NHKニュース 2009年4月19日(日) 23:15
ホームページでは上の短いニュースしか掲載されていませんでしたが、TVニュース放送の際は、日本共産党と社民党が党として支持し、候補者を立てられなかった民主党の支持層の大半も鹿内博氏支持に回ったことを紹介していました。任期満了に伴う青森市長選挙は、無所属の新人で、元青森県議会議員の鹿内博氏が初めての当選を果たしました。鹿内氏は61歳。青森市議会議員を経て、平成3年から青森県議会議員を5期務めました。
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日本共産党 東青地区委員会ホームページ によると、
とのこと。【4/19投票の青森市長選は、共産党の
支援する鹿内氏が初当選しました。
市民の苦難を解決し、新しい政治の
実現に大きな期待が寄せられています】
日本共産党 東青地区委員会 日本共産党 青森市会議員団 による
鹿内博氏支援声明(2009年2月13日)は、ここをクリック
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小沢秘書問題で、民主党が迫力低下“惰力走行”となっている状況の中で、
民主党推薦ではなく、日本共産党と社民党の2党が支援した候補者が、
自民党・公明党が推薦した現職候補を破ったとこには大きな意義があると思います。
民意の受け皿の“新しい”方向性を示したとも言えるでしょう。
これが全国的な傾向になってゆけば良いのですが・・・???
青森市長に前県議の鹿内氏初当選
朝日新聞 2009年4月19日(日)21:35
青森市長選は19日投票、即日開票の結果、前県議の鹿内博氏(61)が、現職の佐々木誠造氏(76)、福祉施設長の関良氏(51)を破り、初当選を果たした。投票率は56.63%(前回52.37%)だった。
鹿内氏は「市民派無所属」を訴え、草の根選挙を展開。約20の勝手連が立ち上がるなど無党派層への支持を広げ、自民、公明が支持し、旧市時代も含めて6選を目指した佐々木氏を引き離した。県議時代は県内にある核燃料サイクル施設への反対運動にかかわったが、市長選に当選すれば反対運動と距離を置く「現実路線」を示したことで、保守層にも食い込んだ。
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青森市長に新人・鹿内氏、与党支援の現職を破る(読売新聞)
「無党派」27年、保守地盤も浸透 青森市長選・鹿内氏(朝日新聞)
4月21日(火)追記
河北新報 2009年04月21日火曜日
多選批判うねり警戒 青森市長選、自民に衝撃
19日に投開票が行われた青森市長選で、旧市から通算で6選を目指した現職佐々木誠造氏(76)が敗れ、支持した自民党県連が次期衆院選青森1区などへの影響を懸念している。
青森市を含む1区の現職は11選のベテランだからだ。自民党は市長選で組織的に戦いながら多選批判をはね返せず、変化を求める波が衆院選に向けて強いうねりとなることを警戒。
民主党は攻勢の足がかりとしたい考えだ。
19日夜、落選が決まり、選挙事務所で支持者に頭を下げる佐々木氏のかたわらに津島雄二衆院議員の姿があった。
津島氏は街頭演説にも立つなど過去5度の選挙同様、今回も全面支援。だが敗戦の結果に「非常に残念。われわれの心からのメッセージが届かなかった」と悔しがった。
津島氏と佐々木氏の支持層は重なる。津島氏は自身の次期衆院選への影響を問われると「国政は国政」と言葉少な。衆院選と市長選は別と強調してみせたものの、ショックの大きさをうかがわせた。
2005年の前回衆院選青森1区で、津島氏は11選を果たした。だが郵政選挙の追い風にもかかわらず、今回の市長選でも争点となった「高齢多選」を批判した次点の民主党、横山北斗衆院議員(比例東北)に約1万5000票差まで迫られた。
自民党県連の幹部は「市長選を現実として謙虚に受け止めなければいけない。国政と市政では性質が違うが、市長選の結果はある程度は影響してくる」と予測。組織を引き締め直し、多選批判の波を食い止めたい考えだ。
候補を擁立できなかった民主党だが、変化を求める波には乗りたいところ。党青森県連の田名部定男幹事長は「市長選では中立の立場だったので何も言えない」としつつも、「自民が全面的にバックアップした候補が落ちたというのは否定しがたい事実だ」と潮流の変化を感じ取っている。
青森市長選―日本共産党は、鹿内博氏(無所属)を支援
日本共産党東青地区委員会と党青森市会議員団は、二月十三日に
記者会見し、青森市長選にあたっての党の態度(下記)を発表しました。
森市長選にあたって-日本共産党は、佐々木自民党市政を市民本位の
市政に転換するため無所属・鹿内情氏を支援します.
2009年2月13日
日本共産党 東青地区委員会
日本共産党 青森市会議員団
一、 青森市長選が四月十九日投票でたたかわれます。日本共産党は、現・佐々木自民党市政を市民本位の市政に転換するため、独自候補を擁立せず、立候補表明した県会議員の鹿内博氏(無所属)を支援することを決定しました。党は「市政刷新」を願う市民の声にこたえ、自主的な立場で選挙戦をたたかいます。
一、 現職・佐々木青森市長は、自民党・公明党を中心に、日本共産党を除く政党・会派から推薦されたオール与党市政です。佐々木市政は国の悪政と一体になって、市民負担増、教育・福祉切り捨て、市民サービス削減を推進してきました。大型開発優先・第三セクターの赤字、くりかえし発生する不祥事や公金横領事件、市民不在の側近政治と独断専行、議会軽視にたいし、「市政刷新」「市長交代」を求める声は、保守層を含めかつてない規模に広がっています。
日本共産党市議団は佐々木市政と対決する唯一の野党として、市民と力をあわせて、切実な市民の願い実現に活動してきました。日本共産党は、市長選を「明るい清潔な青森市政をつくる会」推薦、または党公認でたたかうため、予定候補者を決定し準備をすすめてきました。また「市民の願い実現めざす重点政策」(別紙)を明らかにするものです。
日本共産党は、今後もこの政策実現にむけて奮闘します。
一、 鹿内博氏は「市長選挙における基本的な政策」を発表しました。このなかで鹿内博氏は、佐々木市政の合併特例債を活用した開発計画(文化観光交流施設建設や浪岡駅周辺整備事業)の見直し、市民参加のまちづくり、市民の声を行政に反映する「市民100人委員会」設置や市役所改革、旧青森市と旧浪岡町の合併検証・住民投票制度など、市民参加の市政運営を明確に表明しています。また、「乳幼児医療費の現物給付の実現」「少人数学級の推進」はじめ、鹿内氏の政策には日本共産党の政策と多くの一致点があります。
鹿内博氏は、県議会では覚県議団とほぼ同じ態度をとり、予算・決算をはじめ、県民負担を押しっける県基本計画、行財政改革、核燃・基地問鬼でも明確に反対の立場をとってきました。また「後期高齢者医療制度等の中止・撤回を求める意見書」「ミーマムアクセス米の拡大に反対する意見書」「看護師の増員を求める意見書」などの請願・意見書でも、わが党と同一態度をとっています。党県議団との一致点にもとづく共同行動もすすめてきました。
日本共産党は、「鹿内氏のこれまでの政治的立場、市長遠に向けた政策は、自民党市政の転換、市民の市政参加の拡大、市民の利益・願いを多数反映し、前進させる可能性をもっている」と評価・判断するものです。
一、 鹿内博氏は、各種選挙ではどの政党とも推薦・支持関係をもったことはなく「市民派無所属」の立場をとっています。今度の市長遺挙でも「どの政党・団体とも政策協定は結ばない」「推薦・支持は受けない」との態度を表明しており、日本共産党と政策協定を結ぶ条件はありません。
今回の市長選は、市政を刷新できる現実的可能性をもった選挙になろうとしています。
党は「市政刷新」「市長交代」を願う市民の声を重視し、自主的に鹿内博氏への支援を表明します。
日本共産党はこれまでも「市民こそ主人公」の立場を貫いてきました。鹿内氏の今後の政治姿勢や政策に対しても、「市民の利益第一」を基準に「是々非々」で対応することをあわせて表明するものです。
以上