落語ブームが地方都市に本格的に広がっている。もともとの拠点である東京と大阪以外の各地で落語会が盛況。定例化やシリーズものなど、これまでになかった企画が目白押しだ。仙台駅から歩いて10分ほどの人通りの多いアーケード街に、落語会に通行人を呼び込む声が響く。毎月原則第一土曜日に開く「魅知国（みちのく）仙台寄席」だ。2010年6月にスタートして以来、東日本大震災のあった月も休まず開催し、今月で91回目

明石家さんま（６０）が、フジテレビの番組に出演し続ける理由を明かした。 ２８日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」でさんまは、過去に週刊誌に報じられたスキャンダルによってイメージが悪化し、多くの番組を降板させられる憂き目に遭ったエピソードを語った。 その週刊誌記事とは「さんま泥沼。慰謝料１千万」という内容の記事だったが、さんま曰く「女が週刊誌に売った、うその記事なんですよ」とのこと。それでもタレントのイメージが悪化したことで、それまで出演していたテレビやラジオ番組を次々に降板させられたという。 「なんでこんなウソで辞めさせられなアカンねん」と、憤慨した当時を振り返ったが、「そういう時代だったんですね」とさんま。そんな中、「ただ、東京の『ひょうきん族』のスタッフだけは表彰してくれたんです。『こんなに話題を作ってくれて』と。全局が『さんまを降ろす』って言ってたのに。だから俺はフジテレビはずっ

大阪府吹田市の千里会館で２５日、営まれた人間国宝の落語家、桂米朝さん（享年８９、１９日死去）の葬儀。約１５００人の参列者には、２０００年に芸能界を引退した上岡龍太郎氏（７３）も久々に公の場に姿をみせ、「米朝は永久欠番」など“上岡節”を炸裂させた。 「ただただお礼を…。『おまはんも、もう一門みたいなもんや』と言うてくださった。ほんと、ありがたかったですよ」 「一般人ですから」と当初、報道陣にノーコメントとした上岡氏だったが、思いがあふれた。公の場での発言は１１年の立川談志さんのお別れの会以来だが、よどみなく話す姿は昔のままだ。 「横山ノック、桂枝雀、立川談志、夢路いとし・喜味こいし、米朝師匠。ボクの憧れてた人がこれで全部亡くなりました」。共著「米朝・上岡が語る昭和上方漫才」（００年）があるなど親交が深かっただけに喪失感も大きい。「師匠のすごいとこは、月亭可朝、枝雀、ざこば、吉朝と形が違う弟子

１９日に肺炎で亡くなった人間国宝の落語家、桂米朝（かつら・べいちょう、本名・中川清＝なかがわ・きよし）さん（享年８９）の合同葬が２５日、大阪・吹田市の千里会館で営まれ、約１５００人が参列した。一門を代表して筆頭弟子の月亭可朝（７７）があいさつ。別名を名乗って一門を出た自称「ムチャぼん」は静かに逝ったとされる臨終の真相を暴露！？　あの世でやしきたかじんさん、マリリン・モンローらも待っているはずと笑わせ、明るく見送った。

１９日に肺炎のため８９歳で死去した人間国宝の落語家・桂米朝さんの長男で弟子の桂米團治（５６）、兄弟子の桂ざこば（６７）が２０日、大阪市内のホテルで会見を開き、故人をしのんだ。 米朝さんは２００９年に脳梗塞を患って以来、入退院を繰り返し、昨年の夏に夫人を亡くし、秋には肺炎のため入院した。 １１月の米朝さんの誕生日に一時帰宅するなどしたが、今年に入って危篤状態に陥った。 医師からは「ご寿命です。あちらへ行く準備をしていると思います」と長くないことを説明されていたという。米團治は「眠るように全然、苦しまずにあちらへ逝かれました」と米朝さんの最後を語った。病室には、米團治、ざこばのほか、月亭可朝ら弟子も集まり、１５人ほどでみとったという。 ざこばは「どない言うていいのか分からんけど…」と打ち明けた。続けて「徐々に、徐々に。こない上手に亡くなるとは…こんなキレイなもんかと思いました」と、こらえきれず

落語界では語り草になっている「小さんvs.談志直接対決」の模様を再現してみます。落語協会会長柳家小さん師匠（五代目）と、落語立川流家元立川談志。師弟であるこの二人が永い仲違いの末に対面をした瞬間、何があったのか。現場に居合わせた私によるルポルタージュです。1993年11月末。その年の春に入門したばかりの私は、兄（あに）弟子のワコール（現・談慶）さんと二人で師匠談志のお供をしていました。つまりカ

落語家の桂文枝さん（69）が12月7、8日にパリで襲名披露公演を開くことが決まった。文枝さんは29日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見し、「パリに行くことを楽しみにしています。メルシーボク（ありがとう）」とフランス語

笑福亭仁鶴「光陰矢のごとし」芸能生活５０周年

志ん生直弟子、手話落語普及…古今亭円菊さん死去

手話落語などで知られる落語家古今亭円菊（ここんてい・えんぎく）さん（本名・藤原淑＝ふじわら・しゅく）が１３日午前９時、多機能不全のため都内の病院で亡くなった。８４歳。葬儀・告別式は１７日午前１０時半から東京都荒川区町屋１の２３の４、町屋斎場で。喪主は長男の落語家古今亭菊生（ここんてい・きくしょう、本名・藤原浩司＝ふじわら・こうじ）さん。 ５３年に５代目古今亭志ん生に弟子入りし、晩年の志ん生を背負って寄席に通うなどした。６６年に真打ち昇進し、志ん生直伝の「火焔（かえん）太鼓」などがおはこだった。語尾でうなる「円菊節」が人気で、聴覚障害者のための手話落語を創案。著書に「背中の志ん生」がある。０８年に脳梗塞になり、療養していた。

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