「愛は勝つ」KANさん死去、61歳 今年3月にメッケル憩室がん公表で闘病も…SNSは7日に最後の投稿@2023/11/17より
 「愛は勝つ」が大ヒットした歌手のKAN(かん、本名木村和=きむら・かん)さんが死去したことが17日、分かった。61歳。福岡市出身。葬儀はすでに親族とごく近しい人たちで済ませている。死因は明らかにされていないが、今年3月に日本では数十例ほどしか症例がない「メッケル憩室がん」を公表し、闘病していた。


おっさん世代の青春時代を彩ったアーティストの死は寂しいものです。「愛は勝つ」等で知られるKANがなくなられました。ご冥福をお祈りいたします。

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KANと言うと大ヒットした「愛は勝つ」を思い浮かべる人が多いと思いますが個人的に真っ先に思い出したのは上の小林信吾の「the Borderland」と言うアルバムでの「ALONE AGAIN」のカバー、このアルバムでは佐藤竹善、中西圭三、杉山清貴、角松敏生、坪倉惟子と言った看板である小林信吾氏とかかわりのある一流のミュージシャンが様々なナンバーをカバーしているのですが、故にその比較からKANらしさが浮かび上がった良いカバーでした。


こんな曲も

「雨が降っても道を選べば傘を差さずに歩ける、傷つかないで生きてくために時々自分をだます」上の「東京ライフ」からの引用ですがこういった「普通の人の普通の生活」に根差した世界観が私が感じたKANと言うアーティストのらしさで魅力です。言い換えれば日常に根差したポップシンガーと言う言葉が似あうシンガーでした。


めずらしい人生、確かにその言葉の似あうアーティストだったのかもしれません。
KANさん死去 10月まで番組出演の北海道ラジオ局が追悼「まぎれもない、超一流のエンターテイナー」@スポニチアネックス2023/11/17より
 KANさんは同局で、1988年から35年にわたり、番組パーソナリティーを務めていた。「ユーモアたっぷりに話すKANさんのお声は、リスナーの皆さんの心の中に残り続け、KANさんが残した数多くの名曲たちは、これからも日本中、世界中で生き続けます」とつづった。


そしてそんなポップシンガーとして30年以上も音楽活動やラジオ番組を続け、ファンや関係者に最期を惜しまれている様子を見ると感嘆しかありません。「愛は勝つ」と言う大ヒット曲があったとは言え昭和の終わりから平成を経て令和の時代まで30年以上長くしぶとく活躍し愛され続けたのはすごい事であり、楽曲の言葉を借りればめずらしい人生、素晴らしい人生を過ごしたんだなと思わざるを得ません。願わくはこの世知辛い令和の世の中にもそんな普通の人達のそばを歩み、めずらしい、素晴らしい人生を過ごすポップシンガーがいてくれることを祈って今日は筆をおきたいと思います。