「宮澤総理、あなたは国民に対して、ぬけぬけと嘘をつきましたね」
野党第一党だった日本社会党委員長の山花貞夫さんのハキハキとした声。
宮澤内閣不信任案を提出した趣旨説明の冒頭部分。今でも忘れられません。
平成5年(1993年)6月18日の嘘つき解散。
あの日から15年が経ったんですね。
とはいえ、感慨なんかありません。もう15年も経ってしまったのです!
横浜開港から明治維新までたった9年間。
ソ連崩壊から55年体制崩壊までたった3年間。
しかし、羽田内閣が倒れてから14年間、日本の時計は止まったままなんです。
嘘つき解散で、改革を目指した羽田孜さん・小沢一郎さんら「新生党35人衆」、鳩山由紀夫さんら「新党さきがけ10人衆」の多くは今でも政界の中心です。
もう覚えている人も少ないでしょうが、新生党35人衆で最年少の一年生議員が岡田克也だったのです。
青年代議士の「二大政党は、三越党と高島屋党でいいんだ」という二大政党論を私は今でも覚えているし、今でも同感です。
つまり、イデオロギー対立ではなく、バックアップ政党が重要だということ。
あれから15年。あの日の志そのままに岡田克也さんの初の著作「政権交代 この国を変える」(講談社、1500円)が発売されます。
どうかみなさん、岡田克也が嫌いでも、支持できなくても、政策が合わなくてもかまいません。もっと岡田克也のことを知って下さい。お願いします。
“鉄面皮”“笑わん殿下”と呼ばれた岡田克也がついに語り出した2008年夏。民主党の青春。
岡田克也著「政権交代 この国を変える」
ISBN-10: 406214607X
ISBN-13: 978-4062146074
版元 講談社
判型 四六判
定価 1500円
初版 2008年6月18日
【追記 2008-6-26】
読み終えましたので、「抜き書き」をまとめました。参考にしてください
6月26日付けエントリ)
岡田克也『政権交代』で「父との二人暮らし」を初めて語る
【追記おわり】
以下、岡田かつやHPから引用します。
http://www.katsuya.net/book.html
ちょうど15年前の6月18日、宮沢内閣不信任案が可決され、ほどなくして非自民党政権である細川政権が成立しました。
いわゆる55年体制以降、日本に実現した唯一の政権交代です。
しかし、それはわずか11ヵ月で自社さ連立政権に取って代わられました。
細川政権を誕生させ、野に下っても「政権交代ある政治の実現」を目指してひた走る政治家・岡田克也初の著書を、まさに6月18日に刊行します。
いま、さまざまな綻びを露呈する日本は危機的状況にあります。
年金、財政、環境問題・・・。現政権は時代の変化に対応できていません。
この国を救うには政権交代しかない。――それは、なぜか。
著者が自らの政治信念を綴った本書は、日本の未来を左右する一冊です。
【本書の内容】
第1章 政権交代で日本が変わる
第2章 この国を何とかしたい
第3章 なぜ自民党ではダメなのか
第4章 非自民政権の成立と崩壊に見たもの
第5章 新党の誕生と失敗の中で
第6章 民主党をエクセレント・パーティーに
第7章 日本に起きている地殻変動
第8章 民主党政権という“新しい政府”
終 章 自由で公正な社会を実現する
「いまの政治で本当にいいとお考えですか。もし、いまの政治であなたやご家族の生活に不安がなく、お子さんやお孫さんの時代によりよい日本になっていると信じておられるなら、政権交代は必要ありません。しかし、いまの政治に不満や不安があり、これを変えたいと思うのであれば、政権交代がどうしても必要です」
(「はじめに」より)
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