第40回スーパーボウルのハーフタイムショーは、ローリングストーンズだった。
あまりにもおとなしすぎた印象。
期待が大きかっただけに、正直言って、ちょっとがっかり。
ちなみに、過去のハーフタイムショー一覧は、こちらのページに載っている。
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一昨年の、ジャネットジャクソンのポロリ騒動を受けて、昨年はおとなしくポール・マッカートニー。そして今年も、その流れを踏襲。
「サティスファクション」の歌詞の一部について、ボーカルマイクの音量を絞って、聞こえなくしている。
しかも、ストーンズ側も事前に了承していたとのこと。
なんだかなあ。
私が初めて見たスーパーボウルは、たぶん第22回。ワシントンがダグ・ウィリアムスを擁してデンバーに勝った試合。
このときのハーフタイムショーは、88台のグランドピアノ(白&黒)をフィールドに並べて、88人のピアニストが一斉に演奏する、というものだったと記憶している。
強烈な印象だった。
第33回のハーフタイムショーで、スティービー・ワンダーがタップダンスを踊っていたのもよく覚えている。
しかし、何といっても心に残っているのは、第36回。
U2。
2曲目が始まる前、バンドの後ろに、文字が浮かび上がり、するすると天井に昇ってゆく。
それは、9.11で亡くなった人の名前の一覧であった。
名前の単なる列挙だけなのだが、圧倒的な迫力を持っていた。
無差別大量殺人に対する、静かなる抗議。
そしてボノがはだけたジャケットの裏地に、星条旗。
悲しみを乗り越えんとするアメリカへの、控えめな連帯表明。
演奏が終わってからのNHKアナウンサーは、長い沈黙のあと、感極まったような、ややうわずった声で放送を続けた…。
このときの模様は、こちらのDVDに、特典映像として埋め込まれているので、見逃した方・録画し損ねた人にはお勧め。
リージョン1(米国仕様)のDVDなのだが、何故か普通のDVDプレーヤーで問題なく見ることができる。
米国アマゾン(www.amazon.com)で買った方が割安かな?
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