『のらくろ』の田河水泡邸。手書きの表札がある。本名、高見澤 仲太郎。
赤川次郎邸。赤川次郎は本名。多作で、長者番付で一位を何年も続けていたので、豪邸だった。
漢字変換の際に文章を書くリズムが崩れるのが嫌で、ワープロやパソコンを使わず、原稿用紙にサインペンを使って手書きで執筆していた。
こんな書き方で、『三毛猫ホームズ』シリーズや『セーラー服と機関銃』シリーズなど、本をよくたくさん書けたと思う。
担当編集者も大変だっただろう。手書きの原稿をワープロやパソコンで打ち直さねければ、印刷所に入れられないからだ。
ドラマや映画化もされた『払い戻した恋人』が好き。まだ74歳で存命なので、また書いてくれないかな。
『小さな恋のものがたり』、『ハーイあっこです』などが代表作のみつはしちかこ邸。漫画家。
サザエさんの森。長谷川町子は、日本初の女性プロ漫画家。桜新町に住んでいたが、田川水泡の弟子のため、玉川学園前駅には通っていた。
この日は曇っていたが、晴れていれば、丹沢山系が見える。
推理作家の森村誠一行きつけの喫茶店。森村ブレンドがある。執筆をしにくるのではなく、ひと休みするためにコーヒーを飲みにくる。
森村ブレンドが飲みたかったが、メニューになかった。先生だけのコーヒーなのかもしれない。
居酒屋の玉川椿堂。外のテラス席とカウンターがある。
この日のメニュー。
下戸のあたしは、コウバシ茶のホット。焼酎を割るお茶。突き出しは、コンニャクにゴマ油で炒めた味噌を乗せたもの。
元編集者の一杯目は、白ワイン。次いで、赤ワイン。「なみなみと注げよ」と言われ、従順な定員のお兄さんは、本当になみなみと注いでしまった。「給料から引いとくからな」とマスターに怒られる(笑)。
一皿目は、初カツオ刺 サラダ仕立て。800円。あたしのオーダー。初カツオが新鮮で、生臭みがなかった。
二皿目は、ヤリイカ ピリカラ焼、キノコとネギとともに。780円。元編集者のオーダー。無類のイカ好き。
三皿目は、生ハムとマスカルポーネと苺。880円。あたしのオーダー。意外な組み合わせで、おいしかった。マスター曰く、「マスカルポーネと塩辛も合うんですよ」とか。今度やってみよう。
四皿目は、甘い味噌を付けて食べる色々焼野菜。888円。元編集者のオーダー。
野菜を橙(だいだい)の搾り汁に漬けてから焼いてあったので、柑橘類の味がした。
箸が上手く使えないので、細いニンジンがつまめなかった。「アーンしろ」と言われ、口に放り込んでくれた(笑)。
講談社時代の思い出話に続く。
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