参院選投票日まであと7日。ここにきて、普段政治の話などほとんどしない人たちとの会話の中で選挙の話が出て、参院選の基本ルールや参議院の役割などが、意外に明確には理解されていないことに気が付きました。
例えば、「東京に住んでいなくても、比例代表のO候補の名前を書いて投票できるの?」の質問。
参議院議員選挙では、比例代表は「非拘束名簿式」となっていて、有権者は全国どこからでも比例代表候補の名前を書いて投票することができます。(衆議院選挙は「比例ブロック方式」)
(参照:参議院公式HP「よくある質問・選挙について」)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/goiken_gositumon/faq/a10.html
また、金融機関に働く人からは、「お客さんが『安倍首相は嫌だけど、経済を安心して野党に任せられないから、やっぱり自民かな~』と言っている」と聞かされました。
二院制の意義や衆参の役割については、「参議院公式HP」「参議院のあらまし」の中で以下のように述べられています。
【二院制】
「二院制の利点として、国民の間の多様な意見と利益をできるだけ広く反映させることができること、慎重に審議できること、一方の行き過ぎを抑制し、不十分なところを補うことができることなどが挙げられています。」
【衆議院と参議院の違い】
「予算・条約・内閣総理大臣の指名・法律案の議決に際して衆議院により強い権限が与えられています。」
http://www.sangiin.go.jp/japanese/aramashi/chii_kennou.html
つまり、今回の参院選にあたっては、松尾貴史さんが最近ツイッターでつぶやいていたように、『自民や公明にも不満はあるが、民進や共産にも不安が、などと考える皆さんも多いでしょう。
しかし今回は政権選択ではないので、万が一野党が大勝ち(しないけど)しても、国家運営を任せるわけではないので、現政権が行き過ぎないよう(既にそうなっているかもだが)バランス感覚で投票をすべきかと』というのが正解のようです。
さて、こうした大枠を押さえた上で、次はいよいよ、何を基準に投票したらよいかを考える番です。
私の場合、今度の参院選では、「改憲勢力に2/3議席を与えない」を大前提に、「市民ニーズに共感でき、政策を実現する能力がある」人物に投票したいと思っています。
また、人柄を可能な限り見極めるために、私自身は、上の基準に合った候補者の決起集会や街宣を観に行って、人となりを自分なりに観察、確認しています。
外に出かけて直接見ることが難しい場合は、NHKの「政見放送」をきちんと見るのも、良い方法だと思います。「政見放送」では、候補者の表情やしゃべり方に、その人の人柄や考え方が、意外にはっきりと出るものです。
投票日まであと7日。今からでもまだ間に合います。学び、観察し、じっくり考えて、悔いのない一票を投じたいですね!
「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
笹井明子
例えば、「東京に住んでいなくても、比例代表のO候補の名前を書いて投票できるの?」の質問。
参議院議員選挙では、比例代表は「非拘束名簿式」となっていて、有権者は全国どこからでも比例代表候補の名前を書いて投票することができます。(衆議院選挙は「比例ブロック方式」)
(参照:参議院公式HP「よくある質問・選挙について」)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/goiken_gositumon/faq/a10.html
また、金融機関に働く人からは、「お客さんが『安倍首相は嫌だけど、経済を安心して野党に任せられないから、やっぱり自民かな~』と言っている」と聞かされました。
二院制の意義や衆参の役割については、「参議院公式HP」「参議院のあらまし」の中で以下のように述べられています。
【二院制】
「二院制の利点として、国民の間の多様な意見と利益をできるだけ広く反映させることができること、慎重に審議できること、一方の行き過ぎを抑制し、不十分なところを補うことができることなどが挙げられています。」
【衆議院と参議院の違い】
「予算・条約・内閣総理大臣の指名・法律案の議決に際して衆議院により強い権限が与えられています。」
http://www.sangiin.go.jp/japanese/aramashi/chii_kennou.html
つまり、今回の参院選にあたっては、松尾貴史さんが最近ツイッターでつぶやいていたように、『自民や公明にも不満はあるが、民進や共産にも不安が、などと考える皆さんも多いでしょう。
しかし今回は政権選択ではないので、万が一野党が大勝ち(しないけど)しても、国家運営を任せるわけではないので、現政権が行き過ぎないよう(既にそうなっているかもだが)バランス感覚で投票をすべきかと』というのが正解のようです。
さて、こうした大枠を押さえた上で、次はいよいよ、何を基準に投票したらよいかを考える番です。
私の場合、今度の参院選では、「改憲勢力に2/3議席を与えない」を大前提に、「市民ニーズに共感でき、政策を実現する能力がある」人物に投票したいと思っています。
また、人柄を可能な限り見極めるために、私自身は、上の基準に合った候補者の決起集会や街宣を観に行って、人となりを自分なりに観察、確認しています。
外に出かけて直接見ることが難しい場合は、NHKの「政見放送」をきちんと見るのも、良い方法だと思います。「政見放送」では、候補者の表情やしゃべり方に、その人の人柄や考え方が、意外にはっきりと出るものです。
投票日まであと7日。今からでもまだ間に合います。学び、観察し、じっくり考えて、悔いのない一票を投じたいですね!
「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
笹井明子