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|д゚)オカルト中毒

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うpろだって怖い
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[ 2014/09/29 16:01 ] 怖い話 | CM(0)
ほんのりと怖い話スレ その104
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1408633735/


912 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/29(月) 00:31:17.84 ID:TI/Tmfqc0.net
オチも何もない話なんだけどさ、10年くらい前の話

色んなうpろだで適当にパス打ち込んでDL出来るか試すのが暇つぶしだった時期があるのさ
2ch関連だとsage、age、0928みたいなうp日の日付とかでパス通ってDL出来る事もあったりした
中身はエロ画像だったりネトゲの自動行動システム?(BOTていうのかな)
だったり、コラ画像の寄せ集めみたいなのからまぁ色々だ
そんなある日、今はもう閉鎖されたうpろだでそうやってファイルを落として、wktkして中身を見た

老若男女、色んな人の詳細な個人情報と
顔写真(証明写真みたいなのから、卒業写真みたいなのとかも)まとめたxlsファイルだった
個人番号って欄で5ケタの番号があったけど、そもそも何でそこにうpられてるのかはわからん
同じうp主で⑤までファイルはうpられてた
関わっちゃいけない気がして、①以降のDLは試さなかったけど
DL数が2ケタいってたから、誰かが何かの目的で個人情報を集めて、どっかに告知してうpってるはずなんだよね

別にオチも後日談も無いけど、当時は地下組織()とかが暗躍してるのをたまたま拾ってしまったのか?
って思って、凄い怖かったわ


913 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/29(月) 00:58:29.59 ID:u3d5P1fl0.net
>>912
怖い


915 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/29(月) 02:04:00.34 ID:x5ocmJ1i0.net
>>912
うpロダって怖いよなあ
俺も間違ってパス入れたら明らかに私的なコラ画像が出て来たことがあって
しばらくうpロダ使う気にならなかった
セキュなんてないも同然だもんな


[ 2014/09/29 16:01 ] 怖い話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

霊感彼女
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[ 2014/09/28 17:16 ] 怖い話 | CM(1)
死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?
http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1395334657/


146 :名無しさん@おーぷん :2014/09/18(木)04:36:12 ID:euFz45lFI
当時の彼女が住んでいたワンルーム。

安さだけで決めたというだけあって、壁は薄いし夏は暑くて冬は寒い。
おまけに築年数もかなり経っていて、トイレはお風呂場と一緒のタイプ。

玄関入ってすぐに狭くて細いキッチンスペースがあり、その先に8畳のリビングがあった。
角部屋だった為、外階段を昇り降りする音も聞こえてくる。

彼女はだいぶ図太い神経をしていたのか、全く気にならないと言っていた。
偽物ではない、本当にサバサバとした男友達のような性格に惚れて付き合っていたんだ。

とまあ、前提はこれくらいで。

俺も一人暮らしをしていたんだが、大学もバイト先も俺の部屋の方が近かったせいか、ほとんど俺の部屋で半同棲のような形で生活していた。
何度か彼女の部屋に遊びに行ったことはあるが、初めて泊まったのは付き合って二ヶ月くらい経ってからのことだった。


[ 2014/09/28 17:16 ] 怖い話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

【不思議体験】拾った仔犬の話
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[ 2014/09/25 10:36 ] 不思議な話 | CM(0)
ほんのりと怖い話スレ その104
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1408633735/


823 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/24(水) 23:57:42.76 ID:Pbz4dXGb0.net
ところで不思議な動物な話ってこのスレでしてもいいのかな?
人間の話だけ?


824 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 01:27:02.73 ID:w+mskSeu0.net
犬でも蛇で猿でも何なりと。


825 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 03:36:50.26 ID:MWzyqexC0.net
ありがとう、それじゃあ拾った仔犬の話
俺は大学には実家から徒歩で通っているんだが、あるひどい雨の日、油断した隙に傘を盗まれた
困っていたら同じ学部生の女の子が声をかけてくれた。名前がとある花と同じだったから、仮に百合子としとく
百合子は常時折り畳み傘を持っているので、それを貸してくれるという
百合子は学校の近くに下宿していて途中までは帰り道が同じだったので一緒に帰ってたんだが
俺達の帰りを狙いすましたかのように豪雨が襲ってきたのでちょっと寄り道した
普段と違う帰り道、木しか生えてないような小さい公園の側を通りかかったら、茶色い毛玉が落ちてた
なんだろうと近づくと丸まった小さな仔犬、生後半年にも満たないような超小型犬
濡れて寒いのかブルブル震えてたうえに、ものすごい怯えてた
俺が抱き上げようとすると狂ったように暴れて、思わず取り落としそうになったところで百合子がキャッチ
百合子に抱かれると何故かおとなしくなった
俺の家には6歳の母犬と1歳の子犬が2匹いたので、ワクチン摂取の有無がわからない犬を連れて帰るわけにはいかない
仕方なく百合子の下宿先に連れ帰ることにした
百合子自身、捨てられた犬を保護したりして実家で5匹ほど飼っているらしいんだが、仔犬は初めてだったらしい
俺が風呂に入れてやり、体の汚れを落とすときれいな真っ白な犬が出てきた
マルチーズっぽい犬だが、耳はパピヨンかチワワに似てたからミックスだと思う
仔犬は百合子からエーデルと名前をもらった
エーデルは不思議と最初から百合子にしか懐かなかった
1週間ほど俺も百合子の家に毎日通って様子を見たりしていたのに、通う頻度が減り、月1くらいになると
俺を見ると唸って部屋に一歩でも足を踏み入れようものなら全力で噛みかかるようになった
そんなエーデルに対し、百合子はお座りをさせ、自分もエーデルに向かい合うように座ると
「怖くない、怖くない、大丈夫、大丈夫」と諭すようにエーデルに話しかけながら背中をさすった
暫く繰り返していると、エーデルの目が大きく見開かれ、大きな耳をピーンとたてた
そのまま俺の方に歩いてくると、座っていた俺の膝をぺろぺろ舐め出した
まるで百合子の言っている言葉を理解しているようだった


826 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 03:37:32.88 ID:MWzyqexC0.net
外が暗くなってきたので百合子に帰ると伝えると「お見送りするけど、エーデルはどうする?一緒に来る?」と問いかけた
するとエーデル、意味を理解しているかのようにリードの前にお座りしておとなしくリードを着けられるのを待っていた
よく犬の言葉を理解する人間ってのが紹介されるが、エーデルは人間の言葉を理解する犬なんじゃないかと思った

百合子は見た目がめちゃくちゃ美人で女性からも美人だと絶賛される程だった
そんな百合子なので、時たま変な男性に付きまとわれることもあった
一度家までストーカーされたことがあったらしく、それを撃退したのがエーデルだったらしい
また百合子が散歩中に言い寄ってくる男性も居た
俺も何度か一緒に散歩していてその男性を見たんだが、百合子曰く毎日毎日散歩をしてたら話しかけてくるという
けれど散歩中なのでエーデルも一緒、エーデルは男性を威嚇して絶対一定距離以上寄せ付けない
男性はある時知恵をつけたようで、百合子がお散歩中にあげていたエーデルの好物のお菓子、ホネ吉を持ってきていた
その時俺も居たんだが、ホネ吉を差し出す男性に、エーデル、見向きもせずにしゃがんでいた男性の首を仕留めにいった…
百合子がリードを握っているので歯は首に掠れもしなかったが、男性はかなりの恐怖を覚えたようでそれからは会わなくなったそうだ
そして何度か散歩をしていて気づいたんだが、エーデルは百合子に対し、普通に挨拶や世間話をしてくるご近所の人には威嚇しない
百合子を明らかに色目で見ている男性のみ、牙を向いて威嚇していた


827 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 03:38:51.12 ID:MWzyqexC0.net
エーデルと百合子の生活が2年目に入った頃、百合子の親戚の方にご不幸事があったそうだ
百合子が急遽実家に帰る必要が出たため、俺がエーデルの世話を頼まれた
百合子は家を出る際、エーデルに「明日の夕方には帰るね」と告げて出て行った
それを聞いたエーデルは耳を大きく立てたあと、すんなり自分の居場所に入って翌日の夕方までおとなしくしていた
だが夕方に近くなるとソワソワしだす。やっぱり百合子の言葉を理解している?単に飼い主がいなくてしびれ切らした?
そんな自問自答を繰り返していると、携帯に百合子から電話があった。エーデルが側にきて電話に耳を立てている
「ごめん!おじさん亡くなったことにおばさんショック受けちゃって…倒れちゃったの。今日帰れそうにないからもう一日お願いできるかな?」
俺は構わなかったので了承し、電話をエーデルのほうに向けて百合子から直接エーデルに伝えてもらった
「エーデル、ごめんね、明日の夜には帰るよ」
するとお座りしていて耳を傾けていたエーデルが、また耳を大きくピーンと立てると、さっきまでの落ち着きの無さが嘘のように
また自分の居場所にいっておとなしくなった
こいつやっぱり、百合子の言葉理解してる。そう確信せざるを得なかった
急にもう一泊する必要があったため、俺は一旦家に帰って着替えを取ってくることにした
その際エーデルに「俺一旦家帰るわ、1時間後には戻るから」そう声をかけると、尻尾だけ2回振って答えた
「それともエーデル一緒にいく?」そう聞いてもエーデルは尻尾を振らない
「わかった、じゃあ行ってくるわ」そう言うとまたエーデルは2回尻尾を振った
もうこの時にはエーデルは犬神か何かの生まれ変わりなんじゃないかと思ってた


828 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 03:47:04.32 ID:MWzyqexC0.net
その日の夜、俺は家から持ってきたゲームで遊んでたので夜更かしをしてしまった
普段百合子は6時頃エーデルと散歩に行くらしいんだが、雨が降っていたこともあり俺は寝続けた
すると夢現の中、なんか可愛い声が必死に俺を呼んでいる
「起きテ!起きテ!お腹すいタ!お昼だヨ!お腹すいタ!」
何だ何だ、百合子が帰ってきたのか?と思って寝ぼけ眼で目をあけると、エーデルが俺の顔をじーっと覗きこんでいた
一瞬で眠気がぶっ飛んだ
「今の声お前か!?エーデル喋れんの!?」
アホみたいにエーデルに話しかけても、エーデルはもちろん無言、そりゃ犬が喋らないのは当然なんだが寝ぼけてた俺は暫くパニくってた
時計を見たら確かに13時、エーデルのお昼のはいつも12時半らしいから、お腹すいたのは当然なんだろうけど…

その後百合子に聞いてもエーデルが話したことなんて一度もないというし、それ以降俺もエーデルの声らしきものは聞けなかった

つい一昨日夢に出てきたエーデルが「ホネ吉食べたいナー」とあの可愛い声で言っていたので探しに行ったが
どこのペットショップにもなかったのでエーデルの犬神力で叱られないか不安なこの頃、俺にとってほんのり怖い出来事
製造中止になったのかな…ホネ吉…


829 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 03:55:39.81 ID:Mj3BDIKl0.net
ほぼほのぼの


830 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 03:56:32.21 ID:MWzyqexC0.net
>>829
ごめん、スレタイにあってなかった?


831 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 04:03:54.46 ID:Mj3BDIKl0.net
>>830
ほっこりしました。ありがとう


832 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 04:08:15.91 ID:ojYyMBzn0.net
ホネ吉あるといいねえ


833 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 04:16:46.20 ID:xe2Zixsv0.net
検索してみたら取り扱い中止ってとこ多いみたいだね。
ホネ吉堂本舗に問い合わせるべし


834 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/25(木) 05:12:58.32 ID:w+mskSeu0.net
ふと犬神、蛇神、猿神が頭をよぎったんで出したのだが、
本当にそっち系(一般的なイメージとは反対だが)だったとはw
特別な力がなかったとしても自分の役割を果たしているんだから
良い犬なんだろうねぇ。

それで思い出したんだけど、昔うちで飼っている猫が死んだ2ヶ月ぐらい後、
台所で母と話をしているときに、不意に母が「まだ近くにいるような気がするんだよ」ともらした。
軽いペットロスかと思った時、いつもその猫が出入りしていた扉の外で
『チリン』という聞き慣れた首輪の鈴の音が聞こえた。
一瞬母と顔を見合わせて、数秒後「まだ家にいるんだよ」と笑って扉を開けた。
もちろんそこには何もいなかったけどね。

二階のベランダから地面に降りるのに私の側頭部で三角飛びかましたり、
ポテトチップ食べている私の口の中に頭突っ込んだりした事もあったけど、
きちんとネズミを捕まえていたし、うちにいる間はゴキブリ一匹見かけなかったんで、
ちゃんと仕事をしているいい猫だったんだろうな。

来年頭に七回忌を迎えるのでいつもよりきちんと供養してやろうかね。


[ 2014/09/25 10:36 ] 不思議な話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

望まれず生まれた女の子
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[ 2014/09/23 20:31 ] 心霊いい話 | CM(7)
ほんのりと怖い話スレ その104
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1408633735/


762 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/23(火) 03:38:54.22 ID:BeWLdvIp0.net
迷信まがいの話でも良いのかな?
地元の人がみたら誰のことがモロバレするからフェイクはいってます

俺の親父は歴史ある由緒正しい家柄に生まれた三男坊の末っ子だった
そんな家柄だったので、父親は婿入りした後もよく長男家とやり取りをしていた

ある年長男嫁が妊娠して周りがとても祝福した
皆男の子を望んでたんだけど、途中で女の子だと判明して、周りが物凄く盛り下がったらしい
親父は娘さんが生まれてくるのを望まれてないようで可愛そうだったと言っていた
そして生まれた娘さんは、昔で言う白痴っていうのだった(爺婆が言ってた言葉、差別的な意識はないよ)
どれだけ年をとって成長しても、心は幼い少女のまま、3歳くらいのままらしい
その娘さんが生まれてから三年後、俺が生まれた
年が近いこともあって、よく一緒に遊んでた

娘さんは不思議なことを言う子どもだった
ある日娘さんは母親のお腹にひっついて「早くでてきてね」と言っていた
母親は驚いて、妊娠してないのよと説明していたんだけど、「ここに弟がいるんだよ」と言ってきかない
「生まれるときにね、たいたいの(痛いとか悪いの意味)ね、こんなかいれたの(自分のお腹を抑える)」
「半分こしよって、いわれたけど、ぜんぶいれたの」
「はやくね、生まれてきてね」
そうやって何度も何度も母親とお腹に話しかけてた
大人はずっと白痴のせいだと言っていた


763 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/23(火) 03:39:46.92 ID:BeWLdvIp0.net
その後少しして母親は妊娠して、男の子を出産した
娘さんのことがあったから心配されてたけど、健康そのもの、大人になるまで本当に病気一つしなかった
そして弟が生まれてすぐ、娘さんは小児癌になったんだ
実際はずっと持ってたんだけど、誰も気づいてあげられなかったみたい
その時も「私がたいたいだから、弟くんはたいたい、ないない」って言ってた
娘さんはあっという間に亡くなったよ

そして弟が3歳になったころ、ふと生まれる前の話をしたそうだ
まとめると
「僕はおかあさんのお腹の中で、女の子(姉のことと思われる)とどっちが先に生まれるか相談してた。いっしょにいこっていったけど、女の子が、僕が生まれるのを皆が待ってるから、先にいって悪いところ全部持っていくねって言った」
そんなことをたどたどしく、何時間にも渡って一生懸命話したらしい
4歳の誕生日を迎えた頃に両親がもう一度その話をふったら、生まれた時の話どころか姉の存在も覚えていなかったそうだ

今日お彼岸だから、弟のために亡くなった娘さんの墓参りに、弟くんと一緒に行ってきます


[ 2014/09/23 20:31 ] 心霊いい話 | CM(7) このエントリーをはてなブックマークに追加

ずっと見ている
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[ 2014/09/22 13:06 ] 怖い話 | CM(0)
死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?323
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1408241376/


730 :ずっと見ている1@\(^o^)/:2014/09/21(日) 17:51:29.80 ID:FhLweP8t0.net
H県K市の某集合住宅で母親と二人暮らしをしていたアキちゃん(仮名)の体験した話。
当時小学3年生だったアキちゃんは母親と集合団地の一室で二人暮らしていた。
両親は離婚調停中であり、去年までは父親と三人で暮らしていたのだが、今は別居状態であり父親のみ勤務先の近くで暮らしているためだった。
両親は二人共親権を強く主張しておりどちらが親権を得るかを近々話し合うことになっていたが、その時点ではまだ去年まで三人で暮らしていた団地に母親とアキちゃんのみで生活していた。
母親は女手一つでアキちゃんを育てるため昼はパート、夜は自宅での内職を行い、
毎晩遅くまで働く生活を送っていた。


731 :ずっと見ている2@\(^o^)/:2014/09/21(日) 17:56:21.29 ID:FhLweP8t0.net
そんなある日アキちゃんが学校から帰宅すると、珍しく暗い顔をした母親が話があるからとアキちゃんを呼んだ。
アキちゃんの親権が正式に決定したらしく、アキちゃんは近いうちに父親に引き取られ母親は実家に戻ることになったと母親は言った。
まだ両親が仲の良かった頃遊びに行った母方の実家は東北地方の田舎で、とても寒く遠いところだとアキちゃんはぼんやりと思い出していた。
元々両親のどちらも大好きだったアキちゃんはどちらと暮らすことになっても不満はなかった。
本音は以前のように3人で暮らすことを望んでいたのだが、幼いながらに事情を察していたアキちゃんはわざと明るく勤め、
一言「わかった」と返事をしただけだった。
そんなアキちゃんを見て母親はとても悲しそうな顔で「ごめんね」と言った。


732 :ずっと見ている3@\(^o^)/:2014/09/21(日) 17:57:36.47 ID:FhLweP8t0.net
そして「遠くに離れてしまうけれどお母さんはずっと見ているからね」とアキちゃんに言った。

その晩、いつものように先に寝室で横になったアキちゃんは父親との新しい生活や母親と離れて暮らすことへの不安のためなかなか寝付けずにいた。
リビングからはうっすらと明かりが漏れ、母親がいつものように内職に勤しんでいる気配があった。
そんな気配を感じながらアキちゃんはいつのまにか眠ってしまっていた。


733 :ずっと見ている4@\(^o^)/:2014/09/21(日) 17:59:21.33 ID:FhLweP8t0.net
真夜中、眠りが浅かったのかアキちゃんがふと目を覚ました時、寝室は真っ暗で隣には母親の姿はまだ無かった。
ぼんやりとリビングに目をやると明るいリビングからいつものように襖の間に母親が立っているのが見えた。
アキちゃんはそんな母親を見ながら自分は両親が大好きな事、離れていてもずっと思っていること、大きくなったらまた一緒に暮らしたいことを
母親に伝えた。
母親はぼんやりとアキちゃんの顔を覗きながら話を聞いていたようだった。
そんな話を母親にしているうち、またアキちゃんは眠ってしまった。


734 :ずっと見ている5@\(^o^)/:2014/09/21(日) 18:00:41.05 ID:FhLweP8t0.net
翌朝、目が覚めたアキちゃんが隣にいない母親に気づきリビングに目をやった時、昨晩の母親がそこに立っていたのではなかった事を知った。
寝室とリビングの間の天井の梁に紐を掛けた母親は自ら首を括って死んでいた。
アキちゃんは昨晩、襖の間で首を括り死んだ母親にずっと話しかけていた。

死してなおじっと娘を見つめていた母親に。


[ 2014/09/22 13:06 ] 怖い話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

ちょっとした有名人のおばさんホームレスの話
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[ 2014/09/19 12:11 ] 怖い話 | CM(3)
ほんのりと怖い話スレ その104
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1408633735/


586 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/18(木) 18:43:45.78 ID:73FxWfO10.net
大学生の頃、警備員のバイトをしていたんだが、ある冬にスーパーの夜間の巡回警備を任された。
巡回警備なんてやったことはなかったが、店に行って店長に話を聞くと、
そのスーパーは24時間営業のため、夜になると近所のホームレス達が暖を取りに来るらしい。
店のイメージが悪くならないようにそのホームレス達を追い出してほしいということだった。
警備の期間は12月の21日から25日の五日間だった。
まず一日目、さっそく数人のホームレスを追い出した。
彼らは耳や足が悪い人ばかりで、障害者を寒空の下に追いやるのは気が引けたが、それが仕事だから仕方ない。
そして最後に、50歳くらいのおばさんのホームレスの対応をすることにしたんだが、このおばさんがちょっとした有名人らしく、店長からもあの女を何とかしてくれと言われていた。
と言うのも、そのおばさんはスーパーで万引きした服を着て、万引きした惣菜を食べ、万引きした化粧品でメイクをし、万引きした香水の香りを振りまくという畜生だった。
警察には何度も通報したらしいが、万引きの瞬間がカメラに映っていない、一人二人の証言では逮捕できないなどと言われ、何もしてくれなかったらしい。
俺はそのおばさんと話をしようと近付いていったが、おばさんは俺を見ると早足で逃げてしまう。
結局「走らない鬼ごっこ」をして初日を終えた。


587 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/18(木) 18:45:12.42 ID:73FxWfO10.net
二日目、おばさんは俺が怖くないと判断したのか、こちらが近づいても逃げることなく俺を罵倒し始めた。
「警備員の癖に貧相だ」「男の癖に眉毛をいじるなんてオカマか」と見た目の悪口から始まり、「あんたの卑怯さはみんなが知ってる」などと意味不明なことも言われた。
おばさんを刺激すると面倒なことになりそうだったので、俺はへらへら笑いながら相槌を打っていた。
一通り罵倒を聞き終えたところで、「買い物をされないなら退店してほしいと店長が申してまして」と伝えると、おばさんは財布を取り出して見せ、再び俺やスーパーを罵倒し始めた。
おばさんは意外と頭の回転が早く、打つ手が無くなった俺はおばさんの悪口を笑顔で聞いていた。
三日目、おばさんは自分から近づいてきて俺を罵倒し始めたが、それに飽きたのか、色々と質問してきた。
年齢や学歴のこと、警備員をやっている理由、収入など訊ねてきたので、俺は嘘を交えつつ答えてやった。
しばらく問答が続いた後、俺は「家族はいらっしゃらないんですか」と逆に質問してみた。
おばさんは誰が質問していいって言ったんだと悪態を付きつつも、家族のことを語り出した。
要約すると、数年前におばさんの娘が輪姦された上、夫は輪姦されるような場所に行った娘も悪いなどと言ったらしい。
それ以来おばさんは極端な男性嫌いになり、離婚して娘と二人で暮らしているそうである。
俺は心底同情しているという表情を作りながら、おばさんの話を全く信じていなかった。
娘がいるならホームレスをやっているわけがないし、赤の他人の俺に娘が輪姦されたなんて教えるわけがない。
結局おばさんを追い出すことはできなかった。


588 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/18(木) 18:46:37.94 ID:73FxWfO10.net
四日目、俺はおばさん以外のホームレス達を追い出すと、おばさんを無視して店内を巡回した。
おばさんを避けた理由は二つあった。
一つは、「あの警備員はホームレスとお喋りばかりしている」と店に言われるのを防ぐためである。
そんなことが会社に報告されれば、始末書を書かされた上で説教を食らうだろう。
もう一つは言わずもがな、この日はクリスマスイブだった。
イブの夜にホームレスのおばさんと語り合うなんて余りにも虚しい。
最終日、この日もホームレス達を追い出し、店を巡回していた。
おばさんを追い出すのは諦めたが、せめて俺がいる間は万引きさせたくなかった。
今年も糞つまらない一年だった、と呟きながら店内を歩いていると、後ろから肩を叩かれた。
振り返ると、おばさんがにやにや笑いながら立っていた。
不意を突かれた俺はお辞儀して立ち去ろうとしたが、おばさんは俺の腕を掴み、一冊の手帳を渡してきた。
「あたしの娘だよ」おばさんはにやつきながら言った。
俺はもうおばさんにはうんざりしていたのだが、愛想笑いをしつつ手帳を開いた。


589 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/18(木) 18:47:52.87 ID:73FxWfO10.net
それは小さなアルバムだった。
1ページに一枚ずつ写真が収めてあり、最初は赤ちゃんだった女の子が、ページをめくる毎に成長していく。
肌が白く、目が大きくて綺麗な女の子だが、鼻や輪郭がおばさんにそっくりで、娘がいるというのは事実らしかった。
「綺麗な娘さんですね」と言いながらアルバムをぱらぱらとめくり、中盤まで来たところで、女の子の寝顔が並んだ。
それが3枚ほど続いた時、この娘は病気なのだと思った。
顔色はそれほど悪くないのだが、だんだんと頬がこけ、目元がくぼんでいく。
この様子だと娘は入院していて、おばさんは自分に回す金がないからホームレスをやっているのではないかと思えてきた。
俺は表情だけではなく、心底おばさんに同情しつつあった。
しかし、眉間を寄せながらページをめくっていくと、突然俺の中に違和感が芽生えた。
これで7枚寝顔が続いている。
そして8枚目、俺の手は止まった。
これまでの寝顔は首が写っていなかったのだが、その写真の隅にそれが写っていた。
首にはアザがあった。
紫色の、横に一本伸びたアザが。


590 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/18(木) 18:49:06.28 ID:73FxWfO10.net
俺はもうページをめくることができなかった。
手が震えるのを堪えながらおばさんを見ると、彼女は俺を罵倒していた時とは別人のように優しく微笑みながら、俺の持つアルバムを見つめていた。
俺は押し付けるようにアルバムを返すと、用事を思い出したとおばさんに告げて店の事務所に走った。
事務所にいた店舗責任者に事情を話し、警察を呼んだが、おばさんはパトカーが到着する前に姿を消していた。
それから間もなく俺は警備会社を辞めた。
おばさんと話している間、俺はずっと会社名と本名が書かれた名札を付けていたからだ。
だが、あれから数年経ったが、現在まで警察からは一度も連絡が来ていない。
連絡がないということは、あのおばさんには事件性が全く無かったということではないだろうか。
当時の俺は恐怖に呑まれて冷静な判断ができなかったが、今考えると、あの小さなアルバムは、おばさんが警備員である俺をびびらせるために作ったフェイクではないかと考えるようになった。
むしろそうであってほしい。
終わり


[ 2014/09/19 12:11 ] 怖い話 | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加

鏡の向こうにいる奴
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[ 2014/09/18 10:40 ] 怖い話 | CM(0)
死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?323
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1408241376/


656 :1/2@\(^o^)/:2014/09/15(月) 22:07:54.68 ID:K6ylgAGc0.net
友人に起こった話。三連休中に久しぶりに会って思い出したので投下。
去年の十月初めくらいに、友人(Hとする)から「鏡の向こうにいる奴とよく目が合う」って相談された。
Hは成績優秀で親や教師から期待されてるような奴だったから、その分無意識の内にプレッシャーを感じて追い詰められてるんじゃないか?って言ってやったんだけど、オカルト好きな俺は面白そうだったので勉強会がてらHの家に泊まりに行くことにした。
で、詳しく話を聞いてみると
・最初に見たのは夏休みの終わり頃、洗面台の鏡を通してHの2m(目測)ほど後ろに立っていた
・それから鏡越しや窓に映る影越しに見えるようになった
・9月半ばから徐々に近付いてきて、今では1mあるかないかの距離にいる
・見えるのは黒っぽい焦げ茶のワックスで固めた短髪の男で、黒っぽいシャツを着ていて、白目を向いている
とのこと。


657 :2/2@\(^o^)/:2014/09/15(月) 22:09:22.03 ID:K6ylgAGc0.net
相談されたその日のうちに泊まる用意をしてHの家に行った。
家中の鏡という鏡に布がかけられていて、使う食器が全部陶器製なのを除けば、Hの家の中は普通だった。
特に何事もなく飯食って勉強してゲームしてHの部屋で寝てたら、夜中に急に目が覚めた。
お、金縛りか?ってwktkしたけど別にそんなことはなく、普通に動けた。
んでトイレでも行こうと思って保安球(ちょっと明るいアレ)をつけて、部屋の空気が妙に淀んでたからカーテンを開けたら、窓の向こうで妙な影が俺の後ろに映ってた。
Hが言ってた例の奴だと直感した。そいつは俺の方を見てるんじゃなくて、俺の布団の上に立ってHを見下ろしていた。影だと思ったのは奴が黒い服を着てるからで、髪の毛は確かに焦げ茶だった。
恥ずかしながら俺は恐怖で動けなくなった。なんていうか、身体の芯が冷たくなる感じがした。
窓から目を逸らしたかったけど、少しでも身動きした途端にそいつが俺の方を向きそうで動くに動けなかった。まぁ、窓に映ってるということは俺の後ろにいるっていうことに気付いて振り返る勇気もなくなったけど。
で、そのまま棒立ちでずっと立ち尽くしてたらだんだん空が白んできて、俺の姿が窓に映らなくなってきた辺りでやっと緊張が解けてそのまま布団に入って寝た。
朝になってHに「夜中に起きたっぽいけど何か見たか」って聞かれたけど、俺はなにも見てないって答えておいた。
Hの布団と俺の布団はすぐ隣だったから、奴とHはもう30cmくらいの距離にいるってことなんだけど、それを受験やらなんやらでナイーブになってるHに伝えるのは残酷な気がしたから。


[ 2014/09/18 10:40 ] 怖い話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

実はおれも見ていたんだ
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[ 2014/09/16 18:51 ] 怖い話 | CM(0)
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part75∧∧
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1410191336/


33 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/12(金) 09:08:51.61 ID:bRjxE5P10.net
友達と2人で、事業家仲間の別荘に遊びに行った。
山中湖を見下ろす、山の高台ということだった。
最初は俺が運転し、山中湖が近くなってからは、1度行って道を知っている友達が代わった。
湖を左に見ながら山のほうに切れ込む道をさがしたんだが、迷子になっていつまでたっても着かない。
夏のことで、日が傾いても山中湖は賑わっている。
おれは疲れて、そんな湖を見るともなく見ていた。
何度か通った同じT字路にまた差しかかったとき、運転中の友達が左の湖のほうを振り向き、じっと
凝視するという、とんでもないわき見運転をやらかした。
折りしも対向車が来ている。
道は狭い。
「あぶねぇ、バカッ」おれはとっさにハンドルを脇からつかんだ。
おれたちの車は潅木をなぎ倒しながら左に拠れ、対向車はその右をまっしぐらに通過していった。
ものすごいクラクションで叱られたが、まあ、無事だったので安堵感しか残らなかった。

つづく


34 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/12(金) 09:35:26.43 ID:bRjxE5P10.net
つづき

「なにやってんだよ、あやうく他人様に迷惑かけるとこだったぜ!」おれはプリプリしながら
言ったが、友達の反応は鈍く、おれは運転を代わってやった。
すると、道はあんがいすぐに見つかった。
仲間の別荘で男3人飲んだり食ったりし、大して役に立たない情報も交換したりして楽しく過ごした。
翌朝、おれは運転を買って出た。
きのうのT字路に差し掛かると友達はまた、湖をじっと見ていた。
「見ちゃったんだよね。きのう。きょうはいない」
「うん~?」おれはしらばっくれて気のない返事をしたが、内心では「やっぱり」と思った。
実はおれも見ていたんだ。
にぎやかな人の群れの後ろのほうで、中年女と若い娘の2人連れ。
2人とも黒ずくめの服装で、ま、おれも黒ずくめだったから人のことは言えないが、モノトーンのような
青い顔、紗でもかかっているような存在感の薄さ。
明るくさざめいている人々の後ろに影のように、ただ突っ立ってるだけの2人。
『いかなる執着のありしにや』という、遠野物語の一説か浮かぶような光景だった。
あとで別荘の友達に電話してきいてみたが、
「山中湖は出るって言うね。でも、2人連れかどうかは知らない」ということだった。

おしまい


[ 2014/09/16 18:51 ] 怖い話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

俺の車の前をバイクで走っていた友人
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[ 2014/09/15 14:44 ] 不思議な話 | CM(0)
死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?323
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1408241376/


635 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/15(月) 00:56:18.87 ID:tiFpwzEj0.net
死ぬほど怖いかどうかはともかく、俺の体験した怖い話を語らせてくれ

昔、川原でバーベキューでもしようぜって話が出て、友人達四人で日帰りでバーベキューしに行くことになったんだ
車の運転は俺が担当して、助手席と後部座席に二人が座って、残りの一人は最近買ったバイクで行くっていう話だった
そんで当日、俺達は四人集まって近場のバーベキュー場に向かった
目的のバーベキュー場に向かうには、トンネルをくぐる必要があったんだ
トンネルといっても普通に車は通るし、怪奇現象の類が起きたなんて噂は聞いたこともない普通のトンネルだ

だが、そのトンネルで小さな怪奇現象が起きた
俺の車の前をバイクで走っていた友人が一瞬で消えた

は?ってなって前方をキョロキョロ見渡すが、どこにもいない
寝ぼけてたとかじゃなくて、明らかに一瞬で消えた
助手席の友人も少し身を乗り出して「あいつ消えた?」とキョロキョロしながら直球で言った
ただ、すぐに友人は見つかった
俺達の車の後方を走っていた
怖い話でよく見る、重い空気とか、変な雰囲気とか、そういうのは一切なかった
単純に変な現象が起きた

バーベキュー場についたあと、友人はいつの間に俺を追い抜かしたんだ?と言っていたので、
俺と友人がお前が消えたんだろと突っ込みながらトンネルでおきた事件を説明をしたが、バイクの友人は怪訝な顔をするだけだった
ちなみに後部座席に座っていた友人は目的地に着くまで寝ていたから俺達の話を理解していない
バイクの友人はいつの間にか追い越されたと思っているだけだが、
俺達に取っては友人がバイクと共に消えたのを目撃した上に、いつの間にか追い越していたという話だった

とまぁ、ここまでなら少し不思議な話で終わったんだが、
一週間ぐらい経った後、そのバイクに乗っていた友人が死んだ
バイクで衝突事故を起こして死んだ
死んだのと怪奇現象が関係しているのかどうかは分からないし、ぶっちゃけあんま怖い話じゃないが、今でも助手席の友人とあれはなんだったんだろうなと、
いくら考えても答えは分からないのにぼけたように繰り返すときがある


[ 2014/09/15 14:44 ] 不思議な話 | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

仕事で先輩に同行して、とある資産家のお宅に伺うことになった
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[ 2014/09/14 14:50 ] 怖い話 | CM(1)
ほんのりと怖い話スレ その104
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1408633735/


370 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/13(土) 18:49:14.41 ID:wwTVsVm30.net
つまんねーかもだけど投下

俺自身は、霊感なんてないと思ってるんだが、妙にカンが良いとは言われる (そのかわり、じゃんけんは激弱だ)
次男で独身だったもんで、仕事でもよく2,3年地方に派遣されたり
手薄になったセクションのサポをやらされたり、当時いわゆる便利屋になってたそんなときの話

ある日、とある資産家の遺産運用の件で、新規担当になった先輩に同行してそのお宅に伺うことになった
「お前気に入られて資産家の娘Getとかなw」とか、軽口をたたかれながらその家に到着

たしかに資料によると、若い孫娘が2人同居していることになっていたし、ちょっとは期待したものだが
実際は挨拶とかそんなことあるはずもなく、相続人代表のババアと、会話の内容から経理(?)
と思われる苗字の違う中年男性相手に話を進めることになった


371 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/13(土) 18:50:46.62 ID:wwTVsVm30.net
まあ、その家は番地のブロック半分以上占めた敷地の「お屋敷」って感じ
木造なんだけど若干洋風テイストまじりの、かなり以前に成功した家系だなと想像させられるもので
俺も当初は、ちょっと雰囲気暗いなぁ という感想くらいしか抱かなかった

商談についてはスムースに進み、先方もかなり気を許した感じの話し方になってきたところで
先輩が、「まあ、お孫さんもいいお年頃ですし。なかなかに心配ですよねw」的な話題を振ったら
その場の空気が急変

経理が、目で『その話題振っちゃダメ!』と全力で止めてきた

慌てて俺が、修繕が必要な場所等の確認をさせていだだくような話にズラし、当面の出費見積もり
とかをまとめることになった


372 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/13(土) 18:52:17.72 ID:wwTVsVm30.net
で、その家変なんだよ

二十歳前後の女性が2人住んでる家にしては、華やかなものやファンシーなものが無くって
強いて言えば古いグランドピアノがあるくらい
1階見て回る途中で、寝室は2階だなとは分かったけど、何とも生活感が無い 趣味の品物とか全く無い

その家全体が、「○○記念館の、誰それの執務室だった部屋」―――みたいな気配なんだ

先輩も地雷踏んだの気が付いて、神妙にしてるし
俺もとりあえず1階ひと回り終わって、2階のほうを意識した瞬間、「これヤバイわ」って気が付いた




誰かいる


373 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/13(土) 18:53:58.21 ID:wwTVsVm30.net
俺、ビビリなんで、経理に振り返った顔は多分泣きそうだったんだろう
ババアとこそこそ話し合った結果、その家の秘密を話してくれることになった

そこの家系は、一代で財を成した成り上がりだったそうで、その創業者が
財産を分散することを恐れたのか、超近親婚やっちゃって、女系は16~18になったところで
半数以上が精神に異常をきたしちゃって早死にする
でも周囲の評判を気にして、入院はさせられない

2階の部屋は、昔から隔離病棟だったんだ
そして孫娘が挨拶に出てこなかったのも、現在、その部屋に居るからなんだ


仕事なんで、2階も廊下までは見たさ

部屋のドアは廊下側から南京錠かかってるし、中からこっち伺ってる気配は感じるし
窓の木枠には、液体が飛び散ったような黒いシミとか残ってるし(古い血痕だろ、アレ) もう吐きそう


374 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/13(土) 18:57:26.36 ID:wwTVsVm30.net
担当は俺じゃないし、地区も変わって二度とその家には行ってないんだけど
当時相続資料漁ったら、話以上の家系だったんで補足しておく

一代で成り上がったわけじゃなく、それなりに農地持ってた庄屋の血筋
創業者とされた人には婚姻履歴が無く、その子らの戸籍の母欄は、創業者実母の15歳年下の妹の名前
つまり叔母
今でいう「事実婚」って奴

しかし、これも怪しい
その叔母の生まれた年だと、祖母は40超えてる計算になるんだ
現代ならあり得るけど、昔の人がそこまでやったなんてにわかに信じがたい

さらにその後の男系は8割離婚歴あり、これは明らかに異常(先輩の話では急にキレる傾向があったらしい)
女系も30手前でほとんど死んでるし、嫁に出たのも一人出戻ってる


375 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/13(土) 19:00:04.10 ID:wwTVsVm30.net
俺が思うに、創業者の祖父かその親族が、娘を孕ませたんじゃないか?
で、生まれたその女児は妹ってことで処理し、その後娘には婿養子をあてがって創業者が生まれてる
キズ物だもん、普通嫁には出せないよな

でも誤算が生じる
姉弟のように育った、おそらく母が同じ2人が、事実婚で子供を成した
サラブレッドでもそんなインブリードやんねえよ (上司には横溝正史かよwとか笑われたけど)

だとすれば、一族の高確率の狂いっぷりにも納得がいく
創業者の母は、一体どんな気持ちで一生を終えたのだろう?

今でもふとした時にあの廊下を思い出す


[ 2014/09/14 14:50 ] 怖い話 | CM(1) このエントリーをはてなブックマークに追加
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