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とあるダムとリラックマのぬいぐるみ
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[ 2012/12/30 14:26 ] 不思議な話 | CM(6)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?307
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1355848920/


287 :本当にあった怖い名無し:2012/12/29(土) 20:21:23.34 ID:38Do54F/0
投下してみる。
俺の文章力ではこれ以上短く出来なかった。

俺、ダム好きでね。休日になるとデジカメもってダムの撮影に出かけるんだわ。l
そんでもってその写真でブログもやっている。
その日出掛けたのは、N県のとある超有名な国立公園に行く途中にあるダムで、
ダムが3つと1つの取水堰(ダムの小さなものと考えておいて)がある。
順番的には下流から、
取水堰→ダムA→ダムB→ダムCという順番。


288 :本当にあった怖い名無し:2012/12/29(土) 20:22:03.71 ID:38Do54F/0
国道を飛ばして取水堰に到着。着いたのはお昼前かな。
そして、デジカメのファインダーを覗きながら写真を撮り始めたわけ。
堰の全体図、水門などなど構図を変えながら写真を撮る。
そんでもって、取水堰だから、水路に水を引くための水門がある。
その水門の前には、水路にゴミや人が間違って入ってしまわないように
スクリーンっていう金網みたいなものがあるんだ。

そのスクリーンを撮影しようと思ってファインダーをのぞいたら、
スクリーンに何か引っかかっていたんでデジカメだからズームしてみたんだ。
そしたら何が引っかかっているのかがはっきり分かって、リラックマのぬいぐるみだったんだよ。
何でこんなところにあるんだと思いながら、ぬいぐるみも撮影して、次のダムに向かった。


289 :本当にあった怖い名無し:2012/12/29(土) 20:23:10.64 ID:38Do54F/0
取水堰から10分くらいで、次のダムAに到着。
アーチ式のダムで、水門が5つくらいかな?あって、その日は満水で水門をちょっと超えたあたりまで水があったんだ。
そんでもって撮影開始。
ダムの正面から撮り始める。そして上流のほうからダムを見下ろすように撮りたかったから、
ダムの管理用の道路を少し入って、ちょうどダムの全体が入るような撮影ポイントを見つけて、撮影した。
そしたら、ダムの水門のところにまた何か引っかかっているのが、見えるんだ。
またまたカメラをズームしてみると、またリラックマのぬいぐるみが引っかかっているんだわ。
はぁー、何でだよ!
ありえねえだろ!
って思いながらも一応そのぬいぐるみも撮影。まあ偶然だろ、そんなこともあるかもしれんって
自分を言い聞かせて、次のダムに向かったんだ。


290 :本当にあった怖い名無し:2012/12/29(土) 20:23:55.97 ID:38Do54F/0
ダムAからまた10分でダムBに到着。
道の駅に車を止めて、ダムまで下り坂を降りて行くんだ。
ダムのそばにはトイレがあって、公園も完備されている。
このダムもアーチ式のダムで、水門が2つあって水門の先はスキーのジャンプ台のようになっていて、
水は直接ダムAのダム湖に落ちるようになっている。
そんでもって撮影開始。
ダムの右岸にある管理事務所を撮影してから、ダムの本体に歩いていったわけ。
そうすると自然に放流のジャンプ台が視界に入ってくるんだ。
そしたらジャンプ台の先端のあと50センチで下に落ちるっていうところに茶色い物があるんだよ。
すごいイヤな予感がして、マズイと思いながらも、その物を確認したんだよ。
もうわかると思うけど、それもリラックマのぬいぐるみだったんだよ。
さすがに全身に震えがきて、怖くなって撮影どころではなくなって、急いで車まで戻ったんだよ。
車に入ってエンジン掛けて、CDをかけた。
心臓はまだバクバクして、体中から汗が噴き出した。
シート倒して目をつぶって、気持ちを落ちつけようとした。
30分くらいたったかな、一応落ち着いてきたので、自動販売機でジュースを買ってこれからどうしようか考えたんだ。
怖くて、怖くて、帰るしかないと思ったけど、仕事が忙しく、めったに来れる場所じゃなかったから、
次のダムも見ていこうと思ったんだ。
次のダムでは水門には絶対に近づかないって決心しながら。


291 :本当にあった怖い名無し:2012/12/29(土) 20:24:44.05 ID:38Do54F/0
慎重に車を運転しながらダムCに到着。
ダムのそばの小さなお土産やの前に車をとめる。
ダムCもアーチ式のダムで、ダムの堰体の上は国道が通っている。
水門はダムの左岸にあって、車を止めたのはダムの右岸だから、
水門に近づかないようにダムの右岸だけを見て帰ろうと思ったんだ。
ダムの上は国道が通っていて交通量が多いので、駐車場からダムの管理棟まで安全に行けるように
国道の下に歩行者用のトンネルがある。
トンネルを通りたくないなと思い、国道を渡って向こう側まで行こうとしたけど車が全然途切れなくて、
仕方なくトンネルを使って向こうまで行くことにしたんだ。


トンネルへと続く階段を下りていくと、トンネルは右手側に直角にある。
階段を下りて、トンネルを向いた瞬間だった。
ちょっと暗かったけど、すぐに認識できたよ。
トンネルの真中にリラックマのぬいぐるみが立てかけてあった。
思わず叫んだよ。ありえないくらい大きな声で。
とにかくヤバイと思って、車まで戻って、無我夢中でダムBの近くにある道の駅まで運転した。
頭の中真っ白で、事故を起こさなかったのが不思議なくらいだった。


292 :本当にあった怖い名無し:2012/12/29(土) 20:25:41.05 ID:38Do54F/0
道の駅で気持ちを落ちつけてから、自宅まで帰った。
撮影したデジカメの画像は絶対に見たくなかったので、すぐにSDをフォーマットした。


しばらくしてから、ダムのことを調べた。
あるHPがヒットして、理解できた。

ある大雨が降った日に、女の子がダムCに落ちてしまい、行方不明になった。
その日は大雨のせいで、ABCの3つのダム全てで放流をしていて、
最終的に女の子は一番下流にある、取水堰のスクリーンに引っかかって発見された。
HPにその女の子の慰霊碑の写真があり、慰霊碑にはリラックマも供えられていた。

ちなみにこのHPは今は検索しても、なぜか見つからない。
ダムの名前+リラックマで検索したら何ページかに出てきたんだが。
ダムのある管轄の警察のHP、新聞のHPも検索したが事故について触れていたのはそのHPだけだった。
俺の検索方法が悪いのか・・・。


293 :本当にあった怖い名無し:2012/12/29(土) 20:26:25.19 ID:38Do54F/0
長いけど、もう少し続くよ。


リラックマのことも忘れかけた頃だった。
久しぶりにダム関係のブログを見ていたら、あるブログで、俺が行ったN県のダムが取り上げられていた。
写真を見ていくと、水門を写した写真があって、そこにリラックマが引っかかってるんだわ。
驚いて、「水門にリラックマが引っかかっているけど、いつ撮影したんですか?」とコメントしたんだ。
そしたら「リラックマなんて写ってないよ」って言うんだよ。
「いやいや、写ってるじゃないですか!」って再度コメントして確認してもらったら、
「おかしい、撮影した時には絶対そんなものなかった」って。
それで、俺の体験談をメールで送って、事故の記事のHPも教えたら、「ヤバイから消すわ」ってことになりました。


以上で終わりです。
長々と失礼しました。

[ 2012/12/30 14:26 ] 不思議な話 | CM(6) このエントリーをはてなブックマークに追加

つむじさん
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[ 2012/12/28 00:24 ] 不思議な話 | CM(0)
ほんのりと怖い話スレ その90
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1354622274/


628 :本当にあった怖い名無し:2012/12/25(火) 16:19:01.82 ID:f/GgalY40
つむじさん、と言う遊びが消防の頃、クラスの女子の間で流行っていた。

まず、「つむじさん、つむじさん、こちらのツムジにお入りください」みたいなことを言いながら、
ターゲットの女の子の体操服の背中に指を押し当てて、ぐりっと左にねじって渦巻きの皺を作る。

すると、次の体育の時間までに、渦巻きの皺を作ったところに「つむじさん」がドンとぶつかって、
その子を転ばせようとするらしい。

たぶん、暗示の類だと思うけど、見えない何かに押されると言う、オカルト的な現象を楽しむだけの遊びだった。

それが、いつの間にか「押されて転ばなければ良いことが起こる」に進化して、
呪文も「つむじさん、つむじさん、○○ちゃんに良いことありますように」に変った。

最終的には、「つむじさん、つむじさん、○○ちゃんの願い事『××』を叶えてください」になり、
クラスの女子の間で爆発的に広まった。

そして、ある日。

体育の授業が始まる前、俺含む男子が女子の着替えを廊下で待っているとき、教室の中で悲鳴が上がった。
女子が一人、飛び出してきて先生を呼びに行けと言う。
保健係が走り、担任と保健の先生がやってきて、意識のない女の子を教室から運び出した。

後から、班の女子に事情を聴いたところ、その子は友達の手を借りて背中に作らなきゃいけないツムジを、
自分で胸に作ってしまったそうだ。そうして着替えてる途中、背中ではなく胸を「つむじさん」に突かれ、
仰向けにぶっ倒れて後頭部を強打し、失神したらしい。

幸い、命に別状はなかったけど、それ以来、つむじさん遊びは消滅した。

ちなみに、ブルマ全盛時代の頃の話だ。


630 :本当にあった怖い名無し:2012/12/25(火) 20:45:00.88 ID:JakIhZrT0
聞いてないのにブルマの補足にほんのり


631 :本当にあった怖い名無し:2012/12/25(火) 22:26:37.15 ID:aTzwIpRX0
セレモニーホールの前を歩いていたら線香の匂いがして、
今日は葬式やってるんだなー、と思った瞬間、後ろから肩をぐっと引っ張られたことがある。
もちろん振り向いても誰もいない。
ただ高3の冬のことなので、単に疲れていただけかもしれない。


632 :本当にあった怖い名無し:2012/12/25(火) 22:31:41.09 ID:JHqU3pl10
>>631
つむじさんじゃね?


[ 2012/12/28 00:24 ] 不思議な話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

まったく怖くないけどムカついた、昨夜の霊体験
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[ 2012/12/25 23:19 ] 怖い話 | CM(4)
本当に体験した霊体験 2
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1347861115/


212 :本当にあった怖い名無し:2012/11/10(土) 13:08:07.45 ID:2Ee50x4i0
まったく怖くないけどムカついた、昨夜の霊体験
文章が下手なのはすまない。

本題に入る前に、
俺は幼少期から「鬼太郎」などを毎日のように読んでオカルト好きに育ち、モンスター娘とかが好きな変態。
今住んでる部屋も妖怪漫画・小説・DVDなどが山積みになってる汚部屋。
中3の頃から度々金縛りにかかるようなったけど怪しいものを見たことはなく科学的に説明の付くものだったと思う。
それで、指先から徐々に動かし金縛りを解除することはある程度出来るようになった。


213 :本当にあった怖い名無し:2012/11/10(土) 13:11:12.12 ID:2Ee50x4i0
それで昨夜の話
ベットで横になり、うとうとしていたら金縛りになり、目を開くと、
スーツで眼鏡のおっさんが俺の上に浮かんで、ニヤニヤしながらこっちを見てた。
怖い以前にムカついて、気付かれないように指先を動かし金縛りを解除して殴りかかったら、
すり抜けたんだけどおっさんは唖然って顔をして消えた。
俺も少しの間呆然としてたんだけど、急いで電気を点けて、
「ふざけんなよ!! 人生初の霊体験がなんでおっさんなんだよ!!
もっと不気味な化け物か美女でも連れてこいや!! 狐だ狐を連れてこい」的なことを叫んだ、
本当はもっと色々言ったんだけど、下品なとこもあるから割愛。


214 :本当にあった怖い名無し:2012/11/10(土) 13:19:43.71 ID:2Ee50x4i0
完全に目が覚め少しTVを見てから、もう一度ベットで横になった。
もう一度金縛りにあった、「本当に何か連れてきてくれたのか!?」と思い、しばらく待っても何も現れない。
「何も起こらないなあ。このまま眠ろうか」と考えてたら、
何かが倒れる音がし、目線をそっちに向けると、
おっさんがドヤ顔で俺を見て積んであった漫画が崩れていた。
「ふざけんな!!」と思い急いで解除しようとしたけど、今度は指先すら動かない。
おっさんは本の山を3つ崩してから、俺の顔を覗き込んでハッと鼻で笑って消えた。

霊相手なんだけど「今度現れたらぶっ○してやる」ってぐらいムカムカしてる。


[ 2012/12/25 23:19 ] 怖い話 | CM(4) このエントリーをはてなブックマークに追加

若い頃付き合ってた彼氏の家に半同棲みたいな感じで居座ってた時期があった
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[ 2012/12/25 15:11 ] 不思議な話 | CM(3)
本当に体験した霊体験 2
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1347861115/


175 :本当にあった怖い名無し:2012/11/03(土) 17:19:59.33 ID:rbSk0Acd0
若い頃付き合ってた彼氏の家に半同棲みたいな感じで居座ってた時期があった
彼氏の家はとある団地の5階にあり、彼氏には中3と中2の妹がいた
中3の妹ちゃんとは馬が合い仲良くしていたのだが、中2の妹ちゃんはよそよそしく
あまり口をきくこともなかった
まあ自分ちによく分からん女が転がりこんで長居をしてたら不快に感じるのは理解できるから
当たらず障らずな感じの距離を保っていた
ある日留守番中に台所で洗い物をしていたら中2の妹ちゃんがおっさんと一緒に帰ってきた
彼氏のうちは母子家庭だったのだが、近所に父親が住んでると聞いていたし
妹ちゃんたちは父親との仲も良好と聞いていた
なので転がり込んだ女を追い出すために父親を連れてきたのか
それとも家庭訪問か何かで先生と一緒に帰ってきたのかと私は思った
帰ってきた妹ちゃんにおかえりと言った後、一緒に帰宅した見知らぬ男性に目礼をした
妹ちゃんは恥ずかしそうにただいまと言うと、そそくさと自室に向かっていった
一方男性の方は、こちらには一瞥もくれないで黙って妹ちゃんの後に続いた
男性が父親だったとしても先生だったとしても、反応が変だな~とか思いつつ
お茶などを用意して妹ちゃんの部屋に
ノックして戸を開けると部屋には妹ちゃんしかいない
一緒に帰ってきた男性は?と訊ねると不思議そうな顔をして一人で帰ってきたと言う
不可解な顔をしながら部屋を出ようとした私に妹ちゃんが、それってどんな顔の人だった?と聞いてきた
うまく言葉にできずにう~んとうなっているとアルバムをひっぱり出してきて
この中にその人いる?って聞いてきた
その男性はすぐに見つかった
私がこの人だよと指差すと、妹ちゃんは、自分を可愛がってくれた叔父さんだと言った
過去形?って訝しんでいると、半年前に病気で亡くなったと妹ちゃんは言った
私は幽霊とか全く信じていないが、5階建ての5階で台所の横にしかドアがなく、
尚且つベランダなどにも面していない部屋から、私に見られることなく脱出するのは不可能なので
もしかしたらあれが幽霊ってやつなのかな~なんて思った


[ 2012/12/25 15:11 ] 不思議な話 | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加

友人と某観光地に旅行した時のこと
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[ 2012/12/24 18:36 ] 怖い話 | CM(2)
ほんのりと怖い話スレ その90
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1354622274/


534 :1/7:2012/12/23(日) 21:11:01.00 ID:xtaXk0Xp0
あんまり怖くない上に長くて申し訳ないんだが。

友人と某観光地に旅行した時のこと。
その日は山の上の駅近くのホテルに泊まった。
私はいつもどこかに泊まると、次の日一人で早起きしてそこら辺をウロウロ散歩することにしている。
次の日の朝も早起きして、一応友人も誘ってみたけど誰も起きてくれず、いつも通り一人でウロウロすることにした。
前日までの雨も止んで、とてもいい天気だった。
駅の周りのホテルとか民家とかの間をウロウロしていると、森の中へ続く細い道を見つけた。
私はこういう細い道を見つけるとついフラフラと入り込んでしまう病気にかかっているので、フラフラとその道に進んで行った。


535 :2/7:2012/12/23(日) 21:15:46.61 ID:xtaXk0Xp0
その道は森の中の結構急な斜面を、ぐねぐねと蛇行しながら下っていく道で、路面はコンクリート、両脇はフェンスで囲まれていた。
昨日の雨が染み出して小さな川みたいになってるところもあったけど、朝の木漏れ日を浴び、鳥の声を聞きながらさわやかな気分で下って行った。
ふと、斜面の下の方を見ると、トタン屋根の小さな小屋みたいなものが見える。
小屋といっても屋根があって低い板塀に囲まれているだけなのだが、こちらに背を向けて建っているので、中に何があるのかは分からない。


537 :2/7:2012/12/23(日) 21:18:15.12 ID:xtaXk0Xp0
私は、この道はあの小屋に繋がっているもので、あの中にはお地蔵さんとか板碑とかそういうものがあるのだろう、と考えた。
ところが道は小屋には繋がっておらず、そのまま麓まで下りてしまい、「◯◯駅近道」という看板が出してあった。
なるほどこの道はそういう道だったのね、と思い、ホテルへと引き返すことにしたんだが、やっぱりあの小屋が気になる。
そこでフェンスを乗り越えて小屋を正面から見てみることにした。


538 :3/7:2012/12/23(日) 21:21:14.77 ID:xtaXk0Xp0
雨でぐちゃぐちゃになっている斜面を慎重に歩いて正面に出ると、屋根の下にはコンクリートの土台、その土台の前の石段はだいぶすり減っている。
中には左右に一体ずつの石像、真ん中に2つの石の祠?、一体の石の狐、花瓶、名前が分からないんだけどお供え物をする台みたいなやつ、があった。
石像は詳しくないのでよく分からないけど、菩薩とかそういうのだったかな。


540 :4/7:2012/12/23(日) 21:24:11.62 ID:xtaXk0Xp0
石段がすり減っていた割には、花瓶とか台とかは倒れて花は枯れているし、落ち葉も積もっている。
最近お参りした人はいないようだった。
それがどういうものなのかは分からなかったが、これも何かの縁だと思って、倒れていたものを直し、
台の上に乗っていただろうお皿や瓶子を正式な並べ方が分からないけどそれらしく並べた。
台の後ろにこけしが倒れていて、それも直そうと手に取り、何気なくその背を見てぎょっとした。
そこには、「つれていかないでね」と書いてあった。


546 :5/7:2012/12/23(日) 22:03:17.63 ID:xtaXk0Xp0
背筋がざわっとして一気に冷や汗が噴き出した。
私は若干パニックになりながらも他のものを手早く直し、
手を合わせて一枚だけ写真を撮らせてもらい、
ホテルに逃げ帰ってバイキングの美味しい朝食をもりもり食べた。
金山寺味噌、初めて食べたけど美味しかった。


548 :5/7:2012/12/23(日) 22:06:53.58 ID:xtaXk0Xp0
その後、ホテルを出て駅前の土産物屋で買い物をした時、レジのおばあさんに
これこれこういうものを見たんですが、あれって何でしょうね?と聞いてみた。
おばあさんは「あー、あれはねえ...地元の人の信仰の...こう...お祀りしてあるものですよ」
と要領を得ない答え。
何か隠してるっぽいなー、と思いつつバス停に向かった。


552 :6/7:2012/12/23(日) 22:10:55.84 ID:xtaXk0Xp0
友人と喋りながらバスを待っていると、バス停で案内をしているお兄さんが話に入ってきた。
そのお兄さんと談笑しつつ、私が見たもののことを聞いてみると、
「あそこはねー、子供が死んだんだよ。あと首吊りもあったかな」と。
本日のセカンドインパクト。


554 :7/7:2012/12/23(日) 22:18:50.43 ID:xtaXk0Xp0
詳しく聞いてみると、首吊りの方はよく分からなかったが、あの道は昔通学路になっていて、
放課後に沢で遊んでいた子供が土砂崩れに巻き込まれて亡くなったらしい。
怖かったけどその後何があるという訳でもなく、むしろ歩き回ったおかげか前日までいまいちだった腹の調子が良くなったくらいで、
旅は無事に終わりました。

そんだけの話です。長々とすみません。見てくれた人、どうもありがとう。
写真も一応あるけど、人が亡くなった所だし、そんなに昔の話でもないようなので、
ここでは控えます。


555 :本当にあった怖い名無し:2012/12/23(日) 22:21:11.86 ID:B+xzMi5V0
>>554
おつ
全9レスでした


558 :本当にあった怖い名無し:2012/12/23(日) 23:09:17.00 ID:46rPq0KSO
>>554
写真は異常なかったの?


559 :本当にあった怖い名無し:2012/12/23(日) 23:14:39.81 ID:xtaXk0Xp0
はい、何もありませんでしたよ。
書き込むにあたってさっきもう一度確認しましたが、特に変化もなく。
何かあったら面白かったのですが。


560 :本当にあった怖い名無し:2012/12/23(日) 23:19:27.25 ID:B+xzMi5V0
>>559
読み直してみたらオカルトっぽい要素がひとつもなくてワラタ


[ 2012/12/24 18:36 ] 怖い話 | CM(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

大学に入学して一人暮らし始めた時の部屋の話
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[ 2012/12/23 16:01 ] 怖い話 | CM(3)
ほんのりと怖い話スレ その90
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1354622274/


396 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 00:14:09.95 ID:jQ9nK01X0
もう何年も前のことだが、大学に入学して一人暮らし始めた時の部屋の話
多少フェイク入ってるけど

その部屋っていうのがどういう訳か携帯電話が使えない部屋だった。
正確に言うとかなり電波が悪い部屋

電話はもちろん、メールもネットにもつながりにくい。
下宿先はわりと都会だから携帯の電波なんて普通繋がるって思ってたし気にしてなくて、
 下見の時に確認してなかったのが失敗だった。


397 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 00:20:03.25 ID:jQ9nK01X0
住み始めて一番最初に分かったのが部屋の中じゃ通話ができない。ベランダに出たらギリギリできるレベル
それでも通話の途中で強制的に切れて、何回もかけ直さなきゃならない。
通話も出来たら出来たで何故かこちらは相手の声が聞こえるが相手はこちらの声が聞こえない。
正直、会話が成り立たない状態
メール、ネットも似たような感じ
ベランダの辺りならギリギリ使用可。それでもメールが送れないってことが時々あった。
たまたま同じ大学のサークルの人が同じマンションだから携帯の電波どんな感じか聞いたらよく繋がるって言ってたから
その時は、携帯会社が違うからそんなもんかな~って思ってた。


399 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 00:22:25.93 ID:jQ9nK01X0
電話が繋がらないのはまぁ我慢できたんだけど、(恋人とかいなかったから、電話する相手なんか親かごくたまに地元の友人くらいだったから)
問題はメールとネット
当時まだ大学に入学したてだから友達づくり(笑)とか頑張ってた。
親にも何回か相談したけどはじめのうちは、携帯なんて使ってないで勉強しなさい~、携帯の使用料が安くていいじゃない~とか
言われてた。
はじめの1,2ヶ月こそイライラしてたけど、もう開き直って部屋ではあまり使わなくなってた。
実際ネットはパソコンで事足りてたし、部屋以外の場所では普通に使えてたから大丈夫だった。


411 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 14:02:11.11 ID:h1jA3fHx0
で、前期試験も無事終わり夏休みになって実家に帰省した。
当時使ってた携帯は長く使ってたし、携帯の名義が親のだから実家のほうじゃないと色々手続きがめんどくさいからこの機会に機種変更しようってことになった。
ちょうど最新機種が出たところでその機種なら電波がつながり易くなる~とかって言ってたから淡い期待も込めてた。
夏休みも終わって後期も始まるから新しい携帯携えて下宿先に帰ったがやはりそれでも 電波は悪かった。
むしろ若干悪化した。


412 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 14:10:42.66 ID:h1jA3fHx0
数回に一回ほどの割合で部屋のベランダで電話に出ると、 電話口から  「バシャバシャバシャ」って音がするようになった。
この時正直もうどうでもよくなってて諦めてた。
ある日いつもより遅くベッドに入り少々うとうとしていた。
自分は寝る前に頭を使うことをするとなかなか寝付けなくなるタイプでこの日も深夜2時過ぎごろにベッドにはいったが
多分30分~1時間ほど寝つけなかった。


413 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 14:18:11.07 ID:h1jA3fHx0
天井を向いてぼーっとしていたら、玄関から  
小さいがはっきりした女性の声で   「おじゃまします。」というのが聞こえた。この時正直、頭の中では大パニック
え、鍵かけたよね??戸が開く音しなかったよ・・・お隣さん?でもこんな時間??
お隣さんにしては、はっきり聞こえすぎだろ!
とか色々考えてた。
玄関のほうには怖くて顔を向けられない。
その日は布団を頭まで被ってアレはお隣さんのうちに誰か来た声って無理やり自分に言い聞かせて無理やり眠った。
それからはこれと言って変わったことはなく無事に少々ガクブルしながら過ごした。


414 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 14:33:22.82 ID:h1jA3fHx0
数ヶ月後、ちょっと事情があって母親が下宿にやってきた。そこで電話をかけることになったんだが、
やはりどうにもつながりにくい。
この頃には上記で記したように電波は諦めていたんだが、この下宿 間取りに不満があってし駅から多少遠く不便だった。
電波を理由に引っ越すチャンスと思って母にいかに部屋がダメが力説した。
母が実家に帰ると父に部屋の状態を説明してくれてた。父もここでやっとこの件で本腰を入れ


416 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 14:47:22.02 ID:h1jA3fHx0
とりあえず、自分が使ってる携帯会社(母も同じとこ)の電話で部屋だけで電波が悪いってことで調べてみると
そう言うの調査してアンテナみたいなのを付けてくれるってことが分かったから、それをお願いした。
数週間後 調査の人がきて大きめのトランシーバーのようなので部屋の電波チェックを始めた。
やはりこの部屋では電波の入が悪いということを告げられたが、調査の人が少々首をかしげていた。


417 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 14:53:15.15 ID:h1jA3fHx0
どうしたのか聞いたところ言いづらそうではあったが、普通の電波の入が悪いのではなく、
もしかしたらこの部屋に電波を妨害するようなものがあるのかもしれないと言う。
盗聴などが仕掛けられている場合そういうことがあるらしい。
正直怖くなって調査の方に頼んで一緒に探してもらった。
電波が入り難い場合は電子機器が妨害してる可能性があるらしく、そういったものを発見する機械も持って来てくれてたから
それで部屋中探しまわった。


418 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 14:58:48.71 ID:h1jA3fHx0
そしたら、バスルームの天井あたりで反応した。
天井には換気扇みたいなのとは別にもう一つ
何のためか円状のもので手で押すと取り外せて、上の階との間に空間があった(多分通気口みたいなのかな?)
取り外して、ライトで照らしたらあったよ



布でくるまれた、白骨が。







とかなら盛り上がるんだろうけど、


420 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 15:03:37.39 ID:h1jA3fHx0
あったのは女性物のバック
中には財布とかハンカチ、手帳 あと長い髪の毛
気持ち悪かったんだけどそのままにしておけずマンションの管理会社に連絡した。
向こうが調べたところ今までの住居者のものではないってことで警察へ
調べて見るとそのバックの持ち主の女性は数年前から行方不明で捜索願いが出されてた。


424 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 15:17:46.37 ID:h1jA3fHx0
ここからは伝聞
実は自分の前の住人は入って数ヶ月で出ていったらしい。なんでも女の人の声と夜中にバスルームから
バシャバシャバシャって音がたまに聞こえたみたい。
で、この人の前に入ってた男が犯人らしい。女性とは付き合ってて
なんでも彼女が部屋に遊びに来たらしいんだけど、些細なことで口論になった
もともとこの男がDVっぽくて女性をバスルームに連れていき水がはった浴槽に女性の頭を何度も入れてたらしい
頭に血が上った男は加減がきかなくて・・・・ってことらしい。


425 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 15:22:26.76 ID:h1jA3fHx0
長くてごめんこれで終わり
遺体は県外の山奥に持って行ってんだが慌ててて、荷物を忘れてた。
でも迂闊に捨てても誰かに発見されてしまう→部屋に隠しておこう!ってことだったみたい
バックに携帯もあったんだがその携帯電話って言うのが自分と同じ携帯会社のものだった。
そっこうで新しい部屋に引っ越した。
めでたしめでたし。


[ 2012/12/23 16:01 ] 怖い話 | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加

狐か狸に化かされた
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[ 2012/12/20 14:38 ] 怖い話 | CM(7)
ほんのりと怖い話スレ その90
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1354622274/


378 :本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 20:16:41.91 ID:3Vs1lO830
先週起きたことを書いたらすげー長くなったので、簡潔に書く。

狐か狸に化かされた。


379 :本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 21:57:34.37 ID:cGVFyolrO
>>378 簡潔すぐるw
化かされた件、超kwsk
暇だから長文なら支援するから是非!


381 :本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 22:22:09.73 ID:3Vs1lO830
先週木曜日の午後6時半頃のこと。

帰宅途中に所用があり、普段は通らない県道を走っていた。自動車通勤ね。
前には黒っぽいbB、その前には軽自動車が走っていた。
bBが軽を煽るように走っていた。
センターラインは白の破線なんだかから、そんなに煽るくらいなら直線のとこで抜けばいいのに、危ねえなと思いながら、少し距離を取って走っていた。
その県道は山の麓というか、山腹の下側を走るような感じで、途中で頂上を迎え、その後はひたすら下り。
下りになったので、軽もスピードが出るだろうと思いながら走っていた。

下りの左コーナーを立ち上がって短い直線になったところで、前を走るbBが急ブレーキ。そのまま停車。自分の停車。
煽られ続けた軽がブチ切れて喧嘩が始まるのか?と思い、追い越して先に行こうとしたら、bBから人が出てきた。
あー喧嘩だこれ。構ってらんねーから追い越そうと思った矢先、対向車が来た。
対向車は自分の車とすれ違うとすぐ、待避所のようなスペースに車を止めた。
何だ何だ?加勢に現れたのか?とか思いつつ、bBと軽をゆっくり追い越す。

違った。事故だった。bBの前がぐっしゃり、軽の後ろべっこり。
軽の運転手も出てきていたが、ドア開けっ放し。邪魔。
さっきの対向車は、事故を見て心配して車を停めたらしい。
自分がこのまま通り過ぎるのは気が引けたので、事故車2台の前に停車して車を降りた。
まあ両方の運転手が出てきてるから、重傷ではないはず。一声かけたらすぐに離れようと思っていた。


382 :本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 22:22:55.09 ID:3Vs1lO830
対向車の人が軽の運転手(年齢不詳の女性)に声をかけたところだった。
自分も「大丈夫ですかー?」と声をかけながら近づく。
女性は、「あー、skぅtrgy!!」みたいな、何ていうか、はっきりと声は出しているのに何を言っているのか判らないことを言いながら、道路の真ん中に出てきた。
対向車の人が「危ないですよ!!」と腕を引っ張ってbBと軽の間に戻そうとする。
すると女性は、「あーひゃひゃ。ちょっとぉおそれってセクハラよーあっひゃひゃひゃ!!」と笑ってる。
女性は茶髪で服装は若い感じだが、声がババくさい。それでいて鼻にかけた媚びを売るような声で、正直きしょい。
言ってることもきしょい。最初は頭打っておかしくなってんのかなと思った。
「そうだセクハラだ!!」と声がした。見るとbBの運転手(男性)。何だこいつら?と思った。

bBのエンジンが唸りを上げる。あーラジエター割れて液漏れしてんだなと思った。
とりあえずbBのおっさんに、「エンジン切った方がいいですよ。」と声をかけた。
bBのおっさん、「うん。エンジン切ったほうがいい。」と言いつつ、ニコニコしながら棒立ち。何だこいつ?
「いやbB、液漏れしてるみたいだし、危ないからエンジン切って下さい。」と再度言うと、「うん。エンジン切って下さい。」って。
なんかムッとしたので、「自分はあなたの車に触る気はありません。自分で切って下さい。」と言うと、おっさんはショボーンとしながらエンジンを切りに行った。

その間、対向車の人と軽の女性が話をしていた。全部は聞いていなかったが、最初のところで対向車の人が、「頭打ってませんか?」と聞いていた。
事故後なら普通に聞く事だろうけど、なんか笑いそうになった。


383 :本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 22:24:06.68 ID:3Vs1lO830
おっさんがエンジンを切りに背を向けてから、自分は対向車の人と軽の女性の方に向き直る。
なんか軽の女性、対向車の人と腕を組んで寄り添ってる。明らかにおかしい。知的障害者か?
あ、対向車の人は男性ね。
で、対向車の人が、「警察と、念のため救急車も呼んだ方が・・・」みたいなことを言ってた。
すると軽の女性、「呼んで~?」とおねだり。妙にムカつく。心優しい対向車の人が、多分スマホだと思うんだけど、それを取り出した。
そのときbBのおっさんが近づいてきて、「その電話で呼んで下さい。」って。
電話って言うか?と違和感を感じたが、それよりおめーが連絡しろよと思った。

対向車の人が通報を終えるまではこの場にいてやろうと思った。
その間、下りコーナーを立ち上がってちょいなので、多重事故にならんよう処理しとこうと思った。
bBのおっさんに、「三角板ありますか?」と聞くと、「三角板・・・」と言ったままきょとんとしてる。
「じゃあ発煙筒焚いて下さい。」と言うと、「発煙筒・・・」でまたきょとん。
「いいや、助手席側のドア開けて下さい。」というと、おとなしく開けに行った。
おっさんの後に続いて助手席の足下を覗くと、発煙筒が無い。やっぱダメじゃんこいつ。
軽の女性に発煙筒を出すよう言うと、判らないから見て、という。あんたがドアを開けろと行うと、ようやく対向車の人から離れた。助手席を見せてもらうと、発煙筒あった。
それを焚いてコーナーの向こうまで行って道端に置く。

戻ってきてしばらく待つと、ようやく通報終了。「両方に連絡しました?」って聞いたら、「あ、警察の方で連絡してくれるってことなんで。」と対向車の人。
「ああそうですか。じゃ、自分はこれで。」と対向車の人に会釈して車に戻ろうとしたら、bBのおっさんが「証拠だからいて下さい。」と。それを言うなら証人だろうが。
しかもおめーが不利になる証人だぞ自分は。と思いつつ、「お二人とも重傷では無いようなので、これで失礼します。」と言って車へ。
そこに対向車の人が、「ちょっちょっとすいません!!」って小走りに駆け寄ってくる。軽の女性が続く。
「1人じゃ心細いんで、一緒にいてもらえませんか?」と言って、横に来てまた腕にまとわりつく女性を横目でちらっと見る対向車の人。哀れなり。


384 :本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 22:24:41.75 ID:3Vs1lO830
少しの押し問答の後、結局自分も待つことに。
15分程で警察が来て、すぐ後に救急車到着。
警察官の1人が、対向車の人と話しながら、道路の反対側へ歩いていく。
もう1人の警察官が自分に話しかけてきた。
怪我はないか、この車があなたのか、ってことを聞かれた。
自分は通りすがりの吟遊詩人で、事故の当事者ではない旨を伝えた。
警察官、怪訝な顔。自分の車まで2人で行って、警察官が車の周りを一周。ぶつけたあとが無いことを確認。
だから、自分は目撃者だって。と言うと、ではあちら(対向車の人)の単独事故ですか?2台による追突事故との連絡だったんですけど。と警察官。
は?と振り返ると、事故を起こした2台が無い。変な2人もいない。

え?何何?と慌てていると、どうやら道路の反対側で対向車の人も同じ感じ。
それからが大変だった。警察官と救急隊員とうちら2人で大揉め。いたずら電話と思ったらしい。
救急隊の方は、隊長が自分を知っていたので、この人はそんなことをする人ではないと言ってくれていたが、言いつつも納得いかない顔はしていた。
救急車はわりと早くに帰ったけど、警察官には免許証を提示したり、対向車の人と知り合いではないかと会社まで調べられた。
「このクソ寒い中、いたずらのためにわざわざ外で待ってっかよ!!」みたいにこっちもいい加減うんざりで喧嘩腰。


385 :本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 22:25:13.83 ID:3Vs1lO830
結局厳重注意ってことになった。自分は最後まで悪態ついた。「もう事故見てもほっとくかんな!!」って。
警察官はパトカーの中に入って何やらやってた。自分は対向車の人と、狐か狸にでも化かされたんですかねー?それにしてもむかつくわーって話をして、それじゃと会釈をして別れた。

車のドアを開けようとしたとき

「あーっひゃひゃひゃ!!」

あの女の声だったと思う。笑い声が空から聞こえた。
びっくりして空を見上げたけど、真っ暗。振り返って対向車の人を見たら、対向車の人もこっちを振り返って見てた。
自分は空を指さして、ん?って感じで小首を傾げたけど、対向車の人は無視してそのまま車に乗り込んだ。
暗くて自分がよく見えなかったのか、もう関わりたくなかったのか。

いつか狐か狸を見かけたら、轢いてやろうかと思う。


387 :本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 22:41:20.58 ID:7s81zR2V0
((((;゚Д゚)))))))こわっ


388 :本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 22:47:12.94 ID:y57ZOifc0
>>378
不可思議かつはた迷惑で災難だったね
でも、仮に本当に狸や狐の仕業であったとしても轢かないであげてください(´・ω・`)


394 :本当にあった怖い名無し:2012/12/20(木) 00:10:38.44 ID:zf8vbX7J0
おもしろかった、乙


[ 2012/12/20 14:38 ] 怖い話 | CM(7) このエントリーをはてなブックマークに追加

引きずる女
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[ 2012/12/18 17:42 ] 怖い話 | CM(4)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?306
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1353631336/


952 :引きずる女:2012/12/17(月) 21:17:47.25 ID:P1/bhE/v0
その日は友人がアパートへ泊まりに来ていた。
深夜2時頃まで飲み、酔い覚ましをかねてコンビニへ行く事に。
コンビニまでは住宅街を1kmほど歩かなくてはならない。
しばらく歩いていると妙な音が聞こえてきた。

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・

深夜の閑静な住宅街である。他にはなんの音もしない。
「何の音だこれ?」
友人が俺に聞いてきたがわかるはずもない。
音は徐々に大きくなっていき、その音に紛れて別の音も聞こえてきた。

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

カツン・・カツン・・という音はどうやら足音のようだ。


953 :引きずる女:2012/12/17(月) 21:18:10.15 ID:P1/bhE/v0
またしばらく歩いていると前方に人影が見えた。
あの足音はこの人の足音のようだ。
ではカラカラカラカラは何の音だろう?

人影は徐々に鮮明になっていき、女性という事がわかった。
ミニスカートにヒールを履いている。
あのカツン・・カツン・・はヒールの音だった。

それと同時にカラカラカラカラという音の正体もわかった。
女は右手で金属の棒を引きずっていた。
カラカラカラカラの正体はこの音だった。

俺はドキッとして友人と顔を見合わせた。
前方からくる女は普通じゃない。
引き返したほうがいいのは明らかだった。

しかし俺と友人は足を止めなかった。
女一人に大の男二人がビビって逃げ出すのがどうにもかっこ悪かった。
友人もそう思ったのだろう。


954 :引きずる女:2012/12/17(月) 21:18:41.94 ID:P1/bhE/v0
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

もう数十メートル前まで女は来ている。
もうとっくに友人との会話はなくなっていた。

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

もう、あと数メートル・・・・・道幅は車一台分・・・・・
尋常じゃないくらい心臓が波打っている。


955 :引きずる女:2012/12/17(月) 21:19:08.90 ID:P1/bhE/v0
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

俺は拳を硬く握りしめ、不測の事態に備えた。

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

!?
特に何もなく女とすれ違った。
それでも俺と友人はそのまま無言で足を進めた。


956 :引きずる女:2012/12/17(月) 21:19:35.35 ID:P1/bhE/v0
数十メートル歩いて俺は我慢しきれず友人に話しかけた。
「マジでビビった~~~、なんだよあの女!?」
「いやまじ怖かったな・・・ホント足が震えたわ!!」
安堵感からテンション高めで会話していると不意に友人が妙なことを言い出した。
「あれ?・・・・・あのさ・・・・・あの女って・・・・・首なかったよな?」

急に何怖いこと言い出すんだこいつと思ったが・・・・・・・・
確かに首がなかった。
あの女には首がなかった。
なんで今になってそんな事に気づいたのかわからないが確かになかった。

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

もうだいぶ歩いたはずなのにあの音が遠ざからない・・・・・


958 :引きずる女:2012/12/17(月) 21:19:55.76 ID:P1/bhE/v0
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

遠ざかるどころか音はまた徐々に近づいてきている。

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

俺は我慢できずに後ろを振り返ろうとした。
「やめろ!!!!」
友人は叫ぶと同時に走りだした。


959 :引きずる女:2012/12/17(月) 21:20:28.27 ID:P1/bhE/v0
俺も友人に一足遅れて走りだした。
コンビニまではあと300メートルほどだ。
俺達は必死に走ったがあの音は遠ざからない。

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・

「ああああああああああああああ・・・・・・・」
突然友人が叫んだ。
あの音を聞こえなくするためだろう。
それにつられて俺も叫んだ。
「ああああああああああああああ・・・・・・・」
それから気がつくとコンビニにいた。


960 :引きずる女:2012/12/17(月) 21:20:55.90 ID:P1/bhE/v0
俺も友人も息は切れ、足はガクガク震えとても立っていられず、レジ前で座り込んでしまった。
「どうしたんすか?」
コンビニの店員が聞いてくるが何も答えられなかった。

それから朝の7時頃までコンビニにいたが何をしていたか、友人とは何を話したか覚えていない。
とにかく朝の7時頃までコンビニでじっとしていた。
もう十分外が明るくなってもなかなか外に足を踏み出せなかったが、意を決して帰路についた。

友人とはあの女について何度も語り合ったが、あの辺に幽霊が出るという話は聞いたことがない。
結局、危ない女が深夜に金属バットを引きずっていたという結論に至った。
首がなかったことについては、俺達がビビって首から上を見れなかったからそんなふうに思ってしまったのだろうという事になった。
まぁ酔ってもいたことだし。
兎にも角にも、これが俺が生きてて一番怖かった体験だ。


[ 2012/12/18 17:42 ] 怖い話 | CM(4) このエントリーをはてなブックマークに追加

大学時代に1日だけした奇妙なバイトの話
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[ 2012/12/17 13:35 ] 不思議な話 | CM(2)
ほんのりと怖い話スレ その90
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1354622274/


269 :本当にあった怖い名無し:2012/12/16(日) 02:56:52.63 ID:IkOETB+h0
大学のときのことだけど奇妙で落ちも何もない話があるんでここに書いてみる。

俺は関東の大学で考古学を専攻していて、3年生の夏休みのこと。
ふだんはパチンコ屋の開店荒らしのようなことをしてて学校に来ない、
あまり評判のよくない部関係の先輩からバイトの話を持ちかけられた。
それは一泊二日で10万という法外な報酬で、俺の専門に関係ある内容だと説明された。
「盗掘とかそんなのはトンデモないスからね」と俺が言うと先輩は、
「イリーガルな部分はないわけじゃないが、遺跡の破壊とか文化財を売りさばくとかじゃない。
知り合いでお前しかいないんだ、なんとかひきうけてくれよ」とけっこう必死に頼んでくる。
俺もその時期金が必要な事情があったんで二つ返事で引き受けることにした。

朝、指定された駐車場に行くと、すでにパネルバンが待ってて3列目に乗せられ
車内の黒いカーテンが引かれて外の様子が見えなくなった。
おいおいアクション映画かよ、と思ったけど黙って乗っていると
途中から道が上りになり、さらに砂利道になった感じがする。
3時間くらいで車が止まり、「ついたで」と短髪の若い運転手が言うんで、
降りてみるとやはり山中に入ってる。
山の中腹の木を伐ってあらっぽく整地したようなところで、プレハブの小屋がいくつかある。
どう見ても何かの遺跡とは思えない、自然の山だし工事してる様子もない。


270 :本当にあった怖い名無し:2012/12/16(日) 02:58:16.86 ID:IkOETB+h0
すぐにスーツ姿の30代くらいの男が近づいてきて、
「やあどうも、よろしくお願いしますよ」と薄ら笑いしながら言う。
俺が「仕事は土器を見てだいたいの年代を言えばいいんですよね」と確認すると、
「そうです、そうです。あなたは優秀だと聞いていますし、簡単なことでしょう」
その後小さいプレハブ棟に案内されて、入ってみると一階は事務所のようになってた。
入るとぞくっとした。業務用の巨大なエアコンが動いていて、室温は20度以下かもしれない。
新聞紙を敷いた机の前に座って、ちょっとビビリながら男に「・・・盗掘とかじゃないですよね?」
と聞くと「いや、いや、年代の確認です。学術的なことですし土器はすぐに埋め戻しますから。
遺跡を傷つけるようなこともしませんし、あなたの将来にかかわることは何もありません」
そう言って男は出て行った。

小一時間ばかり、持ってきた土器編年の本を見ていると、
男が携帯でしゃべりながら入ってきて、「もうすぐ第一弾が来ます、これをつけてください」
と言って耳栓を渡してよこしたので、俺は?ながらもそれをつけ、男も携帯をしまうと耳栓をつけた。
外に出ていると、俺が乗ってきたパネルバンとよく似た車が入ってきて、
中から作業服を着た男が3人出てきて後ろのハッチを開けた。
2人がけっこう大きい麻袋を出して、大きなプレハブ棟のほうに向かったが、
前後を持たれている麻袋がぐにょんと動いた。
中に何か動物でも入っているのか、足を突っ張るように袋のあちこちが出っ張るのが見える。
悲鳴も上げているのかもしれないが、それは耳栓でよくわからない。


271 :本当にあった怖い名無し:2012/12/16(日) 03:01:01.22 ID:IkOETB+h0
作業員の一人が木箱に入った完品の土器を持ってきたので、3人で事務所に入った。
土器の編年は例えば弥生時代の近畿なら特徴によって大きく5つに分けられる。
地域によっては複雑だが、このあたりのことを詳しく書いてもしょうがないな。
耳栓を外し、本を参照しながら見せられた土器のだいたいの年代の推定を述べると、男はメモを取った。
「これと一緒に運ばれてきたのはなんかの・・・生き物?」と聞くと、
男は俺の顔をまじまじと見て「おやあ、あれが動いてたように見えましたか、あの袋が?」
続けて「いや、あなた力があるんですね。あれが見えると・・・おやおや」と訳のわからないことを言い、
結局何なのかは教えてもらえなかった。

その日の夕方までに車が三台到着し、そのたびに土器を見せられた。
一回は数個の破片だったので、これはよくわからないと言うと男は不満そうだった。
5時過ぎに最後の一台が来て、同じような手順で袋が運び出される。
中で待っていてもよかったんだが、手持ちぶさたなので耳栓をつけて見ていると、
袋の中のものがひどく暴れて、ドンと足を伸ばしたときに丈夫な袋が破れた。
夏なのでその時間でもまだ明るかったが、破れ目から出てきたのは短い黒い毛並みの動物の足だ。
ただ俺の見間違いでなければ、足の先は土まみれの赤っぽい蟹のようなハサミになっていた。


272 :本当にあった怖い名無し:2012/12/16(日) 03:02:12.68 ID:IkOETB+h0
急激に獣臭いにおいが漂ってきた。
男が何かを叫んだ様子で、大きなプレハブから作業員がばらばらと出てきて
7~8人で袋をつかんで運んでいこうとしたが、そのとき耳栓ごしに弦をはじくような低い音が聞こえ、
ものすごい頭痛で俺はうずくまった。男が脇を抱えてくれたので何とか立ち上がって事務所に戻ったが、
音のしたほうをちらっと見ると袋はすでに運び去られ、
作業員が3人俺と同じようにうずくまっていた。

事務所で座っていると頭痛が治まってきた。
男は俺の側にいて「だいぶよくなってきた顔色ですね。・・・疑問がたくさんあるでしょう」そう言うと
一息吸ってから「答えられません」とニヤッと笑った。男は何でもないらしい。
夜になって昼と同じく弁当をもらい、事務所の二階に案内された。
せまい鉄階段を上ると、鉄扉があり中に入るとただベッドがあるだけの部屋だった。
「トイレはそこを開ければあります。風呂はないですが我慢してください。
それから夜の間はこの部屋から出ないでください・・・申し訳ありませんが鍵をかけさせてもらいます。
明日の朝食を持ってくるときに開けますから」
男はこれまでにないきつい口調でそう言って出て行った。


273 :本当にあった怖い名無し:2012/12/16(日) 03:03:11.48 ID:IkOETB+h0
その後中からドアノブを回してみるとやはり鍵がかかっている。
部屋の中を調べたが見事に何もない。トイレもおまるに近いような簡易トイレ。
プレハブなのに窓が一ヶ所しかなくカーテンを開けると山の斜面側を向いていて藪が見えるばかり。
俺はベッドに寝転がって今日一日のことを考えたが何もわからない。
あの足はいったい・・・それが土器と何の関係があるのか・・???。
もう頭痛はなかったが、仕事と言えるほどのことは何もしていないのに、ひどく疲れている。
まだ9時過ぎだが、明日の夜にはこれは終わって10万円、
それだけ考えて電気を消して寝ることにした。

ドーンとものすごい音がして飛び起きた、小屋も揺れたんだと思う。
電気をつけて窓に駆け寄って開けると外は騒然としている。
大きなプレハブ小屋のほうでたくさんの人が怒鳴り合っているようだが、もちろん見えない。
しゃべっているのは中国語だと思ったが、早口だし遠いしわからない。
窓の外の空気が獣臭い・・・夕方と同じ臭いだが、それがだんだん焦げ臭いものに変わってきた。
火事なのか?!ヤバイ出られないぞ、とあせっていたらドアが開いて男が入ってきた。
「バイトは終わりです。ここを出ます、ついてきてください」と言って俺の手を引っぱる。
下に降りると黒いベンツがある。大きなプレハブ棟の前には20人ほど人が出ていて数人が地面に倒れている。
ライトの光で煙と、何か黒いものが人の間を走り回っているのが見え・・・また一人倒れた。
俺はベンツに押し込まれ、男がハンドルをとった。
振り向いてみると、プレハブ棟の下から火が出ている。内部が燃えているようだった。


274 :本当にあった怖い名無し:2012/12/16(日) 03:03:57.73 ID:IkOETB+h0
男は車を急発進させ砂利道の下りをとばした。
現場から200mほど離れたところでさっき以上の爆発音がした。
フルスモークのベンツだったが道々外は見えたんで、どこに連れてこられていたかだいたいわかったけど
ここには書かないことにする。
夜だったせいもあって3時間で来た道がだいぶ早く俺の住んでいる市まで着いたが、
その間、男は一言も口をきかず硬い表情をしていた。
最後に車を降りるときダッシュボードから厚い紙袋を出し「20万あります」そう言ってやっと笑った。
「何だったか知りたいでしょう・・・でも答えられません」
話はこれで終わり。予想したよりだいぶ長くなった。
後日談はあるけど、これも長くなるんで機会があればまた書いてみる。


287 :本当にあった怖い名無し:2012/12/16(日) 11:53:44.05 ID:Gon7nUFs0
面白かった。後日談期待。


[ 2012/12/17 13:35 ] 不思議な話 | CM(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

前に叔父から聞いた話を紹介したいと思います
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[ 2012/12/12 18:11 ] 怖い話 | CM(1)
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?306
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1353631336/


625 :本当にあった怖い名無し:2012/12/08(土) 18:28:10.63 ID:cmyofqpL0
前に叔父から聞いた話を紹介したいと思います。

おそらく二、三十年前、叔父が様々な地方を巡って仕事をしていたころ、
ある地方都市で一週間、ビジネスホテルで生活しながら働くことになった。
叔父はそのホテルの近くに、変わった古着屋が建っているのを見つけた。

そこは一階が古着屋、中の階段を上がった二階がレコード屋になっている店で、
二階に中年のおじさん、一階に若い店員がいたという。
店の雰囲気から、中年のおじさんの方が二つの店の店主らしい。
どちらも古びた洋風の内装とやや暗い照明で、扱っている品とはギャップのある、
レトロというよりアンティーク調の不思議な雰囲気を出していたという。

そこの店では、叔父の好きな六、七十年代の洋楽がいつも流れていた。
有線か、店主が趣味で編集したテープを流しているのだろうと叔父は思った。
叔父は古着に興味はなかったが、レコードと店の雰囲気で通っていた。


626 :本当にあった怖い名無し:2012/12/08(土) 18:29:30.89 ID:cmyofqpL0
叔父は仕事の最終日に、レコードでも何枚か買っていこうと思い、夜その店に行った。
店に入ると、今日並べたばかりらしい古びた感じのジャケットが売られていた。
普段そんなものを着ないはずの叔父は、何故か妙に惹かれてそれを眺めていた。

ちょうどその時、聞き覚えのある音楽が流れてきた。
しかし、叔父はその曲の名前が頭に浮かんでこなかった。
(聞いてみると、「ブッチャーのテーマが入ってたやつの南国リゾート風の曲」
と言っていたので、多分ピンク・フロイドの「サン・トロペ」)
叔父は少し悩んだ後、上のレコード屋で確認しようと階段に目を向けた。

すると、階段の横の壁に見たことのない穴が開いていた。
床から少し上の所を、爪先で何度も蹴って開けたようなでこぼこした横長の穴だった。
叔父は一瞬戸惑ったが、普段はそこに段ボール箱が置いてあるので分からなかったことに気付いた。
しかし、何故壁を直さずにに段ボール箱を置くだけでで済ますのか。
不思議に思いながら階段へ行こうとした時、穴からノソッと何か出てきた。


627 :本当にあった怖い名無し:2012/12/08(土) 18:30:59.22 ID:cmyofqpL0
叔父には最初、変な生き物に見えた。よく見るとそれは、手のようなものだった。
穴から手首の先だけ出して、下に掛かった物を取ろうと指を動かしているように見える。
しかし大人の手より明らかに大きい。手は何かの病気のように気味悪く黄ばんだ色で、
爪も土を素手で掘った後のように黒くぼろぼろだった。
どの指も太さも長さも同じぐらいで、親指と小指の区別もつかない。
指の生え方が違うのか、普通の手より完全な左右対称に見えるのが余計不気味だった。
また、中指の付け根がちらつくので、指輪をしているように見えた。

叔父はしばらくそれを見ていたが、もっとよく見ようと近づくと、穴の中に消えた。
あまりに変なものだったので若い店員のほうを見たが、怪訝な顔をされた。
ちょうどそこに、何か用があったのか2階の店主が階段を降りてきた。
店主に今見たものを知らせようと、声をかけて穴を指さした時、


628 :本当にあった怖い名無し:2012/12/08(土) 18:32:38.17 ID:cmyofqpL0
穴から指が二本伸びてきて、ぴくぴくと指先を曲げながら左右にゆっくり揺れていた。
こちらを窺うような、虫の触覚の様な不気味な動きだったという。
しばらくその動きを続け、自分のすぐ横にいる階段の途中の店主を向くと、指はまた穴に戻った。

さすがに気味が悪くなった叔父は、それ以上何も言わず入り口に向かった。
その直後、「お前箱どうした!」という大声に驚き振り向くと、店主が階段で穴を睨んだまま、
若い店員が慌てた様子で段ボールを穴の前に置きに行くのが見えた。

「あの手のことは、店主しか知らないみたいだった。普段は穴塞いでるから油断したんだな。
しかし段ボール箱一つで穴塞げばどうにかなるものかなあ、結構でかかったんだけどな。
でもあの手より、箱置いて済ませて客の俺に説明も弁解もしないあの店が一番怖かったな」
と叔父は笑って語っていました。
叔父は今でもその店があるのか気になるそうです。
拙い長文にお付き合い頂きありがとうございました。


[ 2012/12/12 18:11 ] 怖い話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加
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