今日(2008年2月27日)の日刊しんぶん
「赤旗」 に、注目すべき記事が載っていた。
メイン・タイトルは、
【管理・監視なき市場優先は悲劇的結果に】 で、サブ・タイトルは
【「金融市場規制を」世界で広がる世論】とある。
さらに、その下には
【ゲイツ。ソロス氏らも批判】とありました。
残念ながら、この記事はWeb上にはありませんでした。
一部を引用します。
自らも投機マネーで大儲けをしてきた、
ジョージ・ソロス氏は、
「原理主義者たちは、市場が収束に向かう性質をもっており、(市場の)参加者が自分の利益を
上げられるようにすれば、共通の利益もうまくもたらされると信じている。
これは、明らかに誤った概念だ。
金融市場のゆがみを防いできたのは、当局の介入であって、市場自身ではなかった。」マイクロソフトのビル・ゲイツ会長も
「資本主義は富裕層だけではなく、貧しい人のためにも寄与しなければならない」と発言。
「これを創造的資本主義と呼ぼう」と述べ、
世界の企業家が貧困削減の点で努力することを呼びかけました。
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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
道路建設業者から自民党への政治献金が6億5千万円行われている。
1万4千kmの道路整備中期計画が辞められない理由は実はここら辺にある。
政府、自民党、公明党は今後十年間、ガソリン税などの自動車関連の税金を道路建設だけに使い切るための関係法案を国会に提出していますが、政財官の癒着の構造のもとで、すすめられようとしている五十九兆円にのぼる道路建設計画そのものが問われています。
1社でも献金を止める所が出てくる事を願って全社名を並べます。
長いな・・・・
■道建協会員企業の自民党への献金(04年―06年:万円)
浅沼組2075
安藤建設1404
朝日建設(富山)12
青木あすなろ建設930
伊藤組土建(札幌)925
今井産業(江津)408
今岡工業(出雲)708
岩崎建設(福岡)18
梅林建設(大分)333
植木組(柏崎)180
大林組4725
小田急建設104
奥村組(大阪)2135
大本組(岡山)1953
鹿島建設5824
鹿島道路50
加賀田組(新潟)288
株木建設927
加州建設(金沢)36
北野建設(長野)1465
後藤組(米沢)18
佐伯建設工業(大阪)907
清水建設5890
西部道路(佐世保)9
仙建工業(仙台)25
大成建設5918
竹中土木1395
大有建設(名古屋)18
土屋組(大垣)100
鉄建建設1755
戸田建設3524
東鉄工業18
東亜建設工業3370
中筋組(出雲)208
中野建設工業(佐渡)36
西松建設3624
日本国土開発756
NIPPОコーポレーション 2105
蜂谷工業(岡山)222
ピーエス三菱1478
福田組(新潟)844
福田道路(新潟)406
フクダ(島根県)436
伏光組(広島)23
前田建設工業4408
前田道路75
真柄建設(金沢)606
升川建設(山形県)36
松江土建(松江)108
松尾建設(佐賀)25
松山建設(福岡)18
みらい建設工業907
水倉組(新潟県)36
矢作建設工業(名古屋)12
やまこう建設(鳥取)72
山口組(佐世保)24
りんかい日産建設907
若築建設480
計6億5309
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『蟹工船』については、これまでも
何度か書いたが、2月23日付けのしんぶん「赤旗」の「聞きたい、知りたい」コーナーに以下のような記事が載りました。
お読みください。
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『蟹工船』執筆に協力した乗富道夫とは? 2008年2月23日(土)「しんぶん赤旗」
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〈問い〉 小林多喜二の『蟹工船』執筆に協力した乗富道夫という人がいると聞きましたがどういう人ですか。(東京・一読者)
〈答え〉 小林多喜二が1921年小樽高商に入学した時、樺太から年長の乗富(のりとみ)道夫が同期生として入学してきます。二人は学内の近代劇研究会に属していました。乗富は多喜二がマルクス主義に興味を持ち始めたころにはすでにマルクス主義の立場をとっており理論的には多喜二をリードしていました。
乗富は卒業論文に「共産党宣言」の英独語版翻訳を提出し教授会ではそれをめぐって紛糾したといわれています。
24年、二人は小樽高商を卒業し、多喜二は小樽に残り、乗富は安田銀行函館支店に勤務します。そこで乗富道夫は政治研究会函館支部結成に参加、労農党に入党、労働組合の闘争支援を行い、活動家の資本論学習会のチューターをつとめます。さらには野呂栄太郎の主宰する産業労働調査所の函館支所長として労働者教育や調査活動を進めていました。蟹工船の実態調査などもその一環として進めていました。
一方、小林多喜二が北洋漁業、とりわけロシア領海近くの蟹工船での漁夫虐待事件やあくどい搾取の実態に関心をもち始めるのは27年です。前年の新聞報道により蟹工船の実態が赤裸に暴露されたことに触発されたからです。銀行の友人たちの協力で新聞の切り抜き作業を行ってもいました。
当時、多喜二は拓銀で働くかたわら磯野小作争議や港湾労働運動支援を続けていました。そこに函館から応援に来ていたメンバーから函館の安田銀行にいる同期生の乗富道夫が蟹工船に関する詳しい調査を行い、その資料をもっていることが伝えられたのです。こうして多喜二は函館の乗富と3年ぶりに再会し、その協力のもとに蟹工船の実態のより正確な情報、資料を入手できたのです。
こうして乗富の調査・研究協力が多喜二の『蟹工船』の執筆に大きな役割を果たしたのです。
『蟹工船』は、雑誌『戦旗』の1929年5、6月号に発表され全国的な反響を呼び起こしました。
その後、乗富は、労働争議支援のため再三にわたり検挙されます。そのため、銀行を解雇され、特高警察からもマークされ函館での活動の場を奪われ、多喜二と前後して上京します。そして計理士(公認会計士の前身)として生活していきます。活動の状況はよくわかっていませんが、多喜二の虐殺遺体が杉並・馬橋に帰った33年2月21日夜、寺田らとともに枕辺に駆けつけていることからみて、上京後も多喜二との連携を保っていたことは確かです。多喜二の死の数年後、乗富は肺結核で病没しました。(登)
〈参考〉藤田廣登『小林多喜二とその盟友たち』(学習の友社)
〔2008・2・23(土)〕
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大企業のキャノンが大分県知事とべったりで、献金をしたり、パーティ券を買ったりしているそうだ。 (しんぶん 赤旗 2月19日 )
キャノンは 大分県に新工場を建設し、大分県から異例の優遇措置を受けていると言います。
また、建設受注をめぐっても怪しい関係が取りざたされている。
一般の市民から考えれば、政治献金やパーティ券を買ってやるから、工場のインフラ整備を大分県でやってくれよ! それに税金もまけてくれよ! いろいろ便宜を図ってくれよな!
といったところだろう。
キャノンの会長 御手洗氏は以前、偽装下請けが問題になったとき法律を変えてくれといったそうである。
どうやら、自分の利益のことだけしか考えていないらしい。
企業の社会的責任はどこへ行ったのか?
法令順守の精神はどこへいったのか?
地域経済の活性化のプランを持っているのか?
環境破壊に対する施策をもっているのか?
大企業たるがために地域社会や、日本国民に対する責任が重いのではないのか?
リーズナブルな企業の経営姿勢を見せて欲しいと思う。
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自衛艦、漁船に衝突
父子の捜索続く
イージス艦を強制捜査
南房総沖2008年2月20日(水)「しんぶん赤旗」
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十九日午前四時七分ごろ、千葉県南房総市野島崎の南南西約四十キロの沖合で、米ハワイ沖から帰国途中だった海上自衛隊の最新鋭艦で、イージス護衛艦として国内最大の「あたご」(舩渡健艦長、七、七五○トン)が、同県勝浦市の新勝浦市漁協所属のマグロはえ縄漁船「清徳丸」(七・三トン)に衝突、清徳丸は船体が二つに割れ大破しました。清徳丸に乗り組んでいた親子の行方が分からず、第三管区海上保安本部(横浜)などが捜索しています。横須賀海上保安部は同日夕、業務上過失往来危険容疑で、あたご艦内の強制捜査をはじめました。
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海保などによると、行方不明になっているのは同市川津、船主の吉清治夫さん(58)と長男哲大さん(23)。
海保の調べでは、あたごの右舷艦首付近に傷がありました。真っ二つに割れた清徳丸は、操舵(そうだ)室がなくなっています。損傷状況からあたごの右舷側から来た清徳丸に直角に近い角度で激しく衝突したとみられます。海上衝突予防法は右方向に他船を認めた側に回避義務を定めており、あたご側に回避義務があったとみられます。
親子の捜索にあたっていた仲間の船は同日午後五時すぎから次々と港に戻ってきました。岸壁では吉清さんの親類の人たちが出迎え。「ありがとう。お世話さま。こんなものしか帰ってこなかった」と銀色のジャケットを握り締めました。「くやしいよ。イージス艦にはレーダーもついているし、海はべたなぎで、なんでこんなことが」と、唇をふるわせて話していました。
清徳丸は同日午前一時ごろ、カジキ漁のため勝浦市の川津漁港を僚船とともに出港、伊豆諸島の三宅・八丈島方面に向かっていました。あたごは当時、北に針路を取り航行中でした。現場の天候は曇りで、北寄りの風約七メートル、波高は○・五メートル、視界は約二十キロと良好でした。
海自によると、当時、あたごでは左右、後方に見張りが立っていたほか、ブリッジには約十人の乗員がおり、海上レーダーも稼働していました。
海自艦と民間船舶では、三十人が死亡した一九八八年の潜水艦「なだしお」が釣り船に衝突して以来の大事故です。
海保は令状に基づき、捜査員約三十五人が艦内の捜索に着手。航海日誌やレーダーの記録などを押収し、事故前後の航跡を確認するほか、乗員らの聴取を通じ当時の見張り態勢なども調べる方針です。
【“最新鋭のイージス艦が漁船も見つけられず”の続きを読む】
門川 大作氏が中村 和雄氏を951票差で破って京都市長に当選となった。
前の記事に書いたように門川氏は創価学会べったりの特殊な保守候補。
支持した民主党を含む「オール与党」の責任がいずれ問われるだろう。
4年後に中村氏に革新市長として登場して貰いたい。
それは十分に可能だろう。
健闘された中村さんと広範な京都の心ある人々に敬意を表します。
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開票 終了
有権者 1,142,979人 投票率 37.82%
党派 新旧 当選
当確 得票 得票率 年齢
門川 大作 無 新 当 158,472 37.2 57
中村 和雄 無 新 157,521 37.0 53
村山 祥栄 無 新 84,750 19.9 30
岡田登史彦 無 新 24,702 5.8 61
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「
もーちゃんの部屋」というブログにこんな記事があったのでご参考までに紹介します。
これは問題だと思います。
京都市長選候補者の一人、前教育長の門川大作氏は創価学会に“汚染”されているという事実が判明。
かつては部落解放同盟への不正支出事件(8千万円)の当時の責任者であり、京都地裁から117万円の返還命令が下され、京都市からも戒告処分を受けたり、あるいは特定の教職員に対する研究委託費支給で、桝本頼兼市長らとともに約7200万円の損害賠償を命じられている。
このような者がなぜ今度の京都市長選に立候補できたのか、そして、自公両党はともかくとして、民主党や社民党がなぜ門川を推すのかが全く理解できない。
それからこの演説
この演説は自分が創価学会員と言っているのか?
それにしてもひどい
京都市長には全くふさわしくない!!
「人間教育実践、研究大会、発表大会、毎回、国際文化会館に寄せていただき(拍手)、関西大会は奈良でも滋賀県でも大阪でもありました。皆勤賞と言われたくらい(笑い、拍手)みなさんようきてくれはるなあとお礼いうてくれはる。とんでもない、私の、そこにほんまもんの教師がある。正義感に満ちた教師がおられる。そして素晴らしい実践されている。本当に胸が熱くなる。もう目頭が潤むようなことがいっぱいありました。私はあちこちで教員研修や全国を回っていろんな話をする時にその話を誇らしげに語らしていただき…同時に公明党創立者、池田大作名誉会長のお言葉、子どもにとって最大の教育環境は教師自身である。この言葉の深みを感じました。またいま子供の学び、育ちをめぐって様々な課題があります。本当に社会一丸となって取り組んでいかねばならん。その時にまた名誉会長の社会のための教育ではなしに教育のための社会でなければならない、この完璧な言葉に私たちが進むべき道、しっかりと指し示していただいているなとそんなことを痛感いたしました…私は『潮』を愛読させていただいています。公明新聞、聖教新聞、長らく読ませていただいております(拍手)。昭和三十九年に日大講堂で公明党の結党大会があった。その時に二本の垂れ幕が下がった。…ますます公明党の存在が輝いている」
きっこのブログにも「
ナンミョー洗脳教育の恐怖」という記事があった。
きっこのブログはいつも創価学会を激しく正しく非難している。
一部だけ紹介する。
2月17日に投開票される「京都市長選」は、門川大作、岡田登史彦、村山祥栄、中村和雄の無所属新人4名による戦いになってるワケだけど、門川大作が自民、公明、民主・社民両党府連推薦を受けていて、中村和雄が共産の推薦を受けている。つまり、現実的には、門川大作と中村和雄による、「反共産 VS 共産」って図式になっちゃってる。
で、多勢に無勢な共産党としては、何としてでも門川大作を倒したいワケだけど、2月8日の「しんぶん赤旗」に、「京都市長選 前教育長の門川氏 『創価学会の教育論を市の教員研修に採用』 公明幹部明かす」っていう爆弾記事が掲載された。この門川大作って人は、前京都市教育長、教育再生会議委員、中央教育審議会委員、市教育次長っていう肩書きを見れば分かるように、教育畑を歩いて来た人なんだけど、記事の内容を簡単に説明すると、門川大作は今までに何度も何度もナンミョーの教育部の会議に出席してて、ナンミョー側からの意見を京都市の教員研修に採用してたって言うのだ。
ナンミョーの教育部ってのは、ナンミョー洗脳信者の小中高校教員を統括する部門で、「しんぶん赤旗」の記事によると、「創価学会の教育理念を教育現場に普及するのが主な任務」だそうだ。そして、門川大作は、京都市教育長って立場でありながら、カルト教団の会議に何度も出席した上に、そこで出た意見を実際に教育の現場に反映させてたってんだから、あまりにもオゾマシイ、身の毛もよだつような久本雅美ワールドが展開されてたんだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
2月6日の成まりブログにこんな記事があったのでこれも紹介します。
京都市長選挙――「相乗り・オール与党」候補・K氏の発言
それにしても驚いたのは、告示日の合同街頭演説会(青年会議所主催)に「相乗り・オール与党」候補のK氏が来なかったことです。会場の市役所前には数百人の聴衆、「逃げたんちゃう?」とのささやき声も聞かれました。「3対1」になるとか、時間がない、とか言っておられるそうですが、選挙は政策論戦が基本です。しかも、私も参院選でお世話になりましたが、青年会議所のみなさんが大変なエネルギーを費やして選挙への関心を高めようと呼びかけられたのに…おかしいですよね。
この間の公開討論会では、中村和雄さんが、同和、国保・医療、高速道路などをするどく追及してきました。その結果、K氏は市民の前に言い訳する足場ももてなくなったのかな~と、3台並んだK氏以外の候補者カーを前にして、あらためて感じました。
もうひとつ驚いたことがあります。…数日前の西京区の演説会で、K氏が「自民と民主に政策の違いはありません」と発言したことです。会場からの「なぜ民主、自民に推薦されるのか?」という質問に答えたものですが、これは、政治的立場はちがっても「そのとおり」と思います。特に京都では、国保証取り上げも市民負担増も高速道路建設も、自・公・民「相乗り・オール与党」がずっと推進してきたのですから。その体制の中心にいたご本人の、「自民・民主に違いはない」ことをよ~く知ったうえでの重みのある発言でしょう。
ただ、K氏は、発言の後半で「共産党が推す市長になれば、北朝鮮のようになる」と言ったそうです。…ここは、まったくいただけません!市長選挙は、市民の暮らしや福祉に直結する地方自治体のあり方を問うものであり、政治体制が問題ではありません。それに、日本共産党は京都でも国政でも「北朝鮮のような政治にする」とは一度も言ったこともめざしたこともありません。
…知っていて、市民を“脅す”ために言ったのか、それとも本当にそう思っているのか、どちらにしても、市長候補としてのK氏の見識におおいに疑いあり!と言わねばならないのではないでしょうか。
更に参考までに各候補の肉声です。
京都市長選に向けた公開討論会 ご利用は計画的に
投票は慎重に
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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
今日(2008年2月16日)のしんぶん「赤旗」、は文科省が改定案を発表した学習指導要領に関する記事で埋まっていた。
Web版では、3本しか掲載されていないが、紙面では、1面TOP、3面の大半、8・9面の見開き全面と異様な力の入れ方である。
今日は、その引用で失礼する。
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改悪教育基本法を前面に
道徳推進教師を配置
学習指導要領 文科省が改定案 2008年2月16日(土)「しんぶん赤旗」
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文部科学省は十五日、小中学校の学習指導要領と幼稚園教育要領の改定案を発表しました。改悪された教育基本法を冒頭に掲げ、国が決めた通りの「道徳教育」の推進を前面に出しました。算数・数学、理科を中心に、授業時間を増やし、基礎的な知識や技能を「活用する力」や「言語力」の育成を重視するとして、具体的な指導法まで細かく示しました。
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指導方法まで制約
学習指導要領はほぼ十年ごとに改定されており、今回は二〇〇六年に教育基本法が改悪されて以後、初めての改定になります。改定案は本文の前に初めて教育基本法の全文と学校教育法の「義務教育の目標」条項を掲載しています。
改悪教基法で「伝統と文化を尊重し…我が国と郷土を愛する…態度を養う」ことが教育の目標とされたことを受けて、「道徳教育」をすべての教科や活動で行うことを明記。道徳の「教科化」は見送ったものの、各校に「道徳教育推進教師」を配置させるなど、国家統制を強めるものになっています。
国語では小学生から古文・漢文の音読をさせ、社会では「我が国の伝統や文化の学習」を強化。中学の体育では「武道」が必修化されました。
算数で台形の面積など、理科でイオンや遺伝の規則性などの学習事項が復活しました。これらは前回の改定時に削減され、関係学会などから「基礎的な学力がつかない」と批判が出ていたものです。
合計の授業時間は小学校低学年では週二時間、それ以外は週一時間の増加。小学校に「外国語活動」が導入され、週一回程度、英語の時間が設けられることになります。
中学校では部活動についての記述を加えました。
文科省は三十日間の意見募集期間を置いた後、三月下旬に改定学習指導要領を告示。小中学校では二〇〇九年度から部分的に先行実施し、小学校は二〇一一年度、中学校は二〇一二年度から全面実施するとしています。
日本共産党国会議員団の石井郁子文教科学部会長は「国民の学力への不安や願いにこたえたものになっていない」との談話を発表しました。
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改定案のポイント
一、道徳推進教師配置し、「道徳教育」を全教科で実施
一、理数の総授業時間は小学校六年間で百九十七時間増(現行比16%増)、中学校三年間で百六十五時間増(同27%増)
一、総合的な学習の時間は削減。中学の選択教科を事実上廃止
一、改悪教育基本法を受け、「伝統と文化」に関する教育を強化
一、小学五年から英語、中学の体育で武道をそれぞれ必修化
一、意見発表や説明、批評、創作、リポート作成など言語による表現活動を全教科で重視
一、自然の中での宿泊活動、職場体験活動を推進
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学習指導要領 各学校で編成する教育課程の基準として文部科学省が教育内容や授業時間数などを示したもの。検定教科書の内容の基準にもなります。文科省は法的拘束力があるとして、これにもとづいた教育をおこなうよう学校・教師への締め付けを強めています。
改悪教育基本法を前面に
現場は がんじがらめ撤回し、国民的な討論を 石井文教科学部会長の談話********************
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テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育
2月10日に投票となった岩国市長選挙では、市民は前回を 11.17 %上回る投票率 76.26 %と積極的に選挙に参画し、重大な選択肢を棄権するなどの回避行動をとらずに意思表示した。
結果的には井原氏は敗北したが、市民がこれだけ積極的に関与し、判断を示したことには意義があると私は考える。
投票結果を見て、近い将来岩国市民は政府のウソに気付き、子孫に亘って重い足枷を嵌められたことに気付くであろうと思っていたが、
あらんことか投票の翌日には、沖縄での海兵隊員による女子中学生暴行事件として重い事実を突きつけられた。
今、福田良彦氏に票を投じた少なからぬ岩国市民は自らの選択に重大な瑕疵があったことに気付いているであろう。
しかし、その人々を非難したり、嘲笑したりするつもりはない。
自民党側の作戦が、市庁舎建設の補助金をSTOPするなど、市民を言わば“人質にする”というか“兵糧攻め”というか、政府の強権によって直接“脅迫の元に置く”やり方だったのであるから、従って選択肢に公平性がなかったのであるから、やむを得ない選択として行ったのであろうから。
当選の翌日、僅差での当選を受けて、福田良彦新市長は、「井原氏に投票された市民の意志も尊重したい」旨表明した。
今後の市民の行動が重要なファクターになってくるであろう。
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岩国市長選
井原氏が大健闘
きん差で惜敗 艦載機移転批判示す 2008年2月11日(月)「しんぶん赤旗」
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米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転問題を最大の争点とした山口県岩国市長選は十日、投・開票が行われ、前市長の井原勝介氏(57)は大善戦・健闘しましたが、きん差で及びませんでした。当選は、自民党前衆院議員の福田良彦氏(37)。
井原氏は選挙事務所に集まった支援者らに、「みなさんの熱い思いを受け止めきれず申し訳ありません」と一言あいさつしました。今回の市長選は、艦載機移転反対を理由に国がカットした市庁舎建設補助金に代わって合併特例債を充てる予算案が市議会で四度否決され、井原市長が「民意を問いたい」と辞職したことで行われました。
井原氏は選挙中、「最大の争点は空母艦載機移転問題だ」とのべ、「市民の意思を再統一して早期解決に当たる。総理とも直談判する」と訴えました。福田候補が「来るものは来る。国からカネを引き出す」と移転を容認したことにたいし、「(艦載機は)一度来たら帰ってもらえない。責任をとれるのか」と批判しました。当選にはならなかったものの、半数近い市民が井原氏を支持したことは、艦載機移転に多くの市民が納得していないことを示しました。
福田陣営は、「市民の日々の生活が最大のテーマだ」と争点外しの宣伝を振りまき、「このままだと夕張のようになる」などとデマ宣伝や井原氏への中傷に終始。井原候補はこれに反撃しながら、「基地に依存しないまちづくりはできる」と堂々と訴えました。
労働組合や民主団体でつくる「住民投票を力にする会」は井原氏押し上げのため全力をあげましたが、あと一歩のところで及びませんでした。
投票率は76・26%で、前回を11・17ポイント上回りました。
しんぶん「赤旗」2/11******************************
沖縄米兵、中3暴行容疑 知事「強い怒り」 県警逮捕(朝日新聞) - goo ニュース14歳女子中生に暴行=米兵を逮捕、容疑否認-夜に声掛け、車に誘う・沖縄 (時事通信) - goo ニュース「また米兵か」憤る沖縄 少女、携帯でSOS(朝日新聞) - goo ニュース福田首相「重大と受け止め」 少女暴行容疑の米兵送検(共同通信) - goo ニュース政府、米臨時大使に直接抗議=外務副大臣を沖縄派遣へ-少女暴行事件 (時事通信) - goo ニュース再発防止を米側へ要望 外務次官 米兵少女暴行事件(朝日新聞) - goo ニュース
テーマ:岩国市長選 - ジャンル:政治・経済
2・17投票の京都市長選でオール与党を相手に対等の戦いをしている中村和雄さんは志位委員長の千葉高校の同級生
司法試験には5回目の挑戦で受かった由
東北大から京都で弁護士登録した由
以下19日の
志位委員長が訴えから紹介します。
京都市内高速道路の未着工三路線問題では、(1)税金の無駄づかい、(2)京都の景観破壊、(3)大量の車を導入する地球温暖化―という「三つの災難」を京都市民にもたらす
市民の福祉と教育を守る問題では、「乾いたタオルを絞るようなさらなる行革が必要」という「オール与党」候補を批判し、高すぎる国民健康保険料の引き下げをかかげるのは中村候補だけと強調。教育問題でも「オール与党」候補は教育長時代に学校予算を削減し、教育に格差を押しつけたと強く批判
司法の場でも裁かれた同和特別扱いの問題でも、告発と裁判の先頭に立ってきた中村候補と、「被告席」に座っていた相手候補の違いを浮き彫りにし、「中村さんで不公正な同和行政を根絶しよう」と訴え
前回の選挙結果は
当桝本頼兼63無現
231,822
広原盛明65無新
174,847
嘗て木村万平さんは、89年の京都市長選挙で321票差で惜敗したこともあり勝負は最後まで分からない。
門川大作さんは元京都市教育長でこんな人
京都市が部落解放同盟支部の温泉旅行に不正補助金8000万円を支出した際の責任者の1人で、京都地裁はこの支出について2005年に違法判決を下し、門川にも117万円の返還を命じ、市からも戒告処分を受けている。
2007年12月27日に京都地裁から、特定の教職員にたいして研究委託費を支給したのは地方自治法の給与条例主義に反する違法な支出として、桝本頼兼市長らとともに約7200万円の損害賠償を命じられている。
門川大作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中村和雄さんはこんな人
■中村和雄さん(53) 政治と家事 両立を宣言
信条は「いつかは必ず正義が勝つ」。司法試験には5回目の挑戦で受かった。行政監視や労働問題を中心とする弁護活動では、ねばり強い主張で上級審での逆転勝訴や和解も勝ち取ってきた。
駆け出しの頃に、水俣病の未認定者が行政の責任と賠償を求めた「水俣病京都訴訟」の原告弁護団に加わった。差別に耐えてきた高齢の患者が、ふるえる手で茶を出しながら言った「行政には期待しない」との言葉に胸を打たれた。「弱者に寄り添う弁護士」との姿勢を決定づけた原点だ。
賃金引き上げ、雇用の安定、環境汚染の防止、同和行政の根絶――選挙戦で訴える多くが、これまでの弁護活動の延長線上にある。やり始めたらとことんやる。子どもの付き添いで始めたドッジボールでは、C級審判員の資格までとった。
今、悩みの種は家事の分担。同じ弁護士の妻とは結婚以来、食事の用意から子どもの送り迎えまで「日替わりで半分ずつ」を貫いていたが、立候補を決めてから自己負担が週2日ほどに。「選ばれたら、家事と市長の両立も実現しないと」
asahi.com中村和雄さんをなんとしても京都市長に押し上げたい!!
テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
2月8日付けの、日刊しんぶん「赤旗」に
若者たちはいかに 「蟹工船」 を読んだかという記事が掲載された。
残念ながら、Web版には掲載されていないので詳しくは紹介できないが、
主な部分をキーボード入力で紹介したい。
このほど【『蟹工船』読書エッセーコンテスト】が行われ、
25歳以下対象の【U25】部門と、
年齢制限なしの【ネットカフェ部門】の二つの部門で募集し、
百件を上回る応募があったとのこと。
全体として力作ぞろいの応募作の中で、U25部門、ネットカフェ部門ともに、それぞれの最高賞を受賞したのは、女性の労働者の手によるものだった。
どちらも虚無感に満ちた現実世界野中で労働し、生活する人たちの悲しみと絶望、出口のない閉塞感といった深刻な問題を直視し現実の労働現場の状況と「蟹工船」の世界を対照させながら、言いたいこと、語りたいことをぐいぐいと主張してくる、訴える力の強い作品である。
切実な内容と文体でこうした感想を筆者達に書かせたということそのものが、やはり社会的なしわ寄せを受けやすくなっている女性労働者たちの現実状況を反映しているのだろう。
若い女性の感性もさることながら、彼女らが「蟹工船」を読んでみようとしたきっかけの方により興味を引かれる。
おそらく、感想文を読めば、そのあたりの経緯が解るのだろうと思う。
U25部門で準大賞をを分け合った二つの作品は、それぞれ中学生、高校生の手による、みずみずしい感性を示す感想である。
・・・その切り口も書かれている文章の文体も、実に心打たれるものだった。
高校生の受賞作に、日本の現状を振り返りながら、「本来なら他の国の人達にも誇るべき日本人の温厚さが近年の色々な問題を引き起こしてきた一つの要因になっているとしたら、とても嘆かわしい事である」と述べてあるところなど、そのしっかりした思考に敬服させられた。
私たちが高校生の頃は、日本史か現代国語かなにかで、一般論として「蟹工船」やナップについてさらっと習った気がするが、本文が教科書に掲載されてはいなかったと思う。
教科書検定の右傾化のもとで、「蟹工船」が教科書に掲載されているとは思えないので、中高生がどのようにして「蟹工船」との接点を持ったのかにも興味がある。
二つの部門を通じて、論点として特徴的だったのは、「蟹工船」の世界は昔のことではなく、今起こっていることであるとする点、そうした中で「団結」の意味を認識したという点だった。
それもただ単に虐げられた労働者の「団結」の必要性をいうだけでなく、さらに突っ込んで、現状の中での「団結」の困難さと、それを打開する意志を表明したものが目立ったことは、「蟹工船」が今日の時代野中で、現実に生きている若者たち、労働者たちの間に、どのような具体性をもって読まれていかを端的に示したものだといえるだろう。
この団結の困難性とこれを打開する努力と意志という問題は、現在の労働運動の重大な課題だと切実に感じているので、是非この受賞作を読んでみたい。
私も、職場の若手に労働組合の話をしてみたが、
「考え方や生活が多様化している中で、要求も様々であり要求をまとめることは不可能だ」
との話となり、これに対して説得力ある応答ができなかったことがある。
一般的な労働運動論は勉強しているだけでは若者の意識に感銘を与えられないことを痛感したものであった。
今年は多喜二生誕百五年、没後七十五周年にあたり、各地での「多喜二祭」も盛り上がりをみせている。
まさに多喜二の描いたものが、時代を超えて、今日の資本主義社会の実相を浮き彫りにしているからではないかとの思いを、一層深くする結果であった。
<コンテスト審査員・選考委員長 島村 輝 女子美術大学教授>
Web版でも掲載されているので、もう一度「蟹工船」本文を読んでみたいと思う。
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【他にもWeb版で読める多喜二作品】「一九二八年三月一五日」「不在地主」「工場細胞」
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お年寄りの医療保障を問題のした、
後期高齢者(75歳以上のお年寄り)の
医療制度の改悪が始まりました。
厚生労働省は血圧を下げる薬などを使用している75歳以上の人を
検診の対象から外すように都道府県に指示したとのこと。
75歳以上の健康に対してはお金を出さないということだろうか?
74歳まで検診が受けられて、75歳になるとほったらかしにされるというのだろうか?
今まで家族や社会や国のために、一生懸命働いてきた人たちに対してあまりにもひどい仕打ちではないのか?
税金は高くなり、国民年金だけでは払いきれない状況が生まれつつある。
いったい、今の政治を動かしている人たちはなにを考えているのだろうか?
その一方では、 在日アメリカ軍の将校の住宅のために、28億円もかけて、長崎県佐世保市の超豪華な住宅を建設したと言う。
あんた、ちょっとまちごうとらせんね! (間違ってはいませんか?)
そう言いたくなる。
国民の、庶民の、お年寄りの、子どもの生活を踏みにじって、なにが米軍のための思いやり予算か!
やっぱりなんか まちごうとる!********************
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「できるだけ、加入履歴を具体的に知らせない。社名の頭文字一文字も教えてはいけない」
というとんでもない『裏マニュアル』の存在まで日本共産党に暴露された社会保険庁の
『5千万件・行方不明調査』敢えて、埋もれていた被保険者が見つかることのないようにしたい(支給を増やしたくない)という意図が見え見栄の作戦だった。
この、考えられないような『行方不明隠し』を日本共産党などに暴露され、舛添氏は
「直ちに改善する」と記者会見で発表していたが、その「直ちに」が随分たってから
ようやく「一部改善」されることになったとのこと。
全面的改善はいつになることやら・・・
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(写真)「ねんきん特別便」に新たに同封される、加入履歴の読み方を説明した文書(部分)
「ねんきん特別便」
きょう発送分から説明文同封
「分かりにくい」と批判うけ 2008年2月6日(水)「しんぶん赤旗」
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誰のものか分からない約五千万件の年金記録問題の解決のため、社会保険庁が受給者・加入者に順次送付している「ねんきん特別便」が、六日発送分(約二十万人分)から少し「改善」されることになります。
加入履歴の一覧は従来と同じ文書ですが、これとは別に、「空白期間」の見つけ方などを書いた、「特別便」の読み方を説明する文書を同封します。
電話や来訪による相談に対しては、より具体的な情報を提供し、積極的に記憶の呼び起こしを働きかけることにしています。
「特別便」は一月三十一日時点で、百八万人の受給者に送付されました。ほとんどが加入記録に漏れがあり、訂正が必要な人と見られますが、一月二十二日現在、「訂正あり」の回答があったのは約五万人(7・4%)にとどまり、「訂正なし」が約二十五万人(34・7%)、未回答が約四十二万人(57・5%)などとなっています。「特別便」には漏れている記録について記憶を呼び起こせるような記述が一切なく、「読み方が分からない」「分かりにくい」という批判が上がっていました。
今回の「改善」は、一定の手直しをせざるを得なくなったものですが、加入履歴そのものの記載方法は変わらないため、どの程度効果をあげるかは不明です。
社保庁は、すでに送付済みの百八万人への再送付も行うとしていますが、準備が整っていないため、発送日は未定です。
テーマ:年金 - ジャンル:政治・経済
今朝のしんぶん「赤旗」1面をみて驚いた。
武装した自衛隊が、小学生が歩いている目の前の公園で休息している写真だ。
しんぶん「赤旗」掲載の写真提供は、愛知県平和委員会ですが、Web版には掲載されていませんでした。
愛知県平和委員会や新日本婦人の会のWebページにもその写真はありませんでした。
調査をしたのは、「新日本婦人の会」で、調査は
「市民生活にしのびよる・・・自衛隊の行動・実態調査」 と題して、2007年10月から12月に亘って全国47都道府県本部を通じて行われたそうだ。
全国から194件の寄せられ、このうち、通学路や団地、公園を含む市民生活に関係の深い場所で自衛隊が歩行訓練などを行っていた事例が24道府県本部から44件報告されたとのこと。
大手を振って武装した自衛隊が市民生活の場に切り込んでくるとは、日本の軍国化もここまで進んでいると言わなければなりません。
そのうち、武装した自衛隊がどこにでも展開しているという状態が常態化するようになるかも知れません。
国民に『慣れ』を醸成し、自衛隊が市民生活の中にいるのが『当たり前』の世の中にするためのものでしょう。
銃持ち訓練 自衛隊
公園で 団地で 通学路で
新日本婦人の会が全国調査 2008年2月5日(火)「しんぶん赤旗」
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自衛隊が小学校の通学路で、団地の中で、銃をもって歩行訓練をしている―。新日本婦人の会(高田公子会長、新婦人)が四日発表した「市民生活にしのびよる…自衛隊の行動・実態調査」で明らかになりました。
調査は、昨年九月の新婦人中央委員会で「自衛隊の歩行訓練が子どもたちの通学路で行われている」といった複数の発言があったことから、緊急に同年十月から十二月に実施しました。四十七すべての都道府県本部から百九十四件の報告が寄せられました。
このうち、通学路や団地、公園を含む市民生活に関係の深い場所で自衛隊が歩行訓練などを行っていた事例が二十四道府県本部から四十四件報告されています。
愛知県瀬戸市や尾張旭市では、昨年十一月二十七日、陸上自衛隊約百人が、銃をもち行進。途中、小学校や幼稚園バスも横切り、「子どもたちのみる風景に銃をもつ自衛隊員の姿がある」ことに新婦人の会員たちは不安を募らせています。
「夜間に行われていた訓練が今年から日中になった」と情報を寄せたのは、兵庫県本部です。昨年六月十一日、伊丹駐屯地を出た自衛隊員が同県川西市、大阪府池田市を歩行訓練しました。
地元の新婦人の会員たちが沿道にかけつけましたが、歩行訓練していた七十人の自衛隊員は女性を含む十代、二十代の若者たち。「息子、娘の姿と重なり、戦争になれば真っ先に犠牲になるという思いが胸に迫り、戦争にならないように憲法九条を守るからね」と思わず呼びかけたといいます。
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派兵恒久法と連動 機敏に声上げたい 【新婦人の高田公子会長の話】
通学路などでの訓練は、幼児や小学生に自衛隊という軍隊をカッコよく思わせようとするもので怒りを感じます。アメリカの戦争にいつでもどこでも参戦するための海外派兵恒久法づくりと連動した動きだけに機敏に声をあげ行動していきます。
【続き】も御覧ください。
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【“公園で 団地で 通学路で 自衛隊が武装して訓練”の続きを読む】テーマ:軍事・平和 - ジャンル:政治・経済
昨年のNHK大河ドラマ「風林火山」で、
武田晴信(信玄)の愛妾の諏訪の姫・由布姫を演じていた
柴本幸 さんが、しんぶん「赤旗」の
【ゆうPress】 に登場した。
今は、フジテレビのドラマ「鹿男あをによし」に高校教師の役で出演している。
このドラマは玉木宏が主役のドラマだが、なんとも荒唐無稽なコメディである。
しんぶん「赤旗」(日刊・2/4付け)での、コメントの一部を紹介すると
「マドンナ的な人物設定です。もてるというのを研究しようと思ってもなかなか難しいので、小節「坊ちゃん」のマドンナのイメージも考えて。いつも笑顔を絶やさない、みんなをハッピーにする女性を演じています。」
「24歳なんですが、高校の先生ができる年になったんだなあと思いました。複雑な気持ちでした。2年前は学生でしたから、先生役が来る年になったことは、少しショックです(笑)」【月曜Letter】のコーナーに連載する予定のようです。
柴本幸1983年10月東京生まれ
慶応大学文学部卒
父:柴俊夫、母:真野響子
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今日(2008年2月3日)の日刊しんぶん「赤旗」1面TOPに興味深い記事が載った。
題して
【国内のCO2 180事業所が 51% 排出】 日本経団連は、国民にはエネルギーの節約を呼びかけながら、自分達の会員企業には『自主目標』での削減を促しているだけで、政府には法的規制は行わないことを要求している。
その日本経団連会員企業180事業所だけで国内全体の 51%のCO2を排出しているという訳である。
これは、環境NGOの気候ネットワーク(浅岡美恵代表)が、情報公開制度を活用して開示させた情報を骨組みにして計算したものだそうである。
それによると、
(グラフはしんぶん「赤旗」をスキャンして作成)
大口180事業所の排出量が51%で、そのなかでも
発電所82事業所が全体の28%を占めており、
残りの23%も鉄鋼・セメントなどの大企業百社未満で占めている。
その他の産業全体で13%、
交通・運輸・輸送業が14%、
業務・事務部門で8%となっている。 結局、直接排出量のおよそ2/3が、産業部門で占めていることになる。
運輸や業務もあわせれば、8割がたである。
一方、家庭での排出量は、
自動車などの移動手段などが6%、
家庭内での排出が5%と
合わせても全体の1割弱である。 残念ながら、この記事はグラフ付の解りやすい【1面TOP記事】にも関わらず、Web版には掲載されていない。
また、
【気候ネットワーク】 のホームページ上にも、今の所UPされていない(2008/2/3 現在)。
気候ネットワークの浅岡美恵代表は、しんぶん「赤旗」の取材に対し、
【 政府は、国内の製造業や発電所の排出削減を日本経団連の自主行動計画に委ねている。(中略)
自主行動計画は、業界がCO2とエネルギー消費の送料と「原単位目標」から都合のよい目標指標を選び、目標数値も決定するというもので、どうしても業界都合になってしまう。しかも努力目標にすぎず、削減の担保もない。(中略)
努力した事業所が報われるようにするためには、政府が事業所ごとに総量削減を義務付ける協定を事業所と結ぶことや、事業所ごとに排出上限枠を設けて行う排出権取引や炭素税を実現することが必要だ】と述べている。
お気付きのように、気候ネットワークは、
「事業所ごとに」 というところに立脚点を置いている。
これは、政府・日本経団連の業界単位の自主目標という考え方とな根本的に異なるものであり、地球温暖化に真面目に取組みには、どちらが有効かは明らかである。
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環境に関する以前の
ポラリスの記事【風力発電】に、
『下記のようなコメント』 があった。
【省エネをすることには個人的には賛成で実際行っています
しかし反面でこんなことも考えるのです「庶民に省エネを説教しながら自分はぬくぬくと贅沢な暮らしをし、エネルギーや資源の無駄使いをしCo2をばら撒いている富裕層が居るのではないか?」と
そして「彼らは庶民を犠牲にして、限りあるエネルギーや資源を無駄使いする権利など少しもないはずだ」と (100%勇気)】
今回の記事は、この質問に直接答えるものでは、ないが国内全世帯(家庭)からの排出が、1割程度であることからも、家庭での6%(COP3目標)削減よりは、大手事業所での削減が政策課題の中心でなければならないことは確実である。
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コース別人事 女性差別
兼松に賠償命令
東京高裁逆転判決 2008年2月1日(金)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-02-01/2008020101_02_0.html ********************************
「コース別人事」によって女性であることを理由に賃金差別を受けたとして、総合商社の兼松(三輪徳泰社長、本社・東京都港区)の女性社員ら六人が同社を相手に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が三十一日、東京高裁でありました。
西田美昭裁判長は、女性社員は男性と同等の困難な職務を行っていたことなどをあげて、「男性と大きな賃金格差があったことに合理的理由はなく、性の違いによって差別した」と指摘。男女の同一賃金を定めた労基法四条に反するとのべ、訴えを退けた一審の東京地裁判決を変更し、四人に計七千二百五十万円を支払うよう命じました。二人については、勤続年数や専門性などを理由に違法と認めませんでした。
六人は一九五七年―八二年に入社。同社は男女別の賃金制度をとっていましたが、男女雇用機会均等法を受けて八五年に「コース別人事」を導入した後も、男性を「一般職」、女性を「事務職」とする差別的な賃金制度を続けていると労働者側は主張していました。
報告集会で原告弁護団の中野麻美弁護士は「男女が同じ仕事・働き方をしていれば、契約形態の違いによる賃金格差は違法だと認められた。パートなど契約形態が違う職種にも大きな影響を与える」とのべました。
原告の一人、木村敦子さん(50)は「コース別人事が男女差別であると認められてよかった」と語りました。
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【“男女別差別賃金は違法! 東京高裁判決”の続きを読む】テーマ:労働問題 - ジャンル:政治・経済
「赤旗」(セッキ)創刊80周年を迎え、編集部からの御挨拶です。
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【「赤旗」創刊80周年】
歴史受け継ぎ真実と勇気運ぶ 2008年2月1日(金)「しんぶん赤旗」
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「しんぶん赤旗」はきょう、一九二八年の創刊から八十周年を迎えました。各界のみなさんから、あたたかいお祝いと激励の言葉をいただいていることに、感謝申し上げます。
「赤旗」の八十年の足どりは、戦争や弾圧、経済変動などさまざまな困難とたたかい、党員や読者など、多くの方々の力に支えられてきたものです。八十周年を機に、改めてその歴史と伝統を受け継ぎ、真実を伝え、生きる勇気を運び続ける決意を新たにします。
発展支える三つの力 「(八十年前)『赤旗』は、暗い道の行く手を照らすともしびであり、真っ暗闇の海を照らす灯台でした」(俳優で演出家の米倉斉加年さん)、「共産党の主張や『赤旗』の報道を見ていると、『人間一人ひとりを大切にする』ことを基本にしていますね」(天文学者の海部宣男さん)―各界からいただいている激励の言葉は、何度読み返しても、身の引き締まるものばかりです。
「赤旗」が創刊された八十年前は、野蛮な天皇制のもとで国民の権利が奪われ、日本が侵略戦争の道を突き進んでいた時代でした。天皇制や侵略戦争に反対する言論は許されなかったため、「赤旗」は公然とした発行は認められず、非合法で出発するしかありませんでした。
そうした困難の中でも「赤旗」は、文字通り命がけでその主張をつらぬき、戦後は公然と国民の前で平和と民主主義、国民生活を守る言論を広げてきました。弾圧にも困難にも屈せぬ「赤旗」の歴史と伝統は、日本共産党の綱領にもとづいてどんな問題もタブーなく報道・論評する「科学の目」、全国の党組織と党員、読者、支持者の力で発行を続ける「草の根」の力とともに、「赤旗」の発展を支える三つの源泉です。
マスメディア、とりわけ新聞の使命は真実を伝え、政府や大企業など権力を監視することです。「赤旗」は国民の立場に立って真実を報道し、一切のタブーなく、権力の監視役として役割を果たしてきました。
近年、世界を揺り動かしてきたテロや戦争の問題でも、日米同盟が何より大切で、アメリカがいうなら何でも賛成という「日米同盟の目」で見ていては正しい報道はできません。「赤旗」は、国際社会の道理に立って無法なテロに反対するとともに、国連憲章の精神に反したアフガニスタンやイラクへの「報復戦争」に反対してきました。「戦争ではテロはなくせない」「外交的な手段で平和解決を」というのがいまや世界の常識です。
新自由主義路線がもたらしている貧困と格差の問題も、大企業のもうけが何より大切という「利潤第一」の立場では正しく事実を伝え、批判することはできません。「赤旗」は大企業の広告に依存せず、大企業から一円の献金ももらわない日本共産党の機関紙として、大企業にたいして何の遠慮もなく、「利潤第一主義」の問題点を指摘し続けています。
読者の期待を励ましに 「しんぶん赤旗」は、真実とともに、勇気を運びます。「最近の一般紙では国内外の真実はほとんど分からない」などの反響とともに、「『赤旗』を読んで励まされた」「元気が出た」などのお手紙をいただくことが、私たちにとっても励みです。
真実を伝えるという点でも、権力を監視するという点でもジャーナリズムの原点をつらぬく「赤旗」を一人でも多くの方に読んでいただくことが、社会進歩の事業にも結びつきます。「赤旗」の新たな前進へ、今後も力をつくす決意です。
テーマ:歴史 - ジャンル:政治・経済
東北を中心に発行されている河北新報配信の記事で以下のようなものがあったので御紹介します。
引用
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小林多喜二作品の意義を話し合う
2月16日・秋田で催し 「蟹工船」などのプロレタリア文学で知られる大館市出身の作家小林多喜二(1903―33)の業績をたたえようと、「秋田県多喜二祭」が16日、秋田市の県生涯学習センターで開かれる。
作品全集になく、あまり知られていない多喜二が17歳の時の作品「老いた体操教師」を朗読した後、翻訳家の李貴源さん、出版社社長の李相※(日の下に火)さんの韓国人2人を招いてパネル討論する。
2人は韓国がまだ軍事政権だった1987年、「蟹工船」「党生活者」などをハングル語に翻訳、出版した。討論は「民主化闘争の中で息づいた多喜2の文学」と題し、出版の意義や多喜二作品への思いを話し合う。
実行委員で、パネル討論にも加わる民族芸術研究所(仙北市)の茶谷十六前理事長は「反日感情の強い韓国で蟹工船が翻訳されていたのは驚き。韓国人が多喜二文学のどこに感銘したのか興味深い」と話している。
午後一時半から、参加費は資料代1000円。連絡先は実行委事務局018(833)3117。
河北新報 2008年01月31日木曜日
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なお、小林多喜二の文学については、不破哲三さんも、2月26日に講演を予定しており、その計画について、しんぶん「赤旗」紙上で対談しています。
(残念ながら、しんぶん「赤旗」Web版にはUPされていませんでした。)
この催しの詳細は、
【小林多喜二没後75周年 杉並・中野・渋谷 多喜二祭20周年】 を御覧ください。 【続き】にも掲載しています。
日 時:2月26日(火) 18時オープニング 開演:18時30分
会 場:杉並公会堂大ホール
(ポラリス 『東京特派員』 から、追ってレポートがあるものと思います。)
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