こう観やがってます

　短編なので分けて感想を。


・虎、肥ゆる秋
　あれだけ食べてれば太るわな――という割と現実的な話。
　まあカロリーは数値としてあるものなので、基本的に裏切りませんよね。特にご飯もりもり食べてたらやばいっしょ。基礎代謝ってものがあって、それが高ければなかなか太りませんけどね。
　美女トリオがズラリと並んだ挿絵が結構お気にです。ちなみに私は麻耶より奈々子派。もちろん一番はあーみんですが。亜美はなんだかんだで優しいですよね。口は悪いけど、本当の優しさっていうのを持ってるヤツです。うーん、よくよく考えると行動がツンデレっぽいな。好きな人にもキツく当たってそうですしね。


・春になったら群馬に行こう！
　一番いい話だったと思う。
　春田の人気が上がりそうな話でもありますね。本編でもクラスメイトから愛されてる事が伺えました。
　彼はアホかもしれないけど人として必要な物を持ってる。だから重要なところでは自分の意志で動けるんですね。クライマックスは普通にカッコいいと思いました。
　本筋とは関係ないけど、大河の胸についての指摘がさりげに確信突いてましたね。鋭いっす。


・THE END OF なつやすみ
　竜の悩みの切実さを、我が身の事になって気付いた虎――みたいな。


・秋がきたから畑にいこう！
　全体的に大河は食べてばかりだと思うんだ。


・先生のお気に入り
　何度も読みたくなる話ではないけど、読んでよかったと思うお話。ノリとしては文学小説。世界観がリアルでした。ゆりちゃん先生にも学ばされた。
　本編でもそうだけど先生は先生の事をよく知らない人に罵倒されてますね。大変だなと思うけど、それは人事ではなくほとんどの人がそうなのでしょう。「幸せそうな顔してるね、悩みなんてないでしょ」とか、平気な顔して言える人とも付き合っていかないといけない。なるべくそういう人達とは関わらないようにしていても、それでもつきまとわれたりするんだ。困った事に。



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　かぼちゃパンツも良かったですね。いやああいうのが好きとかそういう事ではなくて、『メデューサが』っていう冠が付くことにより良いんです。
　死神さまに吊るされてる時もそうですが、死神チョップされた時のリアクションも可愛かったです。あれよく観ると蛇も泣いてますね。細かい。


　BREWを差し出したのには驚きました。あれがメデューサの切り札だと思っていたのですが。
　死武専も驚いたでしょうね。アラクネが手に入れたと思ってたんですから。アラクネがBREWを持っているフリをする事で情報戦で優位になる――みたいな事を行っていましたが、その思惑はこれで外れました。ただその代わりアラクネは鬼神を手に入れてますが。BREWのある死武専、鬼神のいるアラクノフォビア。メデューサの思惑通りなのかパワーバランスが取れて来ました。
　メデューサ自身の見返りは薄そうでしたが、まだ何か謀があるのでしょうか。
　そういえばシュタインがやばい状態ですね。末期っぽい。メデューサは彼を取り込むのも込みで死武専に来たのかもしれませんね。


　結局死武専――というより死神さまは取引に応じ、メデューサ堂々の釈放。ここらへん死神さまの判断は正義っぽくないですよね。キッドは不信感をさらに増したようです。


　エンディング変わりました。TMRと見せかけて違いますが、違いがわからんｗ



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