25分
黄海の南北境界水域できのう午後、北朝鮮の朝鮮人民軍と韓国軍の砲撃戦が起きた。
北朝鮮側の砲弾の一部は韓国側の延坪島に着弾し、韓国軍兵士や住民に死傷者が出たほか、多くの家屋が炎上した。1953年の朝鮮戦争休戦以降、民間人被害を伴う陸地への砲撃はこれが初めてだ。
南北の関係が極度に緊張するのは避けられないにせよ、北朝鮮と韓国は戦闘の拡大を何としても防ぐべきだ。国際社会も双方に自制を強く働き掛けていく必要がある。
韓国国防省などによると、北朝鮮軍は韓国が黄海上の軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)に向け陸上から砲撃。韓国軍も応戦し、砲撃戦になったという。
南北境界水域では過去に3度、南北艦艇の銃撃戦が起き、ことし3月には韓国哨戒艦の沈没事件が発生した。また、1月と8月には北朝鮮がこの海域に向けて砲撃するなど、両軍がにらみ合う最前線となっている。
北朝鮮軍は今回の砲撃について、韓国軍がこの海域で行っている演習に対抗した軍事的措置と表明した。北朝鮮はNLLを認めていないとはいえ、民間の被害が明らかに予想できる島への砲撃をなぜ行ったのか。意図が大きな問題となる。
北朝鮮はウラン濃縮や軽水炉建設の着手、さらに3回目の核実験の準備とみられる動きと、このところ核カードによる「脅し」を加速している。停滞したままの6カ国協議を有利に運ぶとともに、米朝協議の再開を狙った揺さぶりだろう。
今回の陸地への砲撃も同じ発想に基づく強硬手段であるなら、危険極まりない挑発というほかない。狙いとは逆に、民間に被害が出たことによって国際社会の北朝鮮に対する姿勢がより厳しくなるのは確実だ。
北朝鮮はこうした挑発を直ちにやめるべきだが、孤立化が進めば「暴走」を繰り返す恐れもある。国際社会の連携によって食い止めなければならないが、北朝鮮に影響力を持ち、6カ国協議の議長国でもある中国の役割はとりわけ重い。
朝鮮半島の緊張激化は日本にとっても憂慮すべき事態だ。韓国や米国と緊密に連携していくのは当然として、中国にも緊張緩和に向けた取り組みを働き掛ける必要がある。
【琉球新報 社説】
南北砲撃戦 感情的な挑発やめ対話を 2010年11月24日
黄海の南北境界水域にある韓国・延坪島(ヨンピョンド)に23日、北朝鮮軍が砲撃し、一般住民を含む韓国軍兵士ら数十人の死傷者が出た。
北朝鮮が陸地に向け砲撃するのは朝鮮戦争(1950~53年)の休戦協定締結以来初めてのことだ。韓国軍も応戦する形で北朝鮮側に砲撃を浴びせている。
戦火や砲撃戦の拡大は何としても阻止しなければならない。北朝鮮、韓国両国は感情的な挑発行動をやめ、冷静な対応と対話を強く求めたい。
今回の砲撃戦では民間人にまで負傷者が出ている。無差別で無謀な砲撃を仕掛けた北朝鮮の暴挙は、絶対に許されるものではない。
国際社会はアジアの平和と安定を破壊する破滅的な行為を強く批判し、国際世論を高め、北朝鮮の為政者らに感情的で乱暴な“瀬戸際”外交をやめるよう強く働き掛ける必要がある。
韓国も同様だ。北朝鮮の瀬戸際外交の挑発に乗ることなく、冷静で賢い対応が求められている。
事態の沈静化には中国、米国、そして日本など6カ国協議のメンバー国の対応が鍵だ。
北朝鮮が民間地の砲撃という暴挙に出た背景には北朝鮮を無視し続けるオバマ米政権の「戦略的忍耐」戦術への反発もあるという。
米国との対話再開を狙い、今月に入って訪朝した米専門家に核関連施設を見せ、ウラン濃縮活動についても積極的に開示している。
砲撃戦で南北関係が一触即発の事態にあることを強調し、米国を交渉のテーブルに着かせることで自国の体制維持や新たな経済支援などを取り付ける狙いもあるようだが、どう喝型の瀬戸際外交を許せば、北朝鮮の要求はさらにエスカレートしかねない。
砲撃の暴挙は国際社会全体に対する挑戦ともいえる。平和と安全、安定を脅かす行動に、国際世論の包囲網を強め、威嚇やどう喝が問題の解決を遠のかせる愚行であることを認識させる必要がある。国連など国際機関も連携し急ぎ対策を講じたい。
日本政府も、今回の南北砲撃戦という武力衝突の沈静化に向け、6カ国協議の開催を急ぐべきだ。
事態は日本の“隣家”で起きている。米国のように傍観や戦略的忍耐という政策を取るわけにはいかない。米国はもちろん、「戦略的互恵関係」を強調する中国も含めて対応策を協議し、火消しと対話の外交を積極的に展開したい。
本日もお立ち寄り下さり、有難うございました。
この記事に対するコメント
情報なら
こんなのもどうですか。
http://japanese.china.org.cn/politics/node_7070075.htm
http://japanese.china.org.cn/politics/node_7070076.htm