どうも。四万十は今朝花冷えで、紅星は危うく秘蔵の『土佐錦魚』のつがいを殺しかけてしまいました((;゚Д゚))!
外で飼っていたんですが、産卵を促すために、昨日の昼ヒーターで25℃近く加温して、お天道様の下、魚も元気に餌を食べていました。
しかし、それが間違い。何でか昨日の夕方5時位に急に眠気に襲われた紅星は、何とヒーターのコンセント引っこ抜いて寝てしまったのです。
で、次に目が覚めて時計見たら朝3時、気温は8度。嫌な予感して外の魚見たら、哀れ底に横たわっているじゃありませんか。
慌ててヒーター突っ込んで、冷たく動かなくなった2尾の前で、『頼む、蘇生して!!』と、唯物論者の癖に祈ってしまいました。でも、動きはないものの、2尾とも微かに鰓は動いている。それをよすがに手当てする事1時間弱、ピクピク動き出し、昼前には完全復活を遂げてくれました(どうも、コールドスリープ状態になっていた感あり)。
さて、関係ない話はここまでににして、今回の『ラジオ派遣村』では15年ぶり、村長と奥田さんの漫才コンビ『ツインタワー』復活の話で盛り上がりました(といっても、一晩限りのことだったんですが)。
それでは、紅星がウェブラジオに耳くっつけて聴き取った今週の『ラジオ派遣村』の内容、かなり長いけど、読んでみちゃって下さい。
【前フリ】花見の話
※カッコはアシスタントの共子さんの発言です。
(お花見はもうされたんですか?)
毎年、嫁さんの希望がありますんで、大阪の桜ノ宮に。きれいな花を見に行っております。
(桜が咲いて、何かいい感じになってくる春らしさなんですけど、村長の松竹時代の漫才コンビ『ツインタワー』再結成って聞いたんですけど、また、カムバックすんの!?)
いいえ違います違います、あの実はね、一ヶ月くらい前にイベント(※紅星註:2/20の『大阪多喜二祭』)がありまして、相方と漫才やって欲しいということで、一日限りなんですけども復活したんですね。
(一日限定の復活でツインタワーやったん。何ていう演目でやったんです?)
ええ、「漫才 現代『蟹工船』」。
【漫才の動画はこちらにありますのでご覧下さい☆】
(何か、まんまですよねぇ)
いや、実はね、小林多喜二っていう方が小説書いたじゃないですか。今、若い人達の間でもね、この蟹工船ブームというのがあって、松田優作の息子さんが主役を務めて映画でやるとかね、やってましたけど、それで、あのー吉本新喜劇のね、台本なんかを手がけておられる、脚本家の村上太さんという方がおられて、その方の書き下ろしなんですよ。
(えーすごいなぁ)
でー、誰かやれへんかという事で、私に白羽の矢が当たりまして、相方の奥田君にね、いっぺん一緒に復活せえへんかということで、15年ぶりにね、『漫才 蟹工船』ということで舞台に立ったんですよ。
(では後ほど奥田さんにも登場していただきたいと思っているんですけども)
今日はゲストでね、喋って頂けるということで。
【お便り紹介】
「こんにちは、『ラジオ派遣村』を楽しみにしています」こういうお便りがね、ものすごく沢山来てるので嬉しいんですけども、「僕の父親も去年急に仕事を奪われ、今は生活保護を受けながら仕事を探しています」、「年齢制限などで難しく、苦労しています」、「そんな父が自分自身を責めているのを見るのは本当に辛い。だけどこれは自己責任ではなくて、ルールのない社会が原因じゃないか、この事実を一人でも多くの人に伝えたい。誰もが安心して暮らせる社会を作っていきたい。どんな困難にも負けず、頑張ります。『ラジオ派遣村』ガンバレ!」
という事でね、堺市の『こういち』君ですね。これ若い方だと思うんですけど、
(何か『こういち』君、深いよね、このお便り。)
深いね、そうですね。お父さん自身もきづつない(?)思いをしているのかも知れませんけど、そういう人達を励ます事ができる番組にね、していきたいと思っとります。
(ねぇ。私のほうはですね、ちょっと名前のほうが気に入って、この方選んだんですけど、奈良県平群町のラジオネーム『聖徳太子』さん。)
聖徳太子。昔の一万円札の人ですよね。
(そうなんです。『さすが聖徳太子』っていうお便りなんですけど、「以前の放送の中で、村長が親子のホームレスの話をされてましたよね。僕は、夫婦のホームレスを見た事があります。こんなケースも最近は珍しくもないんですよね。でも、明日はわが身かもと思って身につまされました」っていうね、これメールで頂いたんですが)
なるほど、夫婦のホームレスですね。確かにおられると思います。で、私も実際に相談受けたこともあるんですけれども、夫婦とか、あるいはカップル、で住み込みで働いていたとか、あるいは住み込みで派遣社員として働いてた人たちが、派遣切りや雇い止めになって、夫婦二人でね、住むとこない、ホームレスになったということで。
(ほぼ同時に仕事がなくなるって感じですかねぇ)
そうですそうです。やっぱりね、こないだ僕もあったんですけど、「今大阪駅に居ています、助けてください」っていう電話あって、行ったら、夫婦なんですよ。ご夫妻、あるいはカップル。
(幾つぐらいの方なんです)
若い人多いですよ、20代とかね。
(えーそうなんやぁ)
で、30代の方々の相談受けたときは子供さんもいてね、家族でほんとに家を失ったって方もおられましたので、今ほんとに単身者だけじゃなくてね、こういう深刻な状況があると思うんです。
でもやっぱりそういう人たちも、何かきっかけがあればもう一回やり直すことができる、頑張ることができる、こういう風に思いますし、社会全体がね、行政も含めてそういう人たちの受け皿づくりを一生懸命力を入れてやってくれている部分も有るので、やっぱり、相談をどんどんしてもらうという事が大事だと思うんです。
(村長、あのね、例えばね、単身でホームレスになってはる方よりね、夫婦でとかの方がね、深刻度が高いから優先して助けてもらえるとか、そんな事はないんですか?)
いや、実はね、今までは行政のほうも、例えば大阪市のほうでも、まさか夫婦でね、カップルでホームレスなる人想定してなかったんですよ。だから自立支援センターっていってね、住居と食事を用意しながら就職探していただくというプログラムがあるんだけれども、女性用というのは今まであんまし想定していなかったんですよ。で、しかもご夫婦で来られたら、旦那さんと奥さん別々のところでね暮らしてもらうってのも変じゃないですか。
それで、最近はね、自立支援センターでも、サテライト事業(衛星事業)ということで、賃貸住宅を借り上げてね、普通の自立支援センターなんかは8人部屋とか10人部屋なんだけれども、ワンルームとか、1DKをその夫婦の為に借り上げて、住所にしてもらう。あの、やっぱり住所がないと就職活動できませんよ。履歴書持ってきても住所:『公園』とか書くわけにはいけませんのでね。
(携帯のみとかね)
そうそう、そういう意味ではね、ほんと、住むところがある、住所がちゃんとあるというのはね、就職していくうえでも非常にね、重要な要素であると思っています。
こういった方々の相談を受けるということで、『おおさかチャレンジネット』ってのが、天満橋の『エル大阪』というビルの中に入っているんですよね。例えばカップルでインターネットカフェで一晩過ごしているとか、マンガ喫茶で一週間寝てますとかね、そういう若い人たちに、安定的な仕事をサポートする、住まいも含めて斡旋していくという事業がね、できるようになりました。
(検索、なんでしたっけ?)
検索はね、『大阪チャレンジネット』でOKです。それから13歳から34歳、若年層の路上生活者の人たちを支援するために、『ジョブカフェ大阪』ってのも、同じ建物の中にあるんですよ。
(ジョブカフェ大阪。)
横文字で何かかっこええでしょ。ですから、そこでもね、いわゆる若い人たち、あるいはカップルも含めてね、住むところから就職から相談乗ってくれる窓口あるので、ぜひね、そこを訪れてもらいたいなと思います。
(何か行政もすごく対応がね、オシャレになってきました。なんか、私思うんですけど、今に、例えば区役所なんか行ったら、「住民票欲しいんです」言うたら「ご一緒に印鑑証明もいかがですか?」(一同笑い)なんてなってくるんじゃないかなァと)
商売やってもらったら困るんですけど、それにもお金がかかりますんでね、手数料がね。でー、あのー、こういうところに相談してもらいたいと思うんです。
で、公務員にね、面白いのはね、面白い言うたら怒られるけどもね、その公務員になりたくて、いわゆる『高卒』っていう条件、なんですよね、仕事によっては。で、大学出てるの隠して申し込んだという事例もあるんですよ。
(そうかぁ)
普通逆でしょ。高卒やけど大卒って嘘ついたりしてね、申し込んだりするんやけど、
(反対なんですね)
だからね、色んな事しないと、もう正社員になれない、就職できないという状況広がっていると思います。だから若いカップルの皆さんにもね、色んなところ相談に行ってもらうことと、僕ひとつね、このラジオ通じて、聴いてる人にお願いしたいんやけども、不動産屋さんや、物件所有者の皆さんにも、そういう人たちに住宅斡旋して頂きたいなと思います。
【バナナの叩き売りコーナー】
今週はスペシャルゲストをお招きしておりますので、よろしくおねがいしま~す)
はい、えー私清水ただしの松竹時代の相方、『ツインタワー』の奥田憲司君です!
(奥田)こんにちわ。
(村長)どうも今日はありがとう。
(奥田)ありがとうございます。
(村長)もう、15年ぶりにね、こないだ一緒に漫才やって。メッチャ受けたよな?
(奥田)…そうかァ?
(村長)いや聞いてへん人分からへんねやから、うけた事にしとこう。
(ね、あのー、奥田さんとただしさんとこう、漫才されてたんですけど、今、奥田さんは何されてるんですか?)
あのー、心斎橋のほうで、阪神タイガースをコンセプトにしたショットバーをやっているんですよ。
(ショットバーを!?)
(村長) おしゃれな店ですよ。
(オーナーなん!?)
(奥田)はい。
(村長)ぜひ共子さんにも行ってもらいたいなァ。
(何て名前ですか?)
(奥田)『Uratora』って言うんですよ。
(えっと、例えばね、この『ラジオ派遣村』を聞いてきたって言ったら、ちょっとおまけしてもらえたりする?)
(奥田)あ、もちろん生ビール一杯、タダですね。
(村長)おおっ!!
(マジですかマジですか!?)
(村長)あ、じゃあぜひね、ラジオ派遣村聴いたという事でね、Uratora行ってもらいたいんですけどもね、ほんとにサインとかね、サイン入りのボールとか色々ありますんでね、ぜひ、Uratoraさんに行ってもらいたいなと思うんですけれども。
(奥田さんは阪神の、あの、誰のFANなんですか?)
(村長)僕はもう、阪神タイガース自体のFANなんでね。
(全部の。)
(奥田)誰ってのはいないんですけど、特に好きな選手ってのが金本選手とかね。今年も頑張ってもらいたいですね。
(何か、彼来てて、どんどん番組延びていきそうな感じなので、とりあえず叩き売り行きたいと思います(汗))
【叩き売り口上】『Uratora』の巻
Uratora因縁聞かしょうかね 心斎橋の賑わいが 一際映えるみってら(?)の
『虎』を愛するショットバー 壁には選手のサインあり 鳥谷、藤川、アニキまで
秘蔵グッズも拝めます シーズン始まりゃアルプスよ ビール片手に応援か
カネモトッ!カネモトッ! 野球観戦釘付けさ
粋なマスター現れて 酒にトークに花咲かす
それもそのはず松竹で 鍛えた話術はホンマモン
さあさあ飲もうかさあ飲もう 心斎橋のUratoraで 笑顔で乾杯お疲れさん
ワシのバナちゃんないけどな 裏で『虎』(ここ『とり』とトチる)を盛り立てる
みんなでURATORA行っとこか 検索は『Uratora』で!
これで許して!!
今回の放送で印象深かったのは、2/20の『大阪多喜二祭』の話(紅星、何度も書いてきたように、実は元『小樽っ子』なので、蟹工船を題材に漫才やってくれて嬉しかったなァ)。
それと、堺市の『こういち』君のお手紙を読んでいる時、最初明るかった村長の声のトーンが、だんだんと真剣になっていったのが印象的。
これは想像ですが、恐らく大阪市議の、そしてJCP大阪選挙区候補者の顔つきになっていた事でしょう。
あと、村長の話の中にあった『自立支援センター』や自治体で生活弱者を支援する制度、2月までは内閣府参与として、元・派遣村村長の湯浅誠さんが、動きの鈍い官僚や自治体関係者とたたかいながら制度の拡充をさせてきた面があるのですが、湯浅さんは鈍重な官僚や政府に嫌気が差したのか、現場復帰の念が強かったのか、やめられて『NPO自立生活サポートセンターもやい』に戻られてしまいました。
こうなると旧与党勢力は『金の無駄』攻撃を仕掛けてきます。これからはせっかく拡充された制度を守るたたかいも重要になってくるでしょう。
微力なれど、がんばらねば!と感じた今回の放送でした。
この記事に対するコメント
いつもありがとうございます!
耳コピは完璧ですね!すごいですね!
ご指摘のとおり、この日の放送は時間を忘れて、
とっても真剣に語ってしましました。
本当は、相方の奥田クンとの時間をもっと取りたかったんだけど、つい、熱くなってしまいましね…。
ディレクターからは〃巻き〃が入っていたんですけどね。
これからも、ガンガンいきますよ!
tbありがとうございました。
紅星龍水さん
すごい聞き取りメモですね。
ご苦労様です。
やはり文章の方が広まりやすいですね。
今後共宜しくお願いします。