ランディも、隣に変な男が座って、チラチラ自分の方を見ているのに気づいたようだ。しばらくしたあと、低い声で、
「このホテルに泊まっているの?」
何と!彼の方から僕に話しかけてきてくれた!!
「…ん~、イエス…」とか何とか答えた、ように思う。(実は、最初に何と言われたのか、あまりよく覚えていない。というか、思い出せない。気が動転していたのか?)
「そーですか。」
また食事に戻るランディ。
そこでこちらも我に返った。
このスーパーチャンスを何とする!必死に英語を絞り出そうとした。
「あ…I'm a tourist. I hope your great pitching for tonight's game...」
とか何とか言ったように思う。
ランディがこちらを向き、顔を寄せてきた。