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人類最強のときめき / 西尾維新
人類最強のときめき
vs謎の植物。
設定的には昔のホラー映画に近い。
が、哀川潤の対戦相手になるからには規模が大きく無くてはならない。
そういう意味では合格。
成長速度もさることながら、哀川潤を疲労困憊にさせたという偉業にも注目したくなる内容。
ただ相手には心がないので少し面白味には欠けていた。
人類最強のよろめき
小説が人を殺す。
そのアイデア、その一点が面白い。
一応ぷに子の布石はここで回収。
ともあれあまり印象的ではない。
ドクター・コーヒーテーブルは少し気になるキャラクターではあったけど、再登場はもう無いだろう。
立ち絵は割りと好み。
彼女をディスらない哀川潤の好感度アップ。
哀川潤の失敗 Miss/ion3. 死ぬほど幸せ
佐々沙咲との会話で展開。
そこに気付くと面白い。
事件内容、そのオチは正直読めたが、しかし妙に納得する部分もあって、これはこれでありだった。
絶頂ということは、その後はある意味では不幸になるということでもあるので、
絶頂時に自殺するという考え方があっても良いとは思う。
ところで繰島箏子(くるしまそうこ)と桑島法子って字面似てない?
哀川潤の失敗 Miss/ion4. デジタル探偵との知恵比べ
タイトル詐欺。
個人的にはデジタル探偵と警察がタッグを組めば良いと思った。
実際今の捜査も似たような形態でやっているのだから、その方が良いだろう。
物事がスムーズにいかない空気感が上手かった。
哀川潤が言うように仮に問題点が無かったとしてもデジタル探偵とやらは上手くは馴染めなかっただろう。
ある意味では人が相手だったこともあり、ネタとしては案外これが一番かも。
哀川潤の失敗 Miss/ion5. 不敗のギャンブラーと失敗の請負人
このギミックは曲識がやろうとしてたやつ。
なのでこれもオチが読めた系。
めだかボックスでも出てきそうなやり取り。
球磨川あたりが使いそうな手だった。
最強と最弱は似ても不思議ではない。
オチの後の佐々沙咲との会話が良かった。
不敗のギャンブラーを可哀想と思うか否か、少し考えさせられた。
総じて読みやすい1冊だった。
続きものだけど気にせず読める。
そうはいっても過去作を知っておいたほうが面白いけどね。
Category: ライトノベル
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